『芙蓉友奈は勇者でない』『芙蓉友奈は語部となる』舞臺探訪レポート 第4回
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『芙蓉友奈は勇者でない』『芙蓉友奈は語部となる』舞臺探訪レポート 第4回 瀬戸大橋記念公園編
2023/03/15


勇者として選ばれ人類と世界を守るために戦う、少女たちの物語を描いた『勇者である』シリーズ。その1つであるイラストノベル『芙蓉友奈は勇者でない』の続編となるビジュアルオーディオドラマ『芙蓉友奈は語部となる』がG'sチャンネルにてこの春から配信予定です。それら2つの物語の舞臺のモデルとなった地域を訪れる、舞臺探訪企畫。第4回目となる今回は『芙蓉友奈は勇者でない』第2話にて、初めての勇者部活動として向かった場所へ行ってみました!


第2話で勇者部の助っ人となった柚木を加え、リリが始めた本州と四國を結(jié)ぶ3つの大橋の調(diào)査。その最初の調(diào)査地點(diǎn)が瀬戸大橋です。瀬戸大橋とは、1988年4月に開通した岡山県と香川県を結(jié)ぶ本州四國連絡(luò)橋の1つで、6つの橋梁の総稱となっています。高速道路と鉄道の2層構(gòu)造になっており、そのどちらの総延長も30kmを越えるという、世界最大クラスの連絡(luò)橋です。
この調(diào)査のために、リリたちが目標(biāo)としたのは橋のたもと、香川県坂出市の海沿いにある瀬戸大橋記念公園。2人は電車で宇多津駅へと向かい、そこからレンタサイクルを使っています。ですが、宇多津駅から目的地までは片道5.5km程度。作中でもその距離のせいでリリが死にそうになっていたため、取材班はもう1つのルートに即決。それが電車で坂出駅に向かってから、バスを利用する公共交通機(jī)関ルートです。
今回の取材のスタート地點(diǎn)である高松駅から坂出駅までは、快速の電車で約15分とラクラク。下車後は坂出駅北口のロータリー西側(cè)から、瀬戸大橋記念公園前に停車する坂出市営バス瀬居線が出ていますので、それに乗ればOK! 時(shí)間によっては乗り合いタクシーの利用も可能だそう?!筏贰ⅳ长违氅`ト選択がのちの悲劇を招くとは、當(dāng)時(shí)の我々には知るよしもなかったのです。

↑“たかまつえきちゃん”がカワイイ、高松駅からJR予讃線に乗り込み取材スタート! 少し歩けば第2回で利用した琴平電鉄の始発駅?高松築港駅があります。

↑坂出駅といえば見ておきたいのがここ。『鷲尾須美の章』で登場していた、三ノ輪銀が大好きなイネスの元となったショッピングモールが駅北口前にあります。

↑須美たち3人が仲を深めていった憩いの場。殘念ながら、このモデルとなったフードコートは現(xiàn)在廃止されていました。

バスに約20分ほど揺られて、瀬戸大橋記念公園前に到著! さっそくバス停から西に少し歩いて、公園敷地內(nèi)にある瀬戸大橋記念館を目指します。その屋上にあたる部分が、柚木がひとりで瀬戸大橋と壁の狀況を確認(rèn)していた展望臺です。
ちなみに記念館では、瀬戸大橋の建設(shè)に至る歴史や、その構(gòu)造內(nèi)の模型などが無料で展示されており、個(gè)人的にとても興味があったのですが、殘念ながら取材日はお休みでした。そんな休館日でも展望臺にはちゃんと行けますので、ご安心を。
記念館の西側(cè)に展望臺への階段があり、そちらから上っていけばすぐに到著! 柚木のいう通りあまり高さはないものの、目の前にさえぎるものがないため眺望は抜群です! この日は快晴だったこともあり、遠(yuǎn)く岡山県まで続く瀬戸大橋をきれいに眺めることができました。

↑公園の北東側(cè)にあるバス停。以前は行きと帰りでバス停の場所が異なっていたようですが、2023年1月現(xiàn)在ではここに統(tǒng)合されていました。公園はかなり広いので、場所は確認(rèn)しておきましょう。

↑遠(yuǎn)くからでも目を引くデザインの記念館。この寫真の位置から左側(cè)面に回ると展望臺への階段が、右側(cè)面に回ると記念館の入口があります。

↑柚木が見たのは、この絶景ではなく約200mにもなる巨大な壁が橋を飲み込んでいる風(fēng)景。ある種神秘的にも思えますが、大戦を知る人々にとっては決してよいものではなかったのでしょう。
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瀬戸大橋とこの記念公園は、『勇者である』シリーズ各作品にとっても縁深い場所の1つ。瀬戸大橋自體が『大満開の章』第5話にて、西暦時(shí)代の本州からの避難シーンで映し出されていたり、『鷲尾須美の章』ではモデルとした大橋そのものが、勇者たちとバーテックスの決戦場となっていたりもします。
今回紹介している展望臺もまた、柚木だけでなく『結(jié)城友奈の章』『鷲尾須美の章』の勇者たちが訪れた場所でもあります。ほかにも、公園內(nèi)には記念館のすぐ東側(cè)にあるマリンドームなど、TVアニメやイラストの1シーンのモデルとなった場所がいっぱい! じっくり時(shí)間をかけて公園內(nèi)を散策してみるのもオススメですよ。


↑『結(jié)城友奈の章』第8話でも強(qiáng)烈な印象を殘したこの展望臺。全身に包帯を巻かれ寢たきりの園子から、勇者の殘酷な真実が明らかにされたシーンは、あまりも辛い。


↑英霊碑のモデルとなったドーム內(nèi)。座席側(cè)がお墓になっており、墓石にはシリーズ他作品の勇者や巫女の名前も刻まれていました。また、西暦時(shí)代を描いた『大満開の章』第7話でも登場しています。


↑この公園といえば外せないのが『結(jié)城友奈の章』第9話。悲しみと怒りのあまり暴走した風(fēng)が、夏凜や友奈と剣を交えた場所でもあります。この天の泉というモニュメントが映るシーンも。
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↑シリーズ內(nèi)で瀬戸大橋に一番縁深い作品でもある『鷲尾須美の章』。そのラッピング自動販売機(jī)を記念館近くで発見! とてもきれいに維持されていたのが印象的でした。

「ということで、今回はリリたちの調(diào)査地に……」と感想に進(jìn)む予定だったんですが、バス停まで戻ったところで大問題発生! 本來乗車を予定していたバスが期間限定の運(yùn)行だと発覚、次のバスは日沒後の18時(shí)臺にしかないという事態(tài)に! 當(dāng)時(shí)の時(shí)刻は16時(shí)過ぎ。ひどすぎるうっかりミスにうなだれる取材班2名。この瀬戸大橋記念公園、周囲に大きな工場や倉庫が広がる灣岸の一角にあり、移動手段を失うと一気に陸の孤島と化す危険性があるのです。いえ、単純に計(jì)畫をミスした私が悪いのですけれども。
結(jié)局、真冬に海風(fēng)が強(qiáng)い場所で日沒を待つのは危ないということで、やむなくタクシーの配車をお願いできそうな場所まで歩くことに決定。瀬戸大橋の巨大な橋梁が無言で見下ろす中、広い道路のそばをただひたすらトボトボ……。人とすれ違うことはほぼなく、車が通り過ぎる音だけが響き渡るさびしい帰路。なんとか3km強(qiáng)歩いたところで別の道路に面した公園にたどり著き、配車をお願いできました。ある意味、リリたちが選んだレンタサイクル利用ルートは正解だったのかもしれません。

↑バス停の“場所は”確認(rèn)しても“時(shí)刻は”再確認(rèn)しない。人、それを凡ミスという。※のついた時(shí)刻は、夏場だけの臨時(shí)便ですので要注意ですよ!

↑傾いていく日差しが心を焦らせる――。などという余裕もなく、心の中は虛無アンド虛無。工業(yè)地帯ゆえに巨大な建造物が多く、個(gè)人的にワクワクできたのが唯一の救いでした。

↑坂出駅に戻った時(shí)にはもうこの暗さ。ちなみに、瀬戸大橋記念公園から坂出駅までは最短でも片道6km強(qiáng)ありますので、全経路を歩くのはオススメできません。
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リリたちが最初に訪れた瀬戸大橋記念公園は、広々とした敷地內(nèi)におだやかな時(shí)間が流れる、とても過ごしやすいスポットでした。
展望臺からの眺めは本當(dāng)に素晴らしく、気候や天候に恵まれればいうことなしです! 壁を乗り越えようと調(diào)査を進(jìn)めた2人の勇者部、樹?;筏看髽颏菓椁盲浚橙摔斡驻抡撙郡?、勇者の殘酷な真実にも懸命に向き合おうとしたもう1つの勇者部――。ここで瀬戸大橋を眺めながら『勇者である』シリーズの歴史の流れをゆっくりと感じてみるのも1つの楽しみ方かと思います。
みなさんも、移動手段をしっかり確保したうえでぜひ訪れてみてください! その際は、今回のやらかし取材班を反面教師にしていただければ幸いです。計(jì)畫はきちんと!

↑バスの出発前に坂出駅前で見かけたネコたちにほのぼの。でも、その前にやっておくことがあったんじゃないんですかね、我々。
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電話口の演技でうまく柚木を呼び出したリリ。そこで、柚木が運(yùn)動部の助っ人としてアルバイト代を稼いでいることを調(diào)査済みとしたうえで、時(shí)給千円で勇者部の助っ人にもなってほしい、と告げるのだった。その魅力的な額につられて、柚木は助っ人を了承。こうして柚木という力強(qiáng)い仲間を得たリリは、第1回目の勇者部活動を発表する! それは、かつて本州と四國をつなげていた3つの大橋を視察することだった。
リリの計(jì)畫では土日をフルに使い、土曜午前に瀬戸大橋を、午後に大鳴門橋を、そして日曜に來島海峽大橋に向かうという。まず2人は、瀬戸大橋記念公園へ向かうために観音寺駅から宇多津駅へ。そこからレンタサイクルを使って公園を目指したものの、體力のないリリは到著するなりダウン。柚木ひとりで大橋と壁のつながりを確認(rèn)することに。しかし、付近は完全に封鎖されており、瀬戸大橋へと入ることは葉わなかった――。

『芙蓉友奈は勇者でない』第2話から本格的に始動した、リリと柚木の勇者部活動。その最初の調(diào)査スポットを追ってみましたが、いかがだったでしょうか? 次回も引き続き2人が調(diào)査したスポットを紹介していく予定ですので、お楽しみに!


これを読んで『芙蓉友奈は勇者でない』の物語が気になった人は、全國の書店にて好評発売中の単行本『結(jié)城友奈は勇者である 勇者史外典』上下巻をお手にとって見てください! 『芙蓉友奈は勇者でない』以外にも、『上里ひなたは巫女である』『烏丸久美子は巫女でない』という2作品に加えて、書き下ろしノベル1話が収録されており、読み応えたっぷりです!
■結(jié)城友奈は勇者である 勇者史外典 上
■結(jié)城友奈は勇者である 勇者史外典 下
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