陰陽師深淵暗影·鬼域篇活動劇情(中日雙語整理)
深淵①
深淵
……鬼域の奧、底の見えない深淵の近く
——鬼域深處,萬丈深淵附近
【鬼王酒呑童子】
「ここは?峰が鋭い刃の如く険しく聳え立ち、斷崖絶壁に囲まれている。天空と大地が人間界のように果てしなく広がり、底見えぬ深淵で妖火が燃え上がる。無數(shù)の鬼がこの地で晝も夜も殺し合い、まさに終わりのない殺戮が延々と繰り返されている。弱肉強食以外、なんの戒律も存在しない鬼族の領土、鬼域。
這里是?山峰如劍刃般險惡,咫尺就是懸崖峭壁。天空與大地如同人世般廣闊無垠,熊熊妖火燃燒于深不見底的深淵。萬鬼在這片土地上日夜廝殺,相互吞噬,征伐永無止盡。除了弱肉強食,便沒有任何戒律的鬼族之疆——鬼域。
數(shù)百年の時を経て、俺様は遂にここに戻ってきた。やはり俺様の予想通り、三途の川底の陰と陽が交差するこの場所で、天人が張った結(jié)界を突破出來る。しかし、茨木童子の野郎はまたどこに行ったんだ?
歷經(jīng)數(shù)百年時光,本大爺終于又回到了這里啊。果然不出本大爺所料,從冥河底部這陰陽交匯的地方,便可突破天人所設的結(jié)界。只是,茨木童子那家伙又去了哪里?
いや、待て。天人の結(jié)界によって遮斷された入口に、こんな底の見えない深淵が広がっていたとは。數(shù)百年前、俺様は一度鬼域の奧地に訪れたことがある。山岳神ともそこで知り合った。そして俺様が最後に辿り著いたのが、この深淵だった。
等等。這天人結(jié)界所隔絕的入口處,竟是這道萬丈深淵。數(shù)百年前,本大爺也來過一次鬼域深處,還結(jié)實了山岳神那家伙。而我最后所抵達的地方,便是這深淵了。
底の見えない深淵の溝はまるで荒れた大地に刻まれた刃の痕のように、鬼域の最深部に通じる道を全て遮斷している。鬼域に伝わる言い伝えによると、この深淵は最古の鬼族が誕生した地だ。千百年前、深淵は既にここに出現(xiàn)した。鬼域より遙かに古い存在だ。
萬丈深淵的裂谷像是蒼茫大地上的一道刻痕,隔絕了前往鬼域最深處的所有道路。在鬼域的傳言中,這道深淵是最初的鬼族所誕生的地方。千百年前,深淵已出現(xiàn)在此處,它的存在比鬼域更為遠古。
深淵は無數(shù)の鬼をおびき寄せ、互いに殺し合わせる。同時に、更に強大な鬼族を生み出す。ある意味、底の見えない深淵の存在によって、今の鬼域が形成されたのかも知れない。
深淵吸引著萬鬼,驅(qū)使他們前去爭奪廝殺,與此同時,也不斷進化出更強大的鬼族。換一種說法,或許正是因萬丈深淵的存在,才形成了鬼域。
入口付近の風から、極めて高い霊力を感じる。膨大な霊力がこの深淵の內(nèi)部に流れ込んでいる……やはり、都と大江山の地脈に流れる霊力は全てここに送り込まれていたのか。果たしてこれは、未知なる鬼族の企みか?或いは天人の陰謀か?妖気を潛めて、この一帯を調(diào)べるとしよう。
入口附近,我感到風中靈力的濃度極高。數(shù)以千計的靈力正在流向這深淵內(nèi)部……果然,京都、大江山地脈的靈力都送往了這里。這究竟是某種未知的鬼族,亦或是天人的陰謀?待本大爺隱匿妖氣,調(diào)查一下這附近。
……どうして深淵の入口に強力な巨大結(jié)界が張られているんだ?結(jié)界の上空には雲(yún)の上まで聳える白い巨塔がある。
……天人?その軍隊か?何故天人の軍隊が結(jié)界の隣に陣を並べているんだ?一體何を企んでいる?
……深淵入口為何還設著巨大強力的結(jié)界?結(jié)界上方是一座高聳入云的白色巨塔。
……天人?軍隊?為何天人軍隊會駐扎在結(jié)界附近,他們究竟想做什么?
感じるぞ、深淵の奧で、何か尋常じゃねえ邪悪な力が渦巻いている。深淵から湧き上がってくるのは霊力ではなく、まるで一種の末恐ろしい未知なる鬼神の威圧のようだ。これは一體何なんだ……鬼域の鬼の先祖か?
本大爺能感覺到,在深淵下,有一股異常危險的力量在蠢蠢欲動。并非靈力,深淵中不斷發(fā)散出的,仿佛是某種可怖而未知的鬼神威壓。這到底會是什么……鬼域萬鬼的先祖嗎?
どうやら、天人の陰謀を暴き、茨木童子の鬼手の暴走を止めるには、この深淵に入り込み、真実を確かめねばならねえようだ。だが情報が不足している今、藪蛇になるような事は避けなければ。
看來,若要調(diào)查天人的陰謀,解決茨木童子失控的鬼手,得進入這深淵一探究竟。但在目前情報不足的條件下,打草驚蛇并非上策。
あれは……?一隊の天人軍が、鬼域の西方向に行軍しようと準備を整えている。どんな陰謀を企んでいるのか、この俺様が暴いてやろう?!?/p>
那是……?有一支天人軍的小隊,似乎準備往鬼域西側(cè)行軍。就讓本大爺看看,他們到底想搞什么陰謀。
そして時間が経ち……
——一段時間后
【鬼王酒呑童子】
「俺様はこの天人軍隊の後をつけ、深淵の溝を乗り越え、西へと突き進んでいる。どんどん鬼域の深部に入り込んでいく。こいつら、一體どこへ行くつもりだ?」
本大爺跟著這支天人軍隊,越過深淵的裂谷,不斷向西行進。越來越深入鬼域了。這些家伙,到底是要去哪里?
酒呑童子が顔を上げると、そこには銀白色に輝く雄大で壯観な城が山々の頂に立っていた。雲(yún)の上に浮かぶ神聖な島のように、鬼域の荒れた大地を見下ろしている。
酒吞童子抬頭,只見一座雄偉壯麗的銀白色城池立于群山之巔。
仿佛是浮于云端上的神圣島嶼,永恒地俯瞰著鬼域的蒼茫大地。
【鬼王酒呑童子】
「あの宮殿は天人の都か?まさか……分かったぞ。やはり、常識を覆す陰謀が隠されていた。天人一族は、消滅したことなどなかった。いや。それどころか、千年の時を経て今に至るまで、天人は常に鬼域に君臨していた。ただ彼らは、ある計畫の為に、結(jié)界を張り自分達の領域を隠したんだ。
那座宮殿是天人的都城?難道說……本大爺明白了??磥恚@一切的背后果然有著超乎常理的陰謀。天人一族,從來就沒有消失過。不。應該說,歷經(jīng)千年時光,時至今日,天人一直都是鬼域中巔峰。只不過,他們?yōu)榱四硞€計劃,用結(jié)界將自己的領域隱匿了起來。
我々が三途の川で突破した結(jié)界は、天人が張ったものだ。全ては霊力の流れ著く場所を隠蔽する為に。彼らが霊力を何に使うかは、まだ分からない。だが必ず、雲(yún)外鏡が予見した世界の終焉を招いてしまうだろう……そんな結(jié)末は、俺様が食い止めてやる。全ての始まり、天人の計畫、全ての秘密はあの天神のような城に隠されている。行くぞ?!?/p>
我們從冥河突破的結(jié)界,正是天人所設下的。這都是為了隱藏靈力流向的地方。雖然目前還不知道他們想用靈力做什么,但最終必將招致云外鏡所預見的末日……本大爺絕對要阻止這樣的結(jié)局。一切的最初,天人的計劃,所有的秘密都藏在那座天神般的城池中。出發(fā)吧。
深淵②
酒呑童子が一歩踏み出した瞬間、背後から黒い影が鬼魅の如く襲いかかった。
酒吞童子前行之時,一個黑影如同鬼魅般從他身后襲來。
【魔神】
「……」
【鬼王酒呑童子】
「誰だ?強い。並ならぬ力だ。この気配、鬼族でも天人でもない。くっ……こいつ、この俺様に傷をつけることができるとは。ちっ、少し厄介だ。どうやら苦戦することになりそうだ。だが、これこそ俺様が追い求めていた鬼道の極み。こいつを倒さなければ、前には進めない。さあ、かかって來い。」
誰?好強。不同于尋常鬼族的力量。這氣息,不像是鬼族,也不像天人。
咳……這家伙竟能襲擊到本大爺。嘖,有點棘手了。看來要迎接一場惡戰(zhàn)了。不過,這正是本大爺所追尋的極致鬼道。不先解決這家伙,就無法前進了。來吧。
戰(zhàn)斗結(jié)束后
【鬼王酒呑童子】
「さっきのは、鬼域の奧に潛む未知の魔物か?怪我を負っても何度でも再生し、無限に力があるようだった。奇異な奴だ。まあいい、先を急ごう?!?/p>
剛才那家伙是鬼域深處的未知魔物嗎?他受傷后竟能不斷再生,似乎有源源不斷的力量。真是詭異的家伙。算了,繼續(xù)上路吧。
無常①
無常
……鬼域の奧、底の見えない深淵の近く
——鬼域深處,萬丈深淵附近
【煉獄茨木童子】
「三途の川で天人の結(jié)界を突破した後、私は友とはぐれてしまい、鬼域の奧へと進んだ。結(jié)界に入ってから、私の鬼手が何故かより一層絶え間なく動いている。偶に意識を失い、再び起き上がると、どこに居るのかすら分からない。
從冥河突破天人結(jié)界后,我與摯友失散,一路來到鬼域深處。但不知為何,自從進入結(jié)界后,我的鬼手越發(fā)躁動。偶爾在我失去意識醒來后,都不知自己身在何處。
まるで何かの本能に呼び起こされたように……この鬼手の意志が更に強くなっているようだ。私の思い通りにならず、私を呑み込もうとするなど、思い上がりにも程がある!
仿佛是受到了某種本能的召喚……這鬼手像是擁有了自己的意識和人格。這鬼手的意識似乎更強烈了。不能為我所用,反倒想要反噬我,不過是癡心妄想!
道中、私は鬼手と戦いながら、友の妖気を追ってここまで來た。しかし、この底の見えない深淵に到達すると、友の妖気は絶たれた。まさか不慮の事態(tài)が起きて、ここで鬼族に襲われたのか?だが、付近に戦いの痕跡はない。友の実力を考えれば、よもや妖気を隠し、どこかへ行ったのでは……
一路上,我一邊與鬼手搏斗,一邊追蹤著摯友的妖氣來到了這里??墒?,到了這道萬丈深淵附近后,摯友的妖氣就失蹤了。難道是出了意外,在這里被鬼族襲擊了嗎?但這附近并沒有打斗的痕跡。以摯友的實力,莫不是隱匿妖氣去了某個地方……
この深淵は?深淵の入口に、まさか巨大な拠點の結(jié)界が張られているとは。友はかつて私に、鬼域での出來事について話してくれたことがある。ここが天人の地である可能性は極めて高い。拠點の周りでは、數(shù)多くの天人の軍隊が厳密に警備している。侵入は難しそうだ。妖気を隠して、深淵へ潛入してやろう?!?/p>
這個深淵?在深淵的入口處,竟有一個大型的據(jù)點結(jié)界。
摯友曾和我講述過他在鬼域的經(jīng)歷,這里很可能就是天人的地界了。據(jù)點周圍的天人軍隊數(shù)量不少,守備森嚴,看來沒那么容易闖入。就讓我隱匿妖氣,潛入這深淵中看看。
茨木童子は天人軍隊の目を掻い潛り、密かに深淵の入口へと向かう。しかし入口の結(jié)界へ近付くと、鬼手から異様な光が放たれた。
茨木童子避開天人軍隊的耳目,悄悄往深淵入口前行。然而在他靠近入口的結(jié)界之時,鬼手中散發(fā)出異樣的光芒。
【煉獄茨木童子】
「鬼手が、どういう事だ……?!ぐああ!!この有無を言わさぬ強大な力、私をどこかに連れて行くつもりのようだ?!?/p>
鬼手,怎么回事……?!唔?。?!這股霸道的力量,仿佛要將我強行帶去某個地方。
だが予想に反して、茨木童子の鬼手は暴走せず、逆に何としても深淵から離れようと必死にもがいた。
而這一次,茨木童子的鬼手并非失控,竟是在想方設法遠離深淵。
【煉獄茨木童子】
「まさか、この私が、本能的に恐怖を感じている……?違う、これは……鬼手の影響だ。感じるぞ、深淵の中から溢れ出す、鬼神の力……人を恐怖で震え上がらせる……?いや、この茨木童子を脅かすものなど、決してこの世に存在しない!うわああああ?。?/p>
怎么可能?我在本能地感到恐懼……?不對,這是……鬼手的影響。我感覺到了,來自深淵中的,這股鬼神的力量……令人戰(zhàn)栗……?不,這世上沒有能讓我茨木童子懼怕的東西!唔啊啊啊啊——??!
まずい!天人の軍隊に勘付かれたようだ。彼らは一人一人が特殊な能力を持っていると聞く、くれぐれも慎重に行動せねば。深淵の奧に入り調(diào)査を行いたいが、今の私では全力を出して奴らを倒すことはできない。おのれ、この憎き腕め……ゴホッ…痛い……まずい、このままでは囲まれてしまう!ぐああ!!」
不好!剛才似乎驚動了天人軍隊。據(jù)說他們每個都有著特殊的能力,得小心行事。雖然很想進入深淵調(diào)查,但現(xiàn)在我無法使出全力解決他們。這該死的手臂……咳……好痛……糟糕,快被包圍了!唔啊啊——
間一髪で、鬼手の戦意が突如高まり、膨大な力が爆発した。鬼手が山の如く膨張し、底の見えない深淵を飛び越え、茨木童子を深淵の向こう岸へと引っ張った
千鈞一發(fā)之際,鬼手突然戰(zhàn)意磅礴,爆發(fā)出強大的力量。鬼手暴漲如山峰一般,從萬丈深淵這頭跨越而出,將茨木童子一并拖至深淵對岸
【煉獄茨木童子】
「鬼手が私を深淵の向こう岸へと……!天人兵士の追手は來ていないようだ。ふう、しかし、鬼手は私をどこへ連れて行くつもりだ?ん……遠くの方に、何故……銀白色の城が?私の見間違いか?何故殺伐とした鬼域の中に、突然銀色の城が現(xiàn)れたのだ?
鬼手在控制著我往深淵對岸去……!那些天人士兵似乎沒追上來。呼、不過,它到底是想將我?guī)ツ睦??唔……遠方怎么會有……白色的城池?是我看錯了嗎?為何這荒涼的鬼域之中會突然出現(xiàn)一座銀色的城池?
友はかつて、鬼域の中は至る所が烈火と氷に覆われていると言っていた。ここに聳える壯大な城は、悪鬼の手によって造られたものだとは思えない。言うなれば、天界から降りてきた蜃気樓のようだ。酒呑童子はここへ向かったのだろうか。そんな気がしてならない。」
摯友曾說過鬼域內(nèi)無處不是烈焰與寒冰。這座城池聳立在這里,恢弘的氣勢不像是惡鬼的手筆,倒仿佛天界降下的海市蜃樓。我隱隱有一種感覺,酒吞童子他,或許正是去了那里。
無常②
【魔神】
「……」
【煉獄茨木童子】
「鬼域にいるといわれる、強力な鬼族か?この圧迫感、確かに都の鬼族とは訳が違う。これまでの敵とは比べ物にならぬほどの強敵だ。鬼手を制御出來ぬままだが、全力で戦おう。こんな相手と戦える機會は、滅多にない。だがやつは私を攻撃しようとしているが、まるで闘志を持たず、戦う意志がないようだ。
是傳言中鬼域強大的鬼族嗎?這種壓迫的感覺,確實和京都的鬼族不太一樣。是不同于以往的強敵,雖然鬼手失常,但我也要全力以赴地戰(zhàn)斗。遇到這種對手的機會不可多得。但為何他明明要攻擊我,卻似乎沒有斗志,也不想和我戰(zhàn)斗的樣子。
戰(zhàn)斗結(jié)束后
ゴホッ……こいつ、戦意は無いが、一撃一撃が致命的だ。鬼域に入って以來、全てがあやふやで謎めいている。早く手掛かりを集めねば。」
咳……這家伙雖然沒有戰(zhàn)意,出手卻是招招斃命。進入鬼域后,一切都撲朔迷離了起來。得盡快調(diào)查更多線索。
降臨①
降臨
……鬼域の奧
——鬼域深處
【源氏の陰陽師】
「頼光様、我々が鬼域內(nèi)を彷徨い始めてから、既に數(shù)か月が経っています。ですが羅針盤の示す位置と記録によると、我々は全く前に進んでおりません。このままで、本當に天人の所在地を見つけることが出來るのでしょうか?」
賴光大人,我們此行已在鬼域內(nèi)兜轉(zhuǎn)數(shù)月了。按羅盤所指示的位置和記錄,在地理上我們似乎并沒前進。這樣下去,真的能找到天人的所在地嗎?
【天剣刃心鬼切】
「源頼光、わざと遠回りをして俺達を振り回すつもりか?」
源賴光,你是在故意帶大家繞遠路?
【源氏の陰陽師】
「道中、遠くの蜃気樓を注意深く避けて、陰陽術が破られないこの空間を行ったり來たり。これが頼光様の計畫ですか……?」
一路上刻意避開了遠方的蜃樓殘影,而是在這處無法穿透陰陽術的空間來回行軍。這是賴光大人的計劃……
【源頼光】
「もうすぐだ?!?/p>
就快了。
【源氏の陰陽師】
「はい?」
什么?
【源頼光】
「何者かがここに広大な範囲の結(jié)界術を施している。地理的な位置を計算すると、天人の所在地はここからそう遠くない。しかし、この強力な結(jié)界術のせいで、入口と鬼域はそれぞれ別の空間に存在する。よって、尋常な方法では中に入ることが出來ない。正に、咫尺天涯と言える?!?/p>
有人在這里施以了范圍極龐大的結(jié)界之術。雖然以地理位置計算,天人的所在地距離此處并不算太遙遠。但因這強大的結(jié)界術,入口與鬼域并不在同一空間中,無法以尋常的方式進入。正所謂,咫尺天涯。
【源氏の陰陽師】
「では、どのような方法で突破すれば?」
那要用怎樣的方式突破?
【源頼光】
「世の陰陽両界には、陰界と陽界を繋ぐ空間の狹間が多數(shù)存在している。かつてヤマタノオロチを封印した狹間、黒夜山の陰界の門、生と死を繋ぐ三途の川……そういった場所から入るのが最も早いが、霊力が足りぬ者は、死に値する代価を払うことになるだろう?!?/p>
這個世間的陰陽兩界中實際上存在著不少連接陰界與陽界的空間縫隙。曾經(jīng)封印八岐大蛇的狹間、黑夜山的陰界之門、連接生與死的冥河……從那些地方進入雖是最快捷的,但靈力不足者,大概要付出不亞于死的代價。
【源氏の陰陽師】
「では、武士たちや鬼兵部たちは……」
那武士們和鬼兵部豈不是……
【源頼光】
「だから、我らは方違の術を以て中へ入る。結(jié)界の突破口を特定した後、數(shù)か月の間、ここを行軍道順の原點とし、結(jié)界より大きな方違の術を施した。」
所以,我們正在以方違的術法進入。確定了結(jié)界的突破口后,這數(shù)月行軍路線都在以這里為原點,實行比整個結(jié)界更大的方違之術。
【源氏の陰陽師】
「まさか、源氏の軍隊と鬼兵部も全て?」
難道所有的源氏軍隊和鬼兵部都是?
【源頼光】
「その通り。そろそろ限界が近いようだ。急急如律令……破!」
沒錯。看樣子,也差不多該到極限了。急急如律令——破!
源頼光が陰陽術を繰り出す。瞬く間に、周囲の光景は星の巡りの如く目まぐるしく変化を遂げる。三人が我に返ると、空は果てしなき漆黒に包まれ、辺りは剣の山と火の海に囲まれていた。一歩踏み外せば奈落の底に落ちそうな斷崖は、巨大な斧によって切り裂かれた溝のようだ。
源賴光使出陰陽術,剎那間周圍的場景如斗轉(zhuǎn)星移般變化。三人回過神來,只見天空被無盡的黑色籠罩,四周盡是刀山火海。咫尺的懸崖仿佛是巨斧劈下的一道裂谷。
【源氏の陰陽師】
「ここが、鬼域の深淵?!あまりにも深く、底が全く見えない。まるで底なしの穴が萬物を吸い込もうとしているようで、なんとも恐ろしい。もしや、我々は他の場所へ転送されたのでは?」
這是鬼域的深淵嗎?!仿佛有萬丈之深,看不到邊界盡頭。像無底洞一般要把萬物都吸進去,真是毛骨悚然啊。難道我們是被傳送到了另一個地方?
【源頼光】
「違うな。これは結(jié)界の下にある入口の真の姿だ?!?/p>
不,這是結(jié)界下入口的真實樣子罷了。
【天剣刃心鬼切】
「待て、他の連中や鬼兵部はここに入れなかったのか?」
等一下,其他人和鬼兵部都沒能進來嗎?
【源頼光】
「陰陽術が一度に転送出來る人數(shù)には限りがある、彼らが來るまで少し時間が必要だ?!?/p>
法術一次所承載的人數(shù)有限,他們過來還要花一段時間。
【天剣刃心鬼切】
「ならば待っている間、先に天人の情報を調(diào)べるぞ。風の中の霊力は、確かにこの底が見えぬ深淵へと流れ込んでいる。俺が下に通じる道を探そう、先に辺りを調(diào)べる。」
那就先趁這時間,調(diào)查清楚天人的情報。風中的靈力流向,確實是進入了這萬丈深淵里。我去找一條下去的路,先查探一番吧。
【源頼光】
「待て。全ての真相は、この深淵に隠されていると考えてもいいだろう。だがそれよりも著目すべきは、深淵の上空に聳える白い巨塔だ?!?/p>
慢著。雖然真相似乎都藏在這深淵中。但更值得注意的是,深淵上的那座白色高塔。
【天剣刃心鬼切】
「あれは?」
那是?
【源頼光】
「天人の重要な拠點の一つだろう。一見、霊力は深淵に流れ込んでいるように見えるが、実はこの塔を伝って、天空の外の異界へと送られている?!?/p>
應該是天人的重要據(jù)點之一。靈力的去向看似是深淵,但實際上通過這座高塔,被輸送到了天空之外的異界。
【天剣刃心鬼切】
「道理で鬼域の上空に、何かがゆっくりと迫り來るような、名狀し難い圧迫感を感じる訳か?!?/p>
難怪我總覺得,鬼域上空有種難以言說的壓抑,就像是有什么東西在逐漸接近……
【源頼光】
「鬼域の上空から、やがて何かが降ってくる。そしてそれは深淵を、鬼域を、鬼族を、人類を、全てを呑み込むだろう?!?/p>
鬼域上空確實有東西將降臨。而且,它要將這深淵,鬼域,鬼族,人類,一切都吞噬殆盡!
【天剣刃心鬼切】
「!」
【源頼光】
「これこそが天人の目的だ。無論、天人の王だけではなく、ヤマタノオロチも加擔している。急がねば、雲(yún)外鏡が予見した終焉の光景がじきに現(xiàn)実となってしまう?!?/p>
這正是天人一族的目的。當然,除了那位天人之王,其中也有八岐大蛇的推動。若我們不盡快,云外鏡所呈現(xiàn)的末日之景就會發(fā)生了。
【源氏の陰陽師】
「頼光様、すぐに深淵を徹底的に調(diào)査しましょう。」
賴光大人,我們立刻清查這深淵吧。
【源頼光】
「しかし、この深淵の中には、邪悪な力が封印されている。この圧迫した気配、まるでとある太古の鬼神のようだ?!?/p>
不過,這深淵中,也封印著一個蠢蠢欲動的邪惡力量,這壓迫的氣息像是某種上古鬼神。
【天剣刃心鬼切】
「深淵の中の気配に、何故か懐かしさを覚える……圧迫感や恐怖というより、ここは墓地に似ていて、どこか悲しげな雰囲気が漂っている気がする?!?/p>
深淵中的氣息,讓我有種熟悉感……比起壓迫感和恐懼,我覺得這里更像是墓地。有一種悲傷的氣氛。
【源頼光】
「隨分人とは違う見解を持っているようだな。だが、ここは監(jiān)獄と呼ぶ方がより相応しいだろう?!?/p>
你的見解倒是與眾不同,但這里更該被稱之為監(jiān)獄吧。
【天剣刃心鬼切】
「監(jiān)獄?」
監(jiān)獄?
【源頼光】
「ああ。ここは天人の地の中樞ではない。西の空を見ろ?!?/p>
沒錯,這里并非天人地界的中樞??催h處西方的天際。
【源氏の陰陽師】
「あれは?!」
那是?!
奧深い暗夜の中に、銀白色の城が遠方で煌めき、鬼域の中で異彩を放つ。
幽深的黑夜中,一座銀白色的城池在遠方閃耀著,與鬼域格格不入。
【源頼光】
「私の推測が正しければ、天人の真の中樞はこの都だろう?!?/p>
如果沒認錯,天人真正的中樞,便是那座都城了。
【源氏の陰陽師】
「なんとも信じ難い。鬼域の中に、こんな神の住処のような建物があるなんて?;靡櫎纫嗓盲皮筏蓼い蓼埂!?/p>
難以置信,鬼域中竟有像神明居住的地方,這真的不是幻覺嗎?
【源頼光】
「深淵は全ての終りだが、最古の秘密は必ずこの都に隠されている。深淵の中の鬼神が我らの敵か友かは定かではないが、先ずは都に入り情報を集めるとしよう?!?/p>
雖然深淵會是一切的終點,但最初的秘密定在那座城池中。至于這深淵中的鬼神是敵是友,不妨先去那城中收集一些情報。
【天剣刃心鬼切】
「源頼光、これは罠だと思わないか?」
源賴光,你不覺得這是個陷阱?
【源頼光】
「罠だとしても、確かめる必要がある?!?/p>
即使是陷阱,也有前往一探究竟的必要。
【天剣刃心鬼切】
「あそこに到達するまで、まだ道のりは長い。俺達があそこに向かうなら、他の軍隊や鬼兵部はどうする?」
到那里看起來還有一段遙遠的路途,我們過去的話,其他軍隊和鬼兵部怎么辦?
【源氏の陰陽師】
「鬼切様、私がここに殘ります。」
鬼切大人,我留在此處接應吧。
【源頼光】
「いいだろう。源氏軍と鬼兵部が全て入境した後、深淵を越えて待ち伏せするよう兵士達に命じよう。鬼兵部には、全員で深淵の中へ攻め込むよう命じる?!?/p>
不錯,待源氏軍和鬼兵部全軍入境,讓士兵們先越過深淵,找個地方埋伏好。至于鬼兵部,讓它們?nèi)窟M攻深淵。
【源氏の陰陽師】
「そんな!」
什么!
【天剣刃心鬼切】
「待て、それでは鬼兵部が天人の軍隊に見つかってしまう。」
等等,這樣鬼兵部會被天人軍隊發(fā)現(xiàn)。
【源頼光】
「鬼兵部なら見つかっても構(gòu)わない。むしろ、そのつもりだ?!?/p>
若是鬼兵部,被發(fā)現(xiàn)也無所謂。不如說,我正有此意。
【天剣刃心鬼切】
「一體何を考えている?」
你到底在想什么?
降臨②
【魔神】
「……」
【天剣刃心鬼切】
「ゴホッ、ゴホ……鬼域の鬼族はどいつもこれ程強い実力を持っているのか?」
咳、咳……鬼域的鬼族實力都是這般強悍嗎?
【源頼光】
「こいつの気配には、無數(shù)の砕けた意識、記憶や精神が混ざっている。」
這家伙的氣息中參雜著無數(shù)破碎的意識、記憶和精神。
【天剣刃心鬼切】
「突出した技はないが、力量だけでもこれ程に凄まじい。攻撃されても、一瞬で回復し、再生する。まるで弱點が見當たらない……」
雖然沒有特別的招數(shù),但僅僅是力量就如此駭人。即使被攻擊到,也會馬上恢復并再生。像是沒有弱點一般……
【源頼光】
「ん?こいつは?なるほど。鬼切、知恵を使って戦うぞ。単なる力比べではこいつに勝てない。心して戦いに取り掛かろう?!?/p>
嗯?他是?原來如此。鬼切,我們得智取,和這家伙硬耗沒有優(yōu)勢。嚴陣以待這一戰(zhàn)吧。
戰(zhàn)斗結(jié)束后
【天剣刃心鬼切】
「ふう……ついに……」
呼……終于……
【源頼光】
「今後もこの強さの敵がうじゃうじゃ湧いてくるだろう。殘された時間は少ない。行くぞ、鬼切?!?/p>
之后應該會遇到更多這樣的勁敵。留給我們的時間不多了。出發(fā)吧,鬼切。
そして時間が経ち……
——一段時間后
【迦樓羅】
「ふふふ、良いぞ。都から來た陰陽師と鬼族どもは、皆善見城へと向かった。やはり、全ては天魔様の予想通り。先日、既に數(shù)名の魔神を送り込み、やつらの実力を試している。直ぐ天魔様にご報告しよう。我らの計畫を始める時が來た?!?/p>
呵呵呵,不錯。這些來自京都的陰陽師和鬼族,最終都去往了善見城。果然,一切都如天魔大人所預料的。前幾日已經(jīng)派了些魔神考驗了他們的實力。就讓我盡快稟報給天魔大人。是時候開啟我們的計劃了。
天魔
……鬼域、底の見えない深淵の最深部。
——鬼域,萬丈深淵最底部
血の海の中、一つの巨大な黒影が、數(shù)百の魔神の死骸が積み上がってできた王座に座っている。魔神たちが両端で平伏し、黒影の対面にはヤマタノオロチの姿がある。
血海之中,一個高大的黑影坐于數(shù)百魔神尸骸堆積成的王座之上。魔神眾臣服于兩側(cè),而站在黑影對面的正是八岐大蛇。
【オロチ】八岐大蛇
「天人の王との約束に従い、既に霊力を深淵へ送り込んだ。長きにわたる取引も、遂に完了する?!?/p>
依據(jù)和那位天人之王的約定,我已將靈力送至深淵。這歷經(jīng)漫長時光的交易也快要完成了。
【???】
「ほう、お前という邪神は、いとも容易く彼を裏切るのだな。」
哦,你這邪神,就這么出賣了他。
【オロチ】
「お前と出會ったことも、予想外の出來事だった。ならば、私がわざわざ用意した手土産ということにしよう。気に召さないか?」
會遇到你也是意料之外的變數(shù)呢。那就當作是我特地準備的見面禮吧。你不喜歡嗎?
【???】
「皆、ヤマタノオロチは偽裝が得意と言うが。上であいつと結(jié)託したと思えば、直ぐに地獄へ降りて來るとは。少しは工夫したらどうだ、全くもって誠意を感じれない?!?/p>
都說八岐大蛇善偽裝。你前腳在上面勾結(jié)那家伙,后腳就下地獄來找我。都不裝個樣子,簡直毫無誠意。
【オロチ】
「手厳しいな、私のような誠実な神に対して、これほど橫暴な態(tài)度を取るなんて。しかし、高天原のとある故人を想起させる。」
真是不溫柔啊,對我這守信之神還這般暴虐。倒是讓我想起了高天原的一位故人。
死骸の上に座る黒影が、高らかに笑い出した。黒影の背後から觸手が飛び出し、ヤマタノオロチの足元を通って、傍にいる魔神の付近まで伸びていく。觸手は刃の如く魔神の口の中に入り込み、腹部を掻き混ぜた末、一瞬にして魔神の腹を切り裂いた。
坐在尸骸上的黑影大笑起來。黑影身后的觸手瞬間劃過八岐大蛇腳下,繼續(xù)前伸,游移到邊上的魔神附近。觸手如利劍般插入魔神口中,不斷在其腹部攪動,魔神瞬間被開膛破肚。
【魔神】
「あ、ああ……天魔様……お許し……くださいませ……どうか……!」
啊、啊……天魔大人……饒了……我吧……求您……
魔神は狂ったように泣き叫んだが、觸手に顎を貫かれ、やがて聲が出せなくなり、目玉だけが回っていた。黒影が死骸の頂から飛び降り、血の海を歩き、魔神の半分だけ殘った胴體を摑んだ。
魔神崩潰地呻吟著,因被觸手貫穿了下巴,逐漸無法發(fā)聲,只有眼球還能轉(zhuǎn)動。黑影從尸骸高處躍下,在血海中一步步走來,將只剩下半截身軀的魔神一把提起。
【???】
「好きなだけ泣き喚き、絶望を味わうがいい?!?/p>
盡管哀嚎,盡管絕望吧。
【魔神】
「うう……!あああ……あ……あ……」
嗚——!啊啊啊……啊……啊……
轟く爆発音と共に、漆黒の炎が魔神を灰すら殘さず喰い盡くした。
隨著爆炸的巨響,漆黑的火焰將魔神蠶食殆盡,不留一絲灰塵。
【???】
「暗闇こそが、お前の帰るべき場所だ。」
黑暗,就是最好的歸宿。
【オロチ】
「素晴らしいと稱嘆したいところだが。隨分と荒々しく出迎えてくれたものだ。これがお前の客のもてなし方か?」
雖然很想夸贊一句精彩。不過,這么粗暴地對待我,這就是你的待客之道嗎?
【???】
「邪神よ、俺の前で貧弱なふりをするのはよせ。もっと良い聲で喚けば、俺の機嫌を取れるかも知れないぞ。俺はただ、道を阻む者を皆殺しにするのみだ?!?/p>
邪神,在我面前可不必扮柔弱。若你能發(fā)出更動聽的哀鳴,或許還能取悅到我。而我,只是誰擋路就殺誰罷了。
【オロチ】
「ふふふふ、狂暴さにおいて、お前はあの人に勝るとも劣らないな。この世には、お前達のように、全てを捨てることが出來るやつらがいる。果てしない暗闇の中で因果の輪廻を経て誕生した……この世で最も殘忍な罪悪を、今度こそ私は見屆けることが出來るのか?」
呵呵呵呵,論起瘋病的程度,你比他倒是有過之無不及。這世上就是有著像你們這樣,能夠把一切都舍棄掉的家伙。那么,這一次我能看到在無盡的黑暗中,歷經(jīng)因果輪回所誕生的——世間最殘暴的罪孽嗎?
【迦樓羅】
「天魔様、ご報告があります。この方は……!」
天魔大人,屬下有要事稟報。這位是……!
【???】
「気にしなくていい、何だ?!?/p>
不必介意,說吧。
【迦樓羅】
「はっ。天魔様の予想通り、都から來た數(shù)名の陰陽師及び鬼王は、天人一族の情報を調(diào)査しております。やつらは霊力の流れを辿って深淵にやって來て、揃いも揃って善見城の方向へと向かいました。先日、數(shù)名の魔神を送り込み、既にやつらの実力を試しております?!?/p>
是。如您所料,那幾名來自京都的陰陽師及鬼王,正在調(diào)查天人一族的情報。他們是順著靈力的流向來到深淵,最終都往善見城的方向去了。此前,我已經(jīng)派出一些魔神,試探了他們的實力。
【???】
「うむ。やつらが異族を招き寄せたのなら、それに乗じて、再會の手土産でもくれてやろう。時は満ちた?!?/p>
不錯。正是那家伙惹來的異族,倒不如順水推舟,送他一個再會之禮。是時候了。
【オロチ】
「千百年の間眠っていた伝説が、運命と共に巡る光と影が、再び交わるのか?実に楽しみだ。しかし、お前のことは天魔と呼ぶより、こう呼んだ方が相応しいだろう……阿修羅?!?/p>
本應沉寂了千百年的傳說,隨著命運而流轉(zhuǎn)的光影又將再次交匯了嗎?真是令人心潮澎湃。不夠,比起所謂的天魔,或許我應該叫你——阿修羅。
【阿修羅】
「邪神、とくと見るがいい。この深淵で鳴り響く無數(shù)の悲鳴は、無垢な天國が幕を閉じる前の最後の殘響となるだろう?!?/p>
邪神,你就好好看著吧。這深淵中無窮無盡的哀嚎,將是那無垢天國落幕前的最終殘響。