SKE48末永桜花×STU48瀧野由美子が初対談
末永 私は小さい頃から電車に乗るというと、どこかにお出かけするときで。だから電車に乗る=楽しいところに行ける、っていうイメージで(笑)。それで鉄道も好きになってきたという感じです。最近では7月1日にデビューした東海道新幹線のN700Sに注目しています。何がいいって、これまでのN700系は窓側(cè)座席にしかコンセントがなかったのに、N700Sは全席に付いているんですよ! お仕事で新幹線に乗る機(jī)會も多いから、早くN700Sに乗りたいなあって……。
瀧野 私もN700Sは気になっています。この間、ちょうど乗れそう……っていう機(jī)會があったんです。N700Sは毎日ダイヤが違って、前日に公式ツイッターが発表してくれるんですけど、東京から広島に帰るときにたまたま乗る予定だった新幹線に近い時間でN700Sが走るってなっていて。それできっぷを変更して乗ろうとしたんですけど、當(dāng)日になってダイヤが変わっちゃって結(jié)局乗れなかったんですよ。
末永 それは殘念!
瀧野 N700Sって今は新大阪までしか走っていないんですね。だから、ただ単に東京から広島に行くのにわざわざ新大阪で乗り換える人、になっちゃいました(笑)。でも東京に行くときにN700Sとすれ違うのを見ることができたので、それは満足しています。
末永 すごいですね。まだ本數(shù)が少ないからなかなか見られないのに……。でも新幹線に乗る機(jī)會は多いから、いつか必ず乗れますよね。楽しみにしているんです。新幹線に乗るときにはいつも何をして過ごしていますか?
瀧野 広島から東京だったら4時間あるし(笑)、年間で100回くらい乗るから窓の外を見るってことはあまりないんです。でも、あまり乗る機(jī)會の少ない東北新幹線とかだったら端から端まで全車両歩いて回って。
末永 ええ!
瀧野 自由席と指定席で車內(nèi)のデザインが変わっていたりするじゃないですか。だから全部見ておきたい! って。でも東北新幹線にはグランクラスがあって、そこはきっぷがないと車両內(nèi)にも入れないんですよね。だから手前まで行って、「いつか乗るぞ!」と決意しています(笑)。末永さんはなにか好きな鉄道はありますか?
末永 地元ですとやっぱり名鉄ですね。6000系といういちばん古い車両があるんですけど、もうその昭和感がたまらないというか……。駅についたときにコンプレッサーが「コンコンコンコン……」って音を出すんですよ。それを聞くのが楽しみです(笑)。
瀧野 そうなんですよ。地元の山口には山口線とか巖徳線。どちらもディーゼルカーが走っていて、乗ったときに聞こえてくる音が電車とはまったく違うんです。ディーゼルカーのあとに新幹線に乗ったりするのも面白い。鉄道のいいところって、新幹線みたいにどんどん進(jìn)化していく車両もあれば、ずっと昔から変わらないで走り続けているものもあって。そのどっちもエモいというか(笑)。
末永 古い車両って獨(dú)特な楽しさがありますよね。もちろん最新の新幹線もいいんですけど。山口だったら、SLも走っていませんか? 私はSLに乗ったことがないし、走っているところを見たこともないんです。京都の鉄道博物館に行ったときに展示してあるのを見たくらいで……。だから羨ましい(笑)。
瀧野 そう! 我が山口県にはSLやまぐちというSLが走っています。でもちゃんと乗ったのは実は1回だけなんですよね……。見に行くことはよくあるんですけど。お正月、『紅白歌合戦』(NHK)への出演が終わって元旦に帰省したとき、新幹線で新山口に行ってそのままSLやまぐちが出発するところを見てから実家に帰ったりして(笑)。
末永 瀬戸內(nèi)は自然が多いから景色が良さそうですよね。今年2月にSKE48 のツアーで九州に行ったときに、787系に初めて乗ったんです。大分から宮崎までだったんですけど、窓の外にずっと海が見えていて、きれいで感動したんですよ……。
瀧野 ああ、九州の鉄道はいいですよね。水戸岡鋭治さんというデザイナーさんが設(shè)計していて、窓が大きくて外を眺めるのがほんとうに楽しい。
末永 ほかに瀬戸內(nèi)のおすすめ路線はありますか?
瀧野 錦川清流線というローカル線もおすすめです。川沿いを走る路線で、途中に滝が見えるところではゆっくり走ってくれたりします。で、終點(diǎn)の錦町駅からはとことこトレインというトロッコみたいなものが出ていて、それがまた楽しい! 長いトンネルがあって、その中はブラックライトでキラキラ輝く絵が描かれているんです。地元の子どもたちが書いたらしいんですけど、そういうのも見て、自然の中の風(fēng)も楽しんで。普段忙しくしている人には癒しになると思いますよ。逆に愛知でここは見ておけ! みたいなところってありますか?
末永 名鉄名古屋駅は見てほしいですね。日本一忙しい駅と言われているくらいで、1つのホームにひっきりなしに行き先の違う電車が入ってくるんです。車両もいろいろあるから、電車が好きな人ならずっと見ていられると思います。乗り間違えないように、行き先ごとに色分けして工夫しているのも面白いですよ。
瀧野 実はちっちゃい頃、岐阜に住んでいたことがあるので、名鉄も乗ったことがあるんですよね……でも覚えてないのでぜひ行きたいと思います。愛知といえばリニア鉄道館、ありますよね。
末永 リニア鉄道館はSKE48の聖地でもあるので、お仕事でも行ったことがあります。もちろんプライベートでも。リニアが中心の展示で楽しいですよね。行ったことありますか?
瀧野 AKB48グループの「じゃんけん大會」が名古屋であったときに行きました。私は本戦に出なかったので時間があるなと。それでマネージャーさんに相談して、行っちゃいました。
──お仕事で各地に行く機(jī)會も多いでしょうから、空いた時間を見つけて乗りに行ったりすることもあるんですね。
瀧野 そうですね。香川県の琴電も公演で行った合間に撮影に行きました。公演が夕方で練習(xí)が晝からだと、午前中に行けるなあ……って(笑)。琴電には大正時代から走っている電車もあって、もうすぐ引退することになるらしいのでそれまでには撮りに行きたいなあ……。琴電はキャラクターのイルカのコトちゃんがいて、それもすごく可愛くておもしろいんですよ。末永さんはどこか好きな鉄道會社はあるんですか。
末永 私は京阪ですね。京阪って、普通の車両はみんな緑色ベースじゃないですか。でも、8000系だけ違うんです。赤とオレンジで高級感があって。で、中もスゴいんですよね。有料のプレミアムカーとか、ダブルデッカー車とか、個性的で。普通の車両も通勤電車とは思えないくらいしっかりして高級な感じがするんです。
瀧野 高級感のある車両っていいですよね。私もグランクラスとか、あとは瑞風(fēng)っていうクルーズトレインにも乗ってみたいんです。でも高いし抽選で競爭率も高いし……。だから仕事頑張っていつか必ず! って思っています。
末永 瑞風(fēng)は……私も乗りたいですね……。高級感でいうと、近鉄の「ひのとり」。赤いデザインで高級感があってすごくカッコいいんですよ。大阪に遊びに行くときには、名古屋から新幹線じゃなくて近鉄で行くことも多いんです。2?3時間くらいで大阪に行けるし、新幹線よりも安いですから。メンバー同士で近鉄に乗ることもあって。だから、落ち著いたらメンバーを誘って「ひのとり」に乗りたいと思っています。卒業(yè)を控えているけど片岡成美ちゃんなら私とのお出かけを楽しんでくれるから、誘ってみたいな(笑)。
瀧野 私もメンバーの福田朱里ちゃんと、「寢臺列車に乗って旅をしたいね」と話しているんです。あとは末永桜花さんともどこかで行きましょう! メンバーとはお出かけすることはあっても電車を見に行ったり鉄道の話をすることってなかなかできないから(笑)。
末永 たしかにメンバーと行くと普通のお出かけになっちゃいますからね(笑)。來てくれたら名古屋の電車、案內(nèi)しますよ。だから私が行ったら瀬戸內(nèi)も案內(nèi)してください。
瀧野 もちろん! いつか必ず一緒に鉄道の旅をしましょう(笑)。