wac與《音楽》:聽著已經經過10年的音楽說點什么吧

2022年2月15日,wac唯一的一張專輯《音楽》迎來了發(fā)售十周年的日子。
最近沉迷改名的他理所當然地將名字改成了“音楽”,簡介則改成了“たまに音楽になっています”(大概是“有時是音樂”的意思吧)。

之后他說了這樣的一段話:
その昔、「音楽」なる自分が作曲した曲だけが入ってるという世にも珍しいCDが世に出たことがあったのですが
その発売から今日でまるっと10年経ったという耳より情報をいただきました
うっそでしょ精々いっても7?8年てとこでしょ、と思って調べたらほんとに2012年の2月15日発売で、とりあえず気絶した
てことはどるみるさんのプチマーチも10年かー
こっわ
10周年みたいな區(qū)切りを意識できることもうないだろうし當たり障りない範囲でなんかしたいなー
家著いたら久しぶりに聴きながら當時のひどすぎたセルフライナーの補足ていうか思い出話でもしよかな
とりあえず家著いてご飯食べて落ち著いて11時くらいになったら音源聴きながらリアタイで曲ごとのついーとでもしてみますわ
聴ける方はあわせて聴いてみたりついーとでもしていだけると感慨深いかもです
那天晚上快11點的時候,wac如約開了個tag #10年経った音楽聴いてなんか言う ,然后用著這個tag,絮絮叨叨地如嘮家常般將這張專輯里每一首歌的故事都寫了下來。而且因為太晚,B盤的三首曲子他第二天晚上才講完。
由于我并不懂日語所以無法翻譯。非常抱歉。
以下是整理。


やんぞー
あと昔のライナーノーツ手元になかったしプリモくらいしか書いたこと覚えてないから重複するかもしんないけど気にしないで
はじめます?さあ音楽を!

A盤
A1? I
スタジオから催促來てるなか白目で一発弾きした曲だったけど、クオンタイズかける余裕すらないのとか、最後やや走ってるの少しでも早く終わらせようと気が急いてるの見えてたりとか、今聞くと俺の一番長い日的なドラマが垣間見えるドキュメンタリーだと思うちょ、終わった。みじか!
短すぎる
この曲かけながら語るの無理だな。一回停止させてえーとライナー書いた時にはまじでなんもできてなくてなんかパクチーみたいなの作るわ的なこと書いたよねたしか
今振り返れば、言うほどパクチーって言えるほどの良くも悪くも存在感あるようなもんでもなし、たぶん當時パクチー流行りたてでとりあえず言っときたかっただけだと思う
のちゲームサイズで入りますけども、普通はアルバムでフルサイズだったのを短くしてゲームサイズにするのに、短かったのを長くしてゲームサイズになるのってわりと異常だと思う
結果的にノスタの最初の解禁曲として物語のどあたまに使われたり、事務員さんに生で弾いてもらえたり、生まれた過程からは想像つかんくらい過ぎたいい扱いになったなーと
つーか「最初」と「自分」をかけたのって我ながらわりとうまいことできてた曲名と思うんすよって感じですすめていんだろうか
たぶん曲中に書くことおさまらんから都度とめるなこれ

A2 Little Rock Overture
とりあえずリアタイ再生しつつ書いてはみる
出だしの弦やばい
こないだビーマニシンフォでも言ったけど生オケってずっと憧れで
弦と木管(gaQdanさん)とペット(小野さん!)の合わさった音聴いてわけわからんくらい感動したし
スタジオ行ったら佐野康夫さんいたのも當然知ってるのにわけわからんくて感動した
ていうか多分デモも一回くらいしか聴いてないだろうに佐野さんフィルとか思ってることまんま思ってたとおり再現(xiàn)してくれて感動すると言うか震えたよね
プロの皆さんすごすぎる
間奏のコーラスは最初自分だけで多重録音してビーチボーイズごっこしてたんだけどあまりにひどいのでSanaさん招集して結果的に最高でした。
本人覚えてないかもだけど「よくこの御時世でこんな希望に満ちた曲作れるね!」みたいに褒めて?頂いたの覚えてる
とにかく自分はオーボエという楽器が好きで
ロングはより一層オーボエ愛が出てると思うので
そこ聴いてください
森野くんのギターソロもリクベスから変えてくれてて
実は最初しっくりこなかったんだけど
今はこっちの方が好きになった
あとこの曲はご周知の通り、ロングにするたびボーカルトラックになにか起こる曲で、というよりは自分がチョンボしてるだけですが
すぎさんには甚だ申し訳ないんですけど、この完成しなさもこの曲っぽくないかなーなんてダメですか、ダメですね

もしこんな時間に見てくれてる方いてもし思い出とかあったら好き勝手になんでもつぶやいたってください
#10年経った音楽聴いてなんか言う
(大概意思是如果你也有想說的話的話就用這個tag暢所欲言吧)

A3 ポップミュージック論
最初はこの曲名をアルバムタイトルにするつもりだったみたいなのはライナーで言ったっけな
お気づきの通り、ゲームサイズにあったとこも結構歌詞変わってたりなんですが
なんというか2005年(くらい?)に作った歌詞が2012年には合わないとこもあったりして
この曲は時代を歌う曲であってほしいと思って変えました
だから今作り直したらたぶんまた変わる
この時のまさとんくんのドラムがまた荒くていいんだ
おっさんばかりの中、本來想定しているバンドの唯一適正年齢だったから
この曲のそもそもの発祥はナンバガごっこだったんだけど、ロングで追加したパートはミックスからコード感からゲームサイズ以上にごっこしてしまいました
さっき言ったみたいに
笑顔溢れた盜人がはびこる
ただでやるほど數奇でもないし
もわりと時代意識してましたなあ
今読むとちょっとはずかしい
ミックスとベースは水野さんにお願いしたけどミックス完成した日にお子さん生まれたんでしたっけ
非常に申し訳なかったんですが自分鬼畜なので前日ギリギリくらいまで平気でミックスのリテイク出したりしてた

A4 面影橋
僕は都電が好きです
あとスライドギターも好きです
でもってこの曲を神田さんボーカルにお願いしたの天才だったなってロングにしたとき改めて思ったよね
自分で言うのもなんですけどロングの歌詞が結構好きで
特にBメロ1回目の「路地裏の」歌詞、普段內面の歌詞ばっかりの自分が珍しく情景描寫をしてるとこお気に入り
あとさっきの晝下がり通り雨がーにかぶさるオルガン
レズリーがゆるくなってくのがなんか雨が乾いてく感じが出せてて地味にいい仕事したと思ってます
色んな個人的な過去の思い出の美化というか呪いのような曲でもあるんだけど
BRFでやれたのがほんと嬉しかったんよね
BRFの導入MCって前もって考えてて
「ここにいる神田さんと水野さん、あと常盤さんや青野さん、沖井さんや土岐さん森野くんあとみんな大勢の人と出會った學校の近くにあった橋です。
聴いてください、面影橋」
とか言うはずだった
でも、お客様のサイリウムが色変えれること知って、すげー!ぜひ桜色にしてほしいー!ということで頭がいっぱいになったのと
遊びで蠍火弾いたら水野さんがびっくりしたのが面白くて言うの忘れました
(16號補充的話)
アルモバ用にリマスタリった曲で特に色々いじりたくなっていじった曲は4曲あって
昨日觸れた3曲以外の1曲がこの曲なんですけども
じゃあどこをいじったかというと、これも當時の自分のずぼらさが出てて
Bメロの「警鈴が~」のとこで警鈴風にシンバル鳴らしてもらってるんですけど
そのあとの別に警鈴が鳴ってないとこでもデモでコピペしてたせいで忠実にシンバル鳴らしてくれてるんすよね
2回鳴るのもそれはそれでお得だしいいかー、と10年前はそのまま収録しちゃったんだけど、アルモバではせっかくの機會なので1回に直しました
こないだたまたま都電走ってるのみてちょうどその話思い出してたとこなのに昨日話すの忘れてた

A5 garden
自分にはせいいっぱいのジャズごっこをここまでにしてもらえて嬉しかった
つーか田村さんがウッドベースもってきて頂いて生ウッドベース弾いて頂いた時點で感動しちゃったし
久保田さんがしっかりジャズのピアノとして弾いてくれたしで
収録現(xiàn)地では田村さん久保田さん佐野さんのトリオだけで永遠に聴いてられる感じでした
と思ってたらオルガンは自分で作らなきゃいけなかったので
後日夕日差す六本木でひとりジミースミスになりきって弾きたくったのわりと映像で今でも覚えてる
こんなオルガンで久保田さんの邪魔をするなんて!て最後まで存在に悩んだよね
青野さんにはロングの歌唱でまるっと歌い直してもらったけど
ゲームサイズだった時はダブリが何故かうまくハマらなくて、青野さんの聲はダブリ向かないのかな…と思ってたんだけど
ロングの時にはばっちりダブりもできて、青野さんの成長なのかなすごいな!と思った
あと、ショートの歌詞では使ってなかったgardenて言葉をここぞってとこで使ってくれたの
そういうのが僕はすごく好きです
でも改めて聴き直すとラストのオルガンと久保田さんの絡み悪くない気がするな
がんばったね自分

A6 On Top of The World
なんでこの曲選んだか実はよく覚えてない
ちょいまえノスタに入れたからあんま昔の曲って気がしないけど
たぶんアルバム出すときの自分のほぼほぼ最新曲だったと思う
客観的には當然まだ自分の代表的な曲ってみなされてるのかわかんない感じの
全體のバランスでネイティブ英詞の曲をとか男性ボーカルをとかもあったかもだけど
実際は沖井さんとか水野さんとか神田さんとか先輩方も聴くかもで
ちょい洋楽っぽいこともできますよとかっこいいとこ見せたかったんだと思うわ
動機がなさけないていうか人間が小さい
なにしろLucaさんがロング作る時日本にいなくて
遠隔のやりとりしつつフルで歌っていただく時間なくてショート該當箇所は前のままでとか
かなり試行錯誤した記憶がある
だからAメロ1回目2回目でだいぶ歌い方がちがうんです
ゲーム版からして構成が多すぎてわけわからん曲だったので
ロングはなおさらどうしたらいいかわからず
パートごとに分けてめっちゃパズル組み立てるみたいに再構成してた
まあそもそもギタドラのピアノロックというとやっぱりボビスーなので
自分としてもボビスーとその更に根っこの部分のリスペクトとして楽しくやらせてもらいました
あとドラムの渡部さん超うまい

A7?Ensemble Forecast 3/28
なんでかっていうとあらためて聴くとこの曲自分の中でもとりわけ完璧に近い曲なような気がしてしまったんすわ
自分の思うポップンミュージックというお題で
なぜELOごっこをはじめてしまったのかはわからんけど
最終的にとてもポップンミュージックになったとは思うので今でも自畫自賛する數少ない曲です
ロングになって沖井さんにベースお願いしたら
ジェームス?ジェマーソンばりの動きまわりで一気にELOからモータウン感も増して
あーこういう曲だったんだ、と完璧になりました
歌詞もわりと改めて読むと、りなさんの訳も的確にすばらしくて最高だった
28人への謎の信頼感とか
「昨日」さんに対して、君との日々は「明日」さんとのデートに活かさせてもらうね
とか我ながらすごく好き
自分はゲームサイズからロングにする時、できる限り同じこと繰り返したくない病に罹患してて
特にサビ前の入りは毎回変えたがるけど
その意味でこの曲のギターソロからBメロ口笛verからの
2回めのサビへの入りで施した一連のアレンジは人生の最高傑作だと思ってます。
この曲のサビ進行がもともとポップンアドベンチャーのミミニャミ探検隊BGMからのアレンジということはどっかで言ってたと思うけど
ロングでも引っ張って引っ張って最後のサビで探検隊BGMのメロディを弦で奏でたのはスタジオで自分が感動した
曲の終わりは、當時ミックスしてくれた伊藤さんが
フェードアウトしていくのに結局ちゃんと終わるというのやってくれました
ヒゲとボインの頃のユニコーンのこじらせたフェードアウトが好きだった自分は嬉しかった
そんな完璧な曲を何故アルモバでリマスターしたかというと
自分の伝達漏れで、コーラス音量が定石的には適正でしたが自分的にはもうちょい大きくしたかったからです。
特にBメロの「Here are the」が一人で「28」をみんなでってのがすごくやりたかった
それだけなんす

A8 murmur twins
一見あかるかわいい系の自分の代表曲ってこれなんすかね
元々色んな不確定要素のいきあたりばったりがすべてうまくいった奇跡みたいな曲だったけど
ロングにあたっては元々ポップンライブで作ったギタポ版のがあったから、その構成でIIDXアレンジに落とし込めばいいと思ってたんだけど
なんかめっちゃ苦戦した
そもそもが単純に昔の曲すぎて
ファイルやデータの互換性とかしっちゃかめっちゃかで
ミックスは0からやり直しだからそーたさんに頼んだり
甘く見てた分かけれる時間がなさすぎてやばかった
そのわりに謎こだわりで、2コーラス目も同じこと歌ってたポップンライブ版に対して、「ハリウッドスター」を「アストロノーツ」にその場で常盤さんに変えてもらったり
ちょうどポップンのネット対戦で使われはじめたSEお借りしたりしてなんとか展開作ろうとしてた
そんな有様だからそーたさんに渡したミックス素材も提出ギリギリだったり
なぜかテンポが撚れてたりしっちゃかめっちゃかで
このロングについては正直ご迷惑をおかけした記憶しかない
でもって當時あまりにも短い時間ですっきりしたダンス系のミックスをして頂いたので
アルモバ版では別バージョンとしてややごちゃごちゃした感じで出し直してみました。
最高のフレーズかつめちゃくちゃでかかった沖井さんのベースもそれなりの音量ですすみません
ついでにゲーム版にはあったけどコンセプト的にはずしてた音を復活させてみたりもしたけど
MTOさんのクライベイベーなギターは結局どうしたか覚えてないです

A09 少年リップルズ
こないだいきなり鹿がいっぱいなイメージになった曲
今どきのJ-POPというコンセプトで作った原曲でしたけど
ロングにするにあたっては歌詞をどう拡げるか、アレンジどう展開させるかがテーマでした
歌詞はストーリーが理屈でなく感覚なのである意味やりやすかったですが
特にドラムアレンジは悩んで
2回めのAメロ(1:05付近)でドラムの渡部さんとどう変化つけようかスタジオで悩んだ挙げ句
ハイハットを左右に用意してハット2臺體制というアクロバティックなことしたりしてます
よく聴くとハットが左右に存在するのわかると思う
あとドラムで言うと終盤ドラムなくなったとこで突如現(xiàn)れるフィル(3:53付近)は元々デモ作るときにコピペミスか何かでたまたま殘ってたゴミでした
當然デモを聴いて頂いた渡部さんは忠実にスタジオで再現(xiàn)し、やっちまったと思いつつなんかかっこよかったので採用した
あとこの曲はベース聴いてほしい
古澤さんのベース聴いてほしい
2:25付近のベース聴いてほしい
歌詞は自分でもいまだに視點がようわかっとらんですが
サビ前を意地でも変える習性とあわせて1回目と2回目で「魔法は解けた!」付近のラジオボイス対象を逆転させてるのはなんとなく視點を読み解くヒントな気がしてます。
作詞者がヒント求めてるのもなんですが
で、この曲アルモバリマスターで何を変えたかというと
単純に音量バランスです
當時後ろに引っ込んでたのを前にしたりしてます
特にロングでの追加パートあたりだいぶ違うと思う

A10 Little Prayer
この曲入れれなかったらアルバム作るのやめようと思ってたのはわりとマジ
なにしろ無事メジャーレーベルのボーカリスト様になってしまっていたのでめちゃくちゃ緊張したし慎重になったよね
今思うとたまたま近いタイミングでささくれくんがリトプレRemixしてくれたのが追い風になったのかもしんないと思って感謝してます
イントロにほんとはサビのピアノソロ版足したかったって話はしてたけど無事ノスタルジア収録版で本懐を遂げました
機會がありましたら未解禁の方もよろしくどうぞご鑑賞ください
まあとにかくイントロかエンディングまでの間になぜか全音転調してる曲なもんで、ほぼ構成考えることに時間費やしてた
いつか話した転調してそうでしてないサビのリピートはその解決策でしたわ
アレンジの悩みも色々あったけど
頭のAメロで単音だった泉さんのギターが次パートからは左右に広がるのをどう違和感なくするかと悩んだ結果、センターから右に旅していくの、ミックス擔當いただいた貓叉さんと自分のあの時間帯だからこその謎テンションの産物だと思う
歌詞は土岐さんにお任せしたけど
ゲームサイズを包み込む形で別の時間軸をぶち込んだの
プロってすげーなと思ったし
それを察してブックレットに反映したshioさんもすごかったし、ほんと過ぎた人たちに恵まれたアルバムだと思った
あとゲームサイズ収録時、見學してたあのジミーさんに
「これは大変な曲ですね」と言わしめたあの頭おかしいギターとベースパートをロングにあたってもう一度弾きなおして頂いた泉さん肥塚さんには感謝しかないです
(16號補充的話)
音楽版とは特に関係ない話なんだけど
イントロのコーラスの歌詞を前訊かれたことあったのでこの機會に思い出してみました
イントロのコーラスの歌詞は自分の記憶が確かなら
Stars are shining for you.
Moonbeams still avobe you.
だった!気が!します!
自分の記憶だからそもそも確かではないし
そもそも文法あってなければ違うのでしょう
あらかじめ謝っとく
ごめん土岐さん
あとこれもアルバム関係ないんだけど
ゲーム版作ってた當時、歌メロがシンセでギターも打ち込み感全開なデモが出來て
ムービー擔當だったshioさんに聴かせたら「シューティングゲームの曲?」て言われたの唐突に思い出した
実質6/8拍子だし殘當

A-11 neu
無い
いや、まじで改めて語ることないっていうか
そもそもがこの曲のロングはアドベンチャーのサントラで完成してて、そこから何かしら進化させるつもりがそこまでいじくる時間なかったので、とりあえずアドベ版との違いを語ります
そもそもゲームでの構想段階から當然ノーマルとEX(ハード)は繋がること前提でスクリプテッドコネクってたわけですが、アドベサントラですでにやりとげた以上、この曲を音楽に入れる意味は、どうやって、uenを絡ませるかという一點だった
そもそもにしてuen自體がPMP2の曲だけど同時並行してアルバムの話が出たり消えたりしていた時期に構想してたので、もともとアルバム初出の曲としてneuの対に使おうとか考えてた
(そもそも言い過ぎ)(這句沒有打tag,不知道算不算)
結果PMP2→音楽ばむとなった形だったので逆にすでにこの曲を知ってる人にどう聴かせればいいだろうと思ったら、やっぱリナシタとして無の世界からの帰還に使うしかなかったから曲の中にまるっとぶちこみました
そもそももともとneuロングで聴かせたいことの80%は無から帰ったあとの殘響なしの「Dont'be」だったのでその前に入れるuenでバランス崩れないかひたすら不安だった
なんとかなってよかった
あとは、たくさんもらったけど使ってなかったあさきちさんのギターを差し替えてみたりちょっと謎にエフェクト入れたりとかもしたけど
大體は探検隊曲だった無の世界の走馬燈を自分の曲にさしかえたくらいだよね、したことと言えば
曲順は出た順というか多分作った順だったと思うけど、皆様ご存知の通り少年ラジオ仲間のchilblainとムンチャだけ位置が違います。
なにせneuロングに費やせた作業(yè)自體がマスタリングの始まる日の午前中だけだったのですが朝ギリギリであの配置が閃いた
その思いつきで勝ち確くらい浮かれてしまったため、そのゾーンの他のとこ割と雑で、トワイライトチャイムとかガニメデのあたりのラジオノイズが雑にうるさくて曲調臺無しなのとか當時聴いても今聴いても笑うしかない
そんな感じに走馬燈ゾーンやuenのおかげで反則的に尺を稼ぎ12分くらいの長さを誇ってしまった曲だけど、やっぱり聴くたび良くも悪くも未完成な曲に感じるので、いつかなんとかどうにかしたいと今でも思ってます
そんなあたりも無の曲っぽい
にゅ、って言っとくの忘れたわ
(16號補充的話)
あまり「音楽」関係ないけども、uenそのものの話です
さっき常盤さんも投下してくれてたみたいですが
(ちゃんと読んでない)
uenの曲としてのコンセプトが
とりあえずneuを逆再生してみてそこから作ったってのは
こいつなんかのついーとなんぞを御覧頂いてるような境遇かつ當時リアタイだった方でしたらご存知かもですが
それ以外にもコンセプトがもうひとつあって
それは、さる歌姫さまへのお返しというか
まあイタズラですね要するに
サビ終盤のライブ歌唱不可能な細切れになったボーカルトラックとかそういうリスペクトです
ほぼほぼスタジオに入ってから作詞してた手書きの歌詞も既になくしたのでおそらく永遠にわからないけども
3回し目のサビ後半では確か「リスペクト」とか「ツインテールプリンセス」とか歌ってたはず
というIdolaに遡ること3年前に既にやってたイタズラのお話でした
ちなみに當時逆再生にいちはやく気づかれて動畫あげてた方がいて
その後數年たってなんとなく見返してみたらその時には既に知ってる方になってました
人に歴史あり
永遠に話すことが出てくるな
こわい
そのうち思い出したらまた話しゃいいし

B盤
ぼちぼち2枚めの話もはじめましょうか
これもどっかで言ったと思うけど、2枚めは1枚めに紛れ込ませようがない曲で構成しようと思ってたので
當初の構想からvirkato盤の予定でした
でもって3枚めにはTAKAさんのCDみたくリミックスしていただきました盤もほしかったなーと永遠に思っているし永遠に言い続ける
で、なにせ3曲しかないからongaQさんとの打ち合わせでも、かなり早い段階で収録まわりが決められて
というか、むしろ外堀が早々に埋められてしまい、実感湧いてきたと言うよりめっちゃ焦って怖くなっていったの覚えてる
3曲ともまとめて、どっかの區(qū)民ホールお借りして収録したんだよなー
何區(qū)か忘れたけどたぶんブックレットに書いてある
オケ収録ははじめてじゃなかったけど、ホールで自分の曲録るのとかはじめてでめちゃくちゃ興奮した

B1 ピアノ協(xié)奏曲第1番 "蠍火"
まらしぃの曲
「って未だに検索すると出るんよなー」
って笑い話をノスピアノコンのあと事務員Gさんとお酒の場でしたことあったけど
もちろん嫌とかじゃなくてむしろ感謝しかないです
色んな方、特にピアニストの皆さんたちに育ててもらって有名にして頂いた曲だなあと思ってます
先日ひさびさに両親に會ったときも
実はショパンコンクールの最終予選までいったピアニストさんも俺の曲弾いてくれたことあるんだよねー的な自慢話をしたら
たぶん自分の人生で初めて、曲のことで親から褒められました
権威に弱い奴らめ
自分語りとかどうでもいいねすみません
この曲はIIDXREDの時「ピアノの貴公子」を作ってくれと言われて
自分の中で「ピアノの貴公子」はラフマニノフなのでラフマニノフぽいの作りました
REDなので「赤い目玉のサソリ」から曲名つけました
星座ノルマ潰せたしお得です
蠍はREDのサントラの時も長いの作ってて構成的には仕上がってたんで
とにかく、せっかくgaQdanさんに弾いて頂けるのでガチの協(xié)奏曲にしたい!
でも楽典も管弦楽法も対位法も何もかもわかってないからできない!
助けて久保田先生!
という流れとなったのです
ほんとそのへんぜんぶ勘でやってきてたんすよ。勉強するの苦手だから。
かといって帰納法的に作れるほどクラシック聴いてきたわけでもない。
だから、ゲーム版とREDロング版までは自分の勘だけで出來てる蠍火です。なんかすみません。
前段で既に異様に長くなったけども
ほいじゃ曲聴きますかね
(上面兩句話都沒打tag,不知道算不算)
鍵盤のはしっことはしっこを弾く最初の音
それこそ5才児でも弾ける最初の音
と思ったけど5才児だと手が屆かんのかな…
どっちかというと5才児でも作曲できそうな最初の音って感じです
88鍵さわったことのある人なら誰でも思いつくであろうこの導入は
自分が知らんだけで過去に死ぬほど使われてるんだと思うけど
音ゲーという界隈においては最初にやったのたぶん自分なんで、やったもん勝ちです
わーい
この2:20あたりから第2楽章のつもりでまさに導入からラフ2の2楽章みたいになってます
REDだとクラリネット4重奏だったところに弦が入ってきてなんかすげえ深くなった
3:25くらいからゲームではメロトロンだったフルートが生になってなんかすげえ深くなった
2楽章、とか言うてるけど、それにしちゃひとつひとつの楽章が短すぎるんですけども
なにせ音楽わかってないのでそもそも主題や動機を楽章またいで持ち越していいのかもわからん
ただラフ2の2楽章は最高に美しいので、最高に美しくしようとここの部分はつくってました
で3楽章のつもりがどこからかというと、5:03付近、ではなくてここの5:23あたりからです
なんでここからかというと、たぶん前にも言ったかもだけど
昔NHKでブロンフマンのラフ3みて、高速でなだれ込む3楽章が死ぬほどかっこよかったからです
5:50あたりからはREDロングの頃からカデンツァって扱いでして
音楽ロングにあたっては、RED參考にしつつでおなしゃすーで丸投げだったと思うけど
実際ここらへんまでは久保田さんそこまでアドリブってなくて
この6:30あたりから久保田さんワールドが全開になってく
カデンツァの終わり、7:20あたり、ホルンでのピアニッシシシシモは
REDロングにもあった自分のお気に入りのパートですが
のだめの指揮者試験編とかの知識でホルンは小さい音きっついらしいから、小さい音でホルン鳴らしたい!
という謎のサディズムから生まれました
8:13あたりからのストリングスも、久保田さんアレンジの真骨頂だと思うんすよね
自分はこれで淡白なところもあるから、あれだけ劇的なフレーズはかけないです
すごい
そんな感じで、過大評価極まった獨り歩きさせて頂き、音ゲー知らない方には多分一番知られてる自分の曲になってる気がするこの曲ですけど
ほんと色んなたくさんの方に関わって頂いたからこそだと思うのです
これからもよろしければこの曲に関わってやってください

B2 ワルツ第17番ト短調 "大犬のワルツ"
のちのShe is my wifeである
大犬のワルツはとにかく生のピアノで聴きたいなあと思ってて
生ピアノで弾ける形への落とし込みはこれも久保田先生に
実際の演奏はガチピアニストの丹千尋先生にお願いしました
生ピアノならではの現(xiàn)実的なアレンジと演奏になっててすごく好きです
発祥としては元々シリウスの曲だから大犬のワルツだったわけですが
改めて聴いてみると曲的には大犬というか子犬の要素があんまなくて
オマージュ感あるのも1:50あたりからのとこくらいじゃないかな
どっちかというと5番とか14番のほうがオマージュできてると思う
これもゲームで譜面ごとに微妙に違うパートやってたのをスクリプテッドコネクトしてますが
結局生で弾く上での最難は頭と終わりの異常な音の飛びっぷりだと思うんですよ
もはや求められてるのがピアノの技術なのかわからんです
瞬時に正確な位置に爆撃する能力ですわ
2分10秒すぎからはじまる久保田さんワールドもたまらんな
色んな方で出來ている、を売りにして作ったアルバムでしたが
ど頭のプリモ以外だと、お一人の演奏で成立してるのは大犬だけで
それゆえに一番生の息吹を感じられる曲だと思います
丹先生、このアルバムに生命を吹き込んでいただいてありがとうございました

B3 音楽
人生いろいろ
やっとたどりついた
この曲の成り立ちは映畫の曲ということなので、純然としたクラシックではなく、あくまで映畫音楽です
モリコーネ先生みたくなりてーなーという憧れというか思い上がりがつまってます
まあ當時も言った気がするけど
この曲の収録はたしかKAC2011の翌日で
當時のKACは全國を俺らがありがたくも飛び回らせて頂いてた時代で
熊本のゲームセンターでKACの前日リハの隙間とかつかって久保田さんとアレンジの相談やりとりしてたの永遠に忘れない
いや、言い訳すると
自分で言うのもあれだけど
この時間にかけるにはあまりに眠くなるなこの曲
じゃあ聴きますわ
導入部はデモの段階で久保田さんにお褒めをいただいて
ものすごい勇気をもらって制作にあたれたの覚えてます
導入の弦入ってくるとこ、もちろんこうなるといいなと思って作ってたけど収録時ホールで聴いたら泣きそうになった
この1:15あたりからゲームサイズからのあたらしい展開だったんだけど
最初むちゃくちゃ悩んでたここが出來て曲の世界観かたまって一気に世界が広がった
1:56からのこのストリングスよ
この2:56からさっきまでの流れが長調になって主題が出てくるの勘でやってる割にはよく出來てないですか
このあたりから勘なのに転調が奇跡的にはまってくんすよ
3:50のあたりゲームだとメロトロンとかだっけ?
ここでチェレスタを選択した久保田先生のセンスですよ
4:30あたりからのフレーズは普遍的すぎて
なにかにひっかかってないかと思いつつ、でも思い出せなくて
不安抱えながら作ってた
いまだに何も言われてないからセーフ
この曲は人生をあらわしてる的な風だけど
5:20くらいからのサビっぽいとこが結局人生のどこなのかはいまだに自分もよくわかってなくて
それぞれ人によって違う人生の山場なのかなと思う
この6分くらいからはじまるトワイライトチャイムだけど
このフレーズも元々minneとかさよならのうたと同じで
子供の頃からなんかずっと頭にあったフレーズでした
ここは年を経てから子供の頃を思い出してるとこなのかなと思ってる
はい、白狀して懺悔すると8:30あたりからは自分のデモが雑も雑で極まってて
ほぼほぼ久保田さんにそれこそカデンツァとして再構築していただきました
自分で出てこないテクニカルでおしゃれな展開になてるのはそういう理由です
この曲の終わりが異様にながーーーーく伸びてるのは
最後の曲の終わりは作曲者が指揮振って長さ決めていいよとTaQさんに言ってもらって
あわあわしながら指揮させてもらったからです
気持ち良過ぎて長さ欲張りすぎましたけども
ホールに來ていたブックレットデザイン擔當のshioさんが最後のそのシーンをみて
絵にしてくれたのがブックレットの”音楽”のページです
リズム感なさ過ぎて小學校の頃の合唱の指揮すらオーディションに落ちてた自分がまさかこんなすごい演奏家さんたちの指揮をさせてもらうことになるとは…って、ついこないだも思ったばかりだけども
共通してるのはたぶんほぼほぼ自分の指揮棒は見てなかろうということ

そんなとこかなー
14曲語りきらせて頂きました
10年越しのご靜聴ありがとうございました
音楽てアルバムは改めてほんと色んな方の力?才能?技術に依存してお世話になりまくりでみんなで作ったCDでした
たくさんの方達とっかえひっかえに一緒に音楽を作ってくのは忙しなくしんどかったけど楽しい日々でもありました
(全部說完后wac在這個tag里搜了一下)
ちょっと検索したら別にわくばむの「音楽」のことでなくそれぞれ10年前好きだった"音楽"について語られる方とかいてちょっとおもしろ嬉しかった
みんなもっと音楽を語ろう
“我稍稍搜索了一下,發(fā)現(xiàn)他們在談十年前喜歡的音樂而不是《音楽》。讓我們多談談《音楽》吧?!?/p>