陰陽師阿修羅 繪卷第六章:飛鳥(中日雙語整理)
終結(jié)
金色の幻境の中で、忉利天神の殘留思念が當時帝釈天を迎えた時のように阿修羅を迎えた。本當の忉利天神は帝釈天のようでもあり、阿修羅や天人のようでもあり、天人以外の萬物のようでもあった。阿修羅は最後の神に問いを投げかけた。
在金色的幻境中,忉利天神殘存的意識如同當年迎接帝釋天那般,迎接了阿修羅的到來。真正的忉利天神像帝釋天,卻也像阿修羅,像天人,卻也像天人以外的萬物。阿修羅向著最后的神明發(fā)出質(zhì)問。
「慈悲深さを自ら誇る忉利天神よ!貴様はどれだけ殘酷なのだ!私が生まれついての闇の子だからというだけの理由で、私の全てを奪い去ろうというのか?」
“自詡慈悲的忉利天神,你是何等殘忍!難道只因我生來是黑暗之子,你就要奪走屬于我的一切?”
「善悪とはそもそもが相対的なものだ。善人の心にも邪念は生まれ、悪人もさとりによって善をなすことはある。邪念は誰しももつもの、どこにでもある。それは神とて、理想郷とて例外ではない!貴様は全ての天人を生んだ。奴を生み、この阿修羅を生んだ。だが貴様はなぜ、奴に一生をかけて私と爭わせるほどに私を恐れるのだ!」
“善惡本就一體兩面,互為表里,善人心中會誕生惡念,惡人也會一時動容而行善。惡念人人皆有,到處皆是,即使是神也不能免俗,即使是天國也不能例外!你誕生了所有天人,誕生了他,也誕生了我??赡銥槭裁?,就這樣地懼怕我的存在,怕到非要讓他窮盡一生來與我爭斗,不死不休!”
忉利天神は憐れむように阿修羅を見つめたが、一言も発しない。
忉利天神悲憫地注視著阿修羅,卻一言不發(fā)。
「ならば私を闇と、破壊神と化し、貴様が私に強いた運命に抗わせよ!奴にかわって私にあらゆる罪を背負わせよ!」
“既然如此,就讓我化為黑暗,化為破壞神,來反抗你強加給我的命運!就由我來代替他,承受所有罪惡!”
忉利天降臨前の最後の瞬間、阿修羅は帝釈天にかわって霊神體を精神の海に融合させ、鬼域の邪念を吸収させた。
在忉利天降臨前的最后一刻,阿修羅代替帝釋天將靈神體融入了精神之海,吸收起鬼域中的惡念。
「足りぬ、まだ足りぬ!この程度の邪念でこの阿修羅を押しつぶそうというのか?私は貴様たちの新たな神だ!あらゆる魂を屈服させてくれる。あらゆる精神を我が思うままにつくりかえてくれる!我が心のあらゆる望みをこの鬼域で現(xiàn)実のものとしてくれよう!」
“不夠,還不夠!只是這點惡念就想把我阿修羅壓垮嗎?我是你們的新神!我要所有的靈魂都臣服于我,所有的精神都隨我的喜好而重鑄!我要我心中所想的一切愿望,皆在這鬼域中化為真實!”
天人聖子帝釈天は神諭を受けてこの世に降臨し、年若きころから従軍し、鬼族の侵攻を防いで驚くべき戦果をあげ、將軍として兵と民に尊崇された。また、翼の軍団を組織し、辺境を奔走して両族と和解した。しかし、金翅鳥族は帰順しようとせず、龍巣城によって天域を攻め取ろうとした。帝釈天は自ら兵を率いて龍巣城を陥落させた。凱旋した帝釈天は王に推戴された。帝釈天は民を子のように慈しんで善政を敷き、弱き者も強き者も、若き者も老いた者もみな平等に扱った。天域の辺境の魔神族にうとまれ、魔神族は龍巣城をけしかけて天域を攻めたが敗北し、百年の間力を蓄え、魔神軍の総力をあげて善見城に攻め込んできた。天人の王帝釈天は城內(nèi)の民を避難させ、善見塔の頂で魔神の王阿修羅を迎え撃った。帝釈天は魔王が暴虐無盡で、天域も鬼域ももろとも破壊し盡くすと言うのを見ると、これを斬ることを決意した。二人は翌日の未明まで戦い、帝釈天が阿修羅を打ち破り、魔神軍を深淵の底まで撃退した。天域、鬼域には平和が再び訪れ、善見城の民は故郷に戻った。帝釈天は重いけがを負って行方知れずとなっていたが、三日後の明け方に城に戻り、城門の前で離れ離れになった両親や兄弟と再會し、無事を喜び合った。民は道の両側(cè)に並んで高らかに叫び、村人は花を捧げ、歓喜の聲は遠くまで響き渡った。宮殿の門の下では無數(shù)の人びとが集まり、帝釈天を再び王に推戴した。天域、鬼域にはこれから長く平和が続き、天上と天下に爭いを起こす者はいなくなった。
“天人圣子帝釋天,受神諭降生于世,年少參軍,抵御鬼族侵擾,一鳴驚人,為兵將民眾所愛戴,成為一方大將。又創(chuàng)立翼之團一軍,為兩族和談奔走于邊境,終于使兩族和解。然金翅烏一族不肯歸順,盤踞龍巢一城意欲攻取天域,帝釋天親自舉兵討伐,龍巢城大捷。帝釋天回城后,千萬人簇擁其登上王位。其為王愛民如子推行仁政,無論弱小強大,青壯老幼,一視同仁。卻遭天域邊境魔神一族妒恨,魔神族挑唆龍巢城攻打天域失利,韜光養(yǎng)晦百年,最終舉魔神大軍攻打善見城。天人之王帝釋天遣散城中百姓,于善見塔頂親自迎戰(zhàn)魔神之王阿修羅。卻見魔王行儀粗鄙,行事殘忍,無惡不作,口出狂言要將天域鬼域一并摧毀,終于決心將其斬殺。二人大戰(zhàn)一日之久,直至次日清晨,帝釋天戰(zhàn)勝阿修羅,又將魔神一軍擊退千里,打入深淵之底。天域鬼域從此重歸和平,善見城百姓重歸家園。帝釋天重傷失蹤,于三日后清晨時歸城,與失散的父母兄弟團聚城門前,喜極而泣。百姓夾道高呼,村人獻上鮮花,歡聲十里,直至王殿門下,千萬人簇擁帝釋天重登王位。天域鬼域,從此永享和平,天上天下,再無求戰(zhàn)之人?!?/p>
「この不公正にしていつわりの世界よ、聞くがよい!新たなる神の名において我に服従することを命ずる!この阿修羅の欲念よ、我に屈服せよ!」
“記好了。這虛偽而不公的世界??!我以新神之名,命令你服從我!臣服于,我阿修羅的欲念!”
最後の神と対峙した後、暴れ回る破壊欲の中で阿修羅は自意識を保ち続け、落ちていく帝釈天を何とか受け止めた?!杆饯仙蓼欷膜い皮伍湦巫婴坤盲郡①F様は私に光を與えてくれた。貴様は光の中で生き続けるのだ。私は永遠に闇へと落ちた怪物となろう。帝釈天よ、しばしここで休息するがいい。」
與最后的神明對峙后,在瘋狂暴虐的破壞欲中,阿修羅撐著自我意識,終于在帝釋天墜落前接住了他?!拔疑鷣砭褪呛诎抵?,而你卻讓我看到了光明,給了我情誼。你應該一直活在光明之中,就讓我成為永墮黑暗的怪物。帝釋天,暫時在這里歇息吧。”
「なぜ貴様がここに?そして私はなぜここに?」目覚めが帝釈天が問うた。
“你怎么會在這里,我又為什么會?”醒來的帝釋天問道。
「別れを告げに來たのだ。私の理性はすぐに邪念にのみ込まれ、破壊神となる。貴様は我らがともに追い求めた世界の中で目覚めるのだ。貴様の強情ぶりは結(jié)局変わらずじまいだったな。しかし、今になって少しは貴様の執(zhí)著が理解できた気がする。ただ殘念なことに、私は貴様のように物分りがよくない。私がほしいのは自らの手でつくりあげた世界、自らの手で奪った全てだと前に話したな。私にとって大事なのは、民の自由などより自分の心の中の邪念なのだ?!?/p>
“我是來告別的。我的理智很快就會被惡念占據(jù),成為真正的破壞神,而你會在我們共同追尋的世界中醒來。到頭來你我完全是一樣的脾氣,只是在這一刻,我似乎有點理解了你的執(zhí)念。只可惜啊,我終究還是沒你這樣的好脾氣,我說過我想要的是自己親手創(chuàng)造的世界,親手奪來的一切。眾生的自由在我眼前,如何比得上我心中的妄念?!?/p>
「貴様、いったい何をしたのだ?」
“你究竟做了什么?”
「我が名は阿修羅、魔神族の首領(lǐng)にして天人と鬼族との戦爭を引き起こした張本人、天域を望む魔族、貴様の宿敵。我らは今日初めて相まみえ、善見塔で勝負を決し、私が敗北した。もはや二度と會うことはあるまい?!?/p>
“我的名字是阿修羅,魔神一族的將領(lǐng),挑起天人和鬼族之間戰(zhàn)火的罪魁禍首,覬覦天域的魔族,你的宿敵。我們今日初見,是在善見塔上一決高下,自我敗后,永不再相會。”
「いや、阿修羅とは長い付き合いだ。今日初めて相まみえたなどと…。我らは辺境の村の外れで出會った。奴は鬼族から我ら一行を救ったのだ。決して魔族の首領(lǐng)などではない。我ら天人族の英雄だ?!?/p>
“不,阿修羅與我相識已久,并非是今日初見。我們相遇在邊境的村外,他從鬼族手中救下了我們一行,他也并非魔神將領(lǐng),而是我天人一族的大英雄?!?/p>
「思い違いだ?!?/p>
“你記錯了?!?/p>
「思い違いではない。阿修羅の霊神體は強大であったが、心の病に侵されていた。私は奴の苦しみを心で感じ、友となった。我らはともに戦場に立ち、無數(shù)の勝利を重ねてきた?!?/p>
“我沒有記錯,阿修羅靈神體強大,卻飽受瘋病之苦,我用心靈感應分擔他的痛苦,與他結(jié)為搭檔。我同他一起上過戰(zhàn)場,打了無數(shù)勝仗?!?/p>
「どんな勝利を重ねてきたというのだ?」
“那你們都打過什么勝仗?”
「瑠璃城の大勝…奴は鬼族のふりをして私を敵の首領(lǐng)に獻じ、我ら二人で力を合わせて首領(lǐng)を斬り、城內(nèi)の民を救った。龍巣の大勝…阿修羅は城に潛入し、陣太鼓を鳴らさせた。私は敵が慌てたすきに兵を率いて裏門から攻め入った。善見城で私が新王につくと、反亂軍の兵が城下に迫り、阿修羅は…阿修羅…どこへ行った?」
“琉璃城大捷,他扮作鬼族,將我獻給賊首,我們二人合力刺殺賊首,救了城中百姓。龍巢大捷,我與他兵分兩路,阿修羅潛入城中,命人佯擊戰(zhàn)鼓,我領(lǐng)兵從后門趁虛而入。善見城中,我被任命為新王,叛軍兵臨城下,阿修羅他……阿修羅……去了哪里?”
「思い違いだ、帝釈天?!?/p>
“你記錯了,帝釋天?!?/p>
「思い違いではない。教えてくれ、奴はどこへ行った?」
“我沒有記錯,求你告訴我,他到底去了哪里?”
「奴は敵情を視察に行ったんだ。貴様が寢ている間に、貴様を起こさずに。私をここで待たせて。體力を溫存しておくんだ、明日は龍巣城を攻めるんだ。奴は龍巣城を落とすのが貴様の悲願だと知っている。必ずや貴様とともにやってのけると言っていた?!拱⑿蘖_が言った。「眠れ。貴様が目覚めた時には奴が戻ってくるだろう。戦いは貴様の手で終わった。両族は二度と戦火を交えることはない。鬼族と天人は分かり合い、敵対することはない。凱旋した貴様を民は道の両側(cè)に並んで迎えることだろう。村人は花を捧げることだろう。あれだけ貴様に冷たかった家族も城を出て、善見城下で貴様を迎えるだろう。貴様の夢の中にはかつての戦友があらわれる。そして貴様が目覚めると、今の友と相まみえるだろう?!?/p>
“他去勘察敵情,看你還在睡就沒有叫醒你,他讓我等在這里,告訴你要養(yǎng)精蓄銳,明天我們攻打龍巢城。他知道攻下龍巢城是你的夙愿,他說一定要和你一起完成?!卑⑿蘖_說道,“睡吧,等你醒來,他就會回來。戰(zhàn)事已經(jīng)終結(jié)于你手,兩族再不會燃起戰(zhàn)火,鬼族與天人能夠互相理解,不再敵對。而你乘勝歸來,平民為你夾道歡呼,村人為你送上鮮花。就連一直冷待你的家人,都會親自出城來,在善見城下,恭迎你歸來。在你的夢里,有你曾經(jīng)的戰(zhàn)友,而等你醒來,又會見到現(xiàn)在的友人?!?/p>
「そんな日が本當に來るのだろうか?!沟坩嬏欷钺幛寺劋い?。
“會有那樣的一天嗎?!钡坩屘熳詈髥柕?。
「貴様が望みさえすればな。」
“只要你希望?!?/p>
阿修羅が幼いころ母から聞いていた鼻歌を小さく歌っていると、帝釈天はすぐに深い眠りについた。できるならば阿修羅とてもこの世界にとどまり、その様子をこの目で見てみたい。しかし、どんな願いにも代償がある。忉利天神の過ちは願いだけで代償のない世界をつくりだしたことだった。今度は阿修羅が代償を支払う時だった?!傅坩嬏欷?、行くのだ。もう過去を振り返るな。もう誰かのために歩みを止めるな。そして私も、同じく歩みを止めることはない?!?/p>
阿修羅小聲地哼起兒時從母親那里聽來的調(diào)子,帝釋天很快就沉沉地睡了過去。如果可以,阿修羅也想留在這個世界里親眼看看它的樣子,然而一切愿望都有代價,忉利天神的錯誤,就是創(chuàng)造了一個只有愿望卻沒有代價的世界,現(xiàn)在到了阿修羅支付代價的時候?!暗坩屘?,你該走了,不要再看向過去,不要再為誰而停滯不前。而我,也同樣不會停步?!?/p>
阿修羅は最後の力を振り絞り、自らと無數(shù)の邪念を深淵に投げ込み、深淵を再び封印した。こうして阿修羅は永遠の闇に落ち、光に足を踏み入れることのない唯一の魔王となった。
阿修羅以最后的力量,將自己和萬千惡念一同打入深淵,并再度封印了深淵。自此,他將永墮黑暗,成為無法走入光明的唯一的魔王。
數(shù)日後の明け方。善見城では天人と鬼族たちが歌い踴って帝釈天の勝利を祝っていた。深淵の天魔は封印され、天域にも爭い、苦しみ、犠牲のない時代がようやくやってきたのだ。帝釈天は目を覚ますと、自らが馬車に乗っていることに気づいた。馬車は善見城に向かって走っていた。
數(shù)日后的清晨,善見城歌舞升平,天人和鬼族們一同慶祝著帝釋天的勝利。深淵天魔被封印,而天域也終于迎來了再也沒有戰(zhàn)爭、痛苦和犧牲的時代。帝釋天迷迷糊糊地醒過來,發(fā)現(xiàn)自己正在馬車上,車一路往善見城駛?cè)ァ?/p>
「これは…どうしたことだ?」
“我這是……怎么了?”
「帝釈天様はあの深淵の天魔に打ち勝ち、天域に光を取り戻されたのですが、重いけがを負って意識を失われたのです。心魂はかなり傷ついてはいますが、忉利天神の加護を受けたのか、數(shù)日で急速な回復を見せています。」
“大人是打贏了那深淵天魔,給天域重新帶來了光明,卻重傷失去了意識。您的心魂雖受了重傷,但也許是得到了忉利天神明的庇護,這幾天還是很快恢復了?!?/p>
「深淵の…魔王?」
“深淵……魔王?”
「覚えておられないのですか?天人族は鬼域に落ちてから深淵の魔神族と敵対し、長い間爭ってきました。帝釈天様が翼の軍団を組織し、鬼族の亂を平定し、魔神族を震え上がらせ、天域に平和が戻ったのです。しかし、あの深淵の天魔はあきらめず、兵を起こして善見城を攻め取ろうとしたのです。帝釈天様は城內(nèi)の民を避難させ、一人で立ち向かわれました?!?/p>
“大人不記得了嗎?我們天人一族自從墜入鬼域,就與深淵中的魔神一族敵對,戰(zhàn)爭千百年不曾停息。是您一手創(chuàng)建了翼之團,平定鬼族外亂,又震懾魔神一族,給天域帶來了和平。然而那深淵天魔卻不肯死心,居然舉兵欲攻取善見城,您疏散了城中百姓,獨自迎戰(zhàn)?!?/p>
帝釈天は決戦時の様子を思い出そうとした?!父撙鏊槁湎陇筏普lかに救われ、相手の顔を見ようとしたら深い眠りに落ちてしまったことだけ覚えている。」
帝釋天試圖回憶決戰(zhàn)時的情形,“我只記得自己好像從很高的地方摔了下來,被人救下,想要看清救我的人是誰,卻昏昏沉沉地睡了過去?!?/p>
「決戦時のけがで記憶を失ったのかも知れません。いずれにせよ、王が不在という狀況は一刻も裂けねばなりません。それで帝釈天様をまず善見城にお送りするよう訴えました。どうか勝手をお許しください。遠くから聞こえるのは、民が帝釈天様を再び王座にお迎えする歌です?!?/p>
“恐怕您是因為決戰(zhàn)時重傷而暫時失去了記憶。不管如何,一族不能一日無王,于是我自作主張先護送您回善見城,還望大人見諒。大人您聽,遠方那是族人們在為您唱起迎接的歌謠,為恭候大人回城,重歸王座。”
柔らかく高らかな歌聲は、かつて天域と鬼域の境界で両族の子どもが歌っていた歌だった。翼の軍団によって辺境から善見城に持ち込まれた旋律が今、遠く善見城の方角から聞こえてくる。帝釈天には聞き覚えがあった。「この歌を覚えている。白い羽根の鳥が雷雨の朝に雲(yún)と風の間を通り抜けながら次第に飛び方を身につけていくという歌だ。最後には鳥は雲(yún)の上にたどり著き、永遠に雨がふらず、風もない場所で過ごすのだ?!?/p>
柔美又高亢的歌聲曾是天域與鬼域交界之處兩族的孩童都會唱的調(diào)子,被翼之團從邊境帶來善見城傳唱,如今又遠遠地從善見城的方向傳來,帝釋天覺得似曾相識,“我記得這首歌。它唱的是一只白羽的鳥兒,在一個雷雨交加的清晨穿過云層與風,慢慢學會飛的故事。故事最后它飛到了云端之上,留在了那個永遠晴朗無風的地方?!?/p>
「小鳥が雷雨の中をどう飛ぶというのか?ひょっとしたらこの歌の最後では鳥が暴風雨の中で死ぬという場面を暗示しているのかも知れない?!?/p>
“小鳥在雷雨里如何能飛?或許這首歌的最后,是在影射鳥兒死在了暴風雨中?!?/p>
「だが少なくとも、小鳥が一切を顧みず飛ぼうとしたという事実は変わらない。」
“但至少,它曾不顧一切地飛過。”
深淵の底で阿修羅は天人たちの歌聲を聞いたような気がして、一瞬頭の上の光を仰ぎ見た。深淵では笑い聲と阿鼻叫喚の叫び聲が響き渡っている。阿修羅の手の中の引き裂かれた魔神は、まるで歌うように阿修羅の名を繰り返し叫んでいた。
深淵之下,阿修羅似乎也聽到了天人們的歌聲而有一瞬間抬起了頭,望向頭頂?shù)囊唤z光明。深淵中響徹著笑聲和撕心裂肺的慘叫,而阿修羅手中被撕裂的魔神還在如同吟唱一般反復地念著他的名字。
「たとえ無數(shù)の民の心の闇が私一人に集まったとしても、我が心を満たすことはできない。我が心は光の中にあり、我が身が闇に落ちることは決してない。」
“即使千千萬生靈心中的黑暗,都歸于我一人,也無法填滿我心。我心仍在光明之中,我身也不會永墮黑暗?!?/p>
「私はいつか、我が心を満たすことのできる者がいる場所へ戻るだろう…」
“終有一日,我將再度歸來,去往能填補我心之人所在的地方……”
「阿修羅…阿修羅!破壊神…阿修羅!」體を引き裂かれた魔神が地上に投げ出され、阿修羅に頭を踏みつぶされても阿修羅を稱えることをやめない。
“阿修羅……阿修羅!破壞神……阿修羅!”肢體殘破的魔神被丟在了地上,即使被阿修羅踩碎頭顱,也不曾停止稱頌他的名字。
帝釈天は宮殿で數(shù)ヶ月休むと、深淵との辺境にある翼の軍団の戦友たちを訪ねた。
帝釋天在宮殿中修養(yǎng)數(shù)月后,就前往了深淵邊境探訪翼之團的戰(zhàn)友們。
「翼の軍団の者たちとともに城を出るのは私が王位についてから初めてのことだな…もうそんなに経つのか。」
“和翼之團大家一起出城,自我登基為帝以后還是第一次……竟然過去了這么久嗎?”
「そうです。帝釈天様は王位につかれてからは善見城にこもって出ていらっしゃらない!辺境ではみな『帝釈天様はどうしてこもりっきりなのか』と言っていますよ?!?/p>
“是啊,帝釋天大人自從當了王,就躲在善見城里不出來了!邊境的大家現(xiàn)在還時不時會問,帝釋天大人怎么不來了?!?/p>
「こうして出てきたではないか。善見城のこともようやく片付いた。みなとともに辺境の新しい村を見に行きたいと思うが、どうかな?」と帝釈天は笑う。
帝釋天笑道,“我這不是來了嗎,好不容易善見城的事情也忙完了,和大家一起來看看邊境的新村鎮(zhèn)怎樣了?!?/p>
「もちろん、喜んでおともします。帝釈天様が善見城に行かれると、辺境再建の費用、物資がすぐに屆きました。故郷を離れた者も多くが戻ってきました?!?/p>
“當然是好得很啊,當年大人去善見城赴任,重建邊境的錢和物資很快就撥下來了。背井離鄉(xiāng)的人,也很多都回來了。”
一行が歩きながら話していると、小さな山腹についた。この山腹は昔翼の軍団が頻繁に食糧を輸送していた場所だった。
眾人邊走邊聊,終于到了一座小山坡附近,這座山坡是當年翼之團經(jīng)常運送糧草的地方。
「帝釈天様、ご覧ください!當時はいつも夜に食糧を輸送していましたが、幸い鬼族に待ち伏せされたことはありませんでした。今考えれば実に幸運でした。」
“大人快看!當年經(jīng)常夜里行軍運糧,好在從沒有被鬼族伏擊過,現(xiàn)在想想真是太幸運了?!?/p>
帝釈天は、當時はこれ以上ないほど陰気だった場所が、今では至るところに花が咲き、山腹には小屋が建ち、その前には蓮の池があるのに気づいた。誰かがいつも手入れをしているようだ?!干彜纬丐ⅳ毪韦胜?、白鳥が何匹かいた方が趣があるな?!工鹊坩嬏欷纤激铯郝─椁筏俊?/p>
帝釋天注意起來,當年無比陰森的地方,如今卻到處盛開著鮮花,山坡上還有一棟小房子,屋前竟還有一處蓮池,似乎是誰經(jīng)常在打理的樣子。他不禁說道,“既然有蓮池的話,要是池水里再有幾只白鵝就更有生趣了。”
「帝釈天様は白鳥もお飼いになるのですか?」
“帝釋天大人居然會養(yǎng)鵝嗎?”
「まさか!白鳥とはどうも仲良くなれなくてな、私の友が…、う…?」
“怎么會!我和白鵝真是難以和睦相處,都是我的友人他……他……?”
その時、翼の軍団に突然、待ち伏せていた山賊が襲いかかってきた。
就在這時,翼之團的隊伍突然遭到了山賊的埋伏。
襲ってきた山賊はどこか様子がおかしい。鬼族のようでもあるが、生気が全く感じられず、動きもぎこちない。戦友たちが一人また一人倒れていくのを見ながら、帝釈天はまだ完全に回復していない霊神體を召喚した。しかし、蓮の花を広げたところで一刀両斷される。霊神體が攻撃をまともに受けた帝釈天は、激痛でその場に倒れた。
襲擊他們的山賊氣息十分奇怪,像是鬼族,卻又毫無生氣,動作僵硬。眼見戰(zhàn)友們一個個倒下,帝釋天召喚出了尚未恢復的靈神體。然而蓮花剛剛顯現(xiàn),就被一刀斬斷,靈神體被直擊的劇痛下,帝釋天跪倒在地。
その瞬間、空から降りてきた黒い影が周囲の鬼族を一人また一人と粉々にしていく。帝釈天に向かって進んできて、橫に體を動かすたびに叫び聲があちこちであがる。帝釈天の前に立っていた鬼族は逃げる間もなく、もっていた石斧を帝釈天に振り下ろした。
誰知在這關(guān)鍵時刻,一個漆黑的身影從天而降,將周邊的鬼族一個又一個撕成碎片。他一路朝著帝釋天的方向殺了過來,一路上肢體橫飛,慘叫聲此起彼伏。擋在帝釋天面前的鬼族卻絲毫不知逃命,反而急忙舉起了手中的石錘,朝著帝釋天就砸了下來。
真っ赤な觸手が背後から鬼族の體を貫くと、帝釈天の顔に血飛沫が降りかかった。引き裂かれた體はそばに放り出され、背後の黒く血に染まった影があらわれた。その姿に、帝釈天は思わず目を見開く。
一只猩紅的觸手從他的身后穿透了他,血濺了帝釋天一臉。殘破的身體被隨意地丟在了一邊,顯現(xiàn)出他身后漆黑,染血的身影。帝釋天睜大了眼睛看著眼前的人——
「貴様は…」
“你是……”
天域の千年戦爭は終わりを告げたが、彼らの物語は始まったばかりだ。
天域的千年戰(zhàn)爭已經(jīng)終結(jié),但他們的故事才剛剛開始。