7年了!蕾姆終于醒來了!【中日文對照】

翻譯:相晴君
校對:初音瀟??
潤色:初音瀟? 相晴君
?
「う……」
【“嗯……”】
ざらついた感觸に顔を撫でられ、スバルは呻きながら瞼を開けた。
【臉被粗糙的觸感撫摸著,菜月昴一邊呻吟一邊睜開了眼瞼?!?/span>
意識が、ゆっくりと浮上してくる。それに合わせ、開いた瞼の向こうでぼやけた視界、それが徐々にまともな輪郭を帯びてくる。
【意識緩緩浮現(xiàn)。與此同時,在張開的眼皮對面,由模糊的視野,漸漸呈現(xiàn)出一個完整的輪廓?!?/span>
その間も、なおもスバルの頬にはざらついた感觸がずっとあって。
【在這期間,菜月昴的臉頰一直有粗糙的觸感?!?/span>
「ぱと、らっしゅ……わか、った。わかった、から。起きた。もう、起きたよ……」
【“啊,真羅嗦……知道了。知道了。起床了。我已經(jīng)起床了……”】
ぐいぐいと圧し掛かり、顔を舐める感觸にスバルは聲を絞り出す。
【用力一壓,舔著臉的感覺讓昴發(fā)出聲音?!?/span>
どれだけ疲れ切っているのか、喉から漏れる聲は信じられないほどか細(xì)くて、うまく意図が伝わらないのか、そのスキンシップが終わる様子を見せない。
【他不知道自己到底有多累,喉嚨發(fā)出的聲音細(xì)得讓人難以置信,也不知道自己的意圖有沒有很好地傳達(dá),沒有表現(xiàn)出肌膚接觸結(jié)束的樣子。】
「いや、どんだけ甘えんだ……お前、そんな可愛いとこ見せて、次のヒロインレースでトップに躍り出る気……」
【“不,有多甜啊……你給我看了那么可愛的一面,想在下次的女主角比賽中躍居首位……”】
「あーぅ?」
【啊?”】
「あー、う……?」
【“啊,嗯……”】
カラカラの口の中で唾を呑み込み、どうにか言葉を作ったところへ返答があった。
【在空空蕩蕩的嘴里咽下唾沫,總算是做出了語言,得到了回答?!?/span>
だが、その返答が予期したものと異なり、スバルは頬を硬くする。べろべろと舐められた頬、ゆっくりと視界のぼやけが取れ、そこに浮かび上がるのは――、
【但是,與所期待的回答不同,菜月昴的臉很僵硬。臉頰被舔得黏糊糊的,視野慢慢模糊,浮現(xiàn)在眼前的是——】
「う、ぁー?」
【“啊,啊?”】
――スバルに馬乗りになり、顔を舐めているルイ?アルネブだった。
【——是騎在身上舔著臉的路易·阿爾納布?!?/span>
「う、おわあああ――っ?。俊?/span>
【哇,啊啊啊啊啊――???】
「うあんっ!」
【“喂!”】
そのありえない光景に驚愕し、スバルはとっさに目の前のルイを突き飛ばした。その動作に押され、悲鳴を上げたルイがゴロゴロと転がる。
【菜月昴被這不可能的情景震驚了,馬上就把眼前的路易撞飛了。路易被那個動作推開,發(fā)出悲鳴滾來滾去?!?/span>
それを見ながら、スバルは必死に後ろに尻を滑らせ、
【看著那個,菜月昴拼命地向后滑著屁股?!?/span>
「な、な、な、なんだ、てめぇ?。俊『韦韦膜猡辘溃?? また、俺をおちょくって……」
【「什、什、什、什、什、你?。磕氵@是干什么? !你又來找我……”】
「うー、うー? うあー」
【嗯,嗯。哇!】
「うあーじゃねぇ! 何が、何があった……俺は、死んで……?」
【“不是??!發(fā)生了什么……難道我死了……?”】
愕然と、ルイを睨みつけながら、スバルは必死に聲を震わせる?!?/span>
【菜月昴愕然地瞪著路易,拼命地顫抖著聲音。】
そのスバルの前で、ルイは草むらで仰向けになったまま、手足を子どものようにバタつかせて唸っている。
【在菜月昴面前,路易在草叢里仰著頭,手腳像孩子一樣,撲哧撲哧地叫著。】
意図がわからない。狙いも――否、それ以前に、
【不明白意圖。目標(biāo)同樣也——不,在那之前,】
「ここ、どこだ……?」
【“這里是哪里?”】
ルイから視線を外さず、スバルは警戒を強(qiáng)めながら周囲の様子を確認(rèn)する。
【菜月昴沒有從路易身上移開視線,一邊加強(qiáng)警戒一邊確認(rèn)周圍的情況?!?/span>
すると、目に飛び込んでくるのは鮮やかな緑の平原――草花がちらほらと風(fēng)に揺れているそれは、広い草原のような場所だった。
【于是,映入眼簾的是一片翠綠色的平原——花草稀稀落落地在風(fēng)中搖曳,宛如廣闊的草原?!?/span>
「――――」
【……】
アウグリア砂丘にはありえない光景。
【這是在奧格里亞沙丘不可能出現(xiàn)的景象?!?/span>
正確には、花魁熊の群生地には花畑のようなものもあったが、これはそういった不自然の産物ではなく、確かな自然の植生としてここにあるものだ。
【正確地說,在花魁熊的群生地也有花圃那樣的東西,不過,這不是不自然的產(chǎn)物,而是作為確實的自然的植被存在于這里?!?/span>
遠(yuǎn)く、少し離れた場所には森があるのも見えて、スバルの思考を混亂させる。
【稍微遠(yuǎn)點的地方也能看到森林,這讓菜月昴的思考變得混亂?!?/span>
ここは、アウグリア砂丘ではない。かといって、ルイと対峙した『記憶の回廊』というわけでもなさそうだった。
【這里不是奧格利亞沙丘。話雖如此,似乎也不是和路易對峙的“記憶的回廊”?!?/span>
「草にも、実體がある。味も……ぺっぺっ! 草だ!」
【“草也是真實的。味道呢……呸!還真是草!”】
毟った草の匂いと味を確かめ、スバルはそれが本物であるのを確かめた。
【菜月昴確認(rèn)了被拔掉的草的味道,那是真的?!?/span>
それから、自分の負(fù)傷や服の破れ具合から、直前の戦闘――プレアデス監(jiān)視塔を取り巻く戦いの痕跡、それが殘っているのを確認(rèn)する。
【然后,根據(jù)自己的傷勢和衣服破了的程度,確認(rèn)之前的戰(zhàn)斗——圍繞著普列阿德斯監(jiān)視塔的戰(zhàn)斗留下的痕跡。】
つまり、あの戦いは確かにあったことで、スバルはまだ死んでいない。
【也就是說,那場戰(zhàn)斗確實發(fā)生過,菜月昴還沒有死。】
『緑部屋』を襲った膨大な黒い影、あれに呑まれながらも生き殘って――、
【襲擊了“綠色房間”的龐大的黑影,被那個吞噬了還能活著——】
「――そうだ! レム! レムは……」
【“——對了!? 蕾姆!? 蕾姆……”】
目の前にルイがいるのなら、あの瞬間、同じように抱えていたレムもいるはず。
【既然路易就在眼前,同時,同樣抱著它的蕾姆也會在?!?/span>
その思いからルイを放置し、スバルは草原の景色にレムを探した。そして、程なく、背の低い草むらの中、靜かに橫たわる彼女の姿を発見する。
【因為這樣的想法,菜月昴把路易放在一邊,在草原的景色中尋找蕾姆。沒過多久,他就在低矮的草叢中發(fā)現(xiàn)了她靜靜地躺著的身影。】
「レム! ああ、よかった……ちゃんと、ちゃんと無事だ……」
【“蕾姆!啊,太好了……還是好好地,好好地平安無事】
レムに駆け寄り、スバルはその無事を確かめ、安堵でその場にへたり込む。
【菜月昴跑到蕾姆身旁,確認(rèn)了她平安無事后,安心地呆在了那里。】
見たところ、レムにも外傷はない。體の熱も、靜かな呼吸もずっと見てきたままだ。そのことに心の底から安堵して、スバルは額の汗を拭った。
【看起來,蕾姆也沒有外傷。身體的熱度和安靜的呼吸都一直很平穩(wěn)。菜月昴從心底松了一口氣,擦去額頭上的汗?!?/span>
「はぁ、安心した。レムに何かあったら、姉様に殺されるからな……」
【“啊,我放心了。蕾姆要是出了什么事,會被她姐姐殺死的……”】
それでなくても、スバル自身が自分を許せなくて自裁したくなる。
【即使不是這樣,菜月昴自己也一定無法原諒自己而想要自裁。】
そんなことを考えながら、スバルは「それにしても……」と顔を上げ、
【一邊考慮著這些,菜月昴一邊抬起頭說道:即便如此……”】
「ここはどこで……塔はどこにいったんだ? エミリアとベア子たちは……」
【“這里是哪里……”……塔在哪里?艾米利亞和菲爾子她們……”】
ぐるりと周囲を見回すが、遠(yuǎn)目にも見えるはずの監(jiān)視塔の存在が確認(rèn)できない。
【環(huán)顧四周,卻無法確認(rèn)遠(yuǎn)處應(yīng)該也能看到的監(jiān)視塔的存在。】
四方どちらを見ても、それは同じことだった。
【無論看哪邊,那都是一樣的?!?/span>
「エミリア――!! ベア子??! ラム――??!」
【“艾米莉亞——! !? 碧翠絲! !? ?拉姆——! !”】
「うー、あーっ!」
【嗯,?。 ?/span>
見えないまでも、返事があることを期待してスバルがエミリアたちを呼ぶ。
【即使看不見,但菜月昴期待著能有答復(fù),呼喚著艾米莉亞她們?!?/span>
しかし、聲は空しく響き渡り、返事をしたのは草むらに寢そべるルイだけだった。その事実にも腹が立つが、彼女の存在を無視できないのも本音だ。
【但是,聲音空洞地回響著,回答的只有躺在草叢中的路易。雖然對這個事實很生氣,但不能無視存在也是真心話?!?/span>
何を企んでいるのか、間違いなく持て余す?fàn)顩r下、しかし、レムを守れるのは自分しかいないと、スバルはルイに対処するべく立ち上がり――、
【在毫無辦法的情況下,但保護(hù)蕾姆的只有自己,菜月昴為了對付路易而站了起來——】
「――――」
【“……”】
――立ち上がろうとする腕を、そっと誰かに引かれた。
【——想要靠手臂站起來,卻不知道被誰悄悄地拉了起來?!?/span>
「――え」
【“——嗯”】
片膝をついて、立とうとしていたスバルは掠れた息をこぼした。
【單膝跪地,正要站起來的菜月昴發(fā)出嘶啞的喘息聲?!?/span>
腕を、服の袖を引く力はそれほど強(qiáng)くはない。しかし、動けなくなった。
【手臂拉袖子的力量并沒有那么強(qiáng)。但是,我不能動彈了。】
「――――」
【“……”】
ガクガクと膝が震え、スバルの全身がわけのわからない汗を掻き始める。
【突然,他的膝蓋顫抖起來,菜月昴的全身開始莫名其妙地出汗。】
本當(dāng)に、それはわけのわからない衝動だった。內(nèi)臓が一斉に動き始め、ナツキ?スバルという人間の全部が、その現(xiàn)象に打たれ、暴れ出している。
【真的,那是莫名其妙的沖動。內(nèi)臟一起開始活動,所有的叫做菜月昴的人都被這種現(xiàn)象所打動,開始暴走?!?/span>
それは、言葉にならない衝撃だった。
【那是無法用語言表達(dá)的沖擊?!?/span>
それは、たとえようもないほどの激情だった。
【那是無法形容的激動?!俊?/span>
それは、この世で味わった驚愕の中でも飛び切り強(qiáng)い大波だった。
【這是在這個世界上所體驗到的驚愕之中,最強(qiáng)烈的巨浪。】
「――ぁ」
【“……”】
ゆっくりと、瞼が震えて、薄く開き始める。
【慢慢地,眼皮顫抖,開始微微張開?!?/span>
その向こうに閉ざされていたのは、湖のように澄んだ薄青の瞳。
【而關(guān)在那眼瞼內(nèi)的,是如同湖水般清澈的淡藍(lán)色雙眸。】
楽しげに華やぐそれが、好きだった。
【那個快樂的、又美麗的眼神,我好喜歡。】
時に悪戯っぽく輝くそれが、好きだった。
【那個時而惡作劇、又閃耀的眼神,我好喜歡。】
胸を締め付けるほどに懇願するそれが、好きだった。
【那個如同勒緊自己胸口一般懇求的眼神,我好喜歡。】
――ずっと、ずっと、ずっと、その輝きに焦がれていた。
【——一直,一直,一直,都渴望著那光輝?!?/span>
「れ……」
【這……】
心臓が弾み、喉が震え、まるで何かを詰まらせたみたいに聲が出ない。
【心臟跳動,喉嚨顫抖,就像被什么東西噎住了一樣,發(fā)不出聲音?!?/span>
詰まらせた。そうだ。そうだとも。この胸、どれほどの想いが詰まっていたことか。
【泣不成聲。對了。即使是那樣。這顆心,充滿了多少思念呢?】
伝えたい言葉も、話したい話題も、交わしたい願いも、積もるほどにあった。
【想要傳達(dá)的話語,想說的話題,想交換的愿望,都積累了很多?!?/span>
それを求めて、ナツキ?スバルは――、
【為了尋求答案,菜月昴——】
「――レム」
【“蕾姆?!薄?/span>
唇を震わせ、名前を呼んだ。
【他顫抖著嘴唇,呼喚著那個名字?!?/span>
情けないことに、たったそれだけのことをするために、何度も失敗してしまった。
【可悲的是,為了這么簡單的事情,我失敗了很多次?!?/span>
はっきりと、彼女に伝わるように言えただろうか。もしかしたら、言えたと思ったのはスバルの幻想に過ぎなくて、大切なことは伝わっていないのでは。
【能清楚地告訴她嗎?也許,我覺得能說的這只是菜月昴的幻想,重要的事情還沒有傳達(dá)給她?!?/span>
それが怖くて、喘ぐように呼吸しながら、スバルは何度も繰り返す。
【因為害怕,菜月昴一邊喘著粗氣,一邊不停地重復(fù)著?!?/span>
「レム、レム……レムっ、レムぅ……れ、む……れむぅ……!」
【“蕾姆、蕾姆……蕾姆,蕾姆……蕾……蕾姆……!”】
ボロボロと、彼女の名前を一度呼ぶたびに、滂沱と涙が溢れ出した。
【每次菜月昴呼喚著她的名字時,眼淚都止不住地、簌簌落下。】
そうして涙が溢れるたびに、彼女の姿がぼやけてしまう。そうして、彼女の姿が曖昧になったら、またしてもこの手を滑り落ちてしまいそうで、それが怖い。
【而且每當(dāng)眼淚奪眶而出的時候,她的身影就會變得模糊。而且,如果她的樣子看不清的話,又會害怕這只手會再次滑下來?!?/span>
だから、スバルは顔面を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにしながら、必死で自分の顔を袖で拭って、彼女の顔を見失わないように必死になった。
【所以,菜月昴的臉上不停地流著眼淚和鼻涕,還拼命地用袖子擦著自己的臉,拼命地不讓自己的視線離開她的臉?!?/span>
「――――」
【“……”】
パチパチと、靜かに瞬きして、薄ぼんやりとしていた瞳に確かな光が宿る。
【她安靜地眨著眼,在那朦朧的瞳孔中有明確的光芒在里面。】
ここまでくれば、これはスバルの願望が見せたまやかしなんかではないとわかる。
【到了這個地步,菜月昴明白了這不是迎合自己的愿望而展現(xiàn)出來的假象。】
間違いなく、ここに彼女が――レムが、いる。
【不會錯,在這里的她――就是蕾姆。】
「――ぁ」
【“——啊”】
弱々しく唇を動かし、レムが何事か口にしようとする。
【虛弱地動了動嘴唇,蕾姆想開口說些什么?!?/span>
その聲の、掠れた一音が聞けただけで、スバルは胸がはち切れそうな思いだった。
【僅僅只是聽見那嘶啞的一聲,菜月昴的胸口就像快要裂開一樣。】
ずっと、彼女の寢顔に語りかけ、寢息を立てるその命が繋がっているのを確かめた。
【一直以來,昴都是通過對著她的睡顏輕語,聽著她淺淺的呼吸聲,來確認(rèn)她還和生命緊緊相連。】
必ず取り戻すと心に誓い、幾度も幾度も朝と夜を迎えてきた。
【下定決心一定要找回來,迎來了無數(shù)個清晨和夜晚?!?/span>
だが、その間、ただの一度も、彼女の聲は聞けなかった。
【但是,在這期間,一次也沒能聽到她的聲音。】
目をつむれば、彼女がかけてくれた言葉が、名前を呼んでくれたことが、様々な場面でのことが思い出された。――でも、それは全て過去のことだ。
【閉上眼睛,讓菜月昴想起了她對他說過的話,叫他名字的各種各樣的場面。——但是,那都是過去的事了。】
今を、明日を、新しい彼女の聲が聞きたかった。
【不論是今天,還是明天,都好想聽到她新的聲音。】
それが今、ようやく葉う。果たされる。
【這個心愿,現(xiàn)在終于實現(xiàn)了?!?/span>
「れ、む……大丈夫、だ。ゆっくりでいいから……」
【“嗯……沒事的,慢慢來就好了……”】
「――ぅ」
【“嗯……”】
もごもごと、もどかしげに彼女は唇を動かす。
【她焦急地動著嘴唇。】
本當(dāng)なら、彼女のために水の一杯でも汲んでくるべきなのだろう。しかし、近くに水場は見當(dāng)たらないし、彼女から目を離せない。
【如果是真的,應(yīng)該為她舀一杯水吧。但是,附近看不到水源,無法將目光從她身上移開。】
一言でいい。彼女がもう一度、スバルを呼んでくれたら。
【一句話也可以,如果她能再一次,叫我一聲昴。】
その一言が聞けたら、スバルは――、
【聽到這句話,菜月昴——】
「――たは」
【“嗯……”】
「……レム?」
【……蕾姆?”】
靜かに、レムが唇の動きを溜め、渇いた口內(nèi)に微かな潤いを求める。
【靜靜地,蕾姆將嘴唇的動作積蓄起來,在干渴的口里尋求微微的滋潤。】
分泌される唾液で舌を濕らせ、何とかささやかな力を取り戻し、レムは口を開いた。
【用分泌的唾液濕潤舌頭,總算恢復(fù)了微弱的力量,蕾姆開口了?!?/span>
そして、その青い瞳にスバルを大きく映しながら――、
【然后,藍(lán)色的瞳孔映出菜月昴的身影——】
「――あなたは、だれ、ですか?」
【“您是...哪位呢”】
「――――」
【“……”】
唇から紡がれる聲、それが確かな音と意味を結(jié)び、スバルの脳に浸透する。
【從她嘴唇編織出的聲音,這就是聲音和意義的結(jié)合,滲透到菜月昴的腦中?!?/span>
――アナタハダレ、と。
【――你是誰】
「――――」
【“……”】
膝をついて、レムの顔を覗き込んでいたスバルは息を詰めた。
【雙膝跪地,注視著蕾姆的臉的菜月昴屏住了呼吸?!?/span>
それから、肺の奧に苦々しく溜まった息を吐いて、自分の胸を強(qiáng)く叩く。
【然后,吐出在肺深處積存的苦澀的氣,用力拍了拍自己的胸?!?/span>
強(qiáng)く、強(qiáng)く、二度三度と叩いて、己に訴えかける。
【用力、用力地拍兩三下,然后告訴自己?!?/span>
――この可能性は、予期していたはずだ。
【——這種可能性是預(yù)料之中的。】
目覚めたレムが、スバルのことを覚えていない可能性は考えていた。
【醒來的蕾姆,不記得昴的事,這種可能性也是考慮過的。】
『暴食』の権能のことを考えれば、それは自然な成り行きだ。彼女が自分の『記憶』か『名前』を失い、目を覚ますことは十分にありえた話だった。
【考慮到“暴食”的權(quán)能,這是自然的趨勢。雖然她失去了自己的“記憶”或“名字”,但完全有可能醒來?!?/span>
そう、十分ありえた話だ。だから、考えないわけではなかった。
【是的,完全有這個可能,并不是沒想過蕾姆會失去記憶】
もちろん、それでスバルの受ける衝撃が、痛みがゼロになるわけではない。
【當(dāng)然,菜月昴所受到的沖擊并不是為零?!?/span>
それでも、運命を呪って絶望したり、不條理に怒りをぶつけて悲劇の主人公ぶるほどに自分を憐れまなくて済んだ。
【即便如此,我也不再因詛咒命運而絕望,不再因不合理的行為而憤怒,不再像悲劇的主人公那樣憐憫自己?!?/span>
何より、ナツキ?スバルはすでに言われている。
【最重要的是,菜月昴早已被人們所熟知?!?/span>
『かっこいいところを、見せてください。スバルくん』
【“讓我看看你帥氣的一面吧,昴君。”】
「――俺の名前はナツキ?スバル」
【“我的名字叫菜月昴。”】
ぐっと、強(qiáng)く奧歯を噛みしめて、スバルは嘆きかけた顔を下ろし、頬を歪めた。
【菜月昴使勁地咬著牙,嘆了口氣,臉頰也扭曲了。】
ぐしぐしと顔を拭い、精一杯虛勢を張って、スバルはレムに笑いかける。
【菜月昴用力擦拭著臉,竭盡全力虛張聲勢地對蕾姆微笑?!?/span>
ナツキ?スバルらしい、晴れ晴れしいほどに根拠のない笑みで。
【如菜月昴的風(fēng)格的,毫無根據(jù)的爽朗笑容展現(xiàn)了出來。】
「今はまだ、思い出せないかもしれねぇ。でも、俺は……」
【“現(xiàn)在可能還想不起來。但是,我……”】
「あなた、は……」
【“你…是…”】
レムの掠れた問いかけに、スバルは一度言葉を切り、ぎゅっと目をつむった。
【面對雷姆嘶啞的提問,昴的喉嚨哽咽了一下,然后緊緊閉上了眼睛。】
それから、その青い瞳を黒瞳で見つめ返し、続ける。
【然后,用漆黑的雙瞳回望著那對藍(lán)色的眼眸,繼續(xù)說道。】
「俺は、お前の英雄だ。――レム、會いたかった」
【“我是,你的英雄?!?/span>蕾姆,我好想見你”】
そう言って、誓いを立てた少女のために、今一度、ナツキ?スバルは英雄を名乗った。
【語畢,為了曾與之立下誓言的少女,菜月·昴重新以英雄自居。】
傷だらけの英雄像を背負(fù)い、少年は少女のため、再びそう名乗った。
【背負(fù)著傷痕累累的英雄形象,少年為了少女,再次這樣自報姓名?!?/span>
――もう一度、誓いをここに。ゼロから、彼女との物語を始めるために。
【——再一次,在這里發(fā)誓。為了從零開始,開始和她的故事?!?/span>
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はい。これにて、長らくかかりました『Re:ゼロから始める異世界生活』六章終了です。
はあ!? めちゃめちゃ途中じゃねぇか!?
と思われるかもしれませんが、明確にここから章が変わるので、これで正道です。
様々な謎を殘した監(jiān)視塔、どこぞへ飛ばされたスバルたち、事態(tài)はどうなるのか。
どうぞ、近日開始の七章を楽しみにお待ちください。
25巻の書籍作業(yè)が終わったら、ゆるゆる始めます。では、以降もよろしく!
【是的。至此,花了很長時間寫的《Re:從零開始的異世界生活》第六章結(jié)束了。哈!?不是完全才一半嗎!帶著這樣的想法,章節(jié)會明確地從這里開始改變,這是正確的道路。留下了各種各樣的謎團(tuán)的監(jiān)視塔、不知被扔到哪個角落的菜月昴,事態(tài)會怎么樣呢。請期待最近開始的第七章。25卷的書籍工作結(jié)束后,開始放松。那么,以后也請多關(guān)照!】
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