初期『アイカツ!』の魔力と 『シャイニングスター』について

【先發(fā)日文原文,再發(fā)中文翻譯(機(jī)翻。另篇)】
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發(fā)布者:どチャカラちゃん
發(fā)布時(shí)間:2019.8.31

標(biāo)題:
初期『アイカツ!』の魔力と 『シャイニングスター』について
正文:
みなさん『シャイニングスター』ってご存知ですか?

「TLでたまに見る…」「韓國(guó)版アイカツ的な…」「あのCGの…」
そう、それです。
今回は韓國(guó)アニメ『シャイニングスター』と『アイカツ!』の関係について、「物語(yǔ)」の観點(diǎn)からお話させて下さい。

はじめに
『シャイニングスター(?????)』は中韓合作の児童向けアイドルアニメです。2017年10月から韓國(guó)で全52話がTV放映された後、2019年1月から中國(guó)で『菲夢(mèng)少女』としてTV放映、配信が開始されました。日本ではYoutubeで1?26話までが無(wú)料配信中です。ありがたいことに有志の方の日本語(yǔ)字幕付きで視聴できます。27話以降も9月6日から配信される予定です。
(ここから見れます→シャイニングスター公式Y(jié)outube動(dòng)畫リスト)
また『劇場(chǎng)版シャイニングスター:新ルナクイーンの誕生!』が2019年7月8月に韓國(guó)、ベトナムで公開され、TVシリーズの続編も予定されています。
ご覧になってない方も何となくお?dú)莞钉坤人激い蓼工ⅰ亥伐悭ぅ衰螗哎攻咯`』は日本のアイカツシリーズやプリティシリーズの影響を強(qiáng)く受けています。
筆者はもう長(zhǎng)いことアイカツのオタクをやっておりまして、『シャイニングスター』の前身企畫『Magic Idol』を知った時(shí)からずっと見たいと思っていました。
今年になってYoutubeで視聴可能になったので視聴を開始したところ、最初の數(shù)話で「これはもしや…?」となり、話數(shù)を重ねていく內(nèi)に、筆者が長(zhǎng)年待ち望んでいた、とある確信を得ました。
それはこの作品が初期『アイカツ!』が持っていた「魔力」を受け継いだ作品であるということです。
初期『アイカツ!』の魔力とは何か?それを受け継いだ『シャイニングスター』とはどんな作品なのでしょうか?
本記事を書いている時(shí)點(diǎn)で、筆者が視聴したのは第26話までなので、語(yǔ)れるのもその範(fàn)囲までとなります。しかし、それでも十分すぎるほど語(yǔ)れることがあります。
『アイカツ!』は分かるけど『シャイニングスター』は未見と言う読者を想定して、後者の具體的なネタバレはしない様にしながら、語(yǔ)ってみたいと思います。
1.? 韓國(guó)から來(lái)た妹
まず、筆者が『シャイニングスター』をどう思っているかと言うと、『アイカツスターズ!』『アイカツフレンズ!』『ドリフェス!』と同じく、『アイカツ!』の妹弟の1人だと思っています。
『シャイニングスター』と『アイカツ!』ってどのくらい似ているのでしょうか?日本語(yǔ)Wikipediaのあらすじにはこう書いてあります。
世界有數(shù)のアイドル養(yǎng)成學(xué)?!弗伐悭ぅ衰螗哎攻咯`スクール」に通ってレッスンを積み、やがて蕓能界へとデビューを果たす主人公チェ?ナラと他のアイドルたちの切磋琢磨し合う姿を描いたアイドルアニメーションである。
このあらすじから『アイカツ!』との違いを見出す方が難しいです。
この「シャイニングスタースクール」ってどんな學(xué)校なんでしょうか?

めちゃくちゃスターライト學(xué)園っぽいです。
じゃあどんな先生がいるんでしょうか?

この人はジャッキー先生。言動(dòng)はかなりジョニー先生的で、ジャッキーって名前もジャッキー?チェンから取っているような気がするので、ジョニー?デップから名前を取ったジョニー先生を強(qiáng)く連想させます。(先生は他にもいるんですが)
各エピソードの展開も似ています。主人公達(dá)が課題が與えられて、それをクリアしようと努力して、紆余曲折があって、最後にはドレスを著てライブシーンがあります。物語(yǔ)の中盤にはみんなジャージ姿でレッスンしています。
しかも毎回必ずドレスの紹介があります。なんとこの紹介に毎話20秒は割いています!しかもライブシーンまでやっている!何故こんなに驚いているかって『シャイニングスター』は2019年8月現(xiàn)在、ドレスをモチーフにした玩具を何一つ販売していないのです。販促アニメとしての要請(qǐng)からこれらシーンに時(shí)間を割いているわけではなく、アイカツシリーズやプリティシリーズなどの先行作品のテンプレートに従ってこう言うシーンが挿入されるのです。
しかし、これらの要素は上辺だけのものに過(guò)ぎません(と言うとジャッキー先生が可哀想ですが)。
『シャイニングスター』が『アイカツ!』の後継者たる由縁は、彼女が『アイカツ!』の生み出した「最大の武器」を継承している點(diǎn)にあります。
その武器は斧よりも強(qiáng)く、崖登りより気高い精神性を備えています。
それは「主人公達(dá)が課題に挑戦する中で、間違いや試練から重要なことに気付き、新しい一歩を踏み出す」と言う物語(yǔ)構(gòu)造です。
2. 「教訓(xùn)型」エピソードの分析
『アイカツ!』を視聴した方なら、上記のあらすじからいくつかエピソードを思い出すかも知れません。
この物語(yǔ)構(gòu)造を持つ『アイカツ!』のエピソードは下記になります。
?第5話「ラン! ランウェイ!」
?第6話「サインに夢(mèng)中!」
?第7話「つぶやきにご用心」
?第13話「カロリーの悲劇!」
?第16話「ドッキドキ!! スペシャルライブ PART1」
?第17話「ドッキドキ!! スペシャルライブ PART2」
?第19話「月夜のあの娘は秘密の香り」
?第27話「開幕☆フレッシュガールズカップ」
?第32話「いちごパニック」
また、第35話「涙の星」、第36話「トライスター テイク オフ☆」、第37話「太陽(yáng)に向かって」の連作も3本まとめると同様の構(gòu)造を持っています。
『アイカツ!』1期を彩った名エピソードばかりですね。
この物語(yǔ)構(gòu)造をここでは「教訓(xùn)型」と呼ぶことにします。本章ではこの構(gòu)造について解説します。
「教訓(xùn)型」エピソードは「三幕構(gòu)成」で綺麗に説明出來(lái)ます。「三幕構(gòu)成」とはハリウッド名作などの多くの映畫に共通する構(gòu)成で、1つの物語(yǔ)が3つのパートに分かれていると言うものです。

引用:シド?フィールド著『素晴らしい映畫を書くためにあなたに必要なワークブック シド?フィールドの腳本術(shù)2』より抜粋
典型的な「教訓(xùn)型」構(gòu)造を持つ『アイカツ!』第6話「サインに夢(mèng)中!」を例に分析していきます。
萬(wàn)が一、未見の方がいたら見て下さい。この回は単體でも見れると思います→あにてれ、dアニメストア、バンダイチャンネル、Hulu

?第一幕「狀況設(shè)定」
第一幕は狀況設(shè)定の場(chǎng)面です。主人公達(dá)に何らかの課題が與えられます。こうした課題を「セントラル?クエスチョン」と言い、ドラマ上の目的になります。
例:「サインに夢(mèng)中!」では「サインを考える」と言うジョニー先生からの宿題があたえられるシーンです。
ここで留意すべきは、「セントラル?クエスチョン」は物語(yǔ)を推進(jìn)するものであって「テーマ」ではないと言うことです。クエスチョンは実は可換な問題であって「サインを考える」でも「オーディション合格」でも「PRドレス」でも良いのです。重要なのは、クエスチョンを解決する過(guò)程で得られる「教訓(xùn)」と「成長(zhǎng)」になります。これが「テーマ」です。
第一幕の最後は「プロットポイントⅠ」になります。ここでは、第二幕に向けてアクションが起こります。「教訓(xùn)型」ではクエスチョンを受けて主人公達(dá)が行動(dòng)を開始します。
例:蘭にサインの作り方を教えて貰おうとするとするシーン。
?第二幕「葛藤」
第二幕は主人公が「葛藤」する場(chǎng)面です?!附逃?xùn)型」における「葛藤」とは大抵の場(chǎng)合「課題をクリアするためのレッスンや試行錯(cuò)誤」です。
第二幕は三幕構(gòu)成の中で最も長(zhǎng)く、「ミッドポイント(MP)」を中心に前半と後半に分かれています。前半と後半で主人公達(dá)の目的や行動(dòng)が変わるのです。順番に見ていきましょう。

引用:シド?フィールド著『素晴らしい映畫を書くためにあなたに必要なワークブック シド?フィールドの腳本術(shù)2』より抜粋
第二幕前半では、主人公たちが課題や試練に取り組み始めます。ここではメンター(指導(dǎo)者)が主人公を?qū)Г鄹瞍蚬郡工长趣啶い扦埂?br/>例:サインの作り方を?qū)g踐するパートになります。メンターは蘭です。
そして「ミッドポイント」が訪れます。ここでは主人公達(dá)がより大きな課題に直面したり、トラブルに見舞われます。
例:「サインを考えたのは良いが、書くのに時(shí)間がかかりすぎる」と言うジョニー先生との會(huì)話シーンです。
「ミッドポイント」では物語(yǔ)が大きく動(dòng)き、主人公達(dá)の目的や行動(dòng)が変化します。この変化は物語(yǔ)を「プロットポイントII」に導(dǎo)くためのものです。
例:前半は「サインを考えること」が目的でしたが、後半は「サインを速く書くこと」に変わります。
そして「教訓(xùn)型」ではこの辺りで物語(yǔ)の「テーマ」が示唆されます。
例:ジョニー先生の「ちんたら書いてたらファンの心は離れちまうぜベイビー」と言う臺(tái)詞です。これが元でいちごは「速く書くこと」に気を取られていく訳ですが、同時(shí)に「全てはファンのため」と言う「テーマ」が顔を出しています。
第二幕の後半では、主人公達(dá)が「ドラマ的に降下」します。言い換えると、主人公達(dá)の狀況がどんどん悪くなっていくシーンです。
例:「サインに夢(mèng)中!」ではこれがトリックになっているので解りにくいのですが、「いちごがサインを速く書くことに気を取られていること」が「ドラマ的降下」です。

そして「プロットポイントⅡ」が訪れます。多くのハリウッド映畫では、主人公達(dá)が「死」に直面するパートです。『アイカツ!』の「教訓(xùn)型」では「自分の間違いに気付き、痛みを伴う教訓(xùn)を得る」シーンになります。特に「テーマ」がはっきりと臺(tái)詞となって語(yǔ)られることが特徴です。
例:「星宮家で開かれたサイン會(huì)で、いちごはサインを書くことに気を取られて、ファンをがっかりさせてしまう」→「蘭に諭され、ファンと向き合う事こそが真に大事なことだと気付く」と言う一連のシーンです。
?第三幕「解決」
第三幕は物語(yǔ)が解決するクライマックスです?!附逃?xùn)型」では「プロットポイントⅡ」を経て変化した主人公達(dá)を試す、テストが行われます。すなわち「間違いや試練から重要なことに気付き、新しい一歩を踏み出す」シーンになります。
例:ジョニー先生の前でサインを書いてみせるシーンです。いちごは「プロットポイントⅡ」で得た教訓(xùn)を生かして、ジョニー先生と目を合わせて會(huì)話しながらサインを書いて見せ、このテストをクリアします。
以上が「教訓(xùn)型」の構(gòu)造になります。お?dú)莞钉猡筏欷蓼护螭⒋嗓违ⅴぅ磨伐戛`ズのエピソードは第二幕の途中まではこの展開を取ります。「教訓(xùn)型」が他のエピソードと異なるのは、第二幕後半で主人公達(dá)が「ドラマ的に降下」し、「プロットポイントⅡ」において「自分の間違いに気付き、痛みを伴う教訓(xùn)を得る」ことにあります。
「サインに夢(mèng)中!」では、いちごはがっかりさせてしまったファンへの罪悪感を伴いながら、自分の間違いを改めることになります。この主人公の一連の感情の変化こそが「教訓(xùn)型」エピソードの「魔力」の源泉になっていきます。
3. 『アイカツ!』の魔力に迫る
筆者は「教訓(xùn)型」エピソードこそ『アイカツ!』最大の武器だと述べました。
そもそも物語(yǔ)は何故人を惹きつけるのでしょうか。驚くべきトリック、燃え上がるような戀愛、別世界に誘う旅情、抱腹絶倒のコメディ、難病になって悲しい、そういった感情を動(dòng)かす要素に惹かれるのかも知れません。もしくは、開拓時(shí)代のガンマンや冷戦のスパイ、戦爭(zhēng)、ファンタジー、ミュージカル、宇宙、ヒーロー、怪獣、魔法少女、アイドルのようなジャンル的要素も魅力でしょう。物語(yǔ)にはそうした「具體」の魅力もあります。
ここで取り上げたいのは物語(yǔ)の「抽象」の力です。ここで言う「抽象」とは物語(yǔ)が持つ「根源的な力」のことです。
物語(yǔ)の「根源的な力」を知る上で重要なのは神話です?!钢魅斯_(dá)が課題に挑戦する中で、間違いや試練から重要なことに気付き、新しい一歩を踏み出す」と言う、先にも述べた「教訓(xùn)型」のプロットは、世界中の神話に共通して見られる「英雄の旅」と言う構(gòu)造に似ています。
「英雄の旅」とは「英雄が別世界を旅し、イニシエーションを経て、元の世界に還る」と言うもので、1949年に比較神話學(xué)者のジョーゼフ?キャンベルによって提唱されました。イニシエーションとは子供から大人になる通過(guò)儀禮のことで、平たく言えば成長(zhǎng)のことです。キャンベルの神話論はハリウッド映畫などに多大な影響を與え、「英雄の旅」は『スター?ウォーズ』の直接の元ネタにもなっています(ただしアカデミックな神話學(xué)からするとキャンベルの神話學(xué)は亜流です)。
腳本家のブレイク?スナイダーは同様の物語(yǔ)構(gòu)造を「金の羊毛」と呼んでいます。これは「主人公が何かを求めて旅に出るが、最終的に得るのは別のもの=自分自身である」と言うものです。これはギリシャ神話の英雄イアーソーンが金の羊毛を持つ羊を手に入れる冒険譚に由來(lái)します。

現(xiàn)存する神話は、古代から人々を魅了してきたからこそ、語(yǔ)り継がれてきました。つまり神話と同じ構(gòu)造を持つ現(xiàn)代の物語(yǔ)にも、語(yǔ)り継がれるべき魅力があるのです?!亥攻咯`ウォーズ』や『ロッキー』などの「英雄の旅」or「金の羊毛」構(gòu)造を持つ名作映畫達(dá)は、三幕構(gòu)成の第二幕における「葛藤」や「対立」を通じて、主人公達(dá)がどう変化するのかを描き、「人間とは心理的にも道徳的にも、より良い自分に変われるものである」と言うことを表現(xiàn)してきたのです?!亥ⅴぅ?』の「教訓(xùn)型」もそうした定型の1つなのです。
しかしながら『アイカツ!』の「教訓(xùn)型」エピソードが悪魔的なのはそれだけが理由ではありません?!附逃?xùn)型」エピソードは、ハマる人間にとっては、抗いがたい力を持って見る者の人生観すら変えてくるのです。
この魔力には、『アイカツ!』特有の腳本術(shù)における2つのテクニカルな問題が関わっていると考えられます。
1つ目は「Save the Cat」のテクニックが功を奏していること。
2つ目は『アイカツ!』が児童向けであるが故に「テーマ」を臺(tái)詞にしていることです。
まず「Save the Cat」と言う作劇テクニックについて解説します。
これは腳本家のブレイク?スナイダーが2005年の著書『Save the Cat! The Last Book on Screenwriting You'll Ever Need』の中で提唱したテクニックです。(訳本は『SAVE THE CATの法則 本當(dāng)に売れる腳本術(shù)』(フィルムアート社 2010年))
簡(jiǎn)単に言えば「観客の心を動(dòng)かすには、主人公に共感して貰う必要がある。共感して貰うためには、好感を持って貰う必要がある。だから主人公に好感を持つようなシーンが必要である」と言うものです。スナイダーはこれを「主人公が、木から降りられなくなった貓を助ける(Save the Cat)ことで観客に好感を持って貰う」と言う例で説明しています。
『アイカツ!』における「Save the Cat」は色々考えられますが、特に「教訓(xùn)型」については、筆者はこう考えます。『アイカツ!』は基本コメディなので、アイドルたちは楽しげにアイカツしています。しかし、そこには常に職業(yè)としてのアイドル、すなわちプロフェッショナルとしての意識(shí)が水面下に流れていて、ふとした瞬間にそれが顔を出すと言う緩やかな緊張感があります。この緊張感は我々大人にこそ、身近な現(xiàn)実として感じられます。この緊張感の中にあって、星宮いちごは持ち前の明るさや、前向きな物の見方で行動(dòng)を起こし、我々に好感を持たせます。そんな星宮いちごが「教訓(xùn)型」エピソードにおいて「ドラマ的に降下」して、失敗したり、ナーバスになったり、涙を流す姿を見て、我々は彼女の置かれた立場(chǎng)に共感していきます。キャラクターを可哀想と感じるのは共感の第一歩だからです。
この共感は第二幕の「プロットポイントⅡ」で絶頂に達(dá)します。星宮いちごが「ドラマ的に降下」した後、自分の間違いに気付くシーンです。
ここで2つ目のポイント、「テーマ」を臺(tái)詞で語(yǔ)ると言うテクニカルな問題が作用してきます。
「テーマ」をそのまま臺(tái)詞で語(yǔ)ってしまうのは、普通なら上等なものとはされません。しかし『アイカツ!』は児童向けアニメなので、伝えたいことをわかりやすく臺(tái)詞にすると言うのは適切なアプローチだと言えます。
そして、この児童向けであるが故に「テーマ」を臺(tái)詞にすると言うアプローチが、「Save the Cat」と相まって強(qiáng)烈に感情を動(dòng)かすのです。
もしあなたが現(xiàn)実に會(huì)社の上司から同じことを言われても「知るかボケ」となっているかもしれない言葉でも、あなたが共感してしまっている星宮いちごがその言葉をかけられ、自分の間違いに気付いて「ハッ」となる瞬間を物語(yǔ)として描かれると、あなたも「ハッ」となるのです。これはもはや人間の生理に根差した作用としてあなたの感情に迫ってきます。
共感させておいて、言葉を投げかける。この術(shù)中にハマってしまった人は抗い難い力で感情を動(dòng)かされることになるのです。
これこそが初期『アイカツ!』が生み出した最大の武器「教訓(xùn)型」エピソードの魔力なのです。
4. 「Story is King」
「物語(yǔ)がしっかりしていれば、観客は映像のほつれが気にならなくなる」と言うセオリーがあります。
これを唱えたのは他でもないCGアニメの先駆者ピクサースタジオです?,F(xiàn)在では「ピクサー作品の映像にほつれなんてあるの?」と思ってしまいますが、『トイ?ストーリー』を成功させる以前のピクサーには、當(dāng)然ながら試行錯(cuò)誤の時(shí)代がありました。
CGアニメーション技術(shù)の黎明期にあった1984年、ピクサーは『アンドレとウォーリーB.の冒険』と言う2分間の短編をCG學(xué)會(huì)で上映し、稱賛を浴びます。しかし、その日の上映は映像のレンダリング時(shí)間を見誤り、畫面が途中で白黒のワイヤーフレームになってしまうラフ狀態(tài)での上映を余儀なくされたのです。にもかかわらず、學(xué)會(huì)に出席していたCGの専門家達(dá)の殆どがその荒らに気付かなかったと言うのです?!弗ⅴ螗丧欷妊预Ε悭楗咯`がハチのウォーリーB.に追われる」と言うシンプルながら緊張感を持続させる物語(yǔ)が、観客の目を映像の荒らではなく、物語(yǔ)に集中させることを可能にしたのです。

ピクサーはこの後數(shù)本の短編を経て、長(zhǎng)編第一作目『トイ?ストーリー』を制作します。しかし『トイ?ストーリー』の當(dāng)初の腳本はひどいものであり、大改修を経て現(xiàn)在の『トイ?ストーリー』が完成します。その結(jié)果はみなさん御存知の通り、おもちゃの世界の冒険譚と言う子供騙しにも成りかねないアイデアを使って、子供にも大人にも響く名作を作り上げました。
この時(shí)から「物語(yǔ)が一番偉い(Story is King)」と言う大原則がピクサーを支え続けています。
『シャイニングスター』を制作したMAROスタジオも、CGアニメスタジオとしてこの原則を踏襲していると思われます。もちろん踏襲するだけならどこのスタジオだって同じことをしているでしょう。しかし、こと『シャイニングスター』においては「物語(yǔ)が映像のほつれをカバーする」と言うセオリーが大成功を収めているのです。
ピクサーやドリームワークス、日本のアニメCGを見慣れた観客なら、『シャイニングスター』のCGを微妙と感じるのも致し方ないところだと思います。筆者も最初は「キービジュアルの通り作畫アニメならよかったのになぁ」と思いました。

しかし、これが26話まで見終えると「いやあのCG以外考えられないでしょ。逆にキービジュのこれ誰(shuí)だよ!」くらいの感じになりました。要は愛著が湧いてしまったのです。これは魅力十二分な聲優(yōu)陣、軽妙なキャラ芝居、豪華なライブ演出など、各セクションの盡力も確かにありますが、やはり圧倒的に優(yōu)れた物語(yǔ)に起因するものだと感じます。
では『シャイニングスター』の作り手達(dá)は、どのようにして優(yōu)れた物語(yǔ)を作り上げたのでしょうか?
まず、彼らは『アイカツ!』を參考にする過(guò)程で、その物語(yǔ)についても研究したはずです。その過(guò)程で、いくつかのエピソードに共通した構(gòu)造が見られること、そしてその構(gòu)造が強(qiáng)力な「魔力」を持っていることに気付いたと思われます。
彼らは「教訓(xùn)型」エピソードを『シャイニングスター』に組み込み、その「魔力」を借りたのです。
『シャイニングスター』では1話、3話、6話、8話、11話、12話、13話、14話、16話、25話で「教訓(xùn)型」構(gòu)造を用いています。26話中10話にもなります。
「教訓(xùn)型」を受け継いだ妹は『シャイニングスター』唯一人です。アイカツシリーズの後継作品である『アイカツスターズ!』『アイカツフレンズ!』はおろか、『アイカツ!』でも後期になると「教訓(xùn)型」は姿を消してしまいます(*1)。
少々ステレオタイプな見方になるかも知れませんが、儒教の國(guó)である韓國(guó)から訓(xùn)話性の高い「教訓(xùn)型」を継承した妹がやってくるのは合點(diǎn)の行くところです。(こう書くと「説教臭い話なの?」と思われるかも知れませんが、『シャイニングスター』も基本はコメディです。MAROスタジオは元々スラップスティック?コメディを得意としていたスタジオであり、そっちが本領(lǐng)な部分もあります)
『シャイニングスター』の「教訓(xùn)型」エピソードがどんな仕上がりになっているのかは、みなさんの目で確かめて下さい。姉に似て、優(yōu)れた物語(yǔ)になっていることだけは確かです。
姉のかつての魔力を受け継いだ妹『シャイニングスター』。ピクサーの原則「Story is King」に言葉を借りるなら、物語(yǔ)と言う王冠を受け継いだのが彼女なのです。
*1 厳密には『アイカツフレンズ!』には1話だけ「教訓(xùn)型」があります。第29話「あいねのハロウィンパニック」です。この回の腳本は『アイカツ!』時(shí)代に制作を務(wù)めていた守護(hù)このみ氏です。
5.? 構(gòu)造とチェ?ナラ
しかし、『シャイニングスター』の物語(yǔ)作りは『アイカツ!』を參考にしたものばかりではありません?!亥伐悭ぅ衰螗哎攻咯`』にはアイカツとは真逆の部分もあります。
それは「対立」を描いている點(diǎn)です。
物語(yǔ)における「対立」とは、すなわち「テーマ的な対立」です。例えば「宇宙の生命を半分に減らすべきだ」と言う「テーマ」に対してYesの立場(chǎng)とNoの立場(chǎng)のキャラクターが登場(chǎng)することが「対立」になります。「葛藤」と並んで、多くの映畫やドラマで物語(yǔ)を動(dòng)かす軸になります。
アイカツシリーズでは「対立」はほぼ描かれません。スターライト學(xué)園のライバルとして登場(chǎng)したドリアカも「テーマ的に対立」することはありませんでした?!亥ⅴぅ磨攻咯`ズ!』の諸星學(xué)園長(zhǎng)は、解釈にもよりますが、「不思議な力を使うか否か」をテーマとするなら、対立者ではなくメンターだったと言うことになります。エルザ?フォルテが初めて「みんなで輝く」と言うテーマにおいて虹野ゆめ達(dá)と相反し、「対立者」として描かれました。
このように、アイカツは「悪役のいないコメデ?!工驹瓌tなのです。
しかし『シャイニングスター』はまるで真逆です?!笇澚ⅰ工狻笎櫼邸工猡铯螭丹訾皮蓼?。アイドル同士の悪口、罵詈雑言、足の引っ張り合いは日常茶飯事、明確な妨害工作も珍しくありません。それらは主人公のチェ?ナラが體現(xiàn)する「弛まぬ努力の大切さ」と言うテーマに対する、「才能や出自で全てが決まる」や「他人の足を引っ張って勝つ」と言ったアンチテーゼの象徴になっています(抽象化して言うとなんとも無(wú)機(jī)質(zhì)ですが、この悪口と足の引っ張り合いも普通に笑えるコメディ要素です)。
『シャイニングスター』にはこの「対立」を軸にしたエピソードが多數(shù)存在し、共通した物語(yǔ)構(gòu)造が見られます。
すなわち「主人公達(dá)が何者かと対立し、苦境に陥るが、努力やアイデア、ひたむきさで人々の心を打ち、勝利する(もしくは対立者を改心させる)」と言う構(gòu)造です。書いていて気恥ずかしくなるくらいの王道です。この構(gòu)造を「対立型」とします。
「対立型」の構(gòu)造を持つエピソードは、2話、5話、7話、10話、15話、17話、18話、20話、21話、26話です?!附逃?xùn)型」と同じく10話あります。
つまり「教訓(xùn)型」と「対立型」を1対1の比率で用いているのです。これは単なる偶然ではなく、腳本家達(dá)が物語(yǔ)の構(gòu)造を理解し、意図して使い分けた結(jié)果だと筆者は考えます。
『アイカツ!』が「対立」を描いていないと言う點(diǎn)については、『シャイニングスター』の作り手達(dá)も勿論気付いているでしょう。その上で「葛藤」を描く「教訓(xùn)型」エピソードと、「対立」を描く「対立型」エピソードの両方を均等に盛り込み、物語(yǔ)の「根源的な力」を最大限に利用することを選んだのだと思います。
では「Save the Cat」はどうでしょうか?『シャイニングスター』の主人公のチェ?ナラは、どの様にして観客に好感を抱かせるのでしょうか?
先述の通り、チェ?ナラは「弛まぬ努力の大切さ」と言う王道中の王道テーマを擔(dān)っていますが、もう1つのサブテーマとして「自己犠牲」と言うモチーフが幾つかのエピソードに登場(chǎng)します。このモチーフが大きくクローズアップされる序盤のエピソードに第4話「サプライズ☆私にもファンが!?」があります。

あらすじをざっくり説明すると「ナラのファンである闘病中の少女をナラが自己犠牲によって救う」と言うお話です。「野球選手と病気の病気の少年」型とでも言うべき典型なこのエピソードは『シャイニングスター』全體の中でも異質(zhì)な存在感があります。しかし、あらすじを見てもらえば分かる通り、このエピソードはチェ?ナラにとっての「Save the Cat(貓を救え)」になっています?!亥伐悭ぅ衰螗哎攻咯`』のスタッフ達(dá)は、このテクニックもしっかりと押さえているのです。
また、內(nèi)容のネタバレになってしまうので深く言及しませんが、各エピソード間にはモチーフの対比と反復(fù)が隨所に見られ、これについても非常に上手く出來(lái)ています。視聴を進(jìn)めながら、各エピソードに登場(chǎng)するモチーフがどの様な対応関係にあるのか考えていくと面白いと思います。
以上のように『シャイニングスター』には、物語(yǔ)の力を使った戦略が幾重にも織り込まれています。作り手達(dá)が「Story is King」を?qū)g踐し、映像のほつれなど気にさせない強(qiáng)力な物語(yǔ)を作り上げた作品が『シャイニングスター』なのです。
最後に
以上が「初期『アイカツ!』の魔力とは何か?」「それを受け継いだ『シャイニングスター』とはどんな作品なのか?」についての解説になります。
アイカツシリーズ新作『アイカツオンパレード!』が発表され、『シャイニングスター』も配信が再開する丁度いいタイミングだったので、2作品の関係性について書いてみました。
最後に、『シャイニングスター』の作り手達(dá)の主張をメタ的に感じさせてくるエピソードがあるので、それについて言及させて下さい。そのエピソードとは第10話「ドレミファソ☆耳元をぐるぐる回るメロディ?!」です。內(nèi)容についてはもう見てくださいとしか言えませんが、スタッフ達(dá)の生の聲が聴こえてくるようなエピソードです。筆者が述べてきた、作り手達(dá)の戦略の數(shù)々を知った上で彼らの聲に耳を傾ければ、その言葉にきっと「共感」出來(lái)るはずです。
長(zhǎng)くなりしたが、要はこう言うことです。
『シャイニングスター』を見ましょう。
以上