出會(huì)いの思い出が春を彩ってくれる

桑原由気

「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲(yún)のたなびきたる?！?/p>

有名な枕草子では「春は明け方がいい」と綴られているが、私の好きな春は、優(yōu)しい光差し込む午後。鳥の聲を聞きながら空を眺めていると、春風(fēng)とともにカラダもふわりと飛んでいきそうな、そんな自由な気持ちになれる。それぞれの好きな春のカタチがあって、今年もまた、季節(jié)が始まる。あなたの好きな春はどんな姿をしているのだろう！

「春は出會(huì)いと別れの季節(jié)」という言葉はよく聞くが、私の場合はいつも別れの寂しさよりも、出會(huì)いの喜びのほうが勝る。

初めての大きなサヨナラは、小學(xué)生の頃。

クラス全員がほぼ同じ中學(xué)校に進(jìn)學(xué)する中、私は違う學(xué)校を選んだ。そこは母が通っていた女子校で、私はいつも母の昔話を聞きながら、ずっと自分もその學(xué)校に通ってみたいと思っていた。仲の良かったの友達(dá)と離れてしまうのはとっても寂しかった。學(xué)校が離れたあとも遊んだり、手紙を交換したりして、お互いの學(xué)校の話をしたりしていた。しかし、桜が満開になり、徐々に新しい學(xué)校に馴染んでくる頃は自然と新しい友達(dá)ができた。寂しかったの気持ちは桜のはなびらとともに、少しずつ、ゆっくりと散っていった。

次のサヨナラは、高校生。

皆それぞれ大學(xué)に進(jìn)學(xué)し、私は東京の専門學(xué)校に通うことになった。通う學(xué)校のパンフレットを機(jī)の上に飾り、ようやく聲優(yōu)になるための勉強(qiáng)ができると、毎日わくわくしながらそれを眺めてすごした。新生活は、６年間のクラス、同じ部活で仲良しだった女の子と部屋を借りて一緒に住むことになっていて、そのおかげで寂しい気持ちはなかった。今回は、その女の子との出會(huì)いを綴ろうと思う。

彼女は恥ずかしがり屋な雰囲気を纏っており、私も人見知りだったので、話すときは少し緊張していた。そんな中、放課後に帰りのスクールバスを待つ間、一緒に図書館で勉強(qiáng)したり、話したりするのが習(xí)慣になっていた。穏やかで、優(yōu)しい時(shí)間。私は彼女とすごすそんな放課後が大好きだった。

「由気ちゃん、お誕生日おめでとう！」彼女からの初めてのプレゼント。クラスのみんなからのメッセージを集めてくれた寄せ書き。優(yōu)しい人柄を表した文字と、かわいらしいイラストが添えられていた。

クリスマスが大好きな彼女は、毎年１２月２５日にも必ずプレゼントを用意してくれた。朝、學(xué)校に來るとクラス全員の機(jī)の上にお菓子がのっていて、彼女は「みんあのサンタさんになりたい！」と笑っていた。

高校３年生の誕生日には、彼女を含めた仲良しの友達(dá)が歌を作ってそれを歌って踴りながらお祝いしてくれた。息が切れていて、何を言っているのがわからなかったけれど、そのあとくれた歌詞カードは「來年は東京だ！みんなで頑張ろう！」と書かれていて、とても嬉しいはずなのに不思議となみだが溢れた。

そんな「出會(huì)い」の思い出が、サヨナラの寂しさを溶かし、いつも私の春を暖かい色で彩ってくれた。

「いつかきっとまた會(huì)おうね！」

ひとつひとつの繋がりは、今でもしっかりと私の物語のなかに生きている。そろそろ出発の時(shí)間。そっとページをめくれば、次の章には、また新しい出會(huì)いが待っている。

邂逅的回憶點(diǎn)綴我的春天

桑原由氣

“春，曙為最。逐漸轉(zhuǎn)白的山頂，開始稍露光明，泛紫的細(xì)云輕飄其上?！?/p>

這是有名的《枕草子》里說“春天黎明很棒”的一句話。我喜歡的春天是，有溫和的陽光照進(jìn)房間的午后，聽著鳥兒的鳴叫聲眺望天空，我身心輕飄飄的好像要隨著春風(fēng)一同起飛一樣，我能有那般自由的心情。每個(gè)人都有自己喜歡的春天的樣子，今年依舊，新一輪的四季開始了。你們喜歡怎樣的春天呢？

我常聽人說：“春天是相遇和離別的季節(jié)?！蔽业脑捒偸窍嘤龅南矏倓龠^離別的寂寞。

最初的離別是在小學(xué)時(shí)。

在我們班上幾乎所有的同學(xué)都要升入同一家初中的時(shí)候，我選擇了別的學(xué)校。我選的學(xué)校是當(dāng)時(shí)我母親就讀過的女校，我一直聽著母親講述自己的往事，自己就想著要去那間學(xué)校了。和非常要好的朋友們分開是非常寂寞的。之后雖然沒在一間學(xué)校但也有在一起玩，有互相寫信，互相說自己學(xué)校的情況。但是，隨著櫻花盛開，我對(duì)新學(xué)校逐漸的熟悉的時(shí)候，很自然地交到了新朋友，我寂寞的心情就如飄落的櫻花花瓣那樣，慢慢地散去。

第二次離別是，高中時(shí)。

大家都在為上大學(xué)而奮斗，我卻上了東京的專科學(xué)校。桌上放著要去的學(xué)校的宣傳冊(cè)，一想到終于能為成為聲優(yōu)而學(xué)習(xí)，就止不住興奮充滿期待地過著每一天。我的中學(xué)是和一個(gè)6年同班、在同一個(gè)社團(tuán)里處的很好的女孩子一起住的。托她的福我不會(huì)再感到寂寞了。下面，我要和各位講講那個(gè)女孩的故事。

她身邊總是圍繞著一股很容易害羞的氣息，我也是一個(gè)很怕生的人，所以每次和她說話都會(huì)有一絲緊張。在這之中，在放學(xué)等校車的時(shí)候，我們一起去圖書館學(xué)習(xí)、一起聊天成了一種習(xí)慣。這是一段安逸的時(shí)光。我最喜歡和她在一起的放學(xué)后的那段時(shí)間了。

“由氣醬，祝你生日快樂！”

我收到了來自她的第一份生日禮物。那是集中了全班同學(xué)留言的紙，上面有一些展現(xiàn)人的美好品質(zhì)的話還付了可愛的插圖。。

最喜歡圣誕節(jié)的她，在每年的12月25日一定會(huì)為我準(zhǔn)備禮物。早上，一來到學(xué)校她就會(huì)在大家的桌面上擺上小零食，她笑著說：“我想成為大家的圣誕老人！”

在我高三的生日，包括她在內(nèi)的幾位要好的朋友為我寫了歌并且邊唱邊跳為我慶祝生日。雖然我好像當(dāng)時(shí)沒了呼吸似的，忘了她們說了什么，但是在后來她們給我的歌詞卡中寫道：“明年春天大家就要上東京啦，大家一起加油吧！”本該令我非常開心的話語，我卻不可思議地流下了淚水。

這樣的“邂逅”的回憶溶解了離別的寂寞，無論何時(shí)都能為我的春天點(diǎn)綴上溫暖的色彩。

“終有一日，我們會(huì)再次相見！”

這些一點(diǎn)一滴的回憶，即使到現(xiàn)在它們?cè)谖业墓适吕镆琅f沒有褪色。差不多是時(shí)候出發(fā)了。輕輕地翻開書頁，在下一個(gè)章節(jié)，又會(huì)有新的邂逅在等著我。

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