◇病名は愛だった - 多間硝子


◇病名は愛だった-多間硝子
余命數(shù)か月ばかりの戀に
在生命僅剩數(shù)月的愛戀里
點滴で扶養(yǎng)する患者達
用吊針延續(xù)活力的患者們

被害者の甘い期待を吊い
被害者期待的奇跡將變成葬禮
悔悟の機會を躊躇うドクター
面對救贖的選項躊躇不前的醫(yī)生

所以など行方知らず
患病的始末從何談起
未知の病巣に臥す患者たち
臥倒在未知病灶里的患者們

発熱が死因 然れば早期に
死于發(fā)燒 犯人明知這一點
躊躇すべきだったと知る放火犯
卻仍讓患者的體溫停留在危險區(qū)域

この心に穴が空いたくらいなのに
明明這顆心已經(jīng)空空如也
たったそれだけの違いなのに
明明只有這點差別

貴方の背中に滲んでく涙痕が
浸濕襯衫后滲透進你脊背的淚痕
枯れそうもないのはどうしてなの
為什么絲毫不見干涸呢

病名は愛だった
病名為愛

今はもはや持ち腐れの戀に
在如今已然百無一用的愛戀里
些事な延命を乞う患者達
祈求延續(xù)余生的患者們

加害者の荒い治療に耐えたい
忍受著加害者粗暴的治療
伴侶たる者はと覚るペイシェント
卻發(fā)現(xiàn)彼此為伴才對緩解病情有利

赤い糸を固結び
于是將紅繩緊緊相系
故に首を絞め合う患者達
互相勒住彼此的脖頸

呼吸が出來ない然れど解けない
無法呼吸 然而無法解開
本旨に反す麻酔に縋っている
仰仗違背本意的麻醉劑求得茍存

ただ心の溝をそっと覆いたくて
只不過想要填平心中的溝壑
たったそれだけの違いなのに
只不過這點差別而已

どのガーゼを充てたとしても代えられない
不管多少紗布也無法代替
貴方の溫もりを待っている
你所給予的溫暖才是我所希冀

病名は愛だった
病名為愛

美しい噓に騙されて
陷入謊言一時的美麗
會に合わぬ花に成り果てて
淪落于永不綻放的花朵

緩やかに迫る死期ですら
就連緩緩而至的死期
フィナーレのように見違える
也錯以為是即將落幕的終章

淺ましい夢に化かされて
迷惑于可悲的夢中卻絲毫不知
不例な病に祟られて
不明之病再次作祟
息も絕え絕えな戀心
戀慕之心同呼吸漸漸衰竭
その死に目を綴った
終于閉目而終

「病名は愛だった」
『病名為愛』


