いってらっしゃいませ　お父様

うるさい　止まれ

何や　もう

昨日は遅くまでやってたんだから

もうちょっと

もう融通の利かないやつ

そうだ　ペンダント

まだ始まったわけじゃないけど

用心に越したことはないか

?

プロローグ

?

何だろ　生徒一人も見(jiàn)かけないとか

靜かすぎるんですけど

まぁ　こう言う日もあるか

?

あれ　遠(yuǎn)坂

今朝一段と早いのね

やっぱりそうきったか

おはよう　今日も寒いねこりゃあ

おはよう　美綴さん

つかぬ事を聞くけど　いま何時(shí)だかわかる

何時(shí)って七時(shí)前じゃない

遠(yuǎn)坂寢ぼけてる

うちの時(shí)計(jì)一時(shí)間早かったみたい

しかも軒並み

目覚まし時(shí)計(jì)はおろか　柱時(shí)計(jì)まできっかり

あのペンダントを見(jiàn)つけた矢先って

まさか父さんの仕業(yè)

遠(yuǎn)坂

美綴さんは今日も朝練

ええ　うまいのが一人減ったからね

新入生獲得に備えて少しぐらい見(jiàn)栄えよくしないと

主將ともなると気苦労が絶えないのね

お　ついてたから見(jiàn)ていく　朝練

?

本當(dāng)に見(jiàn)ていかないの

見(jiàn)てもわからないもの　遠(yuǎn)くから眺めてる分ならいいけどね

?

おはようございます　主將

あ　おはよう間桐

今朝はひとり

はい　力になれず申し訳ありません

あ　いいでいいで

本人がやりたがらないなら

無(wú)理させでも仕方がないし

それじゃあ　失禮するわ

またあとでね　美綴さん

あ　また後でね　遠(yuǎn)坂

お疲れさまです　遠(yuǎn)坂先輩

ありがとう　桜もしっかりね

?

や　遠(yuǎn)坂　おはよう

朝から君に會(huì)えるなんて　ついてるな

おはよう　間藤慎二君

今日は早いのね

あたりまえだろ　主將なんだから

副部長(zhǎng)でしょうが

それじゃ　

ちょっとまってよ　見(jiàn)學(xué)していけよ　朝練

遠(yuǎn)慮しておくわ

朝の練習(xí)の邪魔をしたくないもの

そんなのかまわないさ

だから邪魔をする気はないって言ってるでしょう

それに私　別に弓道に興味があるわけじゃないから

何だよ遠(yuǎn)坂　弓道に興味はなかったのか

勘違いしてたよ

遠(yuǎn)坂は弓が好きだから　放課後見(jiàn)に來(lái)てると思ったけど

そっか　目當(dāng)ては別にあったんだね

離れてくれないかしら　間藤君

いい　間藤君

私は弓道に興味がない以上に　

貴方に興味はないって言ってるのよ

実際　あなた射場(chǎng)にいたなんて今はじめて知ったぐらいだし

きっとこれからも目に入らないわ

何だと

遠(yuǎn)坂　お前

自意識(shí)過(guò)剰なのも結(jié)構(gòu)だけど

ほどほどにしておいた方がいいわよ

あれ　遠(yuǎn)坂さんだ　おはよう

おはようございます　藤村先生

?

げっ　遠(yuǎn)坂

あら　生徒會(huì)長(zhǎng)

こんな朝早くから校舎の見(jiàn)回り

それとも　各部室の手入れかしら

どっちでもいいけど　相変わらず馬目ね

そう言うおまえこそ何を企んでいる

部活動(dòng)もしていないお前がこんなはやくになんの用か

タダの気まぐれよ

?

一成　修理終わったぞ

悪い　頼んだのはこっちなのに

衛(wèi)宮に任せきりにしてしまった　許せ

で次はどこだよ　あまり時(shí)間ないぞ

あ　次は視聴覚室だ

前から調(diào)子が悪かったそうなんだが　この度ついに天壽を全うされた

天壽を全うしてたら治せないだろ

買(mǎi)い直した方が早いぞ

そうなんだが　一応見(jiàn)てくれると助かる

俺から見(jiàn)れば臨終だが　お前から見(jiàn)れば仮病かもしれぬ

そうか　なら試そう

あさ　早いんだな　遠(yuǎn)坂

今の　あいさつのつもりなのかな

?

あ　あの遠(yuǎn)坂さん

よかったら　お晝ご飯一緒に食べませんか

ありがとう　三枝さん

けどごめんなさい　私きょうは學(xué)食なんです

今朝は寢過(guò)ごしてしまったもので

あ　そうなんですか　ごめんなさい

そうとも知らず　呼び止めてしまって

これに懲りず　また聲をかけてください

はい　でも　遠(yuǎn)坂さんも寢過(guò)すことがあるんですね

本當(dāng)は寢坊助なんですよ私

部活だって朝起きられないから入ってないんです

それじゃ　三枝さんもごゆっくり

はい　遠(yuǎn)坂さんも

?

振られたね　ゆきっち

だから言ったでしょう　遠(yuǎn)坂は弁當(dāng)持ってこないって

マキ　それは私たちも食堂に移動(dòng)すればいいだけの話では

ダメダメ　遠(yuǎn)坂と同席にしてみなさい

男の子どもの視線がうざいのなんの

前に休みだってさ　二人で遊びに行ったのに

あいつだけ得しちゃってさ

まきのじ　君の陰口は遠(yuǎn)坂嬢に聞こえているようだが

めっちゃ睨んでいるじゃん　あいつ

え　別に遠(yuǎn)坂さんまきちゃんをにらんでなんかないと思うけど

睨んでんだよ　あれ

あいつは笑ってる時(shí)が一番怖いだから

いいじゃんか　愚癡ぐらい　大目に見(jiàn)ろよ

たい焼きおごってやったろ

?

父さんの遺言に期待してたんだけどな

昨夜　地下室で厄介な謎解きと一緒に見(jiàn)つかった父さんの遺品

苦労して開(kāi)けてみれば　出てきたものは

壊れた觸媒らしきものと　このペンダント

おまけに家中の時(shí)計(jì)がおかしくなるわ

これはこれですごいものなんだけど

最強(qiáng)のサーバントセイバーの召喚には役に立たないのよね

似非神父の情報(bào)によれば

殘るマスターは後二人

悩んでいる時(shí)間はないか

?

一月三十一日　午後三時(shí)二十一分のメッセージです

私だ

分かっているとは思うが期限は明日までだ凜

あんまり悠長(zhǎng)に構(gòu)えられては困る

殘る席は後二つ

アーチャーとセイバーのクラスだけだ

早々にマスターを揃えねばならん

さっさとサーヴァントを召喚し　令呪を開(kāi)け

もっとも　聖杯戦爭(zhēng)に參加しないというなら

話は別だ

命が惜しいのなら　早々に協(xié)會(huì)に

うん　いわれなくだってわかってるわよ

?

準(zhǔn)備よし

時(shí)間よし

波長(zhǎng)良好

私の魔力がピークになる二時(shí)に合わせて召喚することで

觸媒なしでも　セイバーを手に入れて見(jiàn)せる

素に銀と鉄

礎(chǔ)に石と契約の大公

祖にはわが大師シュバインオーグ

四方の門(mén)は閉じ　王冠より出で

王國(guó)に至る三叉路は循環(huán)せよ

満たせ　満たせ　満たせ　満たせ　満たせ

繰り返し都度に五度

ただ満たされるときを破卻する

セット

告げる

汝の身は我が下に

我が命運(yùn)は汝の剣に

聖杯の寄る辺に従い

この意　この理に従うならば答えよ

誓いをここに

我は常世すべでの善となるもの

我は常世すべての悪をしくもの

汝三大の言霊を纏う七天

抑止の輪より來(lái)たれ

天秤の守り手よ

?

完璧　間違いなく最強(qiáng)のカードを引き寄ってた

なんでよ

扉壊れて

もう

確かうちの時(shí)計(jì)　今日に限って一時(shí)間早かったんだけ

つまり今は午前一時(shí)　二時(shí)じゃない

またやっちゃった

やっちゃったことは仕方がない

でも父さん　何て言う宿題は

?

それで　あんた何

開(kāi)口一番其れか

こりゃあまたとんでもないマスターに引き上げられたものだ

やれやれ　これは貧乏くじを引いたかな

確認(rèn)するけど

あなたは私のサーヴァントで間違いない

君こそ　私のマスターなのか

私が召喚されたときに　いなかっただろ

雛鳥(niǎo)じゃあるまいし　目を開(kāi)けた時(shí)にしか主を決められない

なんて冗談はやめてよね

まあ　いいわ

私が訪ねているのは

貴方がほかのだれでもない　この私のサーヴァントかってことだけよ

主従関係は一番初めにはっきりさせておくべきだもの

あ　確かにその意見(jiàn)には賛成だ

だが　そもそも君が私のマスターである証は

どこにある

ここよ　あなたのマスターである証ってこれでしょ

參ったな

本気で言ってるのかお嬢さん

私が見(jiàn)たかったのは　そんな形だけのものではなく

君が忠誠(chéng)を振るうにふさわしい人物かどうかだったのだが

なによ　それじゃあ私はマスター失格

いや　まったくもって不満だが

君をマスターと認(rèn)めよ

だが私の條件がある

私は今後君の言い分には従わない

戦闘方針は私が決める

それで構(gòu)わないな　お嬢さん

そう　不満だけど認(rèn)めるくせに

私の意見(jiàn)は取り合わないって　どういうことかしら

貴方は私のサーヴァントなんでしょう

あ　形の上だけはな

上に　形式上は君に従ってやる

だが　戦うのは私自身だ

君はこの家の地下にでも隠れて

聖杯戦爭(zhēng)が終わるまでじっとしていればいい

それなら　未熟な君でも命だけは助かるだろ

うん　怒らせてしまったかな

いや　もちろん君の立場(chǎng)を尊重するよ

私はマスターを勝利させるために呼ばれたものだからな

私の勝利は君のものだし　戦いで得たものはすべて君にくれてやる

それなら　文句は無(wú)かろう

まあ　後のことは私に任せて

自分の身の安全を考えたまえ

君には何も望んでいない

?

頭きった　

いいわ　そんなに言うなら使ってやろうじゃない

Anfang

まっ　まさか

そのまさかよ

この禮儀知らず

Vertrag

Ein　neuer Nagel

Ein　neues Gesetz? Ein neves Gesetz

Ein neves Verbrechen

?

待って　正気か　マスター

そんなことで令呪を使うやつが

?

うるさい

いい　あんたは私のサーヴァント

なら私の言い分には絶対服従ってもんでしょう

考えなしか君は

こんな大雑把なことに令呪を使うなど

ばっ　場(chǎng)所を変えるわ　ついてきて

?

なるほど

君の性質(zhì)は大體理解したぞマスター

念のために尋ねるが

君が令呪がどれほど重要か理解しているのか

なにその上から目線

これのどこが絶対服従だっていうのよ

サーヴァントを律する三回きりの命令権でしょう

それがなによ

いいかね　令呪はサーヴァントを強(qiáng)制的に行動(dòng)させるものだ

例えば　私はここから遠(yuǎn)くの場(chǎng)所まで

瞬間的には移動(dòng)できない

だが令呪で行けと命じれば

それが私と君の魔力で可能となる

肉體の限界さえ突破させる大魔術(shù)の結(jié)晶が三つの令呪なのだ

まあ　今では二つに減ってしまったがな

知ってるわよそんなこと

いいじゃない　まだ二つのこってるんだから

?

貴方に命じた規(guī)則は無(wú)駄じゃなかったんだし

確かに　これは私の誤算だった

令呪と言うものは曖昧な命令には利きが弱くなる

君の先ほどの令呪はまさにそれだ

すべての言動(dòng)に絶対服従など　令呪が百あっても実現(xiàn)できない

じゃあ　私の先の令呪は無(wú)意味ってこと

通常ならそうなのだが

どうも　君の魔術(shù)師としての性能は桁が違ったらしい

桁が違った

あ　誤算と言うのはそれだ

今の私は君の言葉に強(qiáng)い強(qiáng)制を感じている

困ったものだよ

えっと　それで

前言を撤回しよう　マスター

年齢は若いが君は卓越した魔術(shù)師だ

子供と侮る　戦いから遠(yuǎn)ざけようとしたのは

私の過(guò)ちだった

無(wú)禮共々　謝る

?

じゃあ　令呪抜きで私がマスターだって認(rèn)めるのね

無(wú)論だ

先ほどは召喚されたばかりで　馴染んでいなかったが

今では完全につながった

魔術(shù)師であるのなら　契約による繋がりを感じられるだろ

契約

そっか　サーヴァントは聖杯に呼ばれるけど

よばれたサーヴァントをこの世に留めるのは

そう　マスターの力だ

サーヴァントはマスターからの魔力提供によってこの世に留まる

君からの魔力提供量は十分だ

君は間違いなく一流だ

今更褒めだって何も出ないですけど

あなた　セイバーじゃないの

殘念ながら剣は持っていない

ってことはアーチャーね

ドジだわ　あれだけ寶石を使っておいて

セイバーじゃないなんて

悪かったな　セイバーでなくて

それは痛恨のミスで殘念だけど

悪いのは私なんだから

今の暴言を悔やませてやる

その時(shí)になった謝っても聞かないからな

?

それじゃ　必ず私を後悔させて　アーチャー

そうなったら　素直に謝らせてもらうから

あ　忘れるなよ　マスター

?