攝影 河本悠貴
文 樋口靖幸

——ようやくアルバムが完成……と言っていいんですかね？（笑）。

「完成です（笑）」

——終于將專輯制作完成了……可以這樣說對(duì)嗎？（笑）

「是的，完成了（笑）。」

——どうでしょう？　アルバムを作り終えた感覚はいつもと同じですか。

「感覚はいつもと変わらないですね。しかも今はモードをツアーに切り替えないといけない感じですね」

——感覺怎么樣？　這種將專輯做完的感覺和以前也是一樣的嗎？

「感覺是一直沒有改變的。而且現(xiàn)在是要趕緊將狀態(tài)切換到巡演的模式上了?！?/p>

——いつも以上にライヴが大変そうなアルバムですか。

「それは……どうなんですかね（笑）」

——和以前相比在演出上是更難的一張專輯嗎？

「這么說的話……到底是不是呢（笑）?！?/p>

——はははは。今回のアルバムはコロナでツアーができない期間の中で制作でもあり、いつもと勝手が違うところもあったんじゃないでしょうか。

「そんなに違うと感じることはなかったかな?！?span id="s0sssss00s" class="s1 font-size-12">The Insulated World』を出したあとすぐ曲創(chuàng)りに入って、まずは＜The World of Mercy＞の制作に入ったんてすはど、ツアーもやりながらだったんで新しいアルバムのモードじゃなくて。ただ、前作を出した直後に『次はもっと濃いものにしたい』っていうのはメンバーに言ってました」

——哈哈哈哈。這一次的專輯有部分是在因疫情而無法進(jìn)行巡演的時(shí)期之中制作的，有沒有出現(xiàn)過什么和預(yù)想中有所不同的情況呢？

「那應(yīng)該是沒有吧。在『The Insulated World』發(fā)行之后馬上又開始了作曲，先是進(jìn)入＜The World of Mercy＞的創(chuàng)作階段，但同時(shí)因?yàn)橐惨恢痹谘惭菟圆⒉皇悄欠N去制作新專輯的狀態(tài)。不過，『下一次想做的是更厚重的東西』的事情是在上一張專輯發(fā)行之后就有對(duì)成員們說過的。」

——薫くんが言う＜濃いもの＞って、具體的に言うとどういうものなんですか？　そもそもDIR EN GREYって濃いか薄いかで言うと、ずっと濃い音楽なので（笑）。

「サビに入るまで印象がボヤけてるようなものじゃなくて、イントロ聴いた瞬間＜あ、こういう曲だ！＞って明確になるような曲というか。キャラがハッキリしてて濃いもの、ですね」

——薰所說的＜厚重的東西＞，具體來說是什么樣的呢？　本來要以厚度來評(píng)價(jià)DIR EN GREY的話，可以說一直都是給人厚重感覺的音樂呢。

「不能是直到進(jìn)入副歌之后才有溫吞地勾勒出印象的，而是要讓人在聽到前奏的瞬間就能明白＜啊，是這樣的曲子！＞的那種更鮮明的曲子。也就是有著突出個(gè)性的厚重的東西吧?！?/p>

——キャラ立ちした曲ってことですか？

「そうですね。そういうものが詰まってるイメージ」

——是指能夠確立個(gè)性的曲子嗎？

「是的。想要展現(xiàn)的基本是這種曲子。」

——「The World of Mercy」も10分を超える內(nèi)容の濃いシングルだったけど。

「＜The World of Mercy＞は『The Insulated World』を完結(jié)させる最終的なものっていう位置づけなんですよ。だから次に向かう曲というよりも、前作の最後のパーツを埋めたイメージで」

——盡管「The World of Mercy」也是一首超過十分鐘的內(nèi)容相當(dāng)豐富厚重的單曲？

「＜The World of Mercy＞的定位是將『The Insulated World』完成的最后一首歌。所以與其說是邁往下一個(gè)方向的那首，其實(shí)是將之前的專輯最后的一部分補(bǔ)完了。」

——その話、初めて聞いたんですけど（笑）。
「そうですか？　あの頃は次のアルバムの指針になるものを創(chuàng)るよりも、そういうものを創(chuàng)るほうが簡(jiǎn)単だったと思ったんじゃないですかね。もちろん気持ちは次に向かおうとしてましたけど」

——這樣的事情，倒是第一次聽說?。ㄐΓ?。

「是嗎？　在那個(gè)時(shí)候，只是感覺比起立刻就用新曲確立下一張專輯的方向，還是寫這樣的曲子更簡(jiǎn)單吧。當(dāng)然心態(tài)上是已經(jīng)有轉(zhuǎn)到下一個(gè)方向了?！?/p>

——でも曲を作るモードとしてはそうではなかったと。
「今もすでに気持ちは次に行ってますからね。自分の中だけですけど＜次はこういうものにしたい＞っていうのがあるんで」

——也就是說和當(dāng)時(shí)作曲的模式其實(shí)是不一樣的。

「現(xiàn)在我也已經(jīng)處于在往下一個(gè)方向前進(jìn)的心態(tài)了。雖然只是先在腦海中有了一種＜下次想要寫那樣的曲子＞的想法?！?/p>

——アルバムを作り終えた直後なのに＜次はこうしたい＞って思えるのはいいことですね。人によっては雑巾カラカラ狀態(tài)で一滴も出ないだろうし。
「実際はカラカラなんですけど（笑）、それでもイメージだけはあるっていう狀態(tài)ですね」

——能在專輯完成制作之后立刻就有＜下次要做這樣的＞想法真的很好啊。明明對(duì)一些人來說那時(shí)應(yīng)該是累得被榨干了一滴都擠不出來了的狀態(tài)。

「實(shí)際上確實(shí)是一滴也沒有了（笑），不過大致的印象是存在的。」

——話を戻します。濃くて曲のキャラが立ってるアルバムにしたいということですが、制作の過程でその方向性を?qū)Гい皮欷毪瑜Δ是悉ⅳ辘蓼筏郡?/p>

「ありましたけど……今ここでは言えないですね（笑）」

——話說回來，雖然說是要?jiǎng)?chuàng)作這樣有厚重感，曲子也能確立鮮明個(gè)性的專輯，不過在制作過程中有沒有哪一首是有起著引導(dǎo)方向作用的呢？

「是有的……不過現(xiàn)在在這邊不能說（笑）。」

——詳しくは増刊「PHY」でお願(yuàn)いします（笑）。

「その曲ができてから急展開っていう感じでしたけど、それまでの全體像はわりとポヤっとしたままで。曲は2019年に創(chuàng)ってたものが一番古くて、それなりに數(shù)はあったんだけど、どれも途中段階のままっていうか。他の人からしたら＜それって完成してるんじゃないの？＞ぐらいな曲でも、自分的には＜まだわかんねぇな＞みたいな」

——剩下的部分詳情請(qǐng)購買我們的增刊「PHY」（笑）。

「雖然在那首曲子完成后有種一下子畫面就能展開了的感覺，不過其實(shí)在之前整體形象還都無法確定。那是自己在2019年寫的幾首曲子中最早的一首，那樣寫到一半之后就原樣擱置的半成品本來是還有好幾首。對(duì)別人而言可能已經(jīng)是＜這樣就算大功告成了吧？＞的程度，但是對(duì)我來說那是＜需要再觀望一下＞的狀態(tài)?！?/p>

——で、そこからとある曲をきっかけに時(shí)計(jì)の針が動(dòng)き出したと？

「そうですね?！氦袱悚㈠hり始めようか』みたいになり、ドドドっとレコーディングに向かっていった感じで。それが今年入ってからですね」

——所以，就是以那首曲子為契機(jī)撥動(dòng)了運(yùn)轉(zhuǎn)的指針？

「是這樣的。大概從『那就開始錄制吧』這樣定下來，很快地組織好了錄音。就在今年年初的時(shí)候?！?/p>

——いつもと違って時(shí)間的な余裕はあったと思うんですよ。一昨年はコロナでツアーに出れなかったし、去年もツアーの本數(shù)は少ないわけで。そのぶん制作に時(shí)間的な余裕はあったと思うんですが。
「そうでもなかったですね。というのも、もともと予定では去年アルバムをリリースするつもりだったんですよ。それがコロナ前に立てたスケジュールだったんですけど、そのタイミングだとコロナの影響でツアーの予定も立てられないし、ツアーができないのにアルバム出しても……みたいな。そこで制作がボンヤリしたところはあります」

——和往常不一樣有種時(shí)間上很充裕的感覺啊。前年因?yàn)橐咔檠惭萃ツ暄惭莸拇螖?shù)也縮減了很多。所以我覺得你們應(yīng)該會(huì)有更多的時(shí)間用于專輯的制作吧。

「并非如此。要說的話按照原本預(yù)定的計(jì)劃是應(yīng)該在去年發(fā)行專輯的。在疫情之前日程就是定好的，只是之后受到疫情影響巡演的計(jì)劃被打亂了，而沒有巡演的話發(fā)行專輯就也……差不多是這樣。所以制作的時(shí)候多少也有一些不明確的地方?！?/p>

——なるほど。では根本的なことを聞きますが、どうして今回は濃いものにしたいと思ったんでしょうか。
「とりあえずできた曲は収録しよう、みたいな雰囲気がこれまでバンドの中にあったんですよ。歌詩もできてるし曲もほぼ完成している。じゃあこれはもうアルバムに入れましょう、みたいな。でも自分的にはそういう理由でアルバムの収録曲を決めてしまうのはよくないと思ったんです」

——原來如此。那么我想問的是，這一次想要去做厚重的東西的這種想法會(huì)產(chǎn)生的本質(zhì)原因是什么？

「其實(shí)就算是現(xiàn)在我們成員之間也一直會(huì)有這種總之先去把已經(jīng)做好的曲子錄了吧的氛圍。當(dāng)歌詞寫好的時(shí)候基本就意味著這首歌完成了，之后自然會(huì)有的想法就是那把這首歌也放進(jìn)專輯吧。但是從我個(gè)人的角度來說，用這種方式?jīng)Q定一張專輯的內(nèi)容是不夠合適的?！?/p>

——どうしてですか？
「アルバムの輪郭がボヤけるじゃないですか。曲數(shù)だけ増えていくし、全體像が摑みにくいものになる。だったらいろんな曲の中から選りすぐりのものだけが入ってるアルバムのほうがわかりやすいし、濃いものになる。今までのアルバムがボヤっとしてるって言いたいわけじゃないけど、今回はそういう創(chuàng)り方をしたいと思って」

——那是為什么呢？

「那樣的話專輯的輪廓不就很模糊了嗎。就算湊出了更多的曲子，但是要把握整體的面貌卻變得非常困難了。所以從一定量的曲子之中經(jīng)過篩選再放進(jìn)專輯的話才是更容易讓人理解的方式，也能形成厚重感。雖然并不是想說我們之前的專輯就是輪廓不明確的，只是這一次我想采用這種方式來創(chuàng)作。」

——説得力のある理由ですね。
「あとは先のことを考えるようになったのも大きいのかな。いつまで自分たちが全力でモノを創(chuàng)れるのか？っていうのもあります。いつかは途切れる時(shí)が來るかもっていうことを想定するようになったというか。だから全力で創(chuàng)れるうちは全力でやりたいし、そう思うなら完成した曲をただ入れたものじゃなくて、ちゃんとヴィジョンがあるものを創(chuàng)ろうと思ったんじゃないですかね」

——這是個(gè)很有說服力的理由。

「以及對(duì)未來的考量也占據(jù)了很大一部分吧。因?yàn)橐灿兄覀冞@樣子能夠完全投入的創(chuàng)作狀態(tài)到底能夠維持到什么時(shí)候的疑問。或者說有想過大概某一天我們就不得不停下來了。所以在還能夠做到的時(shí)候就要去做到最好，這樣想的話，那一張只是收入了剛好完成的曲目的專輯也是不行的，得是擁有著更清晰的視野的創(chuàng)作才可以?！?/p>

——そういうことを考える年齢ではありますよね、さすがに25年もやってると。
「そうですね。だから先のことを見據(jù)えつつ、今の自分たちはどういうモノをどこまで創(chuàng)れるのか？っていうのはちゃんと考えながらやるべきで。そこでなんとなくできたモノをその都度その都度出していく、みたいなことにはしたくなかった」

——在已經(jīng)有了25年經(jīng)歷之后，也到了需要考慮這些的年紀(jì)呢。

「是啊。所以在著眼未來的同時(shí)，現(xiàn)在的我們到底能創(chuàng)作出什么程度的作品也是需要好好考慮一下的。因而這次不想再去用那種只是拿出一些我們?cè)谀扯螘r(shí)間內(nèi)碰巧有做好的作品的做法?！?/p>

——その考えはバンドとしての総意なんでしょうか。

「や、メンバーによって違いますね?！喝Δ訾护胜胜盲郡椤ⅳ饯欷悉饯欷扦いい螭袱悚胜?？』って言うメンバーもいるし、俺が曲創(chuàng)りに悩んでる時(shí)も『そんなの気にしないで軽く作ったらいいんじゃない？』って言ってくる――たぶんそれは俺に気を遣って言ってくれてるのかもしれないけど。でも自分の場(chǎng)合はグッと曲の世界に入り込まないといいモノができないと思ってるんで」

——這也是所有成員的共同想法嗎？

「不，對(duì)大家來說各自是不一樣的。也有人是說『就算不能夠全力以赴那也沒關(guān)系吧？』的，還有在我為了作曲頭疼的時(shí)候會(huì)告訴我『那就不要太較真了不如用更輕松的心情去試試吧』——雖然應(yīng)該也是出于關(guān)心說的。但是對(duì)我自己而言如果不能夠完全沉浸在曲子的世界中創(chuàng)作出的東西就無法達(dá)到好的標(biāo)準(zhǔn)?！?/p>

——話がちょっと飛びますが、ついにDIR EN GREYも過去の作品がサブスクで解放されることになりました。それについてはどう思ってますか？
「遅かれ早かれっていうか、もっと早くやっていてもいいぐらいの感じですね。ただ、このタイミングまで引っ張っちゃったんで、今回のアルバムのプロモーションも兼ねたタイミングでいいんじゃないかと」

——這個(gè)話題可能有點(diǎn)跳躍了，DIR EN GREY終于要把以前的作品都上線流媒體訂閱平臺(tái)了。關(guān)于這件事有什么想法嗎？

「該說是遲早的事吧，其實(shí)之前就這樣做會(huì)更好一些。不過既然也已經(jīng)拖到了這個(gè)時(shí)間點(diǎn)，那或許趕上了這次專輯的宣傳也不錯(cuò)?！?/p>

——なるほど。愚問と知りつつわざと聞きますが、アルバムを作る上で楽曲がサブスクで聴かれることを意識(shí)して作ったところは……。

「ありますよ」

——原來如此。還有個(gè)可能是明知故問的問題，在這次專輯的作曲過程中是不是也有想到過這些曲子也都會(huì)被放到線上平臺(tái)播放呢……

「有的?！?/p>

——まさか（笑）。だってサブスクってイントロが長(zhǎng)いとダメとかギターソロがどうとか、いろいろセオリーがあるじゃないですか。それとはかけ離れたアルバムで。

「さっきも言いましたけど、イントロを聴いた瞬間＜こうだ?。兢盲皮铯毪瑜Δ是摔筏郡盲郡螭?。それはサブスクを意識(shí)したわけじゃないけど、聴いてすぐ曲の表情がすぐにわかるものにはなってるはずで」

——不會(huì)吧（笑）。要在線上平臺(tái)播放的作品不是有那種，前奏不能太長(zhǎng)，吉他Solo該編排成什么樣之類的各種講究嗎，但是這張專輯和那些可以說是毫不相干吧。

「所以剛才說過了，我想寫的是一聽到前奏就有足夠的辨識(shí)度的曲子。那也并不是因?yàn)橐诰€上平臺(tái)推出這件事所以有的意識(shí)，只是希望曲子的表達(dá)方式是能讓人在短時(shí)間內(nèi)就馬上理解的?！?/p>

——確かにそうかも。

「どの曲がどうなってるのか、そこは現(xiàn)時(shí)點(diǎn)ではまだ書いてほしくないんで詳しく言わないですけど」

——那或許確實(shí)是這樣的。

「每首曲子的情況，現(xiàn)在也還不想說所以不能把細(xì)節(jié)講出來?！?/p>

——でも、今その話を聞いて思ったけど、確かにこのアルバムってサブスクから入っても何の違和感もない作品だと思います。

「そうですかね。でもサブスク解放は過去曲だけで、このアルバムは今のところ予定にないですよ？」

——但是既然現(xiàn)在已經(jīng)提到了這個(gè)話題，我想這張專輯的確是在線上平臺(tái)收聽?wèi)?yīng)該也不會(huì)感到有哪里不合適的作品。

「是吧。但是要在線上平臺(tái)推出的也只是以前的歌，這張專輯現(xiàn)在好像還沒有計(jì)劃？」

——バンドの新境地を開拓した実験的な作品でもないし、原點(diǎn)回帰でもない。もちろん前作とは明らかに違うアルバムだし。で、結(jié)局のところ25年やってきたDIR EN GREYのすべてを詰め込んだ感じというか。

「まぁ……そうでしょうね。詳しくは言えないけど」

——這樣既不是為了開辟樂隊(duì)一個(gè)全新領(lǐng)域的實(shí)驗(yàn)性作品，也并非有著回歸原點(diǎn)的意義，當(dāng)然也和前一作有著明顯不同的專輯，最后好像就是成為了將DIR EN GREY這25年以來的所有一并囊括進(jìn)去的作品啊。

「啊……是這樣吧。雖然不能說得很具體?！?/p>

——これまでのアルバムのストロングポイントだけを抽出して、1曲1曲に集約させた一枚だと思います。

「そうですね。今までの自分らを凝縮させつつ今の自分たちを反映させたもの、みたいな感じだと思います」

——像是從過去的專輯中提取了強(qiáng)項(xiàng)的部分，然后在每首曲子中逐一匯集起來的一張專輯。

「是的。既是之前的我們的縮影，也是反映了當(dāng)下的我們的作品，這樣?！?/p>

——しかもそれは結(jié)果的にそういうアルバムになっただけで、最初からそこを目指してたわけではなく？

「そういうアルバムになりそうだなって思ったのは、最後のほうではあります。ただ、最初に＜濃いものが創(chuàng)りたい＞と思ったモノからは1ミリもブレてないアルバムになってると思いますよ」

——雖然就結(jié)果而言是這樣，不過這一點(diǎn)并不是你們一開始就意有所指的目標(biāo)是嗎？

「這么說的話確實(shí)是在最后才有想到。但是，它也是與我最開始＜想要?jiǎng)?chuàng)作厚重的東西＞的意愿沒有分毫偏差的作品?！?/p>

——漠然としていた作りたいモノが、ブレることなく具現(xiàn)化される。しかも3年以上の時(shí)を経てっていう。

「だから最初に＜こうしたい＞と思ったモノがちゃんと創(chuàng)れたっていう実感はありますね。今回は特に最初から最後までそこをブラさず創(chuàng)れたことが一番大きいというか。結(jié)果的にさっきのサブスクの話とか、樋口さんがアルバムを聴いた感想とか、そういうところに繋がってる気がするんですよ。これがもし途中でブレちゃって違うモードに入っちゃったり、周りから『こういう感じはどう？』って言われてそっちに行ってたら、たぶんこういうアルバムになってない」

——從一個(gè)可以稱之為籠統(tǒng)的想法開始，到最后分毫不差地將其具現(xiàn)化的成品，這中間花費(fèi)了三年以上的時(shí)間。

「所以有種真的在把最開始的＜想這樣做＞的思路在創(chuàng)作的過程中秉持下去的切實(shí)體會(huì)。這一次最為看重的也是從頭到尾對(duì)自己創(chuàng)作出的東西的堅(jiān)持。盡管在完成之后也很在意之前提到的線上訂閱的事情，樋口先生在聽過之后的感想，還有其他各種各樣和結(jié)果相關(guān)的因素，但是如果是在中途就轉(zhuǎn)變了方向，被周圍的人『去做另外的那種嘗試怎么樣？』的提議所影響，這張專輯也就做不成了?！?/p>

——そう考えると……アルバム作るのって大変ですね（笑）。

「大変ですよ（笑）」

——如此考慮的話……做一張專輯真的很難呢（笑）。

「是很難的?。ㄐΓ??！?/p>

——それでもこのアルバムは、作った人の苦労とかしんどさみたいな押しつけがましいところがどこにもなくて。無理して作ってる感じもしないし、俺が俺が！って主張もない。むしろすごく自然體というか。

「まぁ、なんとなく言ってることはわかります」

——不過從這張專輯中其實(shí)感受不到創(chuàng)作者的艱辛、中間經(jīng)歷的磨難一類的東西，并不會(huì)留下是勉強(qiáng)創(chuàng)作出的印象，也沒有格外彰顯自己的存在感。反而給人一種相當(dāng)自然的感覺啊。

「嗯，這個(gè)我倒是也能明白?！?/p>

——資料にも「暗くて重い」って書いてあって、確かにそういう言い方が間違ってないアルバムなんだけど、自分の中ではちょっと違うんですよ。

「無理して創(chuàng)ってはいるんですけど、昔みたいにガムシャラな部分っていうのはやっぱり年齢とともに薄れていくものじゃないですか。そのぶんこれまでの経験とかノウハウが活かされたものにしたいっていう気持ちはあります。とはいえガムシャラな部分は今でも失くしたくないし、かと言ってそっちに無理やり自分らを向けようとすると、それはそれで今の自分たちとは違うものになってしまうんで」

——雖然在資料中寫著「陰暗而沉重」，從某方面來說這種形容也完全沒有問題，但給我的感受卻是有些許不同的。

「其實(shí)強(qiáng)迫自己去創(chuàng)作的情況是經(jīng)常會(huì)有的，但是年輕時(shí)那種可以不管不顧的氣勢(shì)果然還是會(huì)隨著年齡的增加漸漸地褪去吧。所以就產(chǎn)生了想要利用至今的經(jīng)驗(yàn)和技術(shù)把那一部分填上的心態(tài)。雖然到現(xiàn)在也會(huì)說不想失去那種銳氣，不過如果真的像那樣一直要在強(qiáng)行的氛圍中繼續(xù)，那得到的結(jié)果也會(huì)和現(xiàn)在的我們大相徑庭吧?！?/p>

——そこはリアリティに関わる問題ですね。

「そう。だから今の自分たちが創(chuàng)る音であり表現(xiàn)であることは絶対だし。あとは貫祿っていう言葉を自分で使うのは恥ずかしいですけど、25年もやってきたバンドならではのモノというか、そう簡(jiǎn)単には誰でも到達(dá)できないだろうっていうようなアルバムが創(chuàng)れたらいいなっていうのはありますね」

——這還真是個(gè)很現(xiàn)實(shí)的問題呢。

「對(duì)。所以現(xiàn)在的我們所創(chuàng)作的音樂和表現(xiàn)方式都是絕對(duì)的。以及尊嚴(yán)這種話從自己口中說出來多少有些大言不慚了，但我所希望的是我們有做出只有在一起25年的樂隊(duì)才能完成的作品，或者說那不會(huì)是其他什么人輕易就能做到的東西?！?/p>

——わかりました。これ以上突っ込んでもネタバレになるんでやめておきます（笑）。最後に、『PHALARIS』というタイトルについてはどう思ってますか。

「実は曲の歌詩をちゃんと見たのはここ最近のことなんで。だからこのタイトルがどういう感じで歌詩と繋がってるのかわかってないまま語感とか意味だけで＜いいんじゃない？＞って返したんですけど。京くんの中では曲と繋がってるから出てきた言葉だと思うんで、これでいいと思ってますよ」

——我明白了。再繼續(xù)問下去會(huì)涉及劇透所以我也就此打住吧（笑）。最后，關(guān)于『PHALARIS』這個(gè)題目有什么感想嗎？

「實(shí)際上我也是最近才有去仔細(xì)閱讀所有曲子的歌詞的。所以要說對(duì)這個(gè)標(biāo)題的想法的話，之前在還不知道它和歌詞到底有什么聯(lián)系的時(shí)候我就只是單純從語感的方面回復(fù)了＜感覺挺好＞。我知道這是京提出的在他的心里和樂曲有所聯(lián)系的標(biāo)題，所以這樣就很好了?！?/p>

——そこはもう長(zhǎng)年の信頼関係ですか。

「ていうか、そもそも歌詩に口なんて挾めないですよ。こっちから『こういう歌詩を書いてくれ』なんて言われても困るだけだろうし。そこはもちろん信頼があるし、今までも＜この曲にはそんな歌詩じゃない＞とか思ったこともないし」

——也就是說建立在長(zhǎng)期相互信任的基礎(chǔ)上對(duì)嗎。

「應(yīng)該說我本來也不會(huì)干涉任何歌詞的事情。如果是我要求他『去寫這樣的歌詞』不是也只會(huì)造成困擾嗎。雖然也有彼此信任的原因，但是迄今為止我從來沒有過＜這首曲子的歌詞不應(yīng)該是這樣的＞那種想法。」

——そこがすごいなって思います。會(huì)話が多くていろんなことを共有してるバンドならわかるけど、そうじゃないし。あと、歌詩に限らず＜自分が思ってたのと違う＞みたいなことって制作の過程でいくつもあってもおかしくないはずで。

「そうですか？　ここまで長(zhǎng)くやってれば、そういうことはないと思いますけど……他のバンドは違うんですかね？」

——我認(rèn)為這一點(diǎn)真的很了不起啊。如果是那種會(huì)頻繁交談，有分享更多事物習(xí)慣的樂隊(duì)的話有這種默契倒是不難理解，但你們不是這樣的。還有不僅是歌詞，其他方面明明在制作過程中也很可能會(huì)出現(xiàn)那種＜和我的想法根本不一致＞的情況。

「是嗎？　畢竟已經(jīng)相處了這么長(zhǎng)的時(shí)間，我想是沒有這種情況的……其他樂隊(duì)的話不是一樣的嗎？」

——例えば今回の「PHY」の撮影で思ったんだけど、5人とも衣裝の打ち合わせもなく、各々が著たいものを著てるわけじゃないですか。

「そうですね」

——比如說這次「PHY」的攝影，你們五個(gè)人也是沒有互相商量過要穿什么，只是各自都穿著自己想穿的服裝過來了對(duì)吧？

「是啊?！?/p>

——メイクもバラバラだし、當(dāng)日現(xiàn)場(chǎng)に集まらないとどういう感じなのかわからない。なのにカメラの前に5人が立つと、まるでそうすることを示し合わせたかのようにキマってて。それって今の歌詩の話と同じだと思わない？

「同じですね」

——化妝造型也都是分別去做，所以直到當(dāng)天在現(xiàn)場(chǎng)集合的時(shí)候才能明白其他人是什么樣子的。然而五個(gè)人全部站到鏡頭前時(shí)，卻又仿佛是經(jīng)過提前商議過一樣合拍不會(huì)有什么突兀感。你認(rèn)為這和剛才說的歌詞的事情也是一樣的嗎？

「是一樣的。」

——そこが奇跡的だなって思うんですよ、このバンドは。

「たぶんバラバラでいいと思いつつも、みんなどこかで意識(shí)してるんですよ、バンドのことを。なんでもいいから好きなものを著てるわけじゃなくて、どこかでいつもバンドのこととか他のメンバーのことを考えたり、意識(shí)してる。それは曲もそうだしライヴもそうで、そういう感覚が5人にあるからバラバラのように見えてもバシッとキマるんじゃないですかね」

——這么想的話還真是奇跡啊，這個(gè)樂隊(duì)。

「雖然會(huì)感覺這樣各自進(jìn)行就好，但同時(shí)心里也沒有忘記樂隊(duì)里其他人的存在呢。所以也并不是說真的完全隨便地選了自己喜歡穿的衣服，只是在用別的什么方式為其他的成員著想。這一點(diǎn)對(duì)于曲子還有Live來說也是一樣的，正因?yàn)槲覀兾鍌€(gè)人都有著這樣的共識(shí)，盡管看起來各不相同但又一直能完美地形成一個(gè)整體。」

——25年という積み重ねが成せるワザというか。

「それもあるでしょうね。たぶん各々はもっと違う格好がしたいだろうし、違う感じの曲もやりたいって思ってる。でも5人でやってるってことを、常にどこかで意識(shí)しながら自分のことを考えてる。そういう感じなんじゃないかと」

——感覺像是經(jīng)過25年逐漸修煉成的特技什么的。

「那大概也是有的吧。在分開的時(shí)候在穿著上會(huì)有差別更加明顯的偏好，會(huì)想要嘗試有著不同感覺的音樂。但是在考慮自身的同時(shí)經(jīng)常會(huì)意識(shí)到我們也是五個(gè)人的整體，就是這樣的感覺。」

——ちなみにこっちの寫真は「PHY」とは別人ですけど（笑）。

「自分の中では違うとは思ってないですけどね。メイクと衣裝が違うだけで、どっちも薫っていう同じ人間でしかない」

——順便這邊拍攝的照片和「PHY」相比判若兩人呢（笑）。

「在我心里并沒有什么不同。就算造型和著裝不一樣，但是無論哪一邊都是同一個(gè)叫做薰的人?！?/p>

——それはそうだけど。

「どちらにも共通してるのは、常にDIR EN GREYの自分というのを意識(shí)してるところで。それは取材とか撮影じゃなくても、DIR EN GREYの薫っていうのを普段から意識(shí)してるし、それで生きてる。だからどっちも自分の中では同じ」

——那也確實(shí)。

「兩邊的共同點(diǎn)就是，我一直認(rèn)為自己是DIR EN GREY的一員。就算不是在采訪或者攝影時(shí)，我也是這么想的，這就是我作為DIR EN GREY的薰而存在的生活方式。所以無論哪邊對(duì)我來說都一樣?！?/p>

——そこで大事なのは、どちらも自分らしくDIR EN GREYの薫でいられるかどうかだと。

「そういうことですね。だから別人じゃないです（笑）」

——重要的是，兩邊都有著作為DIR EN GREY的薰的自我意識(shí)。

「就是這樣的。所以說不可能是兩個(gè)人呢（笑）。」

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