芳文社創(chuàng)立70周年を迎えて。「まんがタイムきらら」編集長が考える“これからの日常系”の形
https://tokyo.whatsin.jp/607080 https://www.mashiro-writer.com/interview-houbunsha70th

2020.08.28

2020年、芳文社が創(chuàng)立70周年を迎えた。日本初の週刊マンガ誌「週刊漫畫TIMES」、日本初の4コマ専門誌「まんがタイム」など、他社に先がけて新しいジャンルの雑誌を生み出し、マンガ業(yè)界の中で存在感を示してきた同社。特に2002年に創(chuàng)刊された「まんがタイムきらら」は、日本國內(nèi)のみならず海外にもファンが多い「日常系」作品群の源流にもなっている。

2020年，芳文社迎來了創(chuàng)立70周年。日本首部周刊漫畫雜志《周刊漫畫TIMES》、日本首部專攻4格的雜志《Manga Time》等等，先于其他出版社創(chuàng)生出這些新體裁的雜志，在漫畫業(yè)界中持續(xù)彰示其存在感的芳文社。尤其是2002年創(chuàng)刊的《Manga Time Kiraraまんがタイムきらら》，成為了不僅僅是日本國內(nèi)在海外也收獲眾多粉絲的“日常系”作品群的源流。

新型コロナウイルス感染癥の流行に伴い、かつての「當(dāng)たり前の日?！工悉猡悉溥^去のものになろうとしている。70周年の節(jié)目を迎え、芳文社はこれからの時(shí)代にどのように対応していくのか?！感陇筏ど顦斒健工趣いρ匀~も使われるようになった今、日常の尊さを読者に伝えてきたきららが果たすべき役割とは何か。まんがタイムきらら系列誌の編集長を務(wù)める小林宏之氏に話を聞いた。

隨著新型冠狀病毒傳染病的流行，曾經(jīng)的“理所當(dāng)然的日常”已經(jīng)開始要成為過去的事物。迎接70周年這一關(guān)鍵節(jié)點(diǎn)，芳文社將如何繼續(xù)對應(yīng)從今往后的時(shí)代呢。甚至開始使用“新的生活模式”這一詞語的現(xiàn)在，一直以來不斷將日常的尊貴傳遞給讀者的kiraraきらら應(yīng)當(dāng)履行的職責(zé)是什么。向擔(dān)任Manga Time Kiraraまんがタイムきらら系列雜志的總編輯的小林宏之先生了解了究竟。

取材?文 / ましろ

采訪?撰稿 / Mashiro

帶著為社會(huì)做貢獻(xiàn)的志向，不斷向新的事物發(fā)起挑戰(zhàn)的70年間／社會(huì)に貢獻(xiàn)する志を持ち、新しいことにチャレンジしてきた70年間

—— 3大出版社（講談社、小學(xué)館、集英社）やKADOKAWAグループに比べると決して規(guī)模は大きくない芳文社が、70年間事業(yè)を続けられた要因は何だと思いますか？

—— 與3大出版社（講談社、小學(xué)館、集英社）以及KADOKAWA集團(tuán)相比絕稱不上大規(guī)模的芳文社，能夠在70年間將事業(yè)持續(xù)下來的要因您認(rèn)為是什么呢？

當(dāng)社の長い歴史の中で、私が知っているのは入社してからの20數(shù)年ほどですが、要因と呼べそうなものは2つあると思っています。

雖說在本社的漫長歷史之中，我所知道的僅僅是入社后起的20幾年左右，或許能夠稱得上是要因的我認(rèn)為有以下2點(diǎn)。

ひとつは、「マンガという萬人に親しめるメディアを活用し、世の中を風(fēng)刺し啓発し、日本中を明るくする」という當(dāng)社の出版理念。私が入社してまんがタイム編集部に配屬されたときも、當(dāng)時(shí)の編集長だった古島（當(dāng)夫）から、「雑誌とは社會(huì)の公器であることを認(rèn)識(shí)しなければならない」「編集者は社會(huì)に貢獻(xiàn)する志と使命感を持たなければならない」と何度も言われました。きららの作品は今もそういう思いで作っていますし、おそらく「週刊漫畫TIMES」や「まんがタイム」も同じはずで。だからこそ70年もの間、社會(huì)の人々に當(dāng)社のマンガを必要としていただけたのではないでしょうか。

一點(diǎn)是，“活用漫畫這一萬人親切的媒體，對世間加以諷刺加以啟發(fā)，讓全日本開明”這一本社的出版理念。我入社后被配屬到Manga Time編輯部時(shí)，也從當(dāng)時(shí)的總編輯古島（當(dāng)夫）那里，多次得到了“不可以不認(rèn)識(shí)到所謂雜志乃是作為社會(huì)的公器存在的”“編輯人員不可以不懷有為社會(huì)做貢獻(xiàn)的志向與使命感”這樣的教誨。kiraraきらら的作品現(xiàn)在也是如此思慮著制作的，大概《周刊漫畫TIMES》以及《Manga Time》也是同樣。或許正因?yàn)槿绱嗽陂L達(dá)70年的歲月里，本社的漫畫才得以為社會(huì)大眾所需要吧。

もうひとつは……大げさな言い方になりますが、當(dāng)社のフロンティア精神?！高L刊漫畫TIMES」は日本初の週刊マンガ誌、「コミックmagazine」（1988年休刊）は日本初の青年マンガ誌、「まんがタイム」は日本初の4コマ誌、そして「まんがタイムきらら」は萌え4コマだけを集めた初めての雑誌と、芳文社は常に新しいことにチャレンジしてきた歴史があるんです?，F(xiàn)狀に満足しない姿勢、挑戦し続けることを良しとする企業(yè)風(fēng)土も、70年間この業(yè)界で生き殘ってきた要因だと考えています。

另一點(diǎn)是……雖然會(huì)是夸張的說法，是本社的開拓精神。就像《周刊漫畫TIMES》是日本首部周刊漫畫雜志、《Comic magazine》（1988年休刊）是日本首部青年漫畫雜志、《Manga Time》是日本首部4格雜志、以及《Manga Time Kiraraまんがタイムきらら》是首部僅僅集結(jié)萌系4格的雜志這樣，芳文社有著時(shí)刻不斷向新的事物發(fā)起挑戰(zhàn)的歷史。崇尚不滿足于現(xiàn)狀的態(tài)度、崇尚去持續(xù)挑戰(zhàn)的企業(yè)文化，我認(rèn)為也是于70年間在這個(gè)業(yè)界存活下來的要因。

—— 2019年には、マンガアプリ「COMIC FUZ」もリリースされました。これも、芳文社クラスの出版社としては珍しい気がします。

—— 在2019年，漫畫APP“COMIC FUZ”也開服開始運(yùn)營了。這一點(diǎn)也感覺，對于芳文社體量的出版社來說很少見。

うちくらいの規(guī)模の出版社が自社アプリを運(yùn)営することは、當(dāng)然リスクにもなり得ます。作品だけ作って、外部のプラットフォームに提供するほうが効率的なのかもしれません。しかし、やはり版元である以上、雑誌と同じように電子の世界でも自分たちで発表媒體を持つ必要があると感じていました。

自家左右的規(guī)模的出版社要運(yùn)營自社APP，當(dāng)然也伴隨著風(fēng)險(xiǎn)?；蛟S單純制作作品，向外部平臺(tái)提供才更為效率也說不定。然而，果然還是既然身為出版方，就和雜志一樣在電子的世界里也有我們自己去持有發(fā)表媒體的必要這樣感覺著。

今読んでも面白い過去の作品を、新しい作品とフラットに並べることのできる電子書籍のポテンシャルは、先日実施した創(chuàng)立70周年記念キャンペーン（※）でも感じましたね。

能夠?qū)?dāng)下讀來也依然很有趣的過去的作品、和新的作品平鋪并排在一起這一電子書籍的潛力，在前日開展的創(chuàng)立70周年紀(jì)念活動(dòng)（※）中也感受到了呢。

※2020年7月10日～7月16日の期間、主要な電子書籍ストアで1000冊以上のコミックスが1冊70円で販売されたキャンペーン。期間中はKindleストアのランキングTOP100のほとんどを芳文社の作品が獨(dú)占した。

※2020年7月10日～7月16日期間、在主流電子書籍市場中1000冊以上的漫畫單行本均以1冊70日元的價(jià)格銷售的活動(dòng)。期間Kindle Store的排行榜TOP100基本為芳文社的作品所獨(dú)占。

—— 海外展開のビジョンについてもお聞かせください。

—— 關(guān)于海外開展的前景也望請教。

「CGDCT」（Cute Girls Doing Cute Things：かわいい女の子たちがかわいいことをする）という言葉が生まれたように、海外でもきらら作品は一定の需要があると見込んでいます。我々としては、「KIRARA」という言葉で表現(xiàn)してほしい気持ちもあるのですが……（笑）。翻訳版の書籍はどうしても部數(shù)が限られてきますし、アニメだけでなく原作のマンガを直接海外のファンに屆けられる方法がないか、検討している最中です。

就像“CGDCT”（Cute Girls Doing Cute Things：可愛的女孩子們做可愛的事情）一詞誕生一樣，相信在海外也對kiraraきらら作品有一定的需求。雖然對我們來說，也有著更希望用“KIRARA”一詞來表現(xiàn)的心情就是了……（笑）。翻譯版的書籍怎樣都一直有著部數(shù)的限制，不僅是動(dòng)畫是否也有將原作的漫畫直接傳遞給海外的粉絲的方法，現(xiàn)在正在研討之中。

嘗試探索4格的多樣性的kiraraきらら，反而變成了多樣性缺失的象征／4コマに多様性を見出そうとしていたきららが、多様性のなさの象徴になってしまっていた

—— 小林さんは、2002年の「まんがタイムきらら」創(chuàng)刊時(shí)から一貫して編集長を務(wù)められています。きららを立ち上げたきっかけは何だったのでしょうか。

—— 小林先生，從2002年的《Manga Time Kiraraまんがタイムきらら》創(chuàng)刊時(shí)開始就一貫地?fù)?dān)任著總編輯。創(chuàng)立kiraraきらら的契機(jī)是什么呢？

當(dāng)時(shí)の周辺狀況からお話しすると、私が當(dāng)社に入社したのが1996年、そして出版業(yè)界は翌年の1997年をピークにいわゆる「出版不況」と呼ばれる時(shí)代に入ります。特に雑誌が売れなくなってきていて、他の出版社は雑誌の赤字をコミックスの売上によって利益回収する?yún)б鏄?gòu)造への転換が整っていった時(shí)期でした。

從當(dāng)時(shí)的周邊狀況開始談的話，我入社本社時(shí)是1996年，并且出版業(yè)界以翌年的1997年為高峰陷入被稱作所謂“出版不景氣”的時(shí)代。是特別是雜志漸漸開始變得賣不出去、而其他的出版社將雜志的赤字以漫畫單行本的銷售額來回收利潤這樣的收益構(gòu)成的轉(zhuǎn)型已經(jīng)到位的時(shí)期。

一方、當(dāng)社の屋臺(tái)骨は劇畫誌の「週刊漫畫TIMES」と4コマ誌の「まんがタイム」であり、これらは働いている方が通勤中や休憩中に読んで、読み終わったらすぐ捨ててしまう類の雑誌でした。雑誌で一度だけ読めばいいという読者さんも多く、コミックスの需要がなかった。時(shí)代の流れから、我々もコミックスが売れる作品を生み出さなければならないと感じていたものの、當(dāng)社の場合はそれよりも先にコミックスが売れる作品を発表する雑誌を作る必要があったんです。

另一方面，本社的主心骨是劇畫雜志《周刊漫畫TIMES》與4格雜志《Manga Time》，而這些都是社畜工作人士在通勤中或休息中讀一讀，讀完了之后就馬上扔掉這種范疇的雜志。認(rèn)為雜志只要讀過一遍就可以的讀者也很多，并沒有漫畫單行本的需求。在時(shí)代的趨勢下，我們也感覺到不得不創(chuàng)生出漫畫單行本能夠賣得出去的作品，但對于本社在此之前還有著先創(chuàng)設(shè)用以發(fā)表漫畫單行本能夠賣得出去的作品的雜志的需要。

譯注：“劇畫”，可以理解為漫畫的一個(gè)子體裁，偏指畫風(fēng)、劇情都趨向?qū)憣?shí)的漫畫

—— 萌え系の4コマだけを集めた雑誌を作るというのは、前例のない挑戦だったと思います。

—— 開設(shè)僅僅集結(jié)萌系的4格的雜志這一點(diǎn)，感覺在當(dāng)時(shí)是史無前例的挑戰(zhàn)。

私は、今日の4コマの源流は『サザエさん』だと思っています。登場人物それぞれにフルネームと性格と関係性があって、あたかも磯野家の人たちは我々と同じ世界にいる存在だと思わせてくれる。4コマがキャラクターを見せる手法として優(yōu)れていることは、きららを創(chuàng)刊するよりずっと前にすでに『サザエさん』が示してくれていたんです。

我一直認(rèn)為，現(xiàn)今的4格的源流是《海螺小姐》。登場人物每個(gè)人都有各自的全名和性格和人際關(guān)系，讓人感覺就好像磯野一家人是和我們處于同一世界的存在一般。4格作為展現(xiàn)角色的手法十分優(yōu)秀這一點(diǎn)，在創(chuàng)刊kiraraきらら之前許久《海螺小姐》就已經(jīng)昭示給我了。

そして、2000年ごろ秋葉原で萌えブームが始まるわけですが、萌えといえば何よりもまずキャラクターじゃないですか?！?コマ」と「萌え」、意外と相性がいいんじゃないかと感じ、アキバ系の作品に詳しい人間を中心にきららの企畫をまとめていきました。

隨后，2000年那時(shí)候在秋葉原就掀起了萌系熱潮，而說到萌系比起什么都首先是角色不是嗎?！?格”與“萌”，意外還挺合拍不是嗎這樣感覺到，于是以熟悉秋葉系的作品的人員為中心開始收集總結(jié)kiraraきらら的企劃了。

—— 4コマに馴染みのない方の中には、「どうしてきららってこんなに種類があるんだろう？」と疑問に感じている方もいると思います。きらら系列誌の特色とは何でしょうか？

—— 在不經(jīng)常接觸4格的人之中，“為何kiraraきらら有這么多種類?。俊边@樣感到疑問的人相信也存在。kiraraきらら系列雜志的特色是什么呢？

「まんがタイムきららMAX」は、意識(shí)的に尖った作品を多く掲載するようにしているところがあります。『ぼっち?ざ?ろっく！』がまさにそうで、読者さんにも次にくるのはこの作品だと思われているのではないでしょうか?！袱蓼螭骏ぅ啷悭楗氓取工膝悭楗咯`のかわいさを押し出した作品が集まっている、世間一般の方が考える「きらら」のイメージに一番近い雑誌かもしれません。

《Manga Time KiraraまんがタイムきららMAX》，有著有意識(shí)地去多加刊載尖銳的作品的特點(diǎn)。《落單?The?Rock！》就正是這樣，讀者們或許也想著下一部到來的就是這部作品吧。《Manga Time KiraraまんがタイムきららCarat》則是集結(jié)著將角色的可愛突出的作品，是和世間一般認(rèn)為的kiraraきらら的印象最為接近的雜志也說不定。

譯注：《落單?The?Rock！》，又譯《孤獨(dú)搖滾》，獲“下一部漫畫大獎(jiǎng)2019”實(shí)體漫畫部門第8名
FUZ：https://comic-fuz.com/series/72

そして「まんがタイムきらら」本誌には、純粋にギャグが面白い4コマが揃っていると思います。當(dāng)社の出版理念にもあるように、「笑い」と「遊び」の精神が芳文社のマンガの根底にはあって、それはきららにも脈々と受け継がれているはずだし、これからも受け継いでいかなければいけない。萌え系4コマとはいえ、特にきらら本誌にはこれからも笑いの部分を追求し続けてほしいですね。

然后在《Manga Time Kiraraまんがタイムきらら》主雜志中，感覺則是聚集著純粹地搞笑段子很有趣的4格。正如本社的出版理念中也有所提及的那樣，“搞笑”與“游戲”的精神在芳文社的漫畫的根底中存在著，這一點(diǎn)在kiraraきらら中也一脈相承著應(yīng)該，并且從今往后也不可以不繼續(xù)繼承下去。雖然說是萌系4格，但特別是在kiraraきらら主雜志中從今往后也想要將搞笑的部分繼續(xù)追求下去呢。

—— 創(chuàng)刊前に思い描いていたビジョンと、実際に創(chuàng)刊してからのきららの姿を比較して感じたことはありますか？

—— 創(chuàng)刊前所設(shè)想的前景、與實(shí)際創(chuàng)刊后kiraraきらら的姿態(tài)相比較有有所感悟的地方嗎？

これは2010年ごろ特に感じていたことなのですが、「女子高生」があそこまできららの代名詞になるとは想定していませんでした。創(chuàng)刊前の企畫書にはむしろ「SF」や「ファンタジー」という言葉を使っていて、今までのファミリー4コマが描いてこなかった題材を積極的に取り入れていこうという趣旨の雑誌だったんです。

這是2010年那時(shí)候尤為感受到的一點(diǎn)，“女高中生”竟然如此程度上成為了kiraraきらら的代名詞這樣的事完全沒有料想到。創(chuàng)刊前的企劃書中反而是使用著“SF”或是“幻想系”這樣的字眼，是以積極地去汲取納入迄今為止的家庭4格中未曾描繪過的題材為主旨的雜志。

譯注：原來如此，所以才是《KIRARA FANTASIA/閃耀幻想曲》呢

ただ、最初に『ひだまりスケッチ』がアニメ化し、『けいおん！』、『GA 蕓術(shù)科アートデザインクラス』と続いていって、きららといえば女子高生4?5人の學(xué)園ものという印象が我々の想像以上に強(qiáng)くなってしまった。もっと4コマに多様性を見出そうと思って企畫したきららが、いつの間にか多様性のなさの象徴みたいになってしまっていたんですね。どこかで一度その固定観念を壊して、新しいきららの形を作らなければいけないと思い、2011年に「まんがタイムきららミラク」を創(chuàng)刊しました。

只是，最初《向陽素描》動(dòng)畫化，隨后《輕音！》、《GA 藝術(shù)科美術(shù)設(shè)計(jì)班》這樣持續(xù)著，說到kiraraきらら就是女高中生4?5人的校園作品這樣的印象變得超乎我們想象地強(qiáng)。本想著嘗試更多地探索4格的多樣性而企劃的kiraraきらら，不知不覺間反而變成了多樣性缺失的象征一般呢。想著不得不在某處將那種固定觀念一度破壞，創(chuàng)立嶄新的kiraraきらら的形態(tài)，于是2011年時(shí)創(chuàng)刊了《Manga Time KiraraまんがタイムきららMiracle!》。

—— ミラクのキャッチコピーは「もっと自由に、4コマを。」というものでしたが、きららの原點(diǎn)に立ち返る意味も込められていたんですね。

—— Miracle的標(biāo)語是“更加自由地，將4格?！边@樣的詞句，也加入了站回到kiraraきらら的原點(diǎn)這樣的意味呢。

初期のきららって、いい意味でおかしな作品がたくさんありましたからね。ミラクの場合も、4コマや、そもそもマンガを描いた経験がないイラストレーターさんを中心に聲をかけ、従來の枠組みにとらわれない4コマを描いてもらいました。日常の中にSF要素が入り込んだ『月曜日の空飛ぶオレンジ?！?/strong>、女子高生ものだけどアクション要素もある『Good night! Angel』、目覚めない人たちが訪れるファンタジー世界が舞臺(tái)の『夜森の國のソラニ』。あるいは『桜Trick』のように、ガールズラブの方向に振り切ってみたり。片方の足は「笑い」と「魅力的なキャラクター」というきららのコンセプトを踏襲しつつ、もう片方の足をどこまで遠(yuǎn)くまで広げて踏ん張れるかに挑戦してみたかったんです。

初期的kiraraきらら，有著非常多的好的意義上奇怪的作品呢。Miracle的情況也是，以沒有過畫4格、甚至是漫畫的經(jīng)驗(yàn)的插畫家為中心進(jìn)行聯(lián)系，請他們來畫了不被向來的條條框框所限制的4格。在日常中嵌入SF要素的《星期一的飛天橘?！?/strong>、雖然是女高中生作品但也有著動(dòng)作要素的《Good night! Angel》、以醒不來的人們前往的幻想世界為舞臺(tái)的《夜森之國的索拉妮》。又或者是像《櫻Trick》那樣，全力朝向girl's love的方向。一只腳沿襲著“搞笑”與“富有魅力的角色”這些kiraraきらら的理念的同時(shí)，曾經(jīng)想要嘗試去挑戰(zhàn)另一只腳能夠伸展站穩(wěn)到多遠(yuǎn)的地方。

譯注：FUZ依次：
https://comic-fuz.com/series/216
https://comic-fuz.com/series/419
https://comic-fuz.com/series/413
https://comic-fuz.com/series/357

—— ミラクには魅力的な作品が多かったので、2017年に休刊したのは殘念でした。これは、きららに多様性を取り戻すという役割を果たしたと判斷されたからなのでしょうか。

—— Miracle中富有魅力的作品很多，因而于2017年休刊非常遺憾。這其中，是出于為kiraraきらら取回多樣性這一職責(zé)已經(jīng)完成了這樣的判斷嗎。

譯注：高情商

先ほど「雑誌は公器である」と言ったように、読者に求められる限り雑誌は出し続けなければならないと考えています。なので、休刊したのは売上が厳しかったからということになるのですが……個(gè)人的によかったと思っているのは、ミラク出身の作家さんが今も第一線で活躍されていることです。あfろ先生は「COMIC FUZ」で描かれていますし、柊 ゆたか先生、はりかも先生、タチ先生……春日 歩先生に川井マコト先生もですね。そういった、今までにないタイプの作家さんを輩出できた點(diǎn)で、ミラクはきららの中でも重要な立ち位置の雑誌でした。

正如方才提到的“雜志乃公器”，只要還在受讀者的追求雜志就不可以不持續(xù)推出我是這樣認(rèn)為的。由此，休刊就必然是出于銷售額的嚴(yán)峻……個(gè)人來說感到所幸的是，Miracle出身的作家現(xiàn)在也還在第一線活躍著這件事。Afro老師在“COMIC FUZ”畫著、柊Yutaka老師、Harikamo老師、Tachi老師……春日步老師以及川井Makoto老師也同樣呢。像這樣，基于能夠做到至今未曾有過的類型的作家輩出這一點(diǎn)，Miracle在kiraraきらら之中也是有著重要地位的雜志。

“Manga Time Kiraraまんがタイムきらら展”，于其中得到的啟示／「まんがタイムきらら展」、そこから得た気づき

—— 2018年からは「まんがタイムきらら展」が開催されています。こちらの開催経緯についてもお聞かせください。

—— 2018年開始舉辦的“Manga Time Kiraraまんがタイムきらら展”。關(guān)于這邊的舉辦原委也望請教。

2015年に産経新聞社さんが「蒼樹うめ展」を開催された縁で、うちと産経さんにつながりが生まれました?！干n樹うめ展」が終わったあと、別の作家さんの個(gè)展についても検討したのですが、もうすぐきららが獨(dú)立創(chuàng)刊15周年を迎えるというのが私の頭の中にあって。ちょうどスマートフォンゲーム「きららファンタジア」の企畫も動(dòng)き始めていましたし、アニメやゲームを飛び越えて、現(xiàn)実の世界できらら全體の展覧會(huì)をやったら面白いんじゃないかと思ったのがきっかけです。

在2015年時(shí)產(chǎn)經(jīng)新聞社舉辦“蒼樹梅展”的因緣下，自家與產(chǎn)經(jīng)搭上了聯(lián)系?！吧n樹梅展”結(jié)束了之后，也對其他作家的個(gè)展進(jìn)行了商討，而馬上就要迎來kiraraきらら獨(dú)立創(chuàng)刊15周年這一點(diǎn)也一直在我的腦海中。正好智能手機(jī)游戲《KIRARA FANTASIA》的企劃也開始推動(dòng)了，如果可以越過動(dòng)畫或是游戲，在現(xiàn)實(shí)的世界中搞kiraraきらら全體的展覽會(huì)的話很有趣不是嗎這樣的想法成為了契機(jī)。

譯注：80→大阪場86→新潟場90部作品

—— 第1回の東京展は特に大盛況だったと思われます。その成功によって、翌年以降も開催される流れができたのでしょうか。

—— 第1次的東京展被認(rèn)為是特別浩大的盛況。是由于其成功，才造就了翌年之后也舉辦的趨勢嗎。

そうですね。いつでもどこでも楽しめるマンガやアニメと違い、展覧會(huì)は期間も場所も限られるじゃないですか。ありがたいことに全國にきららの読者さんはいるわけで、東京だけで終わらせたくないという気持ちは最初からありました。今こういう狀況なので先の話はなかなかできませんが、來年以降も可能な限り各地を回っていきたいと考えています。

這樣呢。與無論何時(shí)無論何地都能享受的漫畫及動(dòng)畫不同，展覽會(huì)在期間上在地點(diǎn)上都有所限定不是嗎。十分榮幸地在全國都有kiraraきらら的讀者，因此從最初就有著不想僅僅在上海東京就結(jié)束的心情。當(dāng)下是這樣的狀況因此將來的事也不好說，但現(xiàn)在設(shè)想的是來年以后也想要盡可能在各地巡回。

—— 東京、大阪ときて、今年の開催地が新潟だったのが少し意外でした。

—— 繼東京、大阪之后，今年的舉辦地是新潟這一點(diǎn)稍許有些意外。

新潟って、マンガ文化がすごく熱い土地なんですよ。有名な作家さんも多く輩出されていて、きらら展に參加されている方だと牛木義隆先生や袴田めら先生も新潟出身です。同人イベントの「ガタケット」も毎年開催されていますし、マンガ文化を広めたいという情熱を持った方がたくさんいて。今年のきらら展も、そういった方々とタッグを組んで運(yùn)営させてもらっています。

新潟可是，對于漫畫文化非常熱情的土地喲。也有許多有名的作家輩出，要說參加kiraraきらら展的作家的話牛木義隆老師以及袴田Mera老師也都是新潟出身。同人活動(dòng)“Gataket”也每年都舉辦，也有非常多擁有著想要推廣漫畫文化的熱情的人們。今年的kiraraきらら展，也是得以與這樣的人們搭檔進(jìn)行運(yùn)營的。

—— 今年特有の事情だと、新型コロナウイルス感染癥対策にもかなり注意されたのではないでしょうか。

—— 要說今年特有的事項(xiàng)，新型冠狀病毒傳染病的對策或許也相當(dāng)注意了吧。

オペレートは現(xiàn)地スタッフにお任せしている部分も多いですが、相當(dāng)気を使ってやっていただいていると思います。マスクの著用や消毒、検溫の呼びかけはもちろん、密にならないよう展示作品の間隔を広く取ったり、一度に會(huì)場に入る人數(shù)を調(diào)整したり……。スタッフだけでなく、來場者の方々のご協(xié)力もあって、前期の會(huì)期は大きな問題もなく終えることができました。

雖說運(yùn)行中直接任憑現(xiàn)場的工作人員處理的部分也很多，我覺得都相當(dāng)下功夫地做著?？谡值呐宕饕约跋?、體溫檢測的呼吁自不用說，像是為了不產(chǎn)生密集而將展示作品的間隔取得更大、又或者調(diào)整一次同時(shí)進(jìn)入會(huì)場的人數(shù)……不僅僅是工作人員，也有著來場者的大家的協(xié)助，前期的會(huì)期得以沒有大的問題結(jié)束了。

譯注：新潟場分為前期后期，本采訪的時(shí)間位于后期初期

—— 新潟の會(huì)場をご覧になって、小林さんはいかがでしたか？

—— 觀覽過新潟的會(huì)場，小林先生感覺如何？

東京で開催したときは、あまりに混雑しすぎて「何とかならないのか」とお叱りをいただいたこともありました。ただ、ソーシャルディスタンスが保たれた新潟の會(huì)場を見て回って……不謹(jǐn)慎かもしれませんが、東京展のあの雰囲気が少し懐かしくなったというか。大勢の人が集まって好きなものを一緒に眺めるのって、本當(dāng)はすごく難しいことだったんだなと感じましたね。そういう幸せって、ちょっとしたきっかけで簡単に壊れてしまうんだと。

在東京舉辦的時(shí)候，實(shí)在是太過擁擠雜亂了以至于收到過“沒辦法管一管嗎”這樣斥責(zé)。只是，巡視著保持社交距離的新潟的會(huì)場……雖然這樣說可能不太好，是說對于東京展的氛圍稍許有些懷念還是怎樣。眾多的人聚集一起瞻覽喜歡的事物，真的是非常困難的事情啊這樣感受到呢。這樣的幸福，只要有一點(diǎn)小小的因素就會(huì)簡單地破壞殆盡。

—— 「新しい生活様式」ということも盛んに言われ始め、今は友達(dá)や家族とも距離を取ることが求められるようになりました。女の子たちの密接な距離感を描いてきたきらら作品は、今後どのように変化していくと思いますか？

—— “新的生活模式”一詞也開始被大量提及，現(xiàn)在與朋友或是家人也要保持距離這一點(diǎn)也開始會(huì)被要求了。一直描繪著女孩子們的緊密的距離感的kiraraきらら作品，您認(rèn)為今后會(huì)如何變化下去呢？

このような狀況になったからといって、きららが描いてきた人と人の関係性が否定されたわけではないと思っています。むしろ、多くの人がその大切さを再認(rèn)識(shí)したのではないでしょうか。その上で、自分自身の幸せと相手の幸せ、社會(huì)全體の幸せをいかにして両立させていくかを一人ひとりが課題として持ち始めているのではないかと。

即使是變成了像這樣的狀況，kiraraきらら所一直描繪的人與人的關(guān)系性也并沒有被否定我是這樣認(rèn)為的。反而，許多人或許都對其重要性做了再認(rèn)識(shí)吧。在此之上，怎樣能夠使得自身的幸福與對方的幸福、社會(huì)的幸福兩立下去大概會(huì)漸漸開始被每個(gè)人作為課題帶在身邊吧。

我々もまだ答えは出せていませんが、願(yuàn)わくばきららの中から、これからの社會(huì)の在り方のモデルケースになる作品を生み出したい。それが70年間経った今も、當(dāng)社が事業(yè)を続けている意味につながると信じています。

我們也并非得出了答案，但希望能夠從kiraraきらら中，誕生出成為從此以后的社會(huì)的形態(tài)的范例的作品。這在經(jīng)過了70年光陰的現(xiàn)在，我相信也是與本社持續(xù)著事業(yè)的意義相通的。

時(shí)刻尋求著能夠?qū)ⅰ?span style="display: inline-block; text-align: center;">kiraraきらら”的概念破壞的作家／「きらら」の概念を壊してくれる作家を常に求めている

—— これからの時(shí)代に、きらら編集部が求める作家像を教えてください。

—— 請教一下從今往后的時(shí)代里，kiraraきらら編輯部所尋求的作家像。

きららの概念を壊してくれる方。これは今に限った話ではなく、きららを立ち上げたとき、ミラクを創(chuàng)刊したときから一貫していて。極端に言えば、既存のヒット作を否定するくらいの気概を持って、「きらら」というブランドを新しい価値観で上書きしてくれるような作家さんを常に求めています。

能夠?qū)ⅰ?span style="display: inline-block; text-align: center;">kiraraきらら”的概念破壞的人。這并不僅限于當(dāng)今，而是自創(chuàng)立kiraraきらら的時(shí)候、創(chuàng)刊Miracle的時(shí)候就一直以來所一貫的。極端地說，帶著足以否定既存的熱門作的氣概，用嶄新的價(jià)值觀覆寫“kiraraきらら”這一品牌像是這樣的作家我們時(shí)刻尋求著。

—— 人気作の模倣ではなく、「これをきららに載せていいのか」と思ってしまうような意外性のある作品ということですか？

—— 是指并非對人氣作的模仿，而是有著令人不禁思慮“這個(gè)登在kiraraきらら上真的好嗎”這樣的意外性的作品嗎？

そこが難しいところでもあって……。矛盾するかもしれませんが、「きららじゃないもの」を描いても、今のきららを否定したことにはならないんです。新しくもありつつ、「だけどこれってたしかにきららだよね」と思えるような作品が、きららを塗り替えてくれる才能だと考えています。

這里也確實(shí)是難點(diǎn)……雖然可能有所矛盾，但即使畫出“不kiraraきらら的作品”，也無法構(gòu)成對于現(xiàn)在的kiraraきらら的否定。在有所新的同時(shí)，“但是這個(gè)啊確實(shí)還是kiraraきらら呢”能夠讓人這樣想的作品，我覺得才是重新涂寫kiraraきらら的才能。

譯注：點(diǎn)名表揚(yáng)《露營》

—— 仰っていることは何となくわかるのですが、すごく難しいことのような気がします。

—— 您所陳述的內(nèi)容大體可以理解，但感覺似乎是非常困難的事情。

最近だと、『ゆるキャン△』がまさにそうでした。あの作品を読んで新しいなと感じたのは、キャラクターたちがそれぞれに自分だけの居場所を持っているところです。第1話でリンとなでしこが出會(huì)ってふたりでキャンプするわけですけど、第2話以降は何事もなかったかのようにリンはソロキャンパーに戻り、なでしこは野外活動(dòng)サークルに入部する。

最近的話，《輕松露營△》就正是如此。讀過那部作品“很新鮮呢”這樣感受到，是因?yàn)榻巧珎兏髯远加兄粚儆谧约旱臍w宿。第1話凜和撫子相遇而后兩人一起露營了，然而第2話以后就像什么都沒發(fā)生過一樣凜又回歸單人露營者狀態(tài)、撫子加入了野外活動(dòng)同好會(huì)。

譯注：真的就是表揚(yáng)《露營》啊

きららの作品というと、4?5人の女の子がぎゅっと集まっているビジュアルがまず思い浮かぶじゃないですか。それ自體は、人と人が交流する価値であったり素晴らしさを體現(xiàn)しているのですが、読者さんも作家さんも心のどこかで「でもそれだけじゃなくてもいいよね」と思っていたはずで。みんなが薄々と感じていたものの、うまく言葉にできなかった価値観を初めて形にしたのが『ゆるキャン△』だったんじゃないかと。

說到kiraraきらら作品，就會(huì)首先浮現(xiàn)出女孩子4?5人緊緊聚在一起的視覺不是嗎。這一點(diǎn)自身，確實(shí)是人與人的交流的價(jià)值也體現(xiàn)著其中的美好，但讀者也好作家也好應(yīng)該都在心中某處想著“但是不單單是這樣也可以吧”。第一次將大家隱隱約約感覺到、卻沒法好好用言語表達(dá)出來的價(jià)值觀實(shí)體化的就是《輕松露營△》不是嗎。

—— なるほど。

—— 原來如此。

一方で、『ゆるキャン△』はそれまでのきららをすべて否定したわけではありません。自分と相手のスペースを尊重しつつも、SNS上ではいつもつながっているし、會(huì)いたいと思ったらすぐに會(huì)いに行ってみんなでキャンプもする。そういったつかず離れずの距離感が、微妙な違いではあるものの明らかに新しいきららマンガだったと思っています。

另一方面，《輕松露營△》也并沒有將直至當(dāng)時(shí)的kiraraきらら悉數(shù)否定。在尊重自身與對方的空間的同時(shí)，在SNS上也一直聯(lián)系著，一感到想要見面也就馬上會(huì)去見面大家也會(huì)一起露營。像是這樣的若即若離的距離感，雖說是微妙的差異但也明顯是嶄新的kiraraきらら漫畫我是這樣認(rèn)為的。

—— 相手を大切に思うからこそ距離を保つという考え方は、ソーシャルディスタンスにも通じる気がします。まだ答えは出せていないと先ほど仰っていましたが、ある意味『ゆるキャン△』がこれからの時(shí)代のモデルケースになり得るのではないでしょうか。

—— 正是出于珍視對方的心意而去保持距離這一思維方式，感覺與社交距離也是相通的。雖然方才講到還未得出答案，但某種意義上《輕松露營△》或許已經(jīng)足夠成為從今往后的時(shí)代的范例了吧。

もちろん、『ゆるキャン△』の価値観が唯一のものではないし、色々な考えがあっていいと思っています。それは作家さんが普段、世の中をどのように見ているかという意識(shí)の表れでもあって。時(shí)代の半歩先を読んで社會(huì)に提示してくれる作家さんが、またきららから出てきてくれると嬉しいですね。

當(dāng)然，《輕松露營△》的價(jià)值觀并不是唯一解，我認(rèn)為有各種各樣的思考就很好。那些也同時(shí)是作家平時(shí)，是如何審視世間的這樣的意識(shí)的表現(xiàn)。能夠預(yù)讀到時(shí)代的半步之前并將其揭示于社會(huì)的作家，如果還得以從kiraraきらら中走出的話會(huì)很高興呢。

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