日本小4課文:用手和心讀【久我Masahi的日語(yǔ)課堂】#49

手と心で読む(用手和心讀)
作者:大島 健甫(おおしま けんすけ)
皆さんの中で、駅の自動(dòng)券売機(jī)の表面に、小さな點(diǎn)の浮き出た所があるのに気付いた人はいませんか。よく注意してみると、郵便局や、市役所などの中でも見つかるかもしれません。それは、點(diǎn)字と言って、私達(dá)目の不自由な者が、指で探って読む文字なのです。(在各位當(dāng)中,有人注意到車站自動(dòng)售票機(jī)表面有突出的小點(diǎn)嗎?仔細(xì)關(guān)注的話,郵局和市政廳等地方或許也能看到。這是盲文,是我們眼睛不好的人用手指摸著讀的文字。)
點(diǎn)字について、私には、こんな思い出があります。(關(guān)于盲文,我有著這樣的回憶。)
十九歳の時(shí)、私は、急に目を悪くして入院しました。もう回復(fù)は望めないと分かってからも、暫くの間、私は點(diǎn)字を覚える気になれませんでした。まだ、新聞の大きな見出しぐらいは読んでいましたし、太い鉛筆で文字を書く練習(xí)もしていました。それまで親しんでいた文字と離れることは、まるで心の故郷を失うように思えたのです。(十九歲的時(shí)候,我突然眼睛不好住院了。雖然知道已經(jīng)無(wú)法指望恢復(fù)了,但是我暫時(shí)沒有學(xué)習(xí)盲文的打算。我還能看看報(bào)紙的大標(biāo)題,還練習(xí)用粗的鉛筆寫字。與迄今為止所接觸的文字分離,仿佛失去了心靈的故鄉(xiāng)。)
そんな私に、點(diǎn)字を覚えるように働きかけたのは、母でした。母は、いつの間にか點(diǎn)字を習(xí)いに通っていたようです。一九四四年の冬のある日、病室にやって來(lái)た母は、少し厚めの紙を私に手渡して、言いました。「一緒に勉強(qiáng)してみようよ?!梗ù偈惯@樣的我學(xué)習(xí)盲文的是我的母親。母親不知何時(shí)似乎在學(xué)習(xí)盲文。一九四四年的某個(gè)冬日,來(lái)到病房的母親,遞給了我有點(diǎn)厚的紙,道:“試著一起學(xué)習(xí)吧?!保?/span>
母が自分の手で打ってきた北原白秋の詩(shī)を、私は忘れることができません。(我無(wú)法忘記母親親手打的北原白秋的詩(shī)歌。)
落葉松の林を過ぎて、落葉松をしみじみと見き。(路過落葉松林,細(xì)看落葉松。)
點(diǎn)字を指先で読み取るのは、初めのうちはなかなか難しいことです。悴む指を溫め溫め、私は、何日もかかって、ようやく一編の詩(shī)を読んだのでした。(剛開始用指尖讀盲文的時(shí)候,非常困難。捂熱凍僵的手指,我花了好幾天,終于讀完了一篇詩(shī)。)
勉強(qiáng)し始めてみると、自分で自由に使える文字を持つことが、どんなに楽しく、どんなに大切であるかが分かってきました。読む速さも、練習(xí)と共にどんどん増して、點(diǎn)字の図書館から次々に本を借りて読みました。そのうちには、読みたい本がまだ點(diǎn)字になっていないのが、もどかしく感じられる程になったのでした。(開始試著學(xué)習(xí)的時(shí)候,我漸漸明白了擁有自己能自由使用的文字,是多么快樂,多么寶貴。閱讀的速度也隨著練習(xí)不斷地提升,我不斷地借了盲文圖書館的書讀。之后,想要讀的書還沒有做成盲文的時(shí)候,感到急不可待。)
今、世界で使われている點(diǎn)字は、一八二五年、フランスのルイ=ブライユと言う人が考え出したものです。日本では、それを五十音に組み替えて使っています。この點(diǎn)字は、縦三點(diǎn)、橫二列の六點(diǎn)で一文字が作られています。これらの點(diǎn)を、あるものは打ち出し、あるものは空白にしておく組み合わせで、五十音と、その他十?dāng)?shù)種類の記號(hào)ができるのです。更に、記號(hào)と文字とを組み合わせて、數(shù)字やローマ字、音符などを表すこともできます。特別支援學(xué)校の子供達(dá)の中には、點(diǎn)字で書かれた教科書で學(xué)習(xí)しているの人もいます。(如今世界上使用的盲文是法國(guó)的路易·布萊爾在一八二五年的時(shí)候想出來(lái)的。在日本,盲文被重新排版成了五十音。盲文由豎三點(diǎn)、橫兩列的六個(gè)點(diǎn)組成一個(gè)文字。這些點(diǎn)有的打出來(lái),有的空白,組合之后,可以表示出五十音和其它十幾種記號(hào)。并且,把記號(hào)和文字組合,還可以表示出數(shù)字和羅馬音、音符等。特別支援學(xué)校的孩子們當(dāng)中,也有人用盲文書寫的教科書學(xué)習(xí)。)
知識(shí)や考え、思いを伝え合うことができるのは、文字の持つ大きな恵みです。目の不自由な人の中にその文字、點(diǎn)字を持ち込んだのは、ルイ=ブライユでした。最近では、私達(dá)にも普通の文字が打てる視覚障害者用ワープロとか、本を読んでくれる機(jī)械などが作られています。これからも、人間の知恵は、人々の心を結(jié)ぶ便利な道具や方法を考え出し、多くの人に喜びをもたらしていくでしょう。(能夠互相傳達(dá)知識(shí)和想法,是文字帶來(lái)的巨大恩惠。把盲文帶給眼睛不方便的人的是路易·布萊爾。最近,我們也制作出了視覺障礙者使用的打出普通文字的文字處理機(jī),和朗讀書本的器械等。此后,人類的智慧也會(huì)考慮出連結(jié)人心的便利道具和方法,給眾多的人帶去快樂吧。)

詞匯
浮き出る(うきでる):浮出、浮現(xiàn)
探る(さぐる):(用手、腳等的感覺)摸、探、尋找;刺探、暗中調(diào)查、探聽;探訪、欣賞(美麗的風(fēng)景)
働きかける(はたらきかける):推動(dòng)、發(fā)動(dòng)、對(duì)……做工作
通う(かよう):來(lái)往、(在兩個(gè)地點(diǎn)之間)往返;(心意)相通;(電流、血液等)流通;相似
悴む(かじかむ):(手腳等)凍僵;憔悴、消瘦
もどかしい:(慢得)令人著急、令人不耐煩、急不可待

作業(yè)
1.讀課文
2.看圖寫話:

3.完成圖片練習(xí):
