【生肉】死印 廣播劇 災(zāi)厄的覺醒

烤了,把聽寫的原文也放上來,如果有人幫我校對的話(合掌)(合掌)
廣播劇
死印 第零章 災(zāi)厄的覺醒
part1 兄長回歸
沙耶:玻璃杯碎了……最近總是發(fā)生奇怪的事情。明明沒有碰卻碎掉的玻璃杯、持續(xù)一整晚的奇怪聲響,還有這籠罩著洋館的不祥氣息,就好像被誰盯著看一樣。唉……總之先收拾掉碎片吧,可不能讓Mu踩到了。咦?Mu,你去哪兒了?Mu!你在這兒呀。來,回房間吧,過來。啊等等,你去哪兒?
沙耶:倉庫門開著,誰在那里?
正宗:唔唔唔
沙耶:這個聲音難道是?
正宗:沙耶?
沙耶:哥哥!
part2 九條館中
柴:請用,沙耶大人
沙耶:謝謝柴先生。不好意思啊,還要讓你做這些侍應(yīng)生的活
柴:哪里哪里,是我擅自攬下來的,請您不要在意
沙耶:柴先生過來快一周了吧,真是幫了大忙了,謝謝你
柴:該道謝的是我才對。很感激能再次在這令人懷念的洋館里照顧正宗大人和沙耶大人。話雖如此,真是有些不可思議啊,五年前被宣告因事故死亡的正宗大人竟突然回來了。一切平安當(dāng)然再好不過,但關(guān)于回國的詳細情況,正宗大人還什么都沒……
沙耶:是啊,好像是想不起來了
柴:到底發(fā)生了什么呢?
沙耶:果然是因為那具人偶吧……
柴:您是說,人偶嗎?
沙耶:哥哥去國外并不是為了觀光,而是為了調(diào)查家中倉庫的一具舊人偶
柴:原來是這樣?。∵@就是說,那具人偶的背景不太好,對嗎?
沙耶:嗯,是的,但你是怎么知道的呢?
柴:沙耶大人從小感覺就十分敏銳,而正宗大人則雙手靈巧,擁有工匠的才能。二位會調(diào)查家中的舊人偶,說明它背后一定有不為人知的秘密,對嗎?
沙耶:柴先生真是名偵探呀,我們兄妹什么都瞞不過你呢
沙耶:哥哥,我們進來了哦
正宗:沙耶,柴先生
沙耶:早餐做好了,怎么樣,吃得下嗎?
正宗:嗯,今天感覺好多了
柴:那么,我馬上為您準(zhǔn)備
沙耶:有食欲我就稍微放心了
正宗:讓你擔(dān)心了,抱歉
沙耶:真是的!你要負起責(zé)任,給我快點好起來??!
柴:話說正宗大人,您是在外國調(diào)查舊人偶嗎?
沙耶:柴先生,那件事還不能……
柴:真是非常抱歉,我不該有這么多無謂的好奇心
正宗:不,沒事,可以的話我還想拜托柴先生陪我說說呢,談話間說不定能想起什么。
正宗:正如沙耶所說,我在調(diào)查倉庫中舊人偶的背景。在我四處走訪時,碰到了一間人偶作坊。
沙耶:但那間作坊卻因世界大戰(zhàn)戰(zhàn)亂關(guān)閉了
正宗:對,但我不想就此放棄,之后扔在歐洲各處調(diào)查走動。后來中途遭遇事故,就這么過了五年時光。
柴:嗯,原來如此。我該怎么辦才好呢?
沙耶:柴先生?
柴:不,果然還是應(yīng)該向二位說明。關(guān)于九條家人偶的事情,上任家主村雨大人曾嚴(yán)令禁止我泄露。
沙耶:關(guān)于人偶的?到底是什么事?
柴:九條家自古就與人偶有著深厚的關(guān)系,代代相傳著把特別的佛像放入招災(zāi)人偶的鎮(zhèn)壓方式
沙耶:放入佛像的人偶,和我們調(diào)查的一樣啊
柴:我想,最近屋子里發(fā)生的奇怪現(xiàn)象,起因是否就是二位調(diào)查的人偶呢?
正宗:如果你說的是真的,那具人偶或許曾經(jīng)就是九條家封印的??赡芤蚰甏眠h,佛像的力量減弱了
柴:如果是這樣的話,應(yīng)該會有消災(zāi)的方法。上代家主也曾說過,關(guān)于人偶有些特別的規(guī)矩。
沙耶:但我沒聽說過啊,哥哥呢?
正宗:沒,我也不知道
柴:那么,去拜訪九條家以外那些知道人偶有關(guān)的規(guī)矩的人怎么樣呢??
沙耶:除了九條家外,還有與人偶有淵源的家族啊
柴:是的,我想到了有那么一個人。
沙耶:我一定要見見他,說不定能獲得些鎮(zhèn)壓人偶的方式。
柴:好的,我立刻去準(zhǔn)……唔!!
沙耶:噢,是Mu呀
柴:那、那么我現(xiàn)在先去安排各項事宜,請您稍等
正宗:柴先生?
柴:誒?!啊……那個……雖然有點不好意思,但是我很怕這些小動物……那么,請允許我暫且告退
正宗:柴先生也有感到棘手的東西啊?真沒想到
沙耶:哈哈,是呢
part3 去往學(xué)校
(廣播:現(xiàn)在是五點零五分,各位同學(xué)回家請帶好隨身物品)
沙耶:茂森先生與我家交情很深,關(guān)于他無論大小事都請您務(wù)必跟我說說
工作人員:好的
沙耶:我聽說茂森先生半年前從這所小學(xué)退休了
工作人員:是的。他趁著退休就搬家了,還說等日常生活穩(wěn)定下來后會再聯(lián)絡(luò),但之后就……其實關(guān)于這件事,前幾天警察來問話的時候我也很驚訝,沒想到茂森先生竟然會失蹤……而且不止他本人,他們?nèi)叶际й櫫?/p>
沙耶:茂森先生有沒有和您聊過他的家庭或日常生活呢?
工作人員:警察也問了完全一樣的問題。茂森先生不太說這些私人話題,其他同事的回答估計也差不多
沙耶:請您留步
工作人員:沒幫上什么忙,真是抱歉
沙耶:哪里哪里,非常感謝您能告訴我這么多。那么我先走了
工作人員:??!對了,警察來問話的時候,我偷聽到他們說除了茂森先生以外,還有另一個失蹤的老人
沙耶:老人?
工作人員:嗯……雖然沒有聽到詳細內(nèi)容,但無論如何,希望他們都沒事吧……
沙耶:本來以為能接近人偶的真相了。好不容易找到的人,半年前退休了,又搬了家,之后竟然失蹤了。還有最后他說的那些話,難道……不,不可能
沙耶:沒人接……柴先生和哥哥應(yīng)該都在啊……!是什么?剛才那奇怪的聲音
沙耶:……鏡子?是學(xué)校里常有的大面鏡子。剛才那道強烈是視線,就是從這里……不打算出來嗎?看起來是一所老學(xué)校,那住著些不好的東西也不奇怪。比起這個,我有種不祥的預(yù)感!我得馬上回去!
part4 異變
沙耶:這詭異的氣息……究竟發(fā)生了什么?柴先生你在嗎?這強烈的氣息……
正宗:啊……太美了……這佛像太美了……
沙耶:哥哥!你在這干什么!
正宗:啊,沙耶,你回來了
沙耶:哥哥,那是?
正宗:啊……這就是塞進那具人偶里的佛像!很漂亮吧!跟柴先生說的一樣!
正宗:沙耶!你干嘛!
沙耶:把佛像放回人偶?。?/p>
正宗:為什么!明明它這么美!
沙耶:你感受不到周圍不祥的氣息嗎?振作一點啊哥哥!
正宗:……沙耶?我剛才,干了什么?
沙耶:哥哥,你終于恢復(fù)正常了。柴先生跟你說了什么?他現(xiàn)在在哪?
正宗:應(yīng)該在屋子里吧
沙耶:Mu……對啊,我怎么沒注意到呢……兔子們代代都是守護九條家的神靈所附身之物,而柴先生很長一段時間里一直是輔佐九條家的管家。以前也陪我一起照顧過兔子,不可能會害怕到這種程度。
正宗:那被我們稱作柴先生的男人是……
沙耶:!這個聲音!
沙耶:明明已經(jīng)把佛像放回去了,不祥的感覺卻沒有平息。哥哥,人偶就放在這里,我們先回屋子吧。Mu,過來
沙耶:在屋子里就沒事了吧,有我和Mu在,他做不了什么的
正宗:到底是怎么回事?
沙耶:那個柴先生是人偶制造的幻象,所以才會害怕具有靈力的Mu。
正宗:幻象?
沙耶:生魂……雖然我想這么說,但恐怕真正的柴先生……早已經(jīng)死了。今天去拜訪的茂森先生也是……
正宗:怎么會……柴先生竟然……
沙耶:嗯,警察也在試圖尋找他的去向,但是恐怕……利用柴先生騙我們,就好像是拿我們團團轉(zhuǎn)的樣子尋開心啊……嗚!
正宗:怎么了?
沙耶:剛剛背上有點不對勁
正宗:背上?這是……斑痕?
沙耶:這不妙的感覺,肯定是那具人偶干的。我都沒注意到是在哪里被附上的。人偶怕是恢復(fù)了相當(dāng)多的力量。在家中也已經(jīng)不能松懈了。
沙耶:喂,哥哥,我們也差不多該反擊了吧
正宗:沙耶……
沙耶:因為總這么被整我咽不下這口氣啊,你不這么想嗎?
正宗:嗯,是啊
part5 沙耶末路
(九條正宗的錄音:如果正在聽錄音的你,因詛咒失去了家人朋友,我只能說抱歉)
正宗:呼……
沙耶:哥哥
正宗:沙耶,你什么時候進來的?
沙耶:房間門開著一條縫哦
正宗:……是嗎
沙耶:那個錄音帶是?
正宗:我在重聽不久前錄的東西。知道人偶的封印方法之后,為了以防萬一錄的。
沙耶:準(zhǔn)備得很周到呀
正宗:嘛,只是個保險罷了。我想把它放在門廳的大鐘里
沙耶:原來如此,是個好主意。如果是紙質(zhì)的文件可能會被找出來處理掉,對手是個舊人偶,或許不會注意到錄音帶。
正宗:是時候了,把錄音帶放好后我就去神社
沙耶:我送你到玄關(guān)
正宗:這三周我一直在四處調(diào)查關(guān)于這個人偶的事。只要把經(jīng)過夏越之祓的佛像放回人偶,肯定就能封印它。
沙耶:是嘛
正宗:錄音機放這就行了吧。那我走了
沙耶:Mu,今天也拜托你跟著哥哥哦
正宗:今天我一個人就行了,只是去一下神社就回來
沙耶:這孩子是守護神,你帶上它吧
正宗:但我?guī)ё進u了你怎么辦……
沙耶:沒問題啦,我可是有強大的靈力的。哥哥你就去神社把凈化好的佛像拿回來,Mu就出去散步,順便跟著哥哥。只是這樣對吧
正宗:嗯,對啊,確實就像是散個步而已。我馬上回來
沙耶:嗯,走好,路上小心哦
沙耶:……被附上這詛咒斑痕,我再有強大的靈力也無可奈何。對不起,哥哥。我也該做準(zhǔn)備了,時間已經(jīng)不多了。既然是死亡詛咒,那我作為靈媒師不是正好嗎。(把隔壁片場那個紫衣服包包頭叫過來)
沙耶:快天亮了,哥哥他沒問題吧?跟那孩子在一起肯定不會有事
沙耶:那孩子?那孩子……到底是誰?……想不起來了
沙耶:終于,來了啊
沙耶:我已經(jīng)沒有力量封印你了。但是,即便無法避免死亡,我也不會再讓你放肆了。這把雕刻刀……雖然不太忍心這么用……用它刺進心口……
沙耶:……好痛?。Α踢M心臟……非常好……
沙耶:……不、不行!不對!不是這樣!我要含恨而死,就這樣心有不甘,為了(我的靈魂能)留在世上……
沙耶:……喂……你在聽對吧?給我好好記著,我,絕不會,原諒你!我死了,還有哥哥……哥哥,我會,保護你,之后,就……
以下原文,打???的是聽不出來的詞
part1
サヤ:グラスが……ここのところ、おかしなことばかり起こる。觸れてもいないのにガラスが割れたり、一晩中おかしな物音がしたり、それに、屋敷の中にうっすらと立ち込めるこの嫌な気配、まるで誰かにじっと見られてるみたいだわ。はぁ……とにかく、破片を片付けてしまわないと、ムーが踏んでしまうといけないし。あら?ムー?どこに行ったの?ムー?ムー!こんなところにいたのね。さ、部屋に戻りましょう、おいで。あ、待って、どこに行くの?
サヤ:倉庫の扉が開いている。そこにいるのは誰?
正宗:うぅぅぅ
サヤ:まさか?その聲
正宗:サヤ?
サヤ:兄さん!
part2
柴:どうぞ、サヤ様。
サヤ:ありがとう柴さん。ごめんなさいね、給仕みたいなことまでさせてしまって
柴:いえいえ、私が勝手にやっていることですから、どうかお気になさらず。
サヤ:柴さんが來てくれてから、そろそろ一週間になるわね、本當(dāng)に助かってるわ、ありがとう。
柴:お禮を申し上げたいのは私のほうでございます。この懐かしいお屋敷で再びサヤ様と正宗様のお世話をさせていただけるとは。それにしても、少々不思議な話でございますな、五年前に事故で亡くなったと知らせを受けた正宗様が急にお戻りになられるとは。ご無事でなによりでしたが、ご帰國の経緯について、正宗様はまだ何も……
サヤ:えぇ、思い出せないみたい
柴:いったい、何があったのでしょうな
サヤ:やっぱり、あの人形のせいなのかしら?
柴:人形?でございますか?
サヤ:兄さんは観光目的で海外へ行ったわけじゃない。この家の倉庫にあった、古い人形のことを調(diào)べるためだったの
柴:なんと、左様でございましたか。とすると、その人形の?????はあまりよくないもの、ということになりますかな
サヤ:え、そう。でもどうして分かったの?
柴:サヤ様はお小さい頃から大層感覚の鋭いお方、一方の正宗様は手先が器用で、工蕓士としての才をお持ちでした。そのお二人がお屋敷の古い人形を調(diào)査する、となれば、かなり曰くある品ではあるまいか?と
サヤ:柴さんは名探偵ね。私たち兄弟はあなたに隠しことができそうにないわ。
サヤ:兄さん?入るわね。
正宗:サヤ、柴さん。
サヤ:朝食を作ったんだけど。どう?食べられそう?
正宗:あぁ、今日はかなり気分がいい
柴:では、早速準(zhǔn)備致しましょう
サヤ:食欲あるなら一安心ね
正宗:心配をかけてすまない
サヤ:本當(dāng)よ!責(zé)任とって、早く元気になってもらわなくちゃ
柴:ときに、正宗様。正宗様は異國で古い人形について調(diào)べておられたとか
サヤ:柴さん、その話はまだ……
柴:これは失禮致しました、要らぬ好奇心で出過ぎたこと
正宗:いや、いい、柴さんさえ、良ければ話し相手になってくれ。話をしているうちに、なにかを思い出すかもしれない。
正宗:サヤが話した通り、俺は倉庫にあった古い人形の??を調(diào)べていた。そうして、あちこち訪ね歩くうちに、とある人形工房に行き當(dāng)たった。
サヤ:でも、その工房は世界大戦の混亂で途絶えてしまっていたのよね
正宗:あぁ、だが俺はどうしても諦めがつかず、その後も、ヨーロッパ中をあちこち調(diào)べて歩いた。そしてその途中に事故に遭い、五年もの歳月が過ぎてしまった。
柴:うむ、なるほど。さて、これはどうしたものか
サヤ:柴さん?
柴:いや、やはりお二人にはお話しておくべきでございましょう。他言無用と、先代村雨様に固く口止めをされておりました、九條家に人形に纏わるお話を
サヤ:人形の?一體どんな?
柴:九條家は古くから人形と縁が深く、災(zāi)いを呼ぶ人形に特別な仏像を埋め、鎮(zhèn)めるワザを伝えてきたとのことでございます。
サヤ:仏像が埋め込まれた人形、私たちが調(diào)べていたものと同じだわ
柴:私が思いますに、最近屋敷で起きている奇怪な現(xiàn)象は、お二人がお調(diào)べになっている人形が原因ではないでしょうか
正宗:確かにその話が本當(dāng)なら、あの人形はかつて、うちで封じたものかもしれない。長い年月で仏像の力が弱まったという可能性はあるな
柴:となれば、災(zāi)いを鎮(zhèn)める方法があるはずです。先代も人形に纏わる特別な仕來りがあるとおっしゃっていました
サヤ:でも、聞いたことがないわ。兄さんは?
正宗:いや、知らない
柴:でしたら、九條家以外で、人形の仕來りを知る方を訪ねてみてはいかがでしょう?
サヤ:うちの他にも、人形と縁のある家があるのね
柴:はい、私、お一人心當(dāng)たりでございます
サヤ:ぜひ會ってみたいわ。人形を鎮(zhèn)めるヒントが得られるかもしれない
柴:承知いたしました。それではすぐ……うぅ??!
サヤ:あら、ムー
柴:んで……では、私は今から諸々の手配をしてまいります。少々お待ちを
正宗:柴さん?
柴:え?!えぇ……その、お恥ずかしだが、小動物の類いがどうも苦手でして……それでは、一旦下がらせていただきます
正宗:あの柴さんにも、苦手なものはあるのか?意外だな
サヤ:ふふん、本當(dāng)ね
part3
(五時五分になりました、生徒のみなさんは、忘れ物に気をつけておうちに帰りましょう)
サヤ:茂森さんは我が家に大変縁のある方なんです。どんな些細なことでも構(gòu)いません、どうかお話を聞かせてください
係員:あぁ
サヤ:茂森さんは半年前、この専任(??)小學(xué)校を定年退職なさったと伺いました
係員:そうです、定年を機に引越しをする、身辺が落ち著いたら連絡(luò)をすると言っていたのですが、それきり……実はこの件、先日も警察の方から聞かれて、驚いた???でして、まさか茂森さんが行方不明になっていたとは……しかも本人だけじゃなく、一家全員ですからね
サヤ:茂森さんと、ご家庭や生活の様子についてお話したことは?
係員:全く同じことを刑事さんに聞かれんましたが、茂森さんはプライベートなことは話したがらない方でした、ほかの職員も似たり寄ったりのお返事をしていたかと
サヤ:ここで結(jié)構(gòu)です
係員:あまりお役に立てませんね、どうも
サヤ:いえ、いろいろお話をいただいて、ありがとうございました、失禮いたします
係員:あ!そういえば、警察の方が聴いた時、茂森さん以外にも、行方不明のご老人がいるという話を、小耳に挾みました
サヤ:老人?
係員:えぇ……詳しいことが聞いてませんが、なんにせよ皆さん無事でいてくれるとはいいですが
サヤ:人形の真相に近づけると思ったのに、ようやく探し當(dāng)てた人物は、半年前定年退職、その後転居して、以來行方不明。それに、最後に聞いた話、まさか……ううん、そんなはずない
サヤ:出ない……柴さんと兄さんがいるはずなのに……!何かしら?今の、変な音は
サヤ:……鏡?學(xué)校によくある大きな鏡ね。先の強い視線は、ここから、出てくる様子はない、か?古い學(xué)校のようだし、見好くないものが住み著いていてもおかしくないけど。それより、嫌な予感がする!直ぐに帰らなくちゃ!
part4
サヤ:異様な気配、一體何があったの?柴さん、いる?この、強い気配が……
正宗:あぁ……美しい……なんて美しい仏像だろう
サヤ:兄さん!ここで何をしている?!
正宗:あ、サヤ、帰ったのか?
サヤ:兄さん、それは!
正宗:あ……これが、例の人形に埋め込まれていた仏像だ!見事だろう、柴さんの言ったとおりだ
正宗:サヤ!何を?
サヤ:仏像を人形に戻すの!
正宗:なぜだ!こんなに美しいのに!
サヤ:この禍々しい気配は分からないの?しっかりして、兄さん!
正宗:……サヤ?俺は一體、今まで、何を?
サヤ:兄さん、正気に戻ったのね。柴さんに何を言われたの?柴さんは今どこ?
正宗:屋敷にいるはずだが
サヤ:ムー……そうよ、どうして気づかなっかたのかしら……ウサギたちは代々、九條を守る霊の憑代。そして柴さんは長い間、九條を支えてくれた世話役。昔、私に付き合ってウサギの面倒を見てくれたこともある。怯えるほど苦手な筈ないわ
正宗:じゃ、俺たちが柴さんと呼んでいた、あの男は
サヤ:!この聲!
サヤ:仏像を戻したのに、悪い気配は一向に収まらない。兄さん、人形はここに置いて、ひとまず屋敷へ戻りましょう。ムー、おいで
サヤ:屋敷の中にいれば大丈夫。私とムーがいる限り、大した手出しはできないわ
正宗:一體、どうなっているんだ?
サヤ:あの柴さんは、人形の作り出した幻だったのよ、だから、霊力を持つむーをあんなに怖がったのも
正宗:幻?
サヤ:生霊……と言いたいところだけど、恐らく、本物の柴さんはもう……とっくに死んでる。今日訪ねた茂森さんも……
正宗:なんてことだ……あの柴さんが
サヤ:ええ、警察も行方を探しているみたいだけど、恐らくはもう……柴さんを使って、私たちを騙して、まるで、私たちが右往左往をするのを楽しんでいるみたい?!Δ埃?/p>
正宗:どうした?
サヤ:いま、背中に何か、違和感が
正宗:背中?これは……痣?
サヤ:この、嫌な感じ、きっと、あの人形の仕業(yè)だわ。どこで仕込まれたかしら、気づかなかった??证椁⑷诵韦悉胜炅Δ蛉·陸筏膜膜ⅳ?。もう、家の中だからってのんびりはしていられないみたい
サヤ:ね、兄さん、こちらもそろそろ、反撃を出ましょう
正宗:サヤ……
サヤ:だって、このままやられっぱなしじゃしゃくに障るわ。そう思わない?
正宗:あぁ、そうだな
part5
(もしも……これを聞いている君の友人や家族が呪いの犠牲となったのなら、すまなかった)
正宗:ふ……
サヤ:兄さん
正宗:サヤ、お前いつから?
サヤ:扉、薄く開いていたわよ
正宗:……そうか
サヤ:その録音テープは?
正宗:少し前に録ったものを聞き直していたんだ。人形の封印方法を分かった時、念のため、録音しておいた。
サヤ:用意周到ね
正宗:まぁ、ちょっとした保険のようなものだ。これを玄関ホールの大時計に仕掛けておこうと思う
サヤ:なるほど、いい案ね。紙の書類は見つかったら処分されかねないけど、相手は古い人形だし、テープレコーダーなら気づかれないかも
正宗:そろそろ時間だ、こいつを仕込んでから、神社へ向かう
サヤ:玄関まで送るわ
正宗:人形についてはこの三週間、あれこれ調(diào)べた。夏越しの祓えを施した仏像を人形に戻せば、必ず封印できる。
サヤ:そうね
正宗:レコーダーはこれでいいだろう。では、行ってくる
サヤ:ムー、今日も兄さんのことをお願いね
正宗:今日は一人でいい。神社へ行って、帰ってくるだけだ
サヤ:この子はお守りよ、連れていって
正宗:しかし、俺がムーを連れていたら、お前が……
サヤ:大丈夫よ、私には自慢な霊力があるもの。兄さんは神社へ行って、お祓いの済んだ仏像を持って帰ってくる。ムーは散歩がてら、兄さんに付いていく、それだけでしょう
正宗:あぁ、そうだな。たしかに、ちょっとした散歩みたいのものだ。すぐに戻る
サヤ:えぇ、行ってらっしゃい、気をつけて
サヤ:……こんな呪いの痣までつけられて、自慢の霊力も何もあったもんじゃないわ。ごめんね、兄さん。さ、私もそろそろ準(zhǔn)備をしなくちゃ、時間はもうわずかしか殘されてない。死の呪いだなんて、霊媒師冥利に盡きるってものよ
サヤ:もうすぐ夜明け、兄さんは大丈夫かしら?あの子と一緒だし、きっと無事に
サヤ:あの子?あの子って……一體、誰のこと?……思い出せない……
サヤ:とうとう、來たわね。
(メリイ:み~つけた~)
サヤ:私にはもう、あなたを封印する力はない。けど、例え死から逃れられないとしても、これ以上、あなたの好きにはさせない。この彫刻刀、こんなことに使うのは忍びないけれど、これを胸に……
サヤ:……痛い!いいわ……心臓に刺さって……いい……とても……
サヤ:……だ、だめ!違うわ!こうじゃない!私は、恨みを抱いて死ぬの。このように未練を殘して、留まるために……
サヤ:……ね……聞こえているんでしょう?よく覚えておきなさい、私は、あなたを決して、許さない!私が死んでも、兄さんがいる……兄さん、あなたのことを、私が必ず……だから、後は……