星の王子さま-花-21

五日目、またも羊のおかげで、王子さまの人生の，もう一つの秘密が明かされた。/第五天，依然是多虧了那只小羊，我明白了小王子人生的，另一個(gè)秘密。

いきなり何の前觸れ（まえぶれ）もなく、王子さまは僕に聞いてきた。/忽然一下子?毫無(wú)先兆的，小王子問(wèn)了我這樣一個(gè)問(wèn)題。

ずっと黙って考えていた問(wèn)題が，ようやく答えを見(jiàn)出したように。/讓一直默不作聲沉思的我，找到了答案，

「羊って、小さな木を食べるなら、，花も食べるんじゃないかな。」，/「小羊，如果吃小樹(shù)的話，會(huì)不會(huì)連花也吃呢？」，

「羊は見(jiàn)つけた物は何でも食べるよ?！?「小羊不管遇到什么都吃?！梗?/p>

「刺のある花でも？」，/「帶刺的花也吃嗎？」，

「そう、刺のある花でもね?！?「對(duì)，帶刺的花也吃?！?/p>

「だったら、，刺って、何のためにあるの？」/「那，刺是為了什么而存在呢？」

「そんなことは知らない?！?，/「那就不知道了?！?，

その時(shí)僕は，エンジンに固く食い込んだボルトを外すのに，必死になっていた。/當(dāng)時(shí)的我，一心想著解開(kāi)，牢牢勒在印制上的螺栓，

故障は極めて深刻だった。飲み水も底を盡きかけていたし、，最?lèi)櫎适聭B(tài)に怯えていた。/引擎故障極端的嚴(yán)重，飲用水也已經(jīng)見(jiàn)了底，我正為事態(tài)的災(zāi)難性而膽怯，

「ねえ、刺は何のためにあるの？」，/「吶，刺是為了什么而存在的啊？」，

王子さまは一度質(zhì)問(wèn)をしたら、，その答えを聞くまで絶対に諦めない。/小王子一旦發(fā)問(wèn)，聽(tīng)不到回答是不會(huì)罷休的，

僕は、ボルトにいらいらしていたので、，考えもせず、適當(dāng)に答えた。/我因?yàn)槁菟ǖ氖虑闊┰瓴话?，所以連想也沒(méi)有想就敷衍地回答了，

「刺は何の役にも立たないよ。ただの花の意地悪さ?！?「刺什么作用也起不了啊。只是花的惡作劇吧?！?，

「え？」，/「誒？」，

しかし、一瞬の沈黙の後、王子さまは憤然として言い返してきた。/可是，在一瞬間的沉默之后，王子忿然地向我反駁

「そんなこと、信じない?；à先酩茻o(wú)防備なんだ。でも、できるだけのことをして、安心したいんだ。刺があれば、怖い存在になれると思っているんだ?！?，/「那種事，我不相信！柔弱的花兒毫無(wú)防備，只不過(guò)，盡可能的，想要安心罷了，它只是認(rèn)為只要有了刺的話，就覺(jué)得變成可怕的存在了。」

僕は返事もしなかった。こんなことを考えていたのだ。/我沒(méi)有回答，而在考慮這樣一件事，

「このボルトが動(dòng)かないなら、，金槌で叩き壊すしかないな?！?，/「如果這個(gè)螺絲擰不動(dòng)的話，就只有用鐵錘敲壞它了」

しかし、王子さまが再び割り込んできた。/可是，小王子又再一次插話進(jìn)來(lái)，

「でも君、君は思ってるの？花が…」，/「但是，你不覺(jué)得嗎？花兒它.....」，

「違う違う。何とも思っていないよ。思いついたことを適當(dāng)に言っただけさ。僕は今、重要なことで頭がいっぱいなんだよ?！梗?「不對(duì)不對(duì)！我什么都沒(méi)有覺(jué)得，只是想到的隨口說(shuō)出來(lái)而已，我現(xiàn)在，因?yàn)橹匾氖虑轭^都大了?！?/p>

「重要な…こと？」，/「重要的.....事情？」，

王子さまは僕を見(jiàn)ていた。金槌を持って、，指先は機(jī)械油（きかいあぶら）で真っ黒。/小王子看著我，我手持著鐵錘，手指由于機(jī)械油變成漆黑，

王子さまにとっては、，酷く不格好（ぶかっこう）に見(jiàn)える物の上に，屈（かが）み込んでいる。/而小王子在一個(gè)，他看來(lái)丑不堪言的機(jī)件上，趴著，

「君の話し方は大人みたいだ。何もかもごっちゃ混ぜにしている?！梗?「你說(shuō)話的方式像個(gè)大人一樣，把什么都凌亂地?cái)嚭驮谝黄??！梗?/p>

そう言われて、，僕はちょっと恥ずかしくなった。/被他這樣一說(shuō)，我覺(jué)得有些慚愧。

王子さまは本當(dāng)に怒っていた。金色の髪が風(fēng)に揺れていた。

/小王子真的生氣了，金色的發(fā)隨風(fēng)搖擺，

「僕は、，赤ら顔（あからがお）の小父さんが暮らす星に，行ったことがある。/「我曾經(jīng)，去過(guò)紅臉大叔，居住的星球。

その小父さんは，一度も花の香り嗅いだことがない。/那個(gè)大叔，從未聞過(guò)花的香味，

星を眺めたこともない。誰(shuí)かを愛(ài)したこともない。/也沒(méi)有眺望過(guò)星星，也沒(méi)有愛(ài)過(guò)任何人，

小父さんは、，足し算（たしざん）以外，何もしたことがないんだ。/大叔，除了算帳以外，什么事也沒(méi)有做過(guò)，

そして一日中，君みたいに繰り返していたよ。私は重要人物だ、私は重要人物だってね。/而且一天中，就像你一樣反復(fù)地說(shuō)著，我是重要人物，我是重要人物啊，

そして大威張りに威張って、，膨れ上がっている。でも、そんなのは人間じゃない。茸だ。茸だよ?！?然后擺出一幅目空一切的樣子，自我膨脹，可是，那種不是人，是蘑菇。蘑菇啊。」

王子さまの顔は，怒りのあまり青ざめていた。/小王子的臉，由于過(guò)于憤怒而臉色發(fā)青，

「何百萬(wàn)年も前から、，花は刺を付けている。/「從幾百萬(wàn)年前，花就帶著刺，

何百萬(wàn)年も前から、羊はそれでも花を食べる。/從幾百萬(wàn)年前，即使花這樣，羊仍舊會(huì)吃花，

どうして花が，わざわざ役立たずの刺を付けるのか、，考えるのは，大事なことじゃないっていうの？/為什么，花要特意長(zhǎng)出起不了什么作用的刺，你說(shuō)考慮這些，是無(wú)關(guān)緊要的事？

羊と花との戦いは，重要じゃないっていうの？/羊和花的斗爭(zhēng)，是無(wú)關(guān)緊要的事？

赤ら顔の太った小父さんの足し算よりも、大事でも重要でもないっていうの？/比起紅臉膛胖大叔的算術(shù)，更算不上是大事、重要的事？

僕は、世界中で，たった一つだけの花を知っていて、それは僕の星にしか咲いていないのに、/l我認(rèn)識(shí)世界上，只有一朵的花，可那朵花只在我的星球上開(kāi)放，

羊がある朝、，何も考えずに，ぱくっとその花を食べてしまっても、そんなことは重要じゃないっていうの？/可是羊會(huì)在某天的早上，稀里糊涂地，將它大口地吃掉，即使那樣，那也不是重要的事嗎？

もしも誰(shuí)かが何百萬(wàn)もの星の中で，たった一つの星に咲く花を愛(ài)していたら、，その人は星空を見(jiàn)上げるだけで、，幸せになれる。/假如有人愛(ài)著，這數(shù)百萬(wàn)顆星球中僅開(kāi)一朵的花，那個(gè)人僅僅是凝望著星空，也會(huì)變得幸福，

僕の花はあのどこかで咲いている、と思ってね。/想象著屬于我的花，正在那片星空中的某處開(kāi)放著。

でも羊が花を食べてしまったら、それはその人にとって、，星の光が全て，いきなり消えてしまうってことなんだよ。それが重要じゃないっていうの？」，/可是假如羊吃掉花的話，這對(duì)那個(gè)人而言，就是星星的光芒全部，一下子都消失了，你卻說(shuō)那不是重要的事？」

王子さまは、それ以上何も言えなくなった、そして、不意に泣き出した。/小王子，無(wú)法再說(shuō)下去，突然哭了起來(lái)。