秒速五厘米(個人譯、雙語版)
目次

第一話:桜花抄
第一章:櫻花抄

第二話:コスモナウト
第二章:宇航員

第三話:秒速5センチメートル
第三章:秒速五厘米

解説:西田藍(lán)

第一話:桜花抄
第一章:櫻花抄
1.1
「ねぇ、まるで雪みたいだね」と、明里は言った。
「看,好像雪一樣」明里這么說到。
それはもう十七年前のことで、僕たちは小學(xué)校の六年生になったばかりだった。
那是十七年前,那還是我們剛開始上小學(xué)六年級的事情。
學(xué)校からの帰り道で、
在學(xué)校回去的路上,
ランドセルを背負(fù)った僕たちは小さな雑木林の脇を歩いていた。
我們背著書包走在小樹林旁邊。
季節(jié)は春で、
季節(jié)是春天,
雑木林には満開の桜が數(shù)えきれないくらい並んでいて、
小樹林里有數(shù)不盡的盛開櫻花
大気には無數(shù)の桜の花びらが音もなく舞っていて、
空中彌漫著無數(shù)櫻花在無聲的舞動,
足元のアスファルトは花びらに覆われていちめんまっ白に染染まっていた。
腳邊的瀝青完全被花瓣覆蓋全部被染成了白色。
空気はあたたかで、
空氣很暖,
空はまるで青の絵の具をたっぷりの水に溶かしたように淡く澄んでいた。
天空蒼白而美麗仿佛藍(lán)色顏料被溶解在水里
すぐ近くに大きな幹線道路と小田急線のレールが走っていたはずだけれど、
附近肯定有一條大型道路和小田急線的鐵道線,
その喧騒も僕たちのいる場所まではほとんど屆かず、
那種喧囂并沒有到達(dá)我們的地方,
あたりは春を祝福するような鳥のさえずりで満ちていた。
附近充滿了鳥兒的鳴叫聲仿佛在慶祝春天
まわりには僕らちの他に誰もいなかった。
附近除了我們周圍沒有任何人

いちめんまっ白:一面真っ白
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