『芙蓉友奈』舞臺探訪レポート 第11回 母の日記編
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『芙蓉友奈』舞臺探訪レポート 第11回 母の日記編
2023/06/20


G'sチャンネルで現(xiàn)在配信中のビジュアルオーディオドラマ『芙蓉友奈は語部となる』。この作品と前日譚にあたるイラストノベル『芙蓉友奈は勇者でない』をより楽しむべく、作品のモデルとなった地域を紹介する舞臺探訪企畫を連載中です。
第11回目は『芙蓉友奈は語部となる』後半の物語でキーとなる、リリの母親の日記に関係したスポットをめぐります!


リリの母親とすずの母親?橫手茉莉を知る女性?藤井瑠璃。彼女が預(yù)かり受けていたリリの母の日記が、大きく物語を動かしていきます。
今回最初に訪れるのは、第4話ラストで瑠璃さんとリリたち勇者部3人が待ち合わせた場所! すずの言葉や、イラストからも分かる通り、徳島県の大鳴門橋が見えるお店ですね。
まずは……と軽く済ませられない距離ではあるのですが、香川県の高松駅から徳島線、鳴門線を乗り継ぎ鳴門駅へ。さらに、駅前からバスに乗って大鳴門橋のある鳴門公園まで向かいます! 第5回大鳴門橋編と同時に取材をしていましたので、そちらも參考にしていただければ!
鳴門公園のバス停に到著したら、すぐ橫にある階段を登っていきましょう。登っていくと視線の先に見えてくるのが“渦見茶屋”さん! ここが待ち合わせのお店です! 取材時は、運悪く営業(yè)時間を逃してしまい中に入ることができませんでしたが、大鳴門橋を眺めながらの食事が楽しめるそうです。

↑登るのはこの階段! バスを降りればすぐ目に入ってくるので、間違うことはないはず。ここがなかなか急で大変なのですが……登りきれば目的地はすぐそこです。

↑こちらが渦見茶屋さん。大鳴門橋のよく見える場所に建てられています。今回はうっかりミスで入店できませんでしたので、もう1度訪れたいです?;冥筏ぁ?!

↑瑠璃さんが預(yù)かっていた母の日記。それは、娘には嫌われたくないから見せたくない、というほどの內(nèi)容。それでもリリは母の真実と向き合う決意をする――。
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30年以上前、幼い勇者?高嶋友奈やすずの母親?茉莉たちとともに四國へと避難した藤井瑠璃。その避難の旅こそが『勇者史外典』第三章『烏丸久美子は巫女でない』の本編!
もちろん、瑠璃さん自身も登場しています。それが同行した避難民の中の1人で、ルリちゃんと呼ばれていた小さな女の子です。絵を描ける茉莉になつき、過酷な旅の中での癒しの存在になっていました。道中ではひとりはぐれてしまい、高嶋と茉莉の行動に助けられたことも。
それだけに留まらず、避難中には異形?星屑の相次ぐ襲撃に仲間割れなど、あまりに衝撃的な出來事ばかりが続発。ですが、瑠璃さんいわく“よく覚えていない”らしいのですが……?
當(dāng)時、奈良から四國までの逃避行中になにが起きていたのかは、ぜひ『烏丸久美子は巫女でない』を読んでみてください!

↑左の女の子がルリちゃんこと當(dāng)時の瑠璃さん、そして右側(cè)が後にすずの母となる茉莉。常に死と隣り合わせの逃避行の中での、わずかな安らぎのひと時――。

さて、ここからは少し本筋を外れますが、鳴門公園內(nèi)を散策していきましょう。
渦見茶屋から南へ少し歩くと、お茶園展望臺があります。高臺に突き出た展望臺で、大鳴門橋や太平洋がきれいに見られるのでとてもオススメです。時間を忘れてずっと眺めていられますよ。
このほかにも、第5回で紹介しました大鳴門橋の渦の道、大鳴門橋架橋記念館エディ(有料)、少し道を下れば、渦潮を間近で見られる高速観潮船?うずしお汽船(有料)に乗れたりと見どころが多いので、時間をかけて見てみるのもよいかも!
ちなみに、ここでお土産屋さんに寄って晝食にしたのですが、その時に食べたわかめソフトがとても美味しかったです! 徳島ラーメンや竹ちくわもいただきました、これがまた、香ばしくモチモチで美味しかったのです!

↑日本庭園の趣を感じる、お茶園展望臺。ここから大鳴門橋方面の眺めは本當(dāng)に素晴らしいのですが、この展望臺自體も美しく、個人的に見どころの1つだと思っています。

↑渦の道など園內(nèi)をひと通り見學(xué)したあと、休憩を兼ねて立ち寄ったお土産屋さん。こういうちょっと懐かしさを感じる雰囲気が大好きです。

↑一見イロモノ扱いされそうですが、これが本當(dāng)に美味しかった! 主張しすぎない爽やかなわかめ成分とソフトクリームの甘さが絶妙に合っていて素晴らしい!
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さて、今度は一気にスポットを変えて、香川県観音寺市。リリや柚木の住む『勇者である』シリーズ作品の中心地へ。母の日記を受け取る覚悟を決めたリリに、瑠璃さんから課されたお題は、高屋神社本宮へのお百度參りでした。
お百度參りとはその言葉通り、強い祈願が成就するよう同じ社寺に百度參拝することをいいます。ですが、この目的地が高屋神社であることが一番の問題。第1回で紹介しました通り、本宮は約400mの稲積山の山頂付近にあるため、參拝のたびに登山することになるわけです。平均ペースで約40~50分かかる本格的な山道ですので、登られる際はしっかり水分補給、準(zhǔn)備などを忘れずに!
第1回との並行取材をしていましたが、足腰弱々な我々は行きはタクシー、帰りだけ參道を慎重にゆっくり下りました……。真正面から登っていたら、まさに槁木死灰となっていたでしょうね、絶対。

↑高屋神社下宮を少し過ぎて始まる本格的な參道の入り口。ここから奧に見えている山頂を目指して登っていくことになります。これを百往復(fù)と考えると、本當(dāng)に厳しい……!

↑高屋神社の“天空の鳥居”そばに建てられた百度石。ここまで來て初めて1度の參拝ということになります。3人もこれにふれることを目安に往復(fù)していたのでしょうか。

↑殘息奄々となりながらも、根性で登りきったリリ。スパルタな柚木、付きそうすずとともに亡き母の想いを知るべく、なるべくあきらめない!
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ということで、第1回と第5回の並行取材ではありましたが、リリの母の日記に関する2つのスポットを紹介しました。
どちらも本當(dāng)に景観が素晴らしいスポットでしたので、もう1度訪れたいですね。特にケアレスミスで行けなかった渦見茶屋さんにはリベンジしたい!
大鳴門橋の方はかなり移動時間がかかってしまいますが、これまで紹介してきましたモデル地域と合わせて、うまく計畫を練りながら『芙蓉友奈は語部となる』の舞臺探訪をしてみるのも楽しいと思います?!俣葏ⅳ辘峡臂亭筏皮坤丹?!

↑第5回で海岸の透明度が高く本當(dāng)にキレイでした、といいながら大鳴門橋下の海の寫真を載せていませんでしたのでこちらに! 渦潮はもちろんですがこちらも一見の価値アリです。
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すずが加わり3人に増えた勇者部だったが、なぜかリリと柚木はインフルエンサーを目指し動畫配信をすることになってしまっていた。知名度を上げるというすずの案であり、その點でいえば大成功!
だが、目的が逸れていたことに気づいたリリは一旦活動を中止し、視聴者から西暦時代の情報提供がないかを調(diào)べるのだった。
リリや柚木をほめるコメントが並ぶ中、1通だけ屆いた藤井瑠璃という女性からのダイレクトメール。3人は、そこに書かれていた徳島県のお店で女性と待ち合わせることに。
瑠璃さんは、かつて勇者?高嶋友奈やすずの母?茉莉とともに四國へ渡った避難民であり、避難民同士のコミュニティーでリリの母と知り合い、最後に日記を預(yù)けられたという。
その日記を娘のリリに手渡すべく會いに來たのだが、肝心の日記の內(nèi)容は、娘には嫌われるから見せたくない、というほどのもの。リリは一度は悩んだものの、幼き頃の記憶にある母の涙の理由を知るために、受け取る決意を固める。
ふたたび瑠璃さんへ會いに行くと、高屋神社本宮へのお百度參りを受け渡す課題としてあげるのだった。
そこから、3人はさっそくお百度參りをスタート。體力のないリリには非常に厳しいものだったが、柚木やすずの応援を得て、なんとか參拝を繰り返していく――。
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今回は、リリの母親が遺した日記にまつわるスポットを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
次回は、これまでめぐってきた『芙蓉友奈は勇者でない』『芙蓉友奈は語部となる』それぞれのモデル地域をおさらい、まとめていきたいと思います。
いよいよクライマックスとなった現(xiàn)在配信中の『芙蓉友奈は語部となる』もあわせて聴いてみてくださいね!
連載第12回へ続く──


全國の書店にて好評発売中の単行本『結(jié)城友奈は勇者である 勇者史外典』上下巻に、本作の前日譚となる『芙蓉友奈は勇者でない』が収録!
そのほかに、初代勇者たちの巫女の物語『上里ひなたは巫女である』と、幼い時の瑠璃さんが登場する『烏丸久美子は巫女でない』の2章があわせて読めます。
さらに『芙蓉友奈は語部となる』第3話と直接つながる書き下ろしノベル1話も収録されていますので、この機會にぜひ読んでみてください!
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■結(jié)城友奈は勇者である 勇者史外典 上
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