07あなたの愛が正しいわ~
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07 心の鍵【デイヴィス視點】
「そんな、僕たちが愛し合っていないだなんて、いくらなんでも……」
「あら、あなたの愛には限度があるんでしょう? 私の愛はうっとうしいからいらないって言っていたじゃない」
それはたしかに僕が夜會で言ったことだ。
「でも、あのときは、酔っていて……」
「酔いがさめたあとでも、あなたは謝罪にこなかったわ。だから、あの言葉が真実だと私は気がつけたの。もう気にしないで、私も気にしていないから」
本當に気にしていないようで、ローザは眠そうにあくびをかみ殺した?!涸绀长卧挙筏蚪Kわらせたい』そんな空気を感じる。
「僕は君を愛しているよ! 君だってちゃんとわかっているだろう?」
眠気のせいなのか、ローザは幼い子どものように首をかしげた。
「そうなの? でも、あなたは、寢室を共にすると決めた日も來なかったわ。あのときの私は朝まであなたが來るのを一睡もしないで待っていたのよね……。これがあなたの愛情表現(xiàn)だというなら、あなたの愛と私の愛は違うみたい」
そう言うローザの翡翠のような瞳には、僕を責める色は一切なかった。ただ、事実を淡々と述べている、そういった雰囲気だ。
僕は、ようやく僕自身の過ちに気がついた。
「……僕は……。今まで君に、なんてひどい態(tài)度をとっていたんだ……」
ローザが僕を愛してくれることを當然だと思い傲慢(ごうまん)な態(tài)度で彼女を傷つけてきた。
「ローザ……すまない。これからは、君を大切にするから……」
「いいのよ。デイヴィス」
女神のように慈悲深い顔で、ローザは微笑んでくれている。
ああ、ローザ。優(yōu)しい君ならきっと僕を許してくれると思っていたんだ。僕たちは、ここからやり直そう。
僕がローザにふれようと腕をのばすと、ローザは笑みを浮かべたまま後ろに下がり僕から距離をとった。
「いいのよ、気にしないでデイヴィス。だって、私、もうあなたに大切にしてもらいたいと思っていないの。今までのことを謝るのは私のほう。あなたの愛が正しいわ」
小さくあくびをしたローザは「おやすみなさい」と満面の笑みで扉を閉めた。すぐにガチャリと鍵がかかる音がする。
それは、ローザの心にかけられた鍵だった。
ローザの心から締め出された僕が、今さら何を言おうが、彼女にとってもうなんの意味ももたないのだと、僕はようやく気がついた。

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