鶴子(つるこ)未聞花名




めんまはいつも、私の描いた絵を褒めてくれたわね。うん、私、大好きだったわ、絵を描くことが、教室にも通ってたし、でもね、どんなに頑張ってもある一定以上は上達(dá)できる才能がないって気づいたの。
だからすぐに方向転換した、絵をこれ以上続けても、何も殘るものがないって、私はいつも、考えすぎて、結(jié)果を自分から先に出しちゃうの、すぐに決めつけて、すぐに諦めて、もうそこから動(dòng)けない。
きっと私は頭がよくないのね、要領(lǐng)が悪いのよ。けどね、めんまと久しぶりに會(huì)えて、私はいつでも早とちりなんだって気づいたの。
どうして無(wú)理やり諦める必要があるのか、どうして、自分で結(jié)果を出す必要があるのか。私、また、絵を描いてみようかなって思ってる。これが將來(lái)にどう結(jié)びつくとか、そんなの関係なく、ただ描いてみようって。
今描いてるのはね、秘密基地の絵よ、みんながいる。じんたんも、あなるも、ぽっぽも、ゆきあつも。そしてね、めんまが中心で笑っているの。





