陰陽師終焉降臨活動(dòng)劇情 終焉之章⑦雪風(fēng)(中日雙語整理)
……都の近辺、進(jìn)軍の途中。
京都外圍,行軍途中。
【大天狗】
「黒晴明様、此度は危険極まりない旅になります。蛇魔も増える一方です。それなのに、なぜこの鬼女を助け、そばに置くのですか?」
黑晴明大人,這一路上危機(jī)四伏,蛇魔的數(shù)量有增無減。為什么你還要將這鬼女救下,甚至帶在身邊?
【黒晴明】
「ヤマタノオロチは都付近に陣眼を設(shè)置し、各地の平和を壊した。紅葉林の中の封印は弱まり、瘴気が立ち込めていた。もしあの時(shí)助けなかったら、彼女も侵食され、より恐ろしい怪物になってしまったかもしれない。」
八岐大蛇在京都外圍布下陣點(diǎn),攪得各地不得安寧。紅葉林中封印松動(dòng),瘴氣密布,若我此時(shí)不伸出援手,恐怕她亦會(huì)被侵蝕污染,暴走為更可怕的怪物。
【大天狗】
「しかし、黒晴明様……紅葉さんは全く有難がっていないようですが?!?/p>
但,黑晴明大人……這位紅葉小姐似乎并不領(lǐng)情。
大天狗の目線を辿ると、その先には赤い服を著た美しい女性がいた。しかし彼女はとても恐ろしい形相をしている。
順著大天狗的目光看去,不遠(yuǎn)處正站著一名身姿曼妙的紅衣女子,但她的臉上卻流露出陰森可怖的表情。
【蟬氷雪女】
「とても恨まれているようですね、黒晴明様?!?/p>
感覺她的怨氣可不小呢,黑晴明大人。
【黒晴明】
「紅葉、今は特殊な事態(tài)だから、一先ずそばにいてもらう。」
紅葉,此時(shí)情況特殊,就先讓你跟在我們身邊了。
【鬼女紅葉】
「うふふふ……めずらしく親切ですね、黒晴明様?!?/p>
呵呵呵呵……這可是不可多得的親昵時(shí)刻呀,黑晴明大人。
そう言いながら、紅葉は奇妙な舞を踴って近寄ってきた。しかし黒晴明に觸れる寸前、彼女は霊力によって拘束され、危うく躓いてしまうところだった。
紅葉說著便邁著詭異的舞步靠了上來,然而就在她接近黑晴明的瞬間,一股靈力流過,將她約束在原地,險(xiǎn)些讓她打了個(gè)踉蹌。
【鬼女紅葉】
「黒晴明様……以前、私の美貌を求める気持ちを利用して、悪事に手を染めるよう唆してくれたわね。それを素直に聞いた私は、許し難い罪を犯した……ご存知かしら……封印されていた間……愛しい二人の晴明様は……私のなど完全に忘れてしまったみたい……幸い下僕達(dá)が私に晴明様達(dá)の狀況を知らせてくれたわ。でもあのあまりにも長く寂しい日々……人間に耐えられるものじゃない……この全てを引き起こした張本人がお前だと考えるたびに……私はうらめしくて……うらめしくてお前を食い殺したくなる……!今、術(shù)を使って私をあなたのそばに置きたがるということは……もう思い直して……私のものになると決意してくれたの?」
黑晴明大人……從前你利用我想變美的心而引誘我做了惡事,我聽信了,犯下了不可饒恕的罪……你知道嗎……被封印的這些日子里……我所鐘愛的兩位晴明大人……就像完全將我遺忘了一般……好在侍從會(huì)為我?guī)硪恍┠銈兊南?,可那份漫長的孤寂真是令人無法忍受啊……一想到這一切的起源,就是因?yàn)槟氵@家伙……我就恨不得……恨不得將你整個(gè)吞噬……!現(xiàn)今你給我施咒,將我束縛在你身邊,是不是……已經(jīng)回心轉(zhuǎn)意……決心歸屬于我了?
【黒晴明】
「すまない、紅葉。封印が破られたのは予想外だった。私の半身はまだこのことを知らない。このまま紅葉に自由を與えるのは、得策ではないだろう?!?/p>
抱歉,紅葉。畢竟這封印被破是一場(chǎng)意外,我那半身對(duì)此還一無所知。若是讓你就此恢復(fù)自由之身,恐怕不太合適。
【鬼女紅葉】
「ふふふふ……以前私を「誘惑」した時(shí)、黒晴明様は今ほど素直じゃなかったわ……いいわ、もう一人の晴明様を見つけた時(shí)、あなた達(dá)二人と……きっちり「けりをつける」から……」
呵呵呵呵……以前你「誘惑」我的時(shí)候可不像今天這般正直……也罷,等我找到了那位晴明大人,定要同你們兩個(gè)……將這些賬好好「清算」一番……
言ったそばから、寒気と風(fēng)刃が彼女を襲った。しかし彼女に觸れる寸前、黒晴明が扇子を振りそれを打ち消した。
紅葉話音剛落,一股寒氣伴隨著一道風(fēng)刃向她直沖而來,但在觸碰到她的前一刻,黑晴明輕揮折扇將其化解。
【蟬氷雪女】
「黒晴明様への無禮は許さない!」
不許你對(duì)黑晴明大人如此無禮!
【鬼女紅葉】
「ふふふ……あなたこそ、私と愛しい人との會(huì)話に口を挾まないでくれる?それに、あなた達(dá)の黒晴明様は封印が弱まった途端に、隙をついて私を攫ったのよ……この名ばかりの「保護(hù)」の裏には、一體どんな企みが隠されているのかしらね?!?/p>
呵呵呵……我同我的心上人說話,又哪里容許你們這些家伙插嘴!再說了,你們的黑晴明大人趁著封印松動(dòng)就趁虛而入將我擄走……這種名義上的「保護(hù)」,實(shí)際上還不知道算計(jì)著什么壞心思呢。
【大天狗】
「この女は完全に狂っているようだ……體中から不愉快な気配を放っている。(これから本當(dāng)に彼女と仲間になるのか……)」
看起來真是個(gè)瘋狂的女人……散發(fā)著令人不悅的氣息。(接下來真的要和她成為同伴嗎……)
【蟬氷雪女】
「私もとても耐えられないけれど、黒晴明様がお決めになったことだから。あなたも私もただ従えばいい。ここで少し休んでから、急いで目的地に向かいましょう?!?/p>
雖然我也無法忍受這家伙,但畢竟是黑晴明大人的決定。你我都只需服從便是。我們?cè)诖松宰餍蓓?,便盡快向著目的地出發(fā)吧。
【大天狗】
「ふん、おそらくそんなに簡単ではないだろう?!?/p>
哼,恐怕沒那么簡單。
大天狗が風(fēng)刃を放つと、陰に隠れて攻撃の機(jī)會(huì)を伺っていた蛇魔が忽ち遠(yuǎn)くに吹き飛ばされた。同時(shí)に結(jié)界の周りに、危険な気配を放つ漆黒の何かが巻き散らされた。
大天狗隨手揮出一道風(fēng)刃,一條隱藏在暗處將要發(fā)起攻擊的蛇魔被擊飛數(shù)十步距離,漆黑之物傾灑在結(jié)界外圍,透出危險(xiǎn)的氣息。
【大天狗】
「ここで止まっている間に、彷徨う蛇魔達(dá)に目をつけられた。一網(wǎng)打盡にできるから手間が省けたとも言えるが、かつて住んでいた場(chǎng)所にこいつらが集っているのは、やはり……気に食わない!」
就在我們停下的這段時(shí)間里,已經(jīng)被很多游離的蛇魔盯上了。雖說將它們聚集起來一網(wǎng)打盡也算省事,但看到這么多家伙聚集在我生活過的地方,還是頗有些——令人不爽!
林に突然刃羽の嵐が出現(xiàn)し、あっという間に道沿いの無數(shù)の蛇魔と悪鬼を倒した。
羽刃暴風(fēng)猛地從山林中心升起,一時(shí)間擊倒了沿路無數(shù)蛇魔與惡鬼。
【黒晴明】
「実に見事な一撃だ、大天狗?!?/p>
真是漂亮的一擊,大天狗。
【大天狗】
「……お褒めに預(yù)かり恐縮です。黒晴明様をお守りするためなら、我は……」
……雕蟲小技。只要是保護(hù)黑晴明大人,我定……
二人が話していると、周囲は一気に冷え込んだ。草花はたちまち氷に覆われ、悪鬼の悲鳴が聞こえてきた。
兩人正說著,只覺身邊氣溫驟降,一時(shí)間草木花葉悉數(shù)凝上薄霜,不遠(yuǎn)處傳來惡鬼痛苦的嚎叫。
【黒晴明】
「さすがは氷雪の力を操る雪……雪……雪女……」
不愧是操縱冰雪之力的雪……雪……雪女……
【蟬氷雪女】
「この先しばらくは私達(dá)の脅威となる障害は現(xiàn)れません。行きましょう?!?/p>
前方的障礙應(yīng)該暫時(shí)不會(huì)對(duì)我們?cè)斐赏{了。出發(fā)吧。
【大天狗】
「……(つい我慢できずに身震いした)」
……終于忍不住打了個(gè)寒戰(zhàn))
一行は再び目的地に向かって移動(dòng)を始めた。道中で襲ってくる悪鬼と蛇魔を片付けていく。
眾人繼續(xù)向著目的地前進(jìn),一路上清理著襲來的惡鬼與蛇魔。
【逃難的村民】
「助けて……助けて……」
救救我—救—
【腿腳不便的老人】
「この世の終わりのようじゃ……」
還有什么時(shí)候比現(xiàn)在更像末日降臨呢……
村人達(dá)の叫びがすぐに妖怪の咆哮に埋もれていく。それを見た黒晴明は素早く前に出て、霊力を使って村人達(dá)を守った。
村民們的呼喊并未持續(xù)多久,很快被淹沒在妖怪的嘶吼聲中,黑晴明見狀迅速上前,以靈力保護(hù)著他們。
【大天狗】
「黒晴明様、この辺りの瘴気は以前よりも濃くなっています。先に結(jié)界を張ってから対策を考えましょう。」
黑晴明大人,這附近的瘴氣比先前濃重太多,不如先張開結(jié)界再作決斷吧。
【黒晴明】
「よかろう?!?/p>
好。
黒晴明が呪文を唱えると、彼を中心に強(qiáng)固な結(jié)界が出現(xiàn)し、瘴気を外に追いやった。
黑晴明默念口訣,一道堅(jiān)固的結(jié)界以他為原點(diǎn)張開,將瘴氣隔絕在外。
【逃難的村民】
「た、助かった……ありがとうございます、陰陽師様!え?都の有名な陰陽師様に似ていらっしゃいますが……あ、思い出した。晴明様……晴明様ですよね?さっきは混亂していて、晴明様のお顔も汚れていたので、すぐに気づけませんでした。晴明様がいてくださるのなら、もう安心です。」
得,得救了——多謝陰陽師大人!誒?您似乎與京都一位出名的陰陽師大人長相神似……啊,我記起來了,您是——晴明大人吧?剛剛事態(tài)混亂,您臉上又沾染了臟污,這才沒有認(rèn)出來。既然有晴明大人在此,那我們也便安心了。
【大天狗】
「……」
【蟬氷雪女】
「ゴホッ……」
咳……
【大天狗】
「雪女、どうした?気分でも悪いか?」
雪女,你怎么了,是感覺不太舒服嗎?
【蟬氷雪女】
「へ……平気。でも、道中ずっと何かの力がついてきているような気がする?!?/p>
我……沒事。但這一路上,我總覺得有股陌生的力量跟在身邊。
【黒晴明】
「ああ、雪女の言う通りだ。私も似たようなものを感じた。だが、私にとってその力は少し懐かしいものだ。その術(shù)を発動(dòng)した者は我々のすぐ近くにいながら、何かを企んでいるのだろう?!?/p>
嗯,雪女說得不錯(cuò),我也有相似的感覺。但我對(duì)這氣息倒是有幾分熟悉,想來施術(shù)者在我們身邊,卻有著自己的小心思吧。
【藤原道綱】
「黒晴明様はやはり鋭いですね。どうやらとっくに見抜かれていたようです?!?/p>
黑晴明大人可真是敏銳,看來我早就被識(shí)破了呢。
【黒晴明】
「この術(shù)は途中の情報(bào)を集めるためのものだ。例えこの世の終わりを迎えても、道綱様はまだ己の職務(wù)を気に掛けているようだな?!?/p>
這術(shù)法是為記錄沿途的情報(bào)而設(shè)??磥砑词故悄┤罩畷r(shí),道綱大人也還是對(duì)自己的本職念念不忘。
【藤原道綱】
「いえいえ。あくまでも日頃の癖です。もし皆さんの気に障るようでしたら、すぐに術(shù)をやめます?!?/p>
黑晴明大人過獎(jiǎng)了。這不過是出于日常的習(xí)慣。若是讓諸位感到不適,我收了這法術(shù)便是。
【黒晴明】
「その必要はない。蛇神を相手取るには、情報(bào)が多いほど有利だ。かつて住んでいた、よく知っている場(chǎng)所でも、今も昔と変わっていない保証はどこにもない。」
那倒不必。對(duì)付蛇神,我們了解到的情報(bào)越多則越有利。即使是曾經(jīng)生活過的熟悉之地,如今也不能保證就一定與從前無異。
【藤原道綱】
「ははは、黒晴明様はやはり考え方が周到ですね?!?/p>
哈哈哈,黑晴明大人果真深謀遠(yuǎn)慮。
【黒晴明】
「道綱様ほど用心深くはない?!?/p>
還是道綱大人心思更為縝密。
【蟬氷雪女】
「……黒晴明様はどうしてあの男と意気投合しているのでしょう……」
……黑晴明大人怎么和他聊得愈發(fā)投機(jī)了……
【大天狗】
「ん?そうか?むしろ雰囲気が悪化しているように見えるが?!?/p>
誒?有嗎。我怎么覺得氣氛開始不對(duì)了起來。
その時(shí)、ほぼ聞き取れないほど小さな音が聞こえた。
恰在此刻,一聲幾不可聞的異響傳來。
【黒晴明】
「こんな時(shí)に結(jié)界に異変か?いつの間に……」
結(jié)界在此時(shí)出現(xiàn)了異動(dòng)?那處什么時(shí)候被……
【大天狗】
「黒晴明様、危ない!」
黑晴明大人,小心!
大天狗の聲で黒晴明は現(xiàn)実に引き戻された。目の前を風(fēng)刃が通り過ぎ、攻撃を仕掛けてきた蛇魔を吹き飛ばした。その時(shí)、一行の足元の大地がひび割れ、各所に隠れていた悪鬼達(dá)は一目散に逃げ出した。
大天狗的聲音拉回了黑晴明的思緒,一道風(fēng)刃掠過他眼前,一條蓄勢(shì)進(jìn)攻的蛇魔被擊飛了出去。與此同時(shí),眾人腳下的土地開始顫動(dòng)崩裂,藏匿在各處的惡鬼四散而逃。
【天邪鬼赤】
「逃げろ、逃げろ??!助けて??!」
快逃,快逃——救命——
【天邪鬼青】
「待て??!一緒に……??!」
等等我——我們一起——
【天邪鬼黃】
「皆を守りたい……けど?。 ?/p>
我也想保護(hù)大家,可是——
天邪鬼達(dá)の言葉が終わる前に、周囲は突然暗闇に包まれた。聲でしか仲間の居場(chǎng)所を知ることができない。暗闇の中、赤い目がゆっくりと開き、高い場(chǎng)所から彼らを見下ろす。
天邪鬼們的話音未落,四周突然變得一片漆黑,大家僅能憑借聲音分辨各人所在的方位。黑暗之中,一只猩紅的眼瞳緩緩睜開,居高臨下地看向他們所在的方向。
【大天狗】
「この地に配置された蛇魔だ!な……天邪鬼達(dá)が……」
是駐守在此地的蛇魔!什么……天邪鬼他們……
【藤原道綱】
「彼らは弱いから、蛇目に睨まれると一時(shí)的に生命力を奪われ、石像のようになってしまいます。早くこの蛇魔を始末しないと、この辺りの命は全てあいつに力を吸収されてしまいます?!?/p>
他們力量低微,被蛇瞳凝視之后便暫時(shí)被奪走了生命力,化為了類似石像般的存在。若我們不盡快解決這條攔路的蛇魔,恐怕周遭所有的生靈都會(huì)被它汲取力量。
【大天狗】
「ならば、一気に始末してみせる!」
那便一鼓作氣,干掉它們吧!
【黒晴明】
「大天狗、早まるな。この蛇魔の凝視はとても強(qiáng)い邪力を帯びている。もし目が合えば、おそらくすぐに逃げきれなかった天邪鬼達(dá)のような狀態(tài)になるだろう?!?/p>
大天狗,不要貿(mào)然戰(zhàn)斗。這條蛇魔的凝視帶有極強(qiáng)的邪性,若是目光與它直接接觸,恐怕很快就會(huì)變得和那些沒來得及逃走的天邪鬼們一樣。
【大天狗】
「そんな?!?/p>
什么?
【黒晴明】
「私の霊力を帯びた帯で目を隠せば、しばらくはもつはずだ。ヤマタノオロチは何を企んでいるか分からない。彼が放った蛇魔には、きっと我々の知らない秘密がまだたくさん隠されているだろう。しかと心に留めておけ。何が起きても目を合わせてはいけない……」
以帶有我靈力的綢帶蒙住雙眼,應(yīng)該能夠支撐一段時(shí)間。八岐大蛇心機(jī)頗重,他所放出的蛇魔,一定還有許多我們所不知曉的秘密。切記,不論發(fā)生什么都不要與這家伙有直接的目光接觸……
【大天狗】
「はい、黒晴明様?!?/p>
是,黑晴明大人。
【黒晴明】
「皆、ここは各自の得意分野に応じて、戦いでの役割を決めておこう?!?/p>
諸位,我們依照各自所長,簡單分配一下作戰(zhàn)的方式吧。
【大天狗】
「我は風(fēng)を通じて皆の動(dòng)向を感知できる。上空の戦況は我に任せろ。」
我憑借風(fēng)聲就能夠辨別各方的動(dòng)向,就由我來控制上方的戰(zhàn)局。
【蟬氷雪女】
「私は溫度から方向を知ることができる。地上の皆を補(bǔ)佐するわ。」
我感知溫度就能辨別方位,所以就為地面上的各位提供幫助。
【藤原道綱】
「目を隠したら、私は方向が分からなくなります。でも黒晴明様と協(xié)力して結(jié)界を維持することはできます?!?/p>
蒙住眼睛后,我很難辨別方向,但協(xié)助黑晴明大人繼續(xù)維持這個(gè)結(jié)界還是綽綽有余。
【黒晴明】
「よし。これは壯絶な戦いになる。皆、頼んだぞ!私と道綱様は引き続き結(jié)界を維持し、蛇魔の邪気の侵食から皆を守る。同時(shí)に皆と共にやつを討伐する!」
好,這一戰(zhàn)來勢(shì)兇猛,便拜托大家了!我與道綱大人繼續(xù)維持庇護(hù)結(jié)界,確保大家不被蛇魔的邪氣侵蝕,并與諸位合力將它擊倒!
【鬼女紅葉】
「……」
【黒晴明】
「紅葉、まだ何か用か?」
紅葉,還有什么事嗎?
【鬼女紅葉】
「あなたのことは誰にも渡さない……だから……私もあなたを守るわ。」
我可不會(huì)讓你落到他人手中……所以……我也會(huì)保護(hù)你的。
【黒晴明】
「そういうことか……ありがとう?!?/p>
既然如此……多謝。
【鬼女紅葉】
「でも覚えておいて……これは全て、あなたの體を、魂を獨(dú)占するため……決して優(yōu)しさなんかじゃない……」
但請(qǐng)記住……這一切都是為了我能夠獨(dú)占你的身體……你的靈魂……而非是我的好心……
【大天狗】
「善は急げだ。すぐに決著をつけましょう、黒晴明様!」
事不宜遲,速戰(zhàn)速?zèng)Q吧,黑晴明大人!
黒晴明一行が蛇魔に総攻撃を仕掛ける。皆それぞれ大技を決めたが、どれだけ強(qiáng)烈な攻撃を浴びても、巨大な體を持つ蛇魔にとっては痛くも癢くもない。
黑晴明一行人與蛇魔纏斗起來,一開始各方攻擊勢(shì)頭正猛,然而眾人強(qiáng)勢(shì)的攻擊對(duì)于身形龐大的巨蛇而言不值一提。
【大天狗】
「刃羽の……くそ!」
羽刃暴……可惡!
上空にいた大天狗は一番に攻撃された。蛇魔の體に生えている棘が放たれ、大天狗の翼を掠めて飛んで行った。しかし急に走った激痛のせいで彼は均衡を失い、そのまま一直線に落下した。幸い、黒晴明がすぐさま呪符を放ち、彼を危機(jī)から救った。
位于上空的大天狗最先受到襲擊,蛇魔身體上的飛刺擦過了他的羽翼,突如其來的劇痛令他失去平衡,從空中直直下落。幸而黑晴明及時(shí)拋出符咒將他護(hù)住,解除了他的危機(jī)。
【黒晴明】
「大丈夫か、大天狗。」
可要打起精神來,大天狗。
【大天狗】
「黒晴明様……」
黑晴明大人……
視界が制限されているため、なかなか弱點(diǎn)を見つけられず、すぐに巨蛇に有利な狀況になった。このままではいけないと誰もが悟ったが、限られた時(shí)間の中で、誰も戦況を逆転する方法を見つけられなかった。
視線受到限制,巨蛇的弱點(diǎn)也極難被察覺,很快巨蛇便占據(jù)了上風(fēng)。雖然大家皆心知肚明這樣下去絕非長久之計(jì),但一時(shí)間竟也難以想出能夠逆轉(zhuǎn)戰(zhàn)局的方法。
【蟬氷雪女】
「ふふ……ふふふ……消えなさい……皆消えなさい……?。。 ?/p>
呵呵呵……呵呵呵……消散吧……都給我消散吧……?。?!
【大天狗】
「雪女……なぜ急に……」
雪女……你怎么突然……
【藤原道綱】
「まずい、どうやら雪女様はもうこれ以上巨蛇の侵食に耐えられないようです……」
糟糕,看來雪女大人是在巨蛇的影響下有些支撐著不住了……
【大天狗】
「そんな。」
什么?
【黒晴明】
「蛇魔と目が合わなくても、冷靜さを失えば、邪神の力に影響される恐れがある……結(jié)界の力も、じきに盡きてしまいそうだ。視界を奪われた今、全力を出すことができない。まずは巨蛇の目を何とかしなければ、有効な攻撃は期待できない?!?/p>
就算不與蛇魔對(duì)視,若是內(nèi)心失去平靜,還是有可能被邪神之力影響心智……看來結(jié)界的保護(hù)之力已經(jīng)所剩無幾了?,F(xiàn)在我們視野受到限制,無法發(fā)揮全力,看來唯有從巨蛇之眼入手,從此處擊破,才有可能達(dá)到奇效。
【大天狗】
「黒晴明様、ここは我が……」
黑晴明大人,就讓我……
【黒晴明】
「焦るな。道綱様、雪女は頼んだ?!?/p>
先不要心急。道綱大人,先拜托你照顧好雪女了。
【藤原道綱】
「ご安心ください、戦闘の支援は困難ですが、誰かを守ることはできます?!?/p>
沒問題,雖說戰(zhàn)斗我難以幫忙,但簡單的保護(hù)不在話下。
【蟬氷雪女】
「近寄らないで……近寄らないで!」
不要靠近——不要靠近我!
【鬼女紅葉】
「ちっ、見苦しいわ、彼女には一體何が見えているのかしら……」
嘖,這副模樣,真不知道她看見了什么啊……
【藤原道綱】
「紅葉さんはまだまだ正気のようですね。」
紅葉小姐的神智看起來還很清醒嘛。
【鬼女紅葉】
「ふふ、この件を片付けたら愛しいあの人を獨(dú)占できると思うと、胸がいっぱいになるの……私を止められるものは何もない……」
呵呵,我一心念著解決完這件事,獨(dú)享我的心上人……可沒有什么能夠阻攔我……
【黒晴明】
「本題に戻って。大天狗、この後上空で巨蛇の注意を引きつけてくれ。その隙に私が霊力を込めた呪符をやつの目の中に放つ?!?/p>
言歸正傳。大天狗,待會(huì)就由你來從上方吸引巨蛇的注意,之后由我將帶有靈力的符咒送入它的眼中。
【大天狗】
「御意、黒晴明様?!?/p>
領(lǐng)命,黑晴明大人。
【黒晴明】
「くれぐれも無理はするな。異変があれば直ちに地上に戻れ、分かったか?」
切記不要逞強(qiáng),若是有什么異樣立刻返回地面,聽見了嗎?
【大天狗】
「……はい。」
……是。
少し休んだ後、大天狗は空へと飛び立った。獲物の気配に気づいた巨蛇は、彼に気を取られている。その時(shí)、黒晴明が高く飛び上がり、空中で止まった。そして手に持った呪符に霊力を注ぎ込む。
經(jīng)過簡單的休整后,大天狗率先飛上了天空,巨蛇嗅到獵物的氣息,果不其然被其吸引而去。就在此刻,黑晴明一躍而起,亦隨之懸于空中,手持符咒,凝神聚力。
【大天狗】
「黒晴明様!今だ!」
黑晴明大人!就是現(xiàn)在!
しかし敵の急所に打撃を與える直前に、一行が気づかないうちに後ろに潛伏していたもう一匹の巨蛇が現(xiàn)れた。背後から強(qiáng)烈な威圧を感じ、すぐに一行は程度こそ違うが、皆幻覚に襲われた。悲鳴、風(fēng)音、號(hào)泣が耳元で響き、彼らを押し潰そうとしているかのようだ。
然而就在感覺這一擊將要擊中要害之時(shí),幾人都未注意到身后蟄伏的另一條巨蛇。強(qiáng)烈的壓迫感瞬時(shí)從后方傳來,一時(shí)間眾人眼前都出現(xiàn)了不同程度的幻覺。尖叫聲,風(fēng)聲,哀嚎聲充斥在耳畔,仿佛要將他們逐個(gè)擊潰。
【黒晴明】
「気をそらすな、大天狗!」
不要分神,大天狗!
途切れ途切れの黒晴明の聲は、まるで調(diào)子外れの旋律ようだ。大天狗は一度深呼吸して、前方に最後の風(fēng)刃を放った。
黑晴明的聲音斷斷續(xù)續(xù),仿佛錯(cuò)音的曲調(diào),大天狗深吸了口氣,向著前方揮出了最后一道風(fēng)刃。
【大天狗】
「黒晴明様??!」
黑晴明大人——
強(qiáng)く圧迫され、黒晴明の目隠しの帯が千切れてしまった。しかしそれでも彼は手を止めなかった。
巨大的威壓之下,黑晴明用于覆面的綢帶終于被震碎,而他卻并未停下手中的動(dòng)作。
【黒晴明】
「こんなところで……負(fù)けるわけには……!臨、兵、闘、者、皆、列、陣、在、前、急急如律……」
怎么能……在這里就失敗……!臨、兵、斗、者、皆、列、陣、在、前,急急如律——
まばゆい光が収まると、巨蛇は咆哮し、ようやく撤退していった。その時(shí)もうこれ以上耐えきれなくなった黒晴明が、脫力して空から落ちてきた。皆危機(jī)は去ったかと思ったが、もう一匹の巨蛇がもう一度襲ってきた。大天狗はなんとか黒晴明のそばに行こうとしたが、目の前に赤い人影がいることに気づいた。黒晴明の目の前に現(xiàn)れた巨蛇がまっすぐに彼の目を見つめる。まるでどうやって彼を呑み込もうか考えているようだ。しかし紅葉が突然彼らの間に現(xiàn)れた。
耀眼的白光過后,巨蛇發(fā)出一聲咆哮,終于暫時(shí)撤后。而此時(shí)的黑晴明再也支撐不住,脫力從半空中跌落。就在眾人以為危機(jī)將要解除,另一條巨蛇卻再度襲來,大天狗奮力向黑晴明所在的方向飛去,卻發(fā)現(xiàn)面前多了一道紅色的身影。黑晴明面前的巨蛇凝視著他的雙眼,似乎在思考如何將他吞噬,但紅葉卻猝不及防出現(xiàn)在他們之間。
【黒晴明】
「紅葉……!」
紅葉……你……!
落ちていく中、黒晴明は最後の呪符を投げ、紅葉を守ろうとした。しかし彼女には屆かず、巨蛇の瞳に刺さった。
黑晴明雖仍在墜落,但卻還是掙扎著擲出最后一道符咒,想要保護(hù)紅葉,但卻錯(cuò)過她刺入了巨蛇的眼瞳。
【鬼女紅葉】
「この呪符は、やはり私を守るために……はははははは……黒晴明様……あなたは……」
這道符咒,果然是要保護(hù)我……哈哈哈哈哈哈——黑晴明大人……你還是……
【黒晴明】
「紅葉!」
紅葉!
混亂の中、黒晴明は目の前に赤い色が現(xiàn)れるのを見た。しかしその姿は、徐々にぼやけていった。
混亂之中,黑晴明看到自己面前出現(xiàn)了一抹鮮紅,但那個(gè)身影,卻在漸漸變得模糊。
【鬼女紅葉】
「どんな時(shí)でも、あなたを見ることさえ……できれば……」
無論什么時(shí)候,只要能看到您……就……
近くにいた大天狗と雪女が嵐と氷の刃を召喚し、巨蛇に攻撃を仕掛ける。強(qiáng)烈な力が四方から迫り、紅葉の言葉は強(qiáng)風(fēng)でかき消された。
不遠(yuǎn)處的大天狗和雪女正召喚出風(fēng)暴與冰刃向巨蛇攻擊而去。強(qiáng)烈的力量從四周掠過,紅葉的話語被狂風(fēng)聲淹沒,變得支離破碎。
【鬼女紅葉】
「ふふふ……この紅葉の舞で、あなた達(dá)の力になるわ!」
呵呵呵……就讓這紅葉之舞,助你們一臂之力吧!
強(qiáng)烈な力の衝突の後、黒晴明と紅葉は無事に地上へと降り立った。それと同時(shí)に巨蛇も退散した。周囲は段々と光を取り戻し、靜寂が訪れた。
在劇烈的力量沖撞后,黑晴明與紅葉平安回到了地面。巨蛇也在此刻退去,四周逐漸恢復(fù)了光亮,一切歸于寂靜。
【黒晴明】
「紅葉……」
紅葉……
紅葉からの反応はなかった。
然而對(duì)方卻毫無回應(yīng)。
【藤原道綱】
「紅葉さんはさっきの戦闘の中で、力を使い切ってしまったのでしょう?!?/p>
紅葉小姐在剛剛的戰(zhàn)斗中,耗盡了大部分的力量吧。
【大天狗】
「巨蛇がいなくなった後、さっきの天邪鬼達(dá)も徐々に回復(fù)してきたようだ。どうしたものか……」
巨蛇退去以后,剛剛那些天邪鬼都逐漸恢復(fù)了過來,為何……
【黒晴明】
「さっきの一撃で、彼女は大量の力を失った。すぐには回復(fù)しないだろう。私が霊力を使って、彼女の回復(fù)を手伝ってみよう。彼女の身體の中には、私の呪術(shù)がまだ殘っている。一時(shí)的に意識(shí)を失っているとはいえ、深刻な狀態(tài)ではない。」
剛剛那一擊后,她失去的力量太多,一時(shí)間難以復(fù)原。我已以靈力協(xié)助,試著讓她自行恢復(fù)。她的身體里還留存有我的咒術(shù),除了暫時(shí)失去了意識(shí),沒有大礙。
【藤原道綱】
「巨蛇は既に撃破され、陣眼も露わになりました。黒晴明様、ここに長くとどまるべきではないかと。急いで浄化の儀式を行いましょう?!?/p>
巨蛇已被擊敗,陣眼也已顯現(xiàn)出來。黑晴明大人,此地不宜久留。我們還是盡快進(jìn)行凈化儀式吧。
【黒晴明】
「ああ、道綱様の言う通りだな。しかしこの陣眼の中に邪力は極めて強(qiáng)大だ。少し時(shí)間がかかるだろう。大天狗、雪女、先に紅葉を連れて、約束の場(chǎng)所に行け。私と道綱様は、この場(chǎng)所を徹底的に浄化した後で合流する?!?/p>
嗯,道綱大人說得不錯(cuò)。但這陣眼中的邪力極為強(qiáng)大,恐怕需要花費(fèi)一段時(shí)間了。大天狗,雪女,你們帶著紅葉先盡快抵達(dá)約定的目的地。我與道綱大人將此地徹底凈化后,便立刻與你們會(huì)合。
【大天狗】
「分かりました、黒晴明様?!?/p>
明白,黑晴明大人。