最美情侣中文字幕电影,在线麻豆精品传媒,在线网站高清黄,久久黄色视频

歡迎光臨散文網(wǎng) 會員登陸 & 注冊

あなたがぼくを忘れても

2023-06-09 19:57 作者:湯川秀策  | 我要投稿

ほほえみながら見つめあう夫婦。
2人の間はガラス窓で隔てられています。

認知癥と診斷され、記憶が失われていく妻。
しかし、新型コロナの感染対策のため、直接觸れ合うことはできません。

「あなたが忘れても、あなたのことを忘れないからね」

コロナで日常を奪われた夫婦の記録です。

コロナで會えない間に…

大阪府吹田市に住む、吉田晉悟さん(80)。
特別養(yǎng)護老人ホームで暮らす妻の多美子さん(80)と、思うように會えない日々を送っています。

認知癥の癥狀が徐々に進行する妻との時間を大切にしたいと、毎日、高齢者施設に通っていましたが、コロナで日常は一変。

感染のリスクを減らすため、會うことは厳しく制限され、窓越しの面會を余儀なくされました。

この3年で多美子さんの癥狀は進行。
食事がうまくとれなくなり、體重が10キロほど減りました。
歩くことができなくなり、寢ていることも多くなりました。

いまは、週に1度、30分の面會ができるようになりましたが、吉田さんが語りかけても、返事はほとんどありません。

公私ともに支えあって

2人が出會ったのは今から約60年前。
大學を中退して人生に迷い、生きる意味を見いだせずにいた吉田さんは、キリスト教の教會を訪れました。

そのとき、玄関で迎えてくれたのが多美子さん。
物事にまっすぐに向き合う姿に、次第にひかれていきました。

結(jié)婚式の二人

2度のプロポーズを経て結(jié)婚。
3人の子どもにも恵まれ、牧師と伝道師として、公私ともに互いに支えあってきました。

「きょうは何曜日?」

2006年5月、転機が訪れます。

多美子さんが63歳のとき、アルツハイマー型の認知癥と診斷されたのです。

多美子さんには、診斷の前から自覚癥狀がありました。

料理をするために臺所に立っていたはずなのに、何をするのか分からなくなる。
買い物をしたことを忘れ、同じ食材を何度も買ってしまう。

認知癥と診斷されたころ

癥狀は緩やかに進行していきました。

多美子さんは朝起きると、何度も何度も冷蔵庫を確かめるようになります。
吉田さんはそのたびに「まだいろいろあるから大丈夫だよ」と伝えました。

「きょうは何曜日?」

同じことを何度も尋ねられるようになりました。
吉田さんや子どもたちのことを認識できなくなることも増えました。

入浴やトイレもサポートが必要に。
自宅からいなくなり、居場所が分からなくなってしまったこともありました。

多美子さんが認知癥と診斷されてから9年。

「在宅での介護は限界かもしれない」

吉田さん自身も持病が悪化し、家族で話し合った末、特別養(yǎng)護老人ホームへの入所を決めました。

「お母さん、大好きやで」

?

施設に入所したころ

これまでほとんどの時間を一緒に過ごしてきた2人。

施設での面會は、吉田さんにとって多美子さんとじっくり向き合える大切な時間でした。

「お母さん、大好きやで」

難しい言葉を避け、おでこをくっつけながら語りかけ、吉田さんは精いっぱい、愛情を表現(xiàn)しました。

ファッションショーに參加した際

時には、手を取り合って歩きながら、多美子さんが好きな賛美歌を歌うこともありました。

自宅で介護していたときより、多美子さんの笑顔が増えたようにも感じていました。

認知癥の影響で、交わすことばは少なくなっても、心が強く結(jié)ばれているように感じていました。

吉田さん
「施設で會えるのは2時間か3時間。私の歌はうまくないけど妻だけは私の歌のファンだったので、賛美歌を歌うこともありました」

「近くにいても『あんた誰?』というような顔をしているときもあったけど、手を差し出して一緒に歩いていると『ああ、お父さん』って言って。一緒に空を見上げたりしながら、笑い合ったり。顔と顔を合わせて心を通わせ合う、夫婦であるということを?qū)g感できる時間やったんです」

お父さん私から逃げだす お気の毒

しかし、かけがえのない日々は、突然、コロナに奪われました。

全く會えない期間は約5か月。もっと多美子さんのことを理解したい。
吉田さんは、以前書かれた多美子さんの日記を読み返していました。

多美子さんの日記より

“お父さん私から逃げだす お気の毒”

認知癥と診斷されて2年がたったころに書かれた一文です。

當時、多美子さんから同じことを繰り返し聞かれ、自宅から飛び出したことがありました。

そんな中でも、多美子さんは吉田さんを思いやることばを書き記していたのです。

吉田さん
「自分の病気のせいで迷惑をかけてつらい思いをさせている。こんな私といなければならない、お父さん気の毒やなって。私は、気の毒という思いを妻に思わせてしまうような夫やったんやと思います。心が痛みますよね」

さらに、読み進めると、“吉田晉悟”と何度も書かれていることに気付きました。

多美子さんの日記より

漢字が間違っているところもありましたが、何度も何度も吉田さんの名前が記されていたのです。

吉田さん
「もう必死だったんじゃないかな。お父さんを忘れたらあかんっていう。自分にとっては大事な名前だと思っていたのだと思いますね」

かつて一緒に訪れた公園や散歩道。

1人で歩いていても、無邪気に空を見上げていた多美子さんの姿が思い浮かぶといいます。

吉田さん
「歩く距離が長いとき、妻は車いすに乗ったりしていたんですけど、そんな妻が私に対して『車いすを押すから乗って』って言うんです。認知癥になってからも、いつも私や子どものことを気にかける、そういう部分が殘っていたんですよね」

窓越しの面會で

全く面會ができなくなってから5か月後。
やっと、多美子さんと面會できるようになりました。

時間はわずか15分。施設の外側(cè)からの、窓越しの面會です。
直接觸れ合うことはできません。

150日ぶりの面會

吉田さんが窓の外から見せたのは、スケッチブックに貼った孫の寫真。
窓越しでも聞こえるよう、大きな聲で、多美子さんの好きな賛美歌を歌います。

それに応えるように多美子さんは吉田さんに手をのばします。

「お母さん」「お母さん」

吉田さんは窓に顔を近づけ、何度も何度も呼びかけました。

そのとき、多美子さんが口を開きます。

「お父さん」

吉田さんのことを認識してくれたのが救いでした。

その後も吉田さんは、窓越しの面會を続けます。

しかし、日を追うごとに視線が合うことが少なくなり、「お母さん」と呼びかけても多美子さんの反応は減っていきました。

直接、対面できたけれど…

去年11月。
思わぬ形で、直接、多美子さんとの対面を果たします。

認知癥の癥狀が進行したことで、歩けなくなった多美子さんが施設を移ることになったのです。

久しぶりに2人で歩いたのはわずか500メートル、たった5分の道のり。

癥狀が進行した現(xiàn)実を直視しなければならない出來事でした。

吉田さんは癥狀が進む妻への思いをフェイスブックにつづっていました。

「直接會った喜びは薄れていて、認知癥の相當進んでいる妻のこれからの生活を想い、コロナ禍によってまだまだ続く二人の別離を思って押しつぶされるような苦しさを感じていました」(Facebookより)

このころの面會は、つらいことも多くなっていました。

「面會の終わりごろに、衝立越しに妻の手を握ろうとしましたが、妻は怒ったように振り払おうとしました」

「コロナ禍の面會の厳しい環(huán)境と認知癥の後期の癥狀に向き合い悩みも大きくなるのを感じています。それでも希望を抱いて生きたいと思っています」(Facebookより)

“あなたが忘れても、ぼくが忘れない”

ことし4月6日。
吉田さんは多美子さんに、こう語りかけました。

吉田さん
「お母さん、忘れな草、いっぱい咲いていたよ」

「もう忘れな草の季節(jié)。お母さんのこと忘れないから、大丈夫。あなたが忘れてもお父さんはあなたのことを忘れないからね。多美子さんの人生、全部覚えて、多美子さんがどんな人やったかもちゃんと心に止めているしね」

かつて多美子さんと交わした約束をずっと心にとめていたのです。

多美子さん
「お父さん、私はお父さんのことを忘れてしまうと思うけど、忘れたらごめんね。忘れてしまったらもうお父さんと別れてしまうことになるんかな」

吉田さん
「お母さん大丈夫やで。あなたがぼくを忘れても、ぼくがあなたを覚えているから」

認知癥が進行して夫を忘れてしまったら、夫婦として成り立たないのではないかと不安に思う多美子さんに、吉田さんが約束したことばでした。

吉田さん
「妻に自分のことを忘れてほしくないという思いはあるけど、病を持った妻にそれを求めるのは酷なことやと思いました。だから安心して忘れていいよって、ぼくが覚えているからねって。まだ妻が言葉をちゃんと理解できる、認知機能が働いているときにもっと早く言ってあげたら、安心して忘れていくことを受け入れられたかもしれないですね」

妻らしさを探して

新型コロナの感染癥法上の位置づけが5類に移行し、私たちの生活は感染拡大前に戻りつつあります。

しかし高齢者施設などでは、入所者の命を守るため、面會の制限を続けざるをえないとするところも多くあります。

夫婦2人が離れ離れになった3年間。

吉田さんにとっては、多美子さんの認知癥の癥狀が進む現(xiàn)実をどうすれば受け入れられるのか、葛藤を続けた3年間でもありました。

今は、多美子さんと施設の庭を散歩しながら、多美子さんが好きなモミジの葉など、同じ景色を眺めて過ごす、わずかな時間を大切にしています。

吉田さん
「車いすで私に押されている妻は、もはや自分の語った言葉も記憶していないと思いますが、妻の人格の尊厳は失われていないことを私は確認して來ました。妻の妻らしさは、衰えていく外面にではなく、內(nèi)面に多く見られることも、妻を見つづけるうちに次第に分かってきました」(Facebookより)

失われたときをこえて、2人は、再び同じ時を刻み始めています。


あなたがぼくを忘れても的評論 (共 條)

分享到微博請遵守國家法律
白玉县| 巴林右旗| 静安区| 西安市| 紫云| 临汾市| 德惠市| 牙克石市| 襄垣县| 无为县| 甘南县| 玉田县| 西贡区| 得荣县| 德州市| 德惠市| 老河口市| 泰顺县| 肃北| 甘孜县| 仙居县| 报价| 屏山县| 望江县| 南城县| 保亭| 搜索| 罗江县| 达拉特旗| 永春县| 民丰县| 镇平县| 邢台县| 临高县| 汪清县| 遂宁市| 大兴区| 阜阳市| 来宾市| 墨江| 桐庐县|