彼女の最後に、とある御伽話

「それで気づいてたの きっと私が私のままでは彼を幸せにできない——と」 誰かのために自身の全てを投げ出す自分にとって 生存意味がかき消されたのも同然な結(jié)末 思えば彼の者の運命に、最初からバケモノが付 け加える余地などなかった 同じ蔑まれたものなら、共に歩けると勝手に信じ込んでた 必要とされず、助けにもなれず 側(cè)に居ることすら葉わなかった おまけ以下の能無し 「それでも続けようとしたから、バチが當(dāng)たったのだろう」 愛なんて望まなかったから、きっと彼だってよりいい生を送った 「彼に愛を與える人も、愛を教える人もちゃんといる」 「助けるにしても、私ではその資格がないのも當(dāng)然よね」 愛を告げて、愛を望まれた 取るに足らない存在だとほぼ忘れるほど 無我夢中に追い求めた 彼の者には自分が見ようともしないと知りながら そうやって初めて自分の色で染め上げたい——などという我欲に走った結(jié)果が 誰も必要としない 誰にも望まれない 誰の期待も応えない 誰にも 愛されない ——自分はそれだけの破綻者だと、痛いほど思い知らされた ...だというに、この身この命は 今だに彼の元へとうねり続ける 「だからもう...いいの」 今度こそ、潔く終わりを受け入れよう もう二度とこんな慘めで穢らわしい感情であの人に向けさせないように 心配することは最初から何一つなかった ただ自分にそう言い聞かせ、あの人のそばに居続けたいというエゴにすぎない 「ああ... ...やっぱり.......」 もののけは最後何を見たのだろう が、まさにその最後を表すように きっと些細(xì)なことだろう ~一人ぼっちだった小さな怪獣~ 小さな怪獣は 一人ぼっち けれどだんだん 仲間ができた 多くはないけど どの怪獣も 大好きだ でも中は一人 怪獣に なりすました バケモノがいた! これは大変!はやく はやく 倒さなくちゃ でもバケモノは 小さな怪獣が 気に入って 何度×しても シネない! そして小さな怪獣は バケモノに 取り巻かれ て うっとうしい! ??その時 小さな怪獣は ちょっとおかしな 怪獣に 出會えた 「責(zé)任なんてもん 愛とは言えないぜ」 カッコいい カッコいい怪獣は バケモノに ズバッと言った そして 奇跡が 起こった 今まで シネなかった バケモノは 悲鳴を上 げながら 消えた! 自分がずっと 言えなかった 本音を 言って くれた ちょっとおかしい でも カッコいい 怪獣 そんな怪獣に 小さな怪獣は 大好きになった こうやって また仲間が一人 増えた 小さな怪獣と その仲間たちは いつまでも 幸せに 暮らせるようになった めでたしめでたし