陰陽師終焉降臨活動劇情 終焉之章③鬼神(中日雙語整理)
【星熊童子】
「それで!おいらが諦めずに情を訴え続けた結(jié)果、玉藻前様は小柄な朧車を數(shù)臺大江山に貸してくれたんだ。足の遅い大江山の妖怪達は、もう朧車に乗って出発した。もちろん鬼王様のために一臺確保してある。善は急げだ、とりあえず朧車に乗って、話はその後で……」
于是!在咱動之以情曉之以理的不懈勸說下,玉藻前大人把朧車里個子長得小的幾個給了大江山用。這會功夫,山里跑得不夠快的已經(jīng)坐著朧車出發(fā)了,咱還給鬼王您留了一個,事不宜遲,咱們邊行車邊議事如何?
【煉獄茨木童子】
「……朧車にも、體格の違いがあるのか?」
……朧車這東西,居然還大小不一?
【鬼王酒呑童子】
「顔も五官もあるから、おそらく食事もするんだろう。食べた量によって、體格の違いも出てくるんじゃねえか?古來より、美食や酒は強者が楽しむもんだ。食欲を持つ者は、例外なく強者と弱者に分かれる。玉藻前が手配してくれたこの朧車は、俺様の気品に合うものだとは言い難いが、大江山の鬼族を助けてくれたことに免じて、特別に許してやる。茨木童子、乗れ!共に朧車の上から見える景色を楽しもう!」
既然有臉和五官,想必也要進食,既然進食,就有高矮胖瘦。自古以來美食美酒只配強者享用,凡是生來有口腹之欲的,就都有成王敗寇之分。不過玉藻前留下的這輛雖不是完全配得上本大爺?shù)纳掀罚丛谒麨槲掖蠼焦碜蹇犊饽业姆萆?,就不計較了。茨木童子,上來!跟本大爺一同看看這上邊的風景如何!
【煉獄茨木童子】
「いいとも、朧車は私が走らせよう!」
那是自然,放著我來駕車!
【星熊童子】
「待て、や、やめろ!」
等等,住、住手啊!
二人は星熊童子を載せた朧車に無理やり乗り込むと、瞬く間に雲(yún)の彼方に消えた。
二鬼不由分說跳上朧車,一眨眼就駕著朧車帶著星熊童子消失在了云端。
【鬼切】
「どうするつもりだ?俺が仲を取り持てば、お前にも機會があるかもしれないが、鬼兵部は別行動せざるを得ないだろう。」
你如何打算?若是我去勸說,也不是沒可能讓你上去一試,只是鬼兵部怕是就無法跟著了。
【源頼光】
「鬼兵部はついてくるが、何せ心を持たない兵器、常に指揮を取る者が必要だ。それに今日は特別に一番気性の荒い部下を連れてきたんだ。思う存分暴れさせないと、今度は私に盾突くだろう?!?/p>
鬼兵部雖然會在地面上跟著,到底是一群無心的兵器,不可一日無首。更何況今天特意帶了家里最坐不住的下屬,不和這家伙縱情馳騁他可是要跟我大鬧一場的。
【鬼切】
「おい、誰がお前の部下だ!」
你這家伙,說誰是你的下屬!
【源頼光】
「ははは、今乗っているこの白馬のことさ。」
哈哈哈,自然說的是我騎的這匹白馬了。
鬼切が怒り出す寸前に、朧車が雲(yún)の上から地上に降りてきた。星熊童子が再び朧車を御していたが、彼は今や疲れ切った様子で必死に手綱を握っている。それどころか、朧車の顔までもが不安そうに歪んでいた。
鬼切剛要發(fā)怒,卻又見朧車自云端落回了地面。駕車的換回了星熊童子,此時正一臉疲色地死死抓著韁繩,就連朧車那張古怪的臉上都露出了驚魂未定的神情。
【鬼王酒呑童子】
「雷のような速さで走るのも悪くないが、おちおち酒を飲むこともできないとなれば、楽しみも半分になるな?!?/p>
馬車駕得風馳電掣固然頗有風味,但沒法坐下來喝酒豈不失了一半的樂趣。
【煉獄茨木童子】
「この朧車のせいだろう。そこそこ速いが、安定性に欠けている。鬼王である友に見合う代物ではない。源頼光?まだ私達の後をつけていたのか。もしやまた何か良からぬことを企んでいるのか?」
怪只怪這朧車確實并非上品,徒有幾分速度,卻一點也不穩(wěn)當,著實配不上吾友的鬼王風范。源賴光?你這家伙怎么還跟著我們,莫非起了暗算的歹心嗎?
【源頼光】
「向かう先が同じだけだ。大江山は鬼界と人間界の狹間にある。そして黒夜山は源氏が管理する立入禁止區(qū)域でもある。ヤマタノオロチは二つの山の中間で儀式を執(zhí)り行うと決めた。あの人跡未踏の危険な場所に行くには、古來より、険しい一本道を辿るしかない。」
只是順路罷了,大江山在鬼界與人世的交界之處,黑夜山又是源氏的禁地。八岐大蛇既然選擇在兩山之間開啟儀式,要到達那片人跡罕至的險地,自古就只有這么一條險道。
【鬼王酒呑童子】
「険しい一本道?所詮人間にすぎないお前は、かつてのこの地の盛況すら知らないだろう。數(shù)百年前、まだ山岳神を征服する前、俺様は鬼界と人間界を彷徨っていた。俺様がまだ鬼道の悟りに至っていなかった頃、大江山は鬼界と人間界を隔てる険しい山ではなく、人間と鬼族との爭いが絶えない戦場だった。お前の言う険しい道は朱雀大路並みに広くて、同時に馬車が四臺通れるほどだった。周囲には牛馬や従者が通る小道が無數(shù)に広がっていた。商人にも侍にもそれぞれの道があり、大通りでは絶え間なく兵士達が行き交っていた。戦場に武器や兵糧を運ぶ人々が、長蛇の列を作っていた。あの頃の鬼界と人間界の境目には、累々たる殘骸が橫たわっていた。高い山に登っても、赤く染まった川の始りは見えなかった。止まることのない兵士の列は、三日三晩歩いても、最後尾に辿り著くことは葉わなかった。生者は生き殘るために鬼族に刃を向け、戦死すると妖魔となりかつての同族と殺し合った。繰り返す憎しみと生死の循環(huán)の中、人間と鬼族から無數(shù)の英傑が生まれた。実に痛快だった!しかし同時に悲しかった。あの景色に魅入られ、あの豪気に感化され、俺様はようやく鬼道の真意を悟った?!?/p>
自古就一條險道?到底你只是個普通人類,不曾見過這一帶過去的盛景。數(shù)百年前,我還未曾降伏山岳神,在人鬼兩界徘徊。我尚未參透真正的鬼道時,大江山還遠不是如今能阻隔人鬼兩界的險峰,而是人鬼兩族爭斗的戰(zhàn)場。在那時,你口中的這條小道有如今的朱雀大街那般寬敞,可供四輛馬車并排行駛,道路周圍又遍布小路,供牛馬仆從隨行。商戶刀客各有各的路走,大路上源源不斷的都是將士兵,武器,糧草獻去人鬼戰(zhàn)場的長隊。那時的人鬼交界之地,遺骸遍野??v使我爬上高山,也望不見那紅河的源頭,而那永不休止的兵士之列,縱使我走上三天三夜,也尋不見那隊列的盡頭。生者為存命而與鬼族大動干戈,戰(zhàn)亡又化為妖鬼與同族大開殺戒。那周而復始的仇恨與生滅的循環(huán)中誕生了無數(shù)的人杰和鬼將,那一切是多么快意!但又是多么的可悲。本大爺就是被那盛景所魅惑,又被那豪情所感化,才參透了鬼道的真意。
【源頼光】
「どれだけ悲壯な戦でも、結(jié)果を伴わねば、結(jié)局はただの空回りにすぎない。最後まで、人間は妖魔を根絶できなかった。そして妖魔も人間を破滅に追い込めなかった。戦というものにおいて、過程など意味を持たない。重要なのは結(jié)果だ。全ての犠牲は、全ての死別は、勝利をもたらした時にだけそれに相応しい価値が與えられる。したがって、その盛況とやらも、私から見れば退屈な空回りにすぎない?!?/p>
就算再如何悲壯的戰(zhàn)事,若沒有結(jié)果,終究不過是徒勞,到頭來人類沒有覆滅妖鬼,而妖鬼也沒能屠盡人類。所謂征戰(zhàn),重要的從來不是過程,而是結(jié)果,所有的犧牲,所有的生離死別,只有在勝利的一刻這一切才會被賦予相應的價值。因此,你口中的盛景,在我看來,也不過是又一場無聊的徒勞罷了。
【煉獄茨木童子】
「情趣を解さないやつめ。もしも戦場で誇らしげに「勝利できなければ、戦死しても意味がない」などと嘯いたら、お前の部下は全員間違いなく逃げるぞ。道理で言葉を発さず、理解もしない鬼兵部を作るわけだ?!?/p>
真是個煞風景的家伙,若是你在陣前拍著胸脯說出這席話來,若非勝利哪怕是戰(zhàn)亡也毫無價值,怕是沒一個人會跟你上戰(zhàn)場。也難怪你要造出這些不會說話也聽不懂人話的鬼兵部來。
【源頼光】
「心配ご無用、源氏の兵士は勝利の意味を心得ている。勝利を求めるのは人間の生まれつきの性だ。勝利という信念があるからこそ、無意味な人生を送ることを望まず、爭うようになった。そのためなら手段を選ばず、無敗の王者になろうとする?!?/p>
不勞費心,我源氏之兵向來懂得勝利的意義。生來就追求生的意義是人的本性,正是因為心懷勝利的信念,才不想活得毫無意義,才會斗爭。為此哪怕變得不擇手段,也要成為戰(zhàn)無不勝之人。
【煉獄茨木童子】
「ふん、勝利への執(zhí)念に突き動かされ、勝利を摑み取るというのは確かに非難すべきことではない。しかしお前が言ったのは部下への否定、傲慢の上に成り立つ執(zhí)念だ。お前は何があっても動揺しない強者であると自負している。そのうえ獨斷で他人の努力を裁定するつもりでいる。戦場に赴く時、私なら絶対にそんなやつにはついていかない!」
哼,確實靠著對勝利的執(zhí)念而戰(zhàn),不失為成為勝者的正途之一,但那是憑著主帥對下屬的否定和傲慢所建立的執(zhí)念。你這家伙自覺是毫無動搖之心的強者,就想當然地為所有人的付出做裁定,我可不會跟著這樣的人上戰(zhàn)場呢!
【鬼切】
「それはあながち矛盾してはいないかもしれない?!?/p>
二者或許也并不是那么矛盾的事情吧。
【煉獄茨木童子】
「ん?」
哦?
【鬼切】
「確かに源頼光の言う通り、戦の最終目的は勝利であり、結(jié)果は戦士達の手柄だ。しかし勝利は結(jié)果だけではないから、たやすく手に入れられるものではない。不正な方法で勝利を手に入れても、結(jié)局は否定され、無意味なものに成り下がる。ひいては新たな戦を引き起こす火種になるかもしれない。俺は誰よりも勝ちたい。だができることなら、正々堂々と手合わせしてその意味を手中に収めたい?!?/p>
確實如源賴光所說,征戰(zhàn)的最終目的是勝利,結(jié)果是銘刻在戰(zhàn)士身上的豐碑。但勝利卻并非是輕易能得到的東西,因為它并非只有結(jié)果。勝利也會因獲勝的方法不對而被人否定,不僅在手中變得毫無意義,甚至成為新的戰(zhàn)事開端。我比誰都想要取勝,但如果可以,還想要通過堂堂正正的比試奪得它的意義。
【煉獄茨木童子】
「これはどういう風の吹き回しだ?しばらく顔を見ないうちに、一人前に話せるようになったのか?!?/p>
這是吹的什么風,有些日子不見,你居然也變得會說話起來了?
【源頼光】
「たとえ傲慢でも、私のことを理解してくれる部下もいるようだな。」
看來就算傲慢,能理解我的下屬也依然大有人在啊。
【鬼切】
「また馬の話か?」
你又在說這匹馬?
【源頼光】
「そういうことにしておこう?!?/p>
你就當我是在說馬吧。
皆が言い爭う橫で、既に神酒を一杯飲み干した酒呑童子は杯を置き、再び源頼光と鬼切に目を向ける。
在眾人爭論時,酒吞童子已經(jīng)一個人喝完了一碗神酒,放下酒碗重新看向源賴光和鬼切的方向。
【鬼王酒呑童子】
「何が正しいかはさておき、お前は一つ勘違いしている。あの戦いは、何も殘さなかっただと?かつてあそこで爭い、殺し合い、最後まで故郷に帰ることのなかった兵士達の怨念は、ヤマタノオロチの望む形で殘っている。今でも、恐怖は人々の心の中に根を下ろし、芽生え、力としてヤマタノオロチに利用されている。」
對錯暫且不論,有一點怕是你想錯了。誰說當年的大戰(zhàn)什么也沒留下?曾經(jīng)在那里斗爭、屠戮,最后再也沒能回去的士兵們的怨念,就如八岐大蛇所期望的那樣流傳了下來。即使到現(xiàn)在,也在世人的心中種下恐懼的種子,生根發(fā)芽化為力量,被八岐大蛇所利用。
そう言い終えると、酒呑童子は再び杯に酒を注ぎ、異変が起きた空に向かって、太陽と月に挨拶するかのように杯を掲げた。
說完又斟滿酒杯,如同邀請日月群星一般舉起酒杯對著空中的異象。
【鬼王酒呑童子】
「そしてこうして、今の災いをもたらした。」
然后像這樣,帶來了如今的災禍。
【鬼切】
「この災禍の兆しは、人々が生み出した罪だと言いたいのか?」
你是說眼前的災禍之兆,其實是世人自己生出的罪惡嗎?
【鬼王酒呑童子】
「狹間の封印から脫出してから、ヤマタノオロチは大分力を取り戻したが、太陽と月を支配するにはまだ足りない。ヤマタノオロチはもとより世の中の邪念から生まれる邪神だ。その力を増幅させるものがあるとすれば、それは人々の罪だろう?!?/p>
雖然八岐大蛇脫離狹間封印后力量恢復了不少,但還沒有號令日月的本事。他本就是世間邪念化身的邪神,若有什么能令他靈力大增,也就只有世人的罪惡了。
【鬼切】
「ならばなぜ妖魔にも悪影響を及ぼした?邪神のように力が強化されるはずなのに、なぜ理性を失い、獣に墮ちた?」
那為何妖鬼受到了負面的影響?難道不應是和邪神一起妖力大增,反而喪失了神智,墮為野獸。
【鬼王酒呑童子】
「世界の始まりの時、妖魔は存在しなかった。高天原の神々は人間を創(chuàng)り出し、善を成せと説いた。しかし人々は七悪神に惑わされ、罪に染まり、妖魔が誕生した。そう考えると、七悪神は鬼族の先祖と言ってもいいだろう。神々は人に善を成せと説いたが、そうはならなかった。悪神は鬼族に悪を成すことを望んだが、それも実現(xiàn)しなかった。悪神の長たるヤマタノオロチが望むもの、それはおそらく、純粋な、何にも縛られない「罪悪」だろう。」
人世之初世間本無妖鬼一族,高天原神族創(chuàng)造人類萬物,令眾生向善。然而七惡神蠱惑人類習得了罪惡,故而誕生了妖鬼一族。從這點來看,若說七惡神正是鬼族之祖,也未嘗不可。神族希望人類行善,但結(jié)果并非如此,惡神反過來期望鬼族行惡,但也并非實情。那惡神之首的八岐大蛇所想要的,大概是真正純粹的、無拘無束的「罪惡」吧。
【源頼光】
「それなら、鬼道の真意を悟った鬼王と自稱する者として、先祖の期待に応えるよう身を挺して手本を見せるべきではないのか?」
既然如此,自稱參透了鬼道真諦的鬼王,豈不是該以身作則,滿足先人的愿望?
【鬼王酒呑童子】
「はははは!源頼光よ、もし今高天原の神が世に顕現(xiàn)し、お前に聖人君子のように善を成せと命じたら、お前は大人しく従うか?」
哈哈哈哈!源賴光啊,若是此時高天原的天神降世,命你一心向善,做個圣人,你可會應允?
【源頼光】
「従わないな。」
自然不會。
【鬼王酒呑童子】
「それと同じだ。人の行くべき道は神が決めるものではない。ならば當然、鬼が進む道も何にも縛られない。いまさら踵を返して、天命とやらに拘る道理もない。森羅萬象の中、天命に抗うために生まれた一族が存在しているとすれば、それは間違いなく人間か鬼族のどちらかだ?!?/p>
同樣的道理。人之道早已不被天道所束縛,而鬼之道更應當無拘無束。事到如今,斷然沒有回過頭來,為天命所困的道理。若世間萬物,有一族應為抗天命而生,那一族若并非人族,必然應是鬼族了。
啖呵を切った酒呑童子がもう一度酒を呷ろうとして、杯はもう空になっていたことに気がついた。それを見た茨木童子は、すかさず酒呑童子と己の杯に酒を注いだ。
說到這里酒吞童子端起酒碗,才發(fā)現(xiàn)杯中的酒又已飲盡,茨木童子見狀,為他和自己重新斟了滿杯。
【煉獄茨木童子】
「陰陽師、さっきからずっと友が一方的に語るように誘導しているが、まさか鎌をかけて鬼族の情報を聞き出すつもりか?」
你這陰陽師,從方才起就讓摯友說個不停,該不會是見機會難得,想要套話來打探我鬼族吧。
【源頼光】
「鬼族は私がいつか倒さなければならない敵だ。鬼族の情報には當然興味がある。しかし一方的に聞くだけでは確かに不公平だ。ここは酒のつまみに、私も陰陽師の秘話を少しだけ話そうか。今から數(shù)千年前の話だが、伝説によると、七悪神を倒した後、神々は高天原で七悪神を統(tǒng)べるヤマタノオロチの審判を行った。しかしヤマタノオロチは既に反撃の計畫を立てていた。危機一髪で、雷神須佐之男は神器天羽々斬をもってヤマタノオロチの神格を斬りつけた。ヤマタノオロチは高天原より人間界に落ち、數(shù)千年に渡って狹間の中に封印され続けている。しかし、狹間に落ちたヤマタノオロチは脫出を諦めず、巨大な蛇體で狹間の隙間に體當たりを続けた。そのせいで大地は裂け、狹間の隙間から滲み出た汚れは、災厄と厄病の源となった。それに対抗すべく、人間は軍を集結(jié)し、まだ完全に封印されていない蛇神を徹底的に封じ込もうとした。だが僅かな成果しか出せなかった。邪神に侵食された人は蛇魔となり、人間達との終わりなき戦いを始めた。それはもう悲慘極まりない戦だった。人間には抗う術がなく、ヤマタノオロチが封印を突破するのはもはや時間の問題だった。伝説によると、狹間を守る墓守りが人間に高天原の秘法を教えたらしい。神力でも妖力でもなく、人間自身の霊力を使って妖魔と戦う術だ。その後戦況は逆転し、人間は蛇神を封じ込め、狹間の入り口を封印し、封印の地に結(jié)界を張った。結(jié)界內(nèi)に都を作り、今の平安京を築き上げた。その秘法は、結(jié)界術の起源に當たる。そして最初に結(jié)界術を使いこなした四人の陰陽師は、平安京の陰陽師三家……賀茂氏、源氏、藤原氏を立ち上げた?!?/p>
鬼族在我看來是必須要打敗的敵人,自然會有興趣。不過只讓你們說確實不太公平,作為酒席間的談資,不如我也說些陰陽師的秘話。那是數(shù)千年前的事,傳聞諸神在擊敗七惡神后,于高天原審判為首的八岐大蛇。而八岐大蛇也設計了反擊的計劃,千鈞一發(fā)之際,雷神須佐之男以神器天羽羽斬擊中八岐大蛇神格。八岐大蛇從高天跌落人間,被封入狹間之中長達數(shù)千年。然而,跌落狹間的八岐大蛇依然試圖逃離,以巨大的蛇身不斷撞擊著狹間縫隙。大地因此撕裂,污穢從狹間的縫隙散出,成為了災厄和疾病的源頭。為與之對抗,人類集結(jié)了軍隊,試圖鎮(zhèn)壓未能被完全封印的蛇神,然而收效甚微。被邪神污染的人化為蛇魔,和人類在兩界交界之地展開無休止的大戰(zhàn)。最初的戰(zhàn)事慘烈非凡,人類根本沒有還手之力,八岐大蛇突破封印只是時間問題。據(jù)傳,鎮(zhèn)守狹間的鎮(zhèn)墓獸為人類帶來了高天原的秘法,一種既非神力也非妖力,而是使用人類自身的靈力與妖魔抗衡的術法。之后,人類扭轉(zhuǎn)局面,鎮(zhèn)壓蛇神,封印狹間入口,并在封印的土地上建立了結(jié)界。人們在結(jié)界內(nèi)建立都城,從而有了如今的平安京。這一秘法,就是結(jié)界術的起源。而最初使用結(jié)界術的四位人類陰陽師,則成為了平安京的三大家族——賀茂氏、源氏、藤原氏。
【鬼切】
「陰陽師は四人いるのに、なぜ陰陽師は三家しかない?まさか四人のうち二人が結(jié)婚して家族になったのか?」
這四個人怎么演變成三大家族的?難不成四人中有兩人結(jié)了親,所以變成了一家人嗎?
【源頼光】
「面白い推測だな。もし本當にそんな平和な理由なら、私も少しは安心できるのだが?!?/p>
這倒是相當有意思的的猜測,若真是這般和平的經(jīng)過,我也能安心不少。
【煉獄茨木童子】
「違うと言いたいのか?」
這么說并非如此?
【源頼光】
「さあね?!?/p>
誰知道呢。
【煉獄茨木童子】
「勿體ぶるな!」
你這家伙賣什么關子!
【鬼王酒呑童子】
「よせ、こいつも知らねえんだ。」
算了吧,他是真的不知道。
【源頼光】
「鬼王は知っているのか?」
難道鬼王知道。
【鬼王酒呑童子】
「四人が御三家を立ち上げた話は、昔経を唱えていた頃に聞いたことがある。四人目の陰陽師の行方について、色んな噂はあるが、どれも推測にすぎない。お前は真相を知っているのだと思っていたが、こっちの情報を聞き出そうとしていただけのようだな。そういうことならやめておけ。俺様はお前よりも遙かに長く生きてきたが、その四人目の陰陽師の末裔とやらには一度も會ったことがない。」
這四將變?nèi)宓氖虑?,我當年給人誦經(jīng)時也有聽說。第四名陰陽師到底去了何處,眾說紛紜,我想那都是臆測,我只以為你這家伙知道真相,這么看來反倒是在套我的話。不過還是別費力氣了,本大爺雖然活得比你久,卻也沒見過第四位陰陽師的后人。
【源頼光】
「それはまずいな。このまま放っておけば、いつか収拾がつかなくなるかもしれない。」
這就難辦了,此事放著不管,恐怕假以時日就會變得不可收拾。
【鬼王酒呑童子】
「お前は真相は知らないが、何か事情を知っているようだな?!?/p>
看來你雖然不知真相,卻知內(nèi)情。
【源頼光】
「源氏の當主として、四つ目の陰陽師一族が存在していたことは把握している。しかしあくまでも口伝のみ、書類での記録は一切殘っていない。宮廷陰陽師になってから書庫で當時の記録を探してみたが、ひょんなことから予想外なものを見つけた。記録によると、平安京の皇居は星々の加護を得て皇族に繁盛をもたらすために、天象に詳しい陰陽師が建てたそうだ。記録にはそうはっきりと記載されていたものの、御三家の歴史を何度調(diào)べても、天文學と建築學に詳しい陰陽師に関する記載はなかった。しかし問題はそれだけではない。その名もなき陰陽師は皇居だけでなく、皇居の地下水路をも作っていた……殘っている設計図を確認したところ、大量の隠し通路を発見した。そんな秘密を知った後、私は好奇心を掻き立てられた。隠し通路に入ってみると、それは想像以上に大掛かりなものだった。密室を十室以上通り過ぎても、隠し通路はまだまだ続いていた。しかしその先は設計図にも記されていなかった。設計者の目的が知りたくなった私は、何か手掛かりがないか密室を探した。そしてついに隠されていた記録の一部を見つけた。その記録には無數(shù)の注釈がつけられていて、何者かの実験の詳細も記されていた。その內(nèi)容は誰もが驚くような、陰陽道というより、むしろ邪悪な呪術と言うべきものだった。その記録の中には、家紋らしき記號が頻繁に記載されていた。それは大きさも様式も都の御三家のものに似ていた。胡蝶の面のような模様だったが、都では一度も見かけたことがなかった。その時私はこう結(jié)論づけた。地下の建物を建てたのは、恐らく跡形もなく消えた四つ目の陰陽師一族だ。」
作為源氏家主,我所知的是第四個陰陽師家族確實曾經(jīng)存在。不過那也只是口口相傳,并未留下什么記載。在成為宮廷陰陽師后,我特意在典籍庫中找過當年的記事,卻陰差陽錯找到了些不得了的東西。典籍的史錄里,平安京的皇宮原本是一位精通天象的陰陽師所建,為的是從星象之中汲取氣運,使皇室繁榮。雖然史錄里言之鑿鑿,但是翻遍御三家的家史,卻并不曾有過一位同時精通天文和建筑的陰陽師。這也就罷了,可這位無名陰陽師不只建造了皇宮,還修建了皇宮地底的水利設施……從遺留下來的圖紙來看,其中暗藏了大量密道,看到這樣的秘密就算是我也忍不住去一看究竟。我順著密道走了下去,卻發(fā)現(xiàn)其規(guī)模遠遠超出我的想象。在途經(jīng)過十數(shù)個密室后,我還沒有看到密道的盡頭,圖紙上的部分卻已經(jīng)走到了終點。我決定在密室中探尋線索,看看是否能找到建造之人真正的意圖,竟找到了一些被私藏的殘卷。殘卷之中批注滿滿,還附有不知是何人所做的實踐始末,其內(nèi)容稱得上是駭人聽聞,與其說是陰陽術還不如說是邪惡的咒術。而在那記錄之中,又頻頻出現(xiàn)一個似乎是作為家紋的符號。其紋樣無論大小還是風格都與京都三大家族的族徽十分類似,狀如一枚蝴蝶面具,我卻從不曾在京都內(nèi)見過。到那時我不得不猜測,修建那地宮的,恐怕就是消失無蹤的第四個家族。
【鬼王酒呑童子】
「今その話を持ち出したということは、ヤマタノオロチとも関係があると思っているのか?確かにあの蛇は陰陽師の一族を消すだけの力を持っているが、狹間の中に封印されていた。協(xié)力者がいなければ、陰陽師の一族を丸ごと消すことはできないはずだ。」
你提起此事,可是覺得它和八岐大蛇有關?那條蛇確實有摧毀一個家族的能力,但當時他被封印在狹間,若無人相助,恐怕是做不到讓一整個家族憑空消失的。
【源頼光】
「それはどうかな。今の御三家の中で最も栄えていて、最も墮落しきった源氏一族も、數(shù)千年前には厳しい仕來りを守っていた。そうでなければ、藤原氏も賀茂氏も、蛇神の封印の地を守る役目を源氏に任せはしないだろう。しかし數(shù)代後の源氏は、蛇神の封印を解くべからずという家訓を守ってはいたが、ヤマタノオロチの甘言に乗せられ、巫女を生贄にする儀式を始めた。一族の繁栄のためなら命すらも軽んじるという弱點を邪神に握られてしまったからだ。代々蛇神を監(jiān)視するという約束で手に入れた栄光が、まさか千年後に一族を縛る枷になるとは。枷を飾る偽物の栄光のためとは、本末転倒も甚だしい。邪神を監(jiān)視すべき者が邪神に媚びを売り、巫女を捧げることで栄光を手に入れ続ける、これは源氏一族最大の恥だ。人間にとって此度の邪神討伐は、過去を清算するだけでなく、邪神に捧げる人間の祈りを徹底的に斷つためでもある。」
那倒也不一定。即便是如今三家之中最為繁榮也最為墮落的源氏一族,數(shù)千年前,也曾經(jīng)是家風極為嚴格的一族。若非如此,另外兩大家族也不會把封印蛇神的禁地交給源氏把守。但即使如此,數(shù)代之后,雖依然恪守不得放出蛇神的家訓,卻還是輸給了八岐大蛇誘惑的言語,開始了巫女的獻祭。正因邪神抓住了一族可以為了繁榮而漠視生命的弱點。因代代把守蛇神而換來的榮耀,在千年后竟然化為了禁錮一族的枷鎖,為了這枷鎖上虛偽的光芒而本末倒置。甚至向本應被看守的邪神諂媚,獻上巫女,從而換取榮耀的延續(xù),是源氏一族最大的恥辱。此次討伐邪神,對人類而言,不僅是清算數(shù)千年前的債,更是要徹底終止人類向邪神的祈求。
【鬼王酒呑童子】
「とりあえずは噓ではないと思っておこう。源氏一族は蛇神と最も長い時間を共にしている。他の者よりも蛇神のことを詳しく知っているだろう。お前らはどう思う?あいつは一體どうやって高天原に復讐する気だ?」
姑且就當你不是空口虛言,源氏一族既然是和蛇神共存最久的一族,想必對他的見解也比旁人獨到。那依你看來,那家伙究竟會如何向高天原復仇?
【源頼光】
「そうだな、彼は見物するのが大好きだ。敗れる前のヤマタノオロチは七悪神の長で、六柱の悪神を統(tǒng)べていた。彼の性格から推測するに、自分一人で楽しむのではなく、かつての部下を呼び戻し、己の最高傑作を共に鑑賞するのではないだろうか?!?/p>
我倒覺得,他是個相當喜歡看熱鬧的家伙。戰(zhàn)敗前的八岐大蛇曾經(jīng)為七惡神之首,座下有六名惡神追隨。以他的性格,絕對不滿足于一人獨樂,想必是要召回曾經(jīng)的部下,讓他們一同觀賞自己的杰作。
【鬼王酒呑童子】
「ほう?ならば、殘りの六悪神はどこにいる?」
哦?那另外六惡神現(xiàn)在何處?
【源頼光】
「戦に敗れた時、六悪神は天照によって六道の中に封印された。六道の世界はそれぞれ、違う六道の世界にも現(xiàn)世にも通じていない。これは七悪神が再び集うのを防ぐためだ。だがあの邪神のことだ、もう六道を開く方法を見つけたかもしれない?!?/p>
六惡神早已在戰(zhàn)敗時被天照封印進了六道之中。六道的世界無論是與彼此還是現(xiàn)世都不相通,為的就是斷絕七惡神再聚的可能。但既然是那個邪神的話,說不定他已經(jīng)找到了能打開六道的方法。
【鬼王酒呑童子】
「現(xiàn)世で異界に行ったことのある者といえば、玉藻前はその一人だが、彼には彼の目的があるから、こっちに協(xié)力する可能性は薄い。天域の辺境にある深淵で、帝釈天はかつて幻術で異界を構築し、六道の結(jié)界を作った。そこに迷い込んだ俺様は、現(xiàn)世のものとは全く違う大江山を目にした。幻術の世界に過ぎないとはいえ、なかなか抜け出せない?!?/p>
若說在現(xiàn)世中去過異界,玉藻前倒算是一個,只不過他的目的特殊,怕是幫不上我們。曾經(jīng)在天域邊界的深淵之中,帝釋天也曾經(jīng)以幻術構造不同的異界,布下過六道陣法。我也誤入其中,見到了一個與現(xiàn)世完全不同的大江山,單單是幻術的異界,就足以令人迷失其中。
【源頼光】
「それよりも私が心配なのは、六道の異界は生きて帰れぬ場所ではないかということだ。陰陽両界の狹間に行けば、異界の時空に入れるかもしれないが、同時にそれは危険極まりないと聞いた。何の痕跡も殘さずに消えた四つ目の陰陽師一族も、このようにして存在していた証拠を全て抹消されたのかもしれない?!?/p>
我倒是更擔心六道異界是個有去無回的地方。雖聽聞從陰陽兩界的狹間進入,便有機會到達異界的時空,卻也異常危險。或許那憑空消失的第四個家族,就是這樣被徹底抹消了存在的痕跡。
【鬼王酒呑童子】
「陰陽の隙間を開く力があり、隙間から無事に帰ってきた者なら、二人知っている。一人はヤマタノオロチ本人だ。かつて自分に仇をなした陰陽師の一族を追放するために彼が隙間を開いたとしても、別におかしな話ではない。だが、もう一人いる?!?/p>
若說有能力打開陰陽縫隙,又從縫隙中安然歸來的人,我倒也知道兩個。一個是八岐大蛇本人,若說是他打開縫隙放逐了曾經(jīng)和自己作對的家族,也不無道理。不過,還有另一個人。
【煉獄茨木童子】
「友よ、もったいぶってじらすのはよせ。もう一人というのは?」
摯友別跟著賣關子,另一個是何人?
【鬼王酒呑童子】
「それはもちろん、大陰陽師晴明だ?!?/p>
自然是大陰陽師晴明。
【煉獄茨木童子】
「あのお人よしが?」
那個老好人?
【源頼光】
「お人よしか、ふふ。あの男は幼い頃から、手に余るやつだった?!?/p>
老好人,呵呵。那家伙還小的時候,就是個相當不好對付的人了。
【鬼切】
「俺も晴明はそのようなことをする人ではないと思う。彼はいつも……他者の気持ちを考えている?!?/p>
我也不覺得晴明會做出這樣的事情,因為無論如何他總是……十分顧及他人的想法。
【鬼王酒呑童子】
「黒いほうはともかくな。白いほうは他の陰陽師に似ているというよりも、むしろ高天原の民に似ている。」
黑的那個暫且不論。白的那個比起其他的陰陽師來,確實更像是高天原的子民。
【煉獄茨木童子】
「高天原?」
【鬼王酒呑童子】
「それは更に古い伝説だ。神話によると、世界の始まりの時、高天原の天照大神は、彼女が創(chuàng)造した「愛」と輝きを萬物に分け與えたらしい。故に、混沌としていた大地に人間が生まれた。天照から見れば、森羅萬象は全て彼女の民なのかもしれない。人間はその中で最も特別な存在だ。なぜならば、人間だけが神の恩賜に感謝すべく、高天原に「愛」を貢ぐ、まさに高天原にとって理想的な民だった?!?/p>
這就是更加古老的軼聞了,傳言創(chuàng)世之初,高天原的太陽女神天照,將她親手所創(chuàng)造的「愛」和光輝一起灑向世間萬物。正因此舉,原本混沌的大地上誕生了人類。在天照看來,或許世間萬物都是她的子民,人類卻又是相當特別的一個。因為只有人類會向高天原進獻「愛」,以感謝神的恩賜,可謂是高天原最理想的子民。
【源頼光】
「その頃、人と神は理想的な関係を築いていたのかもしれない。神は人に恵みを分け與え、人は神に愛と敬意を捧げる。それは互いに利益をもたらす関係というよりも、親子のような純粋な家族愛に近い。しかし家族愛というものは、親が子供に見返りを要求した時點で、純粋ではなくなってしまうのかもしれない。誰かに守られているかどうかに関係なく、幼子はいつか必ず大人になる。それにもともと人間は、高天原が創(chuàng)り出した存在ではない?!?/p>
或許在那時,人神之間確實曾有著理想的關系。神向人類施以恩惠,人類向神供以愛敬。這倒不像是互利互惠各取所求,更接近于父母與子女之間純粹的親情。但所謂親情,或許在父母向子女明確地索求回報之時,就不再純粹。無論是否有人庇護,幼子終究都是會長大的。更何況原本人類也并非是高天原親自造出。
【鬼王酒呑童子】
「とはいえ、人間が鬼族に墮ちたことに、高天原の八百萬神は驚きを隠せなかった。高天原からすれば、人間は神の民、鬼族は悪神の子だ。まさか鬼族が人間より生まれた存在だとは、彼らは思ってもみなかった?!?/p>
不管怎么說,人類墮為鬼族,令高天原眾神震驚。在高天原看來,人類本應是神族的子民,而鬼族則是惡神的子嗣,但后者竟然誕生于前者,是他們無法想到的結(jié)果。
【煉獄茨木童子】
「全くとんだ矛盾だな。至高の神なる者でも、己の地上の創(chuàng)造物への認識はその程度の淺はかなものなのか。これは至高の傲慢そのものだ。矛盾と傲慢は枷にすぎない、我ら鬼族が求める何にも縛られない鬼道の障害そのものだ。」
真是自相矛盾,既是至高的神族,卻如此簡單地看待出現(xiàn)在自己土地上的造物,這真是至高的傲慢。矛盾和傲慢不過是枷鎖,是我等鬼族所追求的不羈鬼道上的一道阻礙罷了。
【鬼王酒呑童子】
「ははははは!いっぱしの口をきくようになったのは鬼切だけじゃねえみたいだな。そうとも!萬物は自らの生を生きるために生まれてくる。しかしいついかなる時でも、他人の望む生を生きてしまう者は少なからずいる。今思えば、神の子として生まれたのに鬼道に憧れてしまうことに悩んだ俺様も、無駄に自分を困らせてたんだな?!?/p>
哈哈哈哈哈!看來變得會說話了的也不只有鬼切。不錯!萬物降生本就是為了做自己,卻總有人終其一生只為活成別人的樣子。如今想來,曾苦惱生為神子卻心向鬼道的我,也真是自尋煩惱啊。
冗談を言い合っているうちに、一行は儀式の陣眼のすぐ近くまでやって來た。前日に偵察に來ていた源氏の陰陽師達が既にそこで待っている。
幾番笑談后,眾人很快找到了儀式陣眼附近,一日前就派出偵察的源氏陰陽師早就等在路上。
【源氏の陰陽師】
「源頼光様、現(xiàn)場の狀況を確認しました。陣眼は蛇魔に厳重に守られています。しかし、とりわけ強い蛇魔ではありません。今回連れてきた普通の武士でも、互角に戦えます。頼光様達にかかれば、鎧袖一觸かと思われます。」
源賴光大人,我等已去探過,那陣眼確實被蛇魔層層把守。不過那群蛇魔不難對付,此行只帶了幾位武技平平的護衛(wèi),卻也能打個平手,若是大人們,想必只需抬手便能解決。
【鬼切】
「ならば、俺が先陣を切る?!?/p>
既然如此,頭陣交給我便是。
言ったそばから、鬼切は武士達を連れて林の中を突き進んでいく。一行と朧車が陣眼にたどり著くと、蛇魔相手に苦戦している鬼切達の姿が見えた。
說罷,就跟著帶路的武士們沖進林中。等到一行人和朧車趕到時,鬼切卻和陣眼處的蛇魔陷入了膠著的苦戰(zhàn)。
【鬼切】
「一體どうなっている?並みの武士でも蛇魔と互角に戦えるのではないのか?まさか噓の報告をしたのか?」
究竟是怎么回事,說這蛇魔即使和武技平平的下級武士也只能打個平手。難道是謊報軍情嗎?
【源氏の陰陽師】
「噓ではありません。昨夜、ここの蛇魔はこれほど強い力を備えてはおりませんでした……」
我所說的絕非謊言,昨夜這里的蛇魔確實并無這樣的實力……
【鬼切】
「一夜のうちに、蛇魔が入れ替わったというのか?」
難道過了一夜,這群蛇魔已經(jīng)換了一批?
【源氏の陰陽師】
「我々は一晩中ここを見張っていました。蛇魔を倒すことはできませんでしたが、一匹も逃しませんでした?!?/p>
我們徹夜看著這里,雖未能擊殺,但也不曾放走過一條蛇魔。
【源頼光】
「となるとこう説明せざるを得ないだろう。同じ蛇魔だが、昨夜と今日で強さが違う。」
看來只有一種解釋,雖然是同一群蛇魔,昨夜和現(xiàn)在卻有著截然不同的實力。
【鬼切】
「昨夜はわざと実力を隠していた?」
難道夜里是故意隱藏了實力?
【煉獄茨木童子】
「勝負を決めるのは簡単だが、引き分けでいるのは難しい。仮に実力を隠していたとして、なぜ勝負をつけない?まさか蛇魔の実力は、相手によって変わるのか?」
所謂勝負容易平局難,若是隱藏實力,何必苦苦維持平手?難不成這蛇魔的實力,本就是按對手來的。
【鬼王酒呑童子】
「聞いたことがある。蛇神を封印する天羽々斬は相手の力量を反映することで、処刑の力を得る神器だそうだ。この陣眼も同じ特性を持っているのかもな。源頼光、戦わずして勝つのは俺様の本意ではないが、この陣眼に対する最適解は武力ではなく、浄化だろう。鬼族は攻撃は得意だが、浄化となると素人同然だ。お前らに任せる?!?/p>
我曾聽聞,封印蛇神的天羽羽斬是一柄能映照出對手力量強弱,而獲得處刑之力的神器。這陣眼或許也有同樣的特性。源賴光,不戰(zhàn)而勝雖非我所愿,不過對付這陣眼最好的方式恐怕并非圍攻,而是凈化。進攻是我鬼族的專長,凈化卻是門外漢了,還是交給你們吧。
【源頼光】
「霊力をもって汚れを浄化するのは我ら陰陽師の使命、言われなくてもそのつもりだ。鬼切、撤退だ。ここにいる全員に伝えろ、十丈下がれと?!?/p>
以靈力除盡污穢自然是我等陰陽師的使命,即使你不說,我也會做。鬼切,撤兵。所有駐守在這里的兵力,全部后退十丈。
源氏の陰陽師が力を合わせて浄化に取り掛かる。半日後、陣眼の力は弱まり、結(jié)界近くの蛇の群れも次第に煙となって消えていった。しかし確実に弱まってはいるものの、陣眼はなかなか消えなかった。一行は近くで駐屯し、陣眼の力が完全に消えるのを待つことにした。
在源氏陰陽師齊力施放的祝福下,半日后,陣法果然減弱,結(jié)界附近的蛇群也逐漸化為紫煙消散。但不斷趨于衰弱的陣法卻遲遲不肯消失,眾人扎營在附近,等待陣眼的力量耗盡。