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第20話 在人工的星空下

2022-09-25 16:42 作者:ShadowFived  | 我要投稿

第20話 人工の星空の下で


?

1-C的展出物是『投球鬼退治』。


參加者被賦予了5個(gè)棒球大小的投球來投向假扮成鬼的學(xué)生、是一個(gè)典型的打靶類游戲。

順帶一提由于采用的是幼兒用球所以即使被打到了也完全不同。


??所以——由于沒有其他要素參與、這群鬼只是普通地在躲避著投來的球。


「可惡! 給我中啊——!」


即使是用這副為了在紫條院同學(xué)面前展示良好一面而每天早晨去鍛煉的身體投出的球、也被戴著鬼的假面和腰束加上渾身紅色緊身衣變裝的男生們用最小限度的動作輕輕地回避了。


「好的、這位拿著宣傳廣告牌進(jìn)來的前輩! 5球全部沒中以失敗告終!」

「可惡、感覺異樣的難啊……! 根本就沒有打算把獎(jiǎng)品給客人的意思吧!?」



 被廣播役的女同學(xué)宣告失敗后、我不經(jīng)意間抱怨了出來。


雖然鬼有著不能離開1m圓形區(qū)域范圍的規(guī)則約束、但是憑借微妙的身體扭動和仿佛舞蹈般的動作一個(gè)不漏的全部躲掉了。


這是哪里的達(dá)人啊


「吶吶、這次換我來吧! 我會給新浜君報(bào)仇的所以請好好看著吧!」


「哦、哦~、干勁滿滿啊紫條院同學(xué)」


雖然浴衣裝束過于嬌艷的少女——紫條院同學(xué)比平時(shí)更加顯得閉月羞花、但是卻以宛如小學(xué)男生般的情緒宣言到。


在接待處收取到投擲用球后、「姆~呼」地氣勢滿滿地?cái)[出投球的姿態(tài)隨后把球投了出去。



(啊……這球應(yīng)該沒了。球應(yīng)該會從距離鬼的頭頂上方相當(dāng)遠(yuǎn)的地方通過……嗯?)


雖然我察覺到了紫條院同學(xué)的失誤、但是不知道為什么扮鬼的人員猛地把腰一沉。

接著把腳上的彈簧全開隨后垂直起跳用臉接住了紫條院同學(xué)投出的球。


「中、中了! 浴衣前輩第一球中了! 額剛才那是什么!? 感覺是自己往球上撞的不是嗎???」

?

廣播役的同學(xué)困惑了、沐浴在周圍目光下的鬼役同學(xué)也把臉埋在鬼的假面下沉默不語……同時(shí)把胳膊抱在一起急速地把臉別了過去。


(這、這個(gè)扮鬼的人! 明明面對我的時(shí)候是一幅『就算是賭氣也要試著打中哦!』這樣的氣勢、面對紫條院同學(xué)這樣的美少女居然就自己往球上碰!?)


但是我也理解這種心情

面對宛如櫻花精靈般的和風(fēng)美女紫條院同學(xué)開心投出的球、就算是我沒有完全能堅(jiān)守名為回避的職責(zé)。


「哇、快看快看新浜君! 我投出去的球全部都打中了哦……! 難道說不定我是天才哦!」


?

紫條院同學(xué)興致高漲投出的球全部都朝著意外的方向飛了出去。

但是負(fù)責(zé)擔(dān)當(dāng)鬼的學(xué)生仿佛守門員一般、伸手、探頭、有時(shí)候再來個(gè)高跳步自己用身體去接住球。

 ……要不你直接去足球部報(bào)道吧?

?

「浴、浴衣前輩五投全部命中……額、不要因?yàn)閷Ψ绞敲琅头潘“烁履猩 ∧挠歇?jiǎng)品在這么早的階段被拿走的道理??!」


于是、生氣的廣播役女子突然亂入了進(jìn)來、抓住扮鬼的男生的脖子開始搖晃?,F(xiàn)場變得騷動了起來。


「呵呵呵っ! 真的很開心??! 祭典上的游戲無論是套環(huán)游戲也好射擊游戲也罷都讓人興奮不已?。 ?br/>

異常高興樣子的紫條院同學(xué)就像在訴說著自己真的玩很盡興

在借著宣傳的借口開始巡游各班開始就一直是這個(gè)狀態(tài)


(像這般孩子似的表情由于很少看見所以感覺很新鮮……感覺就像是情緒高漲的小狗一樣有著和平常不同的可愛)


在『水之世界』專心致志地釣著水球、『猜謎大會』上也積極的搶答拼盡全力地回答問題。。


 在『紙箱制的2m像展』上看到初代高達(dá)后說著「快看新浜君! 這、這是ARX-7 強(qiáng)弩兵!」、就這樣和有名的科幻軍事動作輕小說中出場的機(jī)器人搞混了、然后被制作團(tuán)隊(duì)吐槽了「雖然那個(gè)也是名作但是搞錯(cuò)了!」。

(注:這里值得應(yīng)該是和全金屬狂潮里的ARX-7 強(qiáng)弩兵搞錯(cuò)了)


但是在像這樣移動期間也一定舉著宣傳廣告牌絲毫沒有偷懶的這份認(rèn)真確實(shí)是紫條院同學(xué)的風(fēng)格。


「啊~、確實(shí)祭典上無論哪個(gè)游戲都很有趣吶! 感覺就像和在山上吃的拉面會非常美味同理!」


? 于是我也變得心情愉悅了起來

總之、光是在文化祭和紫條院同學(xué)一起漫步著就已經(jīng)宛如做夢、更何況憧憬的少女和我一起到處游玩并且露出再也沒有比這般快樂的高漲情緒。


「啊っ! 新浜君! 這次我們?nèi)ツ莻€(gè)吧! 在準(zhǔn)備的時(shí)候看到時(shí)我就很在意了!」


于是、懷抱著制霸各班展出物的氣勢的紫條院同學(xué)這次指向的前方是寫著『完全手工制作星象儀』的看板


「……那個(gè)……比想象中的要狹窄呢……」


「啊~……嘛畢竟是手工制作的圓頂房吶……」


接待處的男同學(xué)以「嗯? 兩人嗎? 現(xiàn)在體育館在舉辦live所以沒什么人、給你們包場也是可以的哦」這樣說道、隨后把我們帶路到了在教室內(nèi)制成的半球狀的星象儀中。


但是由于里面的椅子被擺成一圈圓形完全沒有男生可以完全站立的高度、我和紫條院同學(xué)處于和在漆黑帳篷中二人獨(dú)處沒太大差別的狀態(tài)下。


 哇……剛才肩膀稍微有點(diǎn)碰到了……!
 而且女生身上真的有種很好聞的味道……っ。


在這種對精神健康不太友好的狀態(tài)中、外部傳來了「那么就開始了!」這樣的學(xué)生的聲音——

?

黑暗瞬間轉(zhuǎn)變?yōu)榛孟胫械男强?br/>

「哇……!」


「哇……好壯觀……!」


??看起來投光器好像也是手工制作的、但是好像相當(dāng)下了工夫、投影在上方圓頂?shù)男强蛰喞r明地閃閃發(fā)光。

?

?

??仔細(xì)一看就會發(fā)現(xiàn)圓頂本身也是為了使投影的影像絲滑地映照出來而采用了非常美麗的曲線構(gòu)成、不禁讓人懷疑是仔細(xì)計(jì)算過的。


「非?!浅F僚丁渴止ぞ尤豢梢宰龅竭@個(gè)地步吶……!」


在紫條院同學(xué)發(fā)出感嘆的同時(shí)我不禁也懷抱著同樣的心情。

雖然自然比不上在博物館展示的星象儀、但是滿天的天空上點(diǎn)綴的繁星確實(shí)勾勒出一幅輝光的非日常光景、完全看不出來是高中生以低預(yù)算制作的。



「真是漂亮啊……簡直就是年輕的光芒……」


一不小心就流露出這樣的充滿大叔味的話語了。


這個(gè)班級的學(xué)生們?yōu)榱诉_(dá)成這份品質(zhì)想必都相當(dāng)努力了吧。

清晰地見證著這份變成大人后就無法發(fā)揮的高中生限定的活力、不禁感覺有些耀眼。


這份完美的星空散發(fā)出的一道道星光仿佛無不閃耀著名為青春的、犯規(guī)般的能量光輝。


「真是的、新浜君你在說些什么?。 ?br/>

也許是對星空的光輝感到興奮的緣故吧、紫條院將身體向著本就靠得很近的我緊挨了過來說道。

?

「雖然有時(shí)候新浜君你會用這種大叔似的口吻說話……但是新浜君和我都還是高中生。今后的人生可以成為任何樣子、無論夢想在哪都可以前往哦?」


「那是……是這樣嗎……」


真的是這樣的嗎?

知識和經(jīng)驗(yàn)維持前世的樣子只有身體和心理變成年輕的高中生的我、雖然在今世的這個(gè)階段自認(rèn)為做得有點(diǎn)上手了。


但是偶爾還是會感到不安。

我面對再次前行的未來……真的可以做到去改變它嗎?


「……請不要露出這樣的表情」


回過神來、紫條院同學(xué)的面容靠近到了一個(gè)仿佛要窺視我的眼瞳的距離。


「實(shí)際上讓我看到伸出雙手的話未來就會改變的難道不是新浜君嗎」


「誒……?」


「我們班級的展出物……如果還是維持著那個(gè)陷入困境的會議狀態(tài)的話肯定不會有好結(jié)果的、班級上的大家也不會像懷抱著現(xiàn)在這般努力的心情。但是……是新浜君改變了這樣的走向。」


在這個(gè)可以感覺到氣息的距離、紫條院同學(xué)繼續(xù)說道。


「我、真的被感到到了哦。新浜君并不是靜靜看著到底會怎么發(fā)展、而是即使采取強(qiáng)硬手段也要去挑戰(zhàn)改變會議的流向讓會議成功。雖然可能有點(diǎn)夸張……但是你讓我看到了努力未來就會改變的實(shí)例?!?br/>

「我、改變了未來……」


「就是這樣的! 擁有能改變那樣未來的能力的人是新浜君哦! 所以……雖然我不知道你是對什么懷抱著不安、但是還是請你打起精神來! 如果是我也可以的話無論什么時(shí)候我都可以成為你的力量!」


「紫條院同學(xué)……」


真是不可思議啊。

直到剛才為止還懷抱著的一抹不安仿佛溶解了一般消失殆盡。

只是因?yàn)槁犎×艘晃簧倥脑捳Z。


「還有……未來發(fā)生改變的不僅僅是我們班級的展出物這點(diǎn)還請不要忘了喲?!?br/>

「誒……?」


「我現(xiàn)在、十分開心哦。但是如果自己的班級是毫無團(tuán)結(jié)和熱情的狀態(tài)的話、我是不會懷抱這樣愉悅的心情來迎接文化祭的。所以……請讓我再次對你說聲謝謝」


互相的視線在極近的距離相互交錯(cuò)、紫條院同學(xué)悄悄地編織著話語。
 

「謝謝你新浜君——給予了我一個(gè)如此快樂的文化祭」


這樣說道的身著薄紅色浴衣的少女在人造的星空下如繁花綻放般微笑著。

 

比天空中描繪的任何星座都要耀眼、是對我而言最早照亮我的光輝。

星空下紫條院

日本版的小說好像出第三卷了,打算買回來收藏看看和web版的一樣嗎,插圖還是挺好看的??上]人翻。

第二卷
第三卷

以下為日文原文

第20話 人工の星空の下で


 1-Cの出し物『鬼退治ボール投げ』。

 參加者は野球ボール大の球を5個(gè)手渡され、それを鬼の仮裝をした的役の生徒に投げて當(dāng)てるという典型的な的當(dāng)て系ゲームである。
 ちなみに幼児用ボールなので當(dāng)たっても全く痛くない。

 そして――他にない要素として、この鬼たちは普通にボールを回避するのだ。

「くそっ! 當(dāng)たれええええええっ!」

 紫條院さんに良いところをみせようと、早朝ランニングで鍛えた肉體でボールを投げてみるが、鬼のお面と腰巻き+赤色の全身タイツで仮裝している男子生徒は最小限の動きでひょいっとよけてしまう。

「はい、そこのプラカード持って入ってきた先輩! 5球全部ミスで失敗です!」

「くそ、異様に難しい……! 客に賞品渡す気ないだろ???」

 アナウンス役の女子生徒に失敗を告げられ、俺はつい文句を漏らしてしまう。
 
 鬼たちは1mほどの円から出てはいけないというルールがあるのに、微妙な身のよじりやダンスみたいな動きでことごとくボールをかわしてくる。
 どこの達(dá)人だよ。

「じゃあじゃあ、次は私がやります! 新浜君の仇は取りますから見ていてくださいね!」

「お、おお、凄いやる気だな紫條院さん」

 浴衣姿があまりにも艶やかな少女――紫條院さんは普段よりさらに色香が増しているにもかかわらず、小學(xué)生男子のようなテンションで宣言する。

 受付からボールを受け取ると、むっふー!と意気込みよくボールを構(gòu)え、投げる。

(あ……ダメだこれ。ボールが鬼の頭のかなり上を通過する……ん?)

 ワンミスを察した俺だったが、そこで何故か鬼役がぐっと腰を落とす。
 そして足のバネを全開にして垂直にジャンプし――紫條院さんのボールが顔面にヒットする。

「あ、當(dāng)たり! 浴衣の先輩一投目當(dāng)たりです! って今の何!? なんか自分から當(dāng)たりにいかなかった!?」

 アナウンス役が困惑し、周囲からも注目を浴びた鬼役は鬼のお面の下で沈黙し……やがて腕を組んでぷいっと顔を逸らす。

(こ、この鬼役! 俺の時(shí)は『意地でも當(dāng)たってやるか!』みたいな勢いだったくせに、美少女の紫條院さんが相手だから自分で當(dāng)たりにいきやがったな???)

 しかしまあ……気持ちはわかる。
 こんな桜の精霊かと思うような和美人の紫條院さんが楽しそうにボールを投げてきたら、俺だって回避するという職務(wù)を全うできる自信がない。

「わあ、見てください新浜君! 私が投げたボールが全部當(dāng)たります……! 私って天才だったのかもしれません!」

 紫條院さんがウキウキで投げるボールは、ことごとくあらぬ方向へ飛んでいる。
 だが鬼役はまるでゴールキーパーのように、手を伸ばし、頭を突き出し、時(shí)にはハイジャンプして己が身にボールを當(dāng)ててくる。
 ……お前サッカー部入れば?

「ゆ、浴衣の先輩五投全部命中……って、相手が美人だからっていい加減にしなさいバカ男子ぃ! こんな早い段階で賞品取られてるんじゃないわよぉぉぉ!」

 そうして、キレたアナウンス役の女子が亂入して、鬼役の首根っこを捕まえて揺さぶり始めたので、その場は騒然となった。



「ふふふっ! すっごい楽しかったです! お祭りのゲームって輪投げでも射的でも本當(dāng)にワクワクしますよね!」

 浮かれまくった様子の紫條院さんが実に楽しそうに言う。
 宣伝という口実で各クラスを回り始めてからずっとこんな調(diào)子だ。

(ここまで子どもみたいな顔はなかなか見ないから新鮮だな……なんだかテンション上がった子犬みたいで普段とは違った可愛さがある)

『水の遊びワールド』では水ヨーヨー釣りに熱中していたし、『クイズ大會』でも積極的に早押しして一生懸命答えていた。

 『ダンボール製2m像展』では初代ガンダム像を見て「見てください新浜君! こ、これアーバレストです!」と有名なSFミリタリーアクションラノベに出てくるロボットと間違え、制作チームから「あれも名作だけど違うっっ!」とツッコミを貰ったりもした。

 しかし、こうして移動している間は必ずプラカードを掲げて宣伝を怠らない真面目さは実に紫條院さんらしい。

「ああ、確かに祭りってどんなゲームでも妙に楽しいよな! なんかこう山の上で食べるラーメンがめっちゃ美味しいのと同じで!」

 そして、俺も少なからず浮かれていた。

何せ、文化祭を紫條院さんと歩いているだけでも夢のようなのに、憧れの少女は俺と一緒に遊び回ってこの上なく楽しそうにハイテンションなのだ。
 気分が高揚(yáng)しないはずはない。

「あっ! 新浜君! 次あれに行きましょう! 準(zhǔn)備で見かけるたびに気になってたんです!」

 そして、各クラスの出し物を制覇する勢いの紫條院さんが次に指さした先には、『完全手作りプラネタリウム』という看板があった。

 

「……その……思ったより狹いですね……」

「あ、ああ……まあ手作りのドームだしな……」

 受付の男子生徒に「うん? 二人か? 今體育館でライブやってるからガラガラだし、貸し切りでいいよ」と言われ、俺たちは教室內(nèi)に作成された半球狀のプラネタリウムドームの中に案內(nèi)された。

 しかし中は椅子が円狀に設(shè)置してあるものの男子が完全に立てるほどの高さがなく、俺と紫條院さんは真っ暗なテントで二人っきりでいるのと大差ない狀態(tài)だった。

 うわ……今ちょっと肩が觸れた……!
 それに女の子のもの凄く良い匂いが……っ。

 そんな精神衛(wèi)生上よろしくない狀態(tài)の中、外から「それじゃ始めまーす!」という生徒の聲が響き――

 暗闇が、一気に幻想的な星空へと変貌した。

「わぁ……!」

「うぉ……すごいな……!」

 どうやら投光器も手作りのようだが、相當(dāng)工夫したのかでドーム內(nèi)に投影される星空は強(qiáng)い輪郭で輝いている。
 よく見るとドーム自體も投影された映像を滑らかに映すために極めて綺麗な曲線で構(gòu)成されており、よほど計(jì)算したのがうかがえる。

「すごい……すごい綺麗です……手作りでここまで出來るんですね……!」

 紫條院さんが感嘆の聲を上げるが、俺も同じ気持ちだった。
 もちろん博物館などで行うプラネタリウムには敵わないが、高校生が低予算で作り上げたとは思えないほどに、満天の空は確かに輝き非日常的な光景を作り出している。

「綺麗だな……まるで若さの光だ……」

 ついそんな、おっさんくさい言葉が口から漏れた。

 このクラスの生徒たちはこのクオリティを得るために相當(dāng)努力しただろう。
 その大人になると発揮できなくなる高校生ならではのバイタリティをまざまざと見せつけられて、少々眩しい。

 この見事な星の光一つ一つが、若さという反則的なエネルギーの輝きに見える。

「もう、何を言ってるんですか新浜君!」

 星空の輝きに興奮しているせいか、紫條院さんはすぐ隣にいる俺へさらに身體を近づけて言う。

「たまにそんなふうにおじさんみたいな言い方をしますけど……新浜君も私もまだ高校生なんです。これから何にだってなれますし、どこにだって行けるんですよ?」

「それは……そうなのかな……」

 本當(dāng)にそうなんだろうか。
 知識と経験は前世そのままで肉體と心の若さだけが高校生となった俺は、今世において今のところある程度上手くやれていると思う。

 けど、たまに不安になる。
 俺がもう一度進(jìn)む未來は……本當(dāng)に変えることができるんだろうか?

「……そんな顔をしないでください」

 気付けば、紫條院さんの顔が俺の瞳を覗き込むように近づいていた?!?br/>
「手を伸ばせば未來は変わることを、実際に見せてくれたのは新浜君じゃないですか」

「え……?」

「私たちのクラスの出し物は……あの迷走していた會議のままだときっと良いものにならないで、クラスのみんなも今みたいに頑張ろうって気持ちはなかったと思います。けど……そんな流れを新浜君が変えてくれました」

 息がかかってしまいそうな距離で、紫條院さんは続けた。

「私は、本當(dāng)に感動したんです。流れがどうなるのかをただ見ているだけじゃなくて、新浜君は無理矢理にでも流れを変えることに挑戦して成功させた。大げさかもしれませんけど……頑張って未來を変える実例を見せてくれたんです」

「俺が、未來を変えた……」

「そうです! そんな未來を変えるほどのパワーがあるのが新浜君なんです! だから……何を不安に思っているのかわかりませんけど元?dú)莩訾筏皮坤丹?! 私でよければいつだって力になりますから!?br/>
「紫條院さん……」

 不思議だった。
 さっきまで抱いていた一抹の不安が溶けるように消えていく。
 ただ一人の少女から言葉を受け取っただけで。

「それに……未來が変わったのはウチのクラスの出し物だけじゃないのも忘れないでくださいね」

「え……?」

「私は今、とっても楽しいです。けど自分のクラスが団結(jié)も熱意もない狀態(tài)だったら、私はこんなに浮き立つ気持ちで文化祭を迎えていませんでした。だから……改めてお禮を言わせてください」

 お互いの視線がごく近くで絡(luò)み合う中、紫條院さんはそっと言葉を紡ぐ。
 
「ありがとう新浜君――私にこんなにも楽しい文化祭をくれて」

 言って、薄紅色の浴衣を著た少女は人工の星空の下で花咲くように微笑んだ。

 天に描かれるどの星座よりも眩い、俺にとっての一番星の輝きだった。

第20話 在人工的星空下的評論 (共 條)

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