徒然草 第138段 「祭過ぎぬれば、後の葵不用なり 」とて、?吉田兼好 日文念書

祭過ぎぬれば、後の葵不用なり:賀茂の祭りが終わってしまったら、祭りに使った葵はいらない。
色もなく覚え侍りしを:情緒が無いなぁと思っていたのだが、。
よき人のし給ふ事なれば、さるべきにやと思ひしかど:優(yōu)れた人がすることだから、そうするのが普良いことなのかと思っていたら、。
周防內(nèi)侍:歌人、平仲子(1037頃~1109以後) 。従五位上周防守平棟仲の娘。後冷泉?白河?堀河の3代に仕えた。
家の集:『周防內(nèi)侍集』。
鴨長明が四季物語にも:『四季物語』が長明作かどうか疑わしい。鴨長明ついてはここを參照。
御帳に懸れる薬玉も:<みちょうにかかれるくすだまも>と読む?!赣鶐ぁ工腺F人のベッドであり、座る所。周囲に帳を垂れてその中に座す。ここに、端午の節(jié)句のくす玉を飾っておくのだが、それを重陽のの節(jié)句まで飾ったままにしておくという。
枇杷皇太后宮かくれ給ひて後:<びわのこうたいこうきゅうかっくれたまいてのち>と読む。三條天皇の中宮研子。道長の娘。34歳の若さで薨。彼女が死んだ後で、の意。
「折ならぬ根をなほぞかけつる」と辨の乳母の言へる返事に:乳母の歌「あやめ草涙の玉にぬきかへて折ならぬねをなほぞかけつる」(『千載集』)の返歌に、。
「あやめの草はありながら」とも、江侍従が詠みしぞかし:江侍従<ごうじじゅう>の返歌「玉ぬきしあやめの草はありながら夜殿は荒れむものとやは見し」。
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