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桜が咲く頃、「ツッピー ツツビー」と響き渡る美しい鳥(niǎo)のさえずり。その聲の主はシジュウカラです。黒い頭に白い頬、胸から腹にかけてのネクタイ模様が特徴の、スズメほどの大きさの小鳥(niǎo)です。
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海道から沖縄まで日本列島に広く分布し、街中にも姿を現(xiàn)すので、見(jiàn)覚えのある人もいることでしよう。
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よく耳を澄ますと、 シジュウカラの鳴き聲には、さまざまな種類があることに気がつきます。 「ピーッピ」「チッチッ、 「ヂヂヂヂヂ」ンジュウカラは、他の種類の鳥(niǎo)と比べても、鳴き聲のレパートリーが非常に豊富です。私は、こうした鳴き聲にはそれぞれ意味があり、それら全體でシジュウカラの「言葉」になっていると考え、研究をしています。
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それぞれ意味があり、それら全體でシジュウカラの「言葉」になっていると考え、研究をしています。
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シジュウカラは、春のおとずれとともに繁殖期をもかえます。木のうろなどにこけを運(yùn)んで巣を作り毎朝一つずつ、合計(jì)六個(gè)から十三個(gè)ほどの卵を産みます。ひながかえると、 つがいて協(xié)力して青蟲(chóng)などの餌を巣に運(yùn)び、子育てをします。
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私は二〇〇五年から毎年、長(zhǎng)野県のとある森に巣箱を掛けて、繁殖したシジュウカラの様子を観察してきました。二〇〇八年六月のある日、研究の転機(jī)がおとずれました。いつものように観察( 回かうと、シジュウカラの巣箱にアオダイショウが迫リ、ひなを食べようとしているところに出くわしたのです。そのとき、親鳥(niǎo)はヘビに接近し、 つばさを広げて威嚇しながら、けたたましく「ジャージャー」と鳴いていました。それまで、朝からタ方までシジュウカラを観察してきましたが、こんな鳴き聲を聞いたのは初めてでした。シジュウカラの卵やひなを襲う天敵には、ヘビの他にカラスやネコ、イタチ類が挙げられます。親鳥(niǎo)は、これらの天敵には「ピーッピ」と鳴くのに対し、へビにだけは「ジャージャー」と鳴いていたのです。鳴き聲を録音し、コンピュータで分析してみても、その違いは明らかでした。私は、これらの観察から、シジュウカラの「ジャージャー」という鳴き聲が、警戒すべき対象としての「ヘビ」を意味する「単語(yǔ)」になっているのではないかという仮説を立てました。ここでの「単語(yǔ)」とは、「ヘビ」や「タカ」といった異なる意味を伝える一つ一つの鳴き聲だと定義することにします。
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では、シジュウカラの「ジャージャー という鳴き聲がヘビを示す「単語(yǔ)」であるかどうかを調(diào)べるには、どうすればよいのでしようか。鳴き聲を発する狀況を記録するのはもちろんですが、それだけでは意味を確かめることはできません。ヘビの存在をつがい相手に伝えるために「ジャージャー」と鳴いているのか、それとも単なる恐布心から鳴き聲を発しているのかが區(qū)別できないからです。そこで私は、鳴き聲を聞いたシジュウカラが、どのように振る舞うのかを詳しく調(diào)べてみることにしました。もし「ジャージャー」という鳴き聲がヘビを意味する「単語(yǔ)」であるならば、それを聞いたシジュウカラはヘビを警戒するようなしぐさを示すかもしれないと考えたのです。
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