【日本小2道德】23#猿平和告示牌

猿平と立て札(猿平和告示牌)
作者:奈街 三郎(なまち さぶろう)
柿の実が段々赤くなってきました。
(柿子漸漸紅了。)
けちん坊で食いしん坊の猿平は、心配になりました。
(小氣又貪吃的猿平開(kāi)始擔(dān)心。)
「誰(shuí)かに取られはしないかな。そうだ。いい考えがある?!?/p>
(“會(huì)不會(huì)被誰(shuí)摘走呢?對(duì)了。有個(gè)好主意?!?/span>)
猿平は、柿の木の根元に立て札を立てました。
(猿平在柿子樹(shù)的樹(shù)根邊上插上了告示牌。)
これは渋柿、食べられません。
(這是澀柿子,不能吃。)
「こうしておけば、誰(shuí)も取るまい。ああまい柿は、僕一人でぺろぺろり?!?/p>
(“這樣做的話,誰(shuí)都不會(huì)摘了。甜甜的柿子就我一個(gè)人吃。”)
明くる朝、猿平は立て札を見(jiàn)て、びっくりしました?!袱长欷蠝i柿、食べられません?!工韦饯肖恕?/p>
噓をかいてはいけません。
と書(shū)いてありました。
(翌日清晨,猿平看到告示牌,驚了一下?!?span id="s0sssss00s" class="color-gray-03">這是澀柿子,不能吃。”的旁邊,寫(xiě)著不能說(shuō)謊。)
「あれ、誰(shuí)がこんなことを書(shū)いたんだろう?!?/p>
(“哎呀,這是誰(shuí)寫(xiě)的啊?”)
猿平は首を傾げましたが、思わず苦笑いをしてしまいました。
(猿平疑惑地歪著腦袋,不禁苦笑。)
猿平は立て札を書(shū)き直しました。
(猿平重新寫(xiě)了告示牌。)
この柿の木の持ち主は猿平。
(猿平是這棵柿子樹(shù)之主。)
すると明くる日には、そのそばに、
欲しい方は、遠(yuǎn)慮なく取って食べてください。
と書(shū)いてありました。
(于是翌日,在其旁邊寫(xiě)著想吃的人請(qǐng)不要客氣地摘著吃。)
猿平は気味が悪くなりました。
(猿平害怕起來(lái)。)
そこへ、立て札を見(jiàn)た猿達(dá)が、ぞろぞろやって來(lái)ました。
(這時(shí),看到告示牌的猴子們,絡(luò)繹不絕地來(lái)了。)
「猿平君、柿をご馳走になるよ?!?/p>
(“猿平君要請(qǐng)吃柿子?!?/span>)
猿平は渋い顔をしましたが、仕方がありません。
(猿平沉著臉,很是無(wú)奈。)
「さあさあ、どっさり食べてくれたまえ。」と言ってしまいました。
(“請(qǐng)多吃點(diǎn)。”他說(shuō)道。)
それから、猿達(dá)が毎日柿を食べにやって來(lái)るようになりました。
(此后,猴子們每天都來(lái)吃柿子。)
それで猿平は、いつもより少ししか柿が食べられませんでした。そのかわり、沢山の新しい友達(dá)が出來(lái)ました。
(于是猿平只能比平常少吃柿子。不過(guò),他結(jié)交了很多新的朋友。)
誰(shuí)が立て札に書(shū)いたのか、今でも分かりません。
(至今都不知道是誰(shuí)寫(xiě)的告示牌。)

