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搬過(guò)來(lái)作為備份

『芙蓉友奈は勇者でない』『芙蓉友奈は語(yǔ)部となる』舞臺(tái)探訪レポート　第２回　龍王神社編

2023/02/16

約300年もの長(zhǎng)い歴史の中で、勇者に選ばれ人類を守るために戦う少女たちの物語(yǔ)を描いた『勇者である』シリーズ。その作品の１つ、イラストノベル『芙蓉友奈は勇者でない』のアフターストーリーにあたるビジュアルオーディオドラマ『芙蓉友奈は語(yǔ)部となる』がG'sチャンネルにて春ごろから連載予定です。その作中の舞臺(tái)のモデルになった地域を訪れる、舞臺(tái)探訪企畫の第２回目。今回は『芙蓉友奈は勇者でない』第１話に登場(chǎng)した、龍王神社をご紹介します！

第１話で芙蓉?リリエンソール?友奈(以下、リリ)に突然自分の居場(chǎng)所について謎かけを出された柚木友奈。その柚木が、謎を解くべく高屋神社へ登ったのち、再度リリを探しに來(lái)たのがこの場(chǎng)所です。龍王神社とは香川県三木町にある標(biāo)高204ｍの獄山(だけやま)、その山頂にある小さな神社のこと。第１回で紹介しました高屋神社と並び、もう１つの“天空の鳥居”がある場(chǎng)所とも呼ばれています。

さて、ここに向かうべく取材班は、高松市の瓦町駅から琴平電鉄長(zhǎng)尾線へと乗車。まずはその最寄りとなる學(xué)園通り駅を目指しました。通學(xué)の方々に囲まれながらゆっくりと単線を進(jìn)むこと35分弱。學(xué)園通り駅に到著！　

↑琴平電鉄は琴平線、長(zhǎng)尾線、志度線の３つの路線がありますが、龍王神社へ向かうには長(zhǎng)尾線で。乗り間違えのないよう、事前に路線図や時(shí)刻表をチェックしておきましょう。

↑東へと向かう路線のため、ちょうど車両が朝日に向かっていく形に。車窓から差し込む光がとてもかっこいい！

學(xué)園通り駅に降り立ったものの、さっそく路頭に迷った取材班。なぜなら、駅前から獄山の登山口までは南に約３kmもの道のり。徒歩での場(chǎng)合、約50分程度かかります。このあとを考えるとふにゃふにゃ足腰班には辛い……！　少し悩んだところで、駅近くのタクシー會(huì)社に連絡(luò)を取って直接アクセス。とても親切に対応していただき、目的地の獄山入り口まで乗せていただきました。

道中では、獄山の近くの住所のこと、ため池の歴史など、地元の方ならではのお話をうかがうことができました。タクシーで行かれる方は「獄山登山口までお願(yuàn)いします」というのがよいと思われます。あわせて、地図アプリなど目的地を示すものがあればなおよいですね。

そうして、ついに到著した獄山の麓。登山口入口を示すきれいな看板が出迎えてはくれていたものの、まわりに響くのは、時(shí)折通る車の排気音と鳥のさえずりだけ……あまりに靜かでほぼ人の気配がない！　作中と時(shí)間帯は違えど「マジか……」とぼやいた柚木の気持ちがちょっとわかりました。

↑看板がなければ、ここが入口とは一見思えないような場(chǎng)所。柚木が到著した夕暮れ時(shí)なら、暗がりが増してより怖そうです。なお、獄山は新さぬき百景に選ばれたそうで、登山道の鎖などはかなり新しめでした。

いよいよ神社參拝、という名の獄山登山、スタート！　車道を少し登ると登山道を示す看板とともに整備された階段があり、そこからは木々に囲まれた緩やかな山道が続いていきます。これくらいなら余裕余裕！　と希望を持っていたのですが、ある程度進(jìn)んだところで景色が一変。山林を抜けてまわりの木々が少なくなり、足元がごつごつとした巖場(chǎng)に突入。

その切り立った尾根伝いの道には、転落防止用の鎖が張られていて、この時(shí)、登山靴と手袋を裝備してきていたのですが、正解だったと思えたのがここから。素手のまま來(lái)ていた編集にもう１つ手袋を貸して、１歩１歩登っていきます。うっかり足を滑らせたり、大きくふらつけば滑落の危険もある場(chǎng)所。張られた鎖をつかんで頼りにしたり、時(shí)に両手を巖につけて四足の體勢(shì)になったり、時(shí)間をかけてゆっくり慎重に……。途中で地元のご高齢の方とお會(huì)いしましたが、苦戦する取材班を後目にスイスイと登られていき、サクサク下っていかれました?？证毪伽?、経験と慣れ！

↑登山道のスタートから約10分程度は、ゆるやかな普通の山道が続きます。このままこんな登りが続けばよかったんですけどね……。

↑突然現(xiàn)れる滑りやすい巖場(chǎng)。ここから山頂まではほぼ直登の行程となっており、斜度もおそろしくきつい！　大げさかもしれませんが、本當(dāng)に崖に見えます。

↑ここは木々が少ないため、視界は良好。それゆえに、後ろを振り返っての景色は素晴らしいのです！　ただ、その美しさに意識(shí)を奪われすぎないよう注意！

安全を最重視しながらたっぷり１時(shí)間以上かけてなんとか巖場(chǎng)を登りきると、第１話のカラーイラストにも使われていたもう１つの“天空の鳥居”がお目見え！　ここまでが厳しい道のりだったこともあり、ものすごい達(dá)成感です！　さらに、鳥居から後ろを振り返ると、平野を一望できる絶景が！　登る方が少ないため、靜かな中で望めるこの景色にしばらく時(shí)間を忘れて見入っていました。

山頂に建てられた鳥居と、尾根の先にある社のある光景もまた神秘的で、さながら異世界のようにも感じられました。ちなみにリリの謎かけ“我は壁と天を睨む水神として待つ者なり”。水神とはつまり、神社の名稱である龍王のことを指していたようです。その神社の社は鳥居の奧、さらに細(xì)い尾根を少し渡った先にあるのですが、切り立った場(chǎng)所を渡る怖さから斷念。遠(yuǎn)くからお參りさせていただきました。

↑自然の作り出した尾根の曲線と、そこに建立された天空の鳥居と小さな社とが見事に調(diào)和した光景が見られるのは、登頂した人だけの特権！

↑山から人々を見守るように建てられている小さな社。日を浴びたその姿が神々しく、近づきがたい厳かな空気がありました。

↑さえぎるもののない山頂からの景色。標(biāo)高は高屋神社本宮の半分ですが、それと変わらないほどの美しさ！　ため池の多い獨(dú)特な平野を遠(yuǎn)くまで見渡せます。

さて、當(dāng)たり前ですが、今いるのは獄山山頂。つまり、帰るためにはめちゃくちゃ急勾配の登山道を下らなければいけない、ということ……！　リリが降りられなくなった理由、帰ろうと決めてから下を見た瞬間に理解しました。これは高所恐怖癥の人には絶対辛い角度。まさに、行きはよいよい帰りは怖い。いや、行きもよくなかったですけど。下りは、巖と風(fēng)化した石や砂のせいで、滑りやすくとても危険。登り以上に神経を使います。

鎖に手をかけて自身の安全を確保しながら下っていきます。開けた展望を楽しむ余裕もあまりなく、とにかく全神経を體重移動(dòng)や手先に集中！　下りも１時(shí)間近くかけて、なんとか登山口まで無(wú)事戻ってくることができました。夕暮れ迫る中、ひとり軽裝であの急登を越えた柚木はもちろん、同じく軽裝で登りきっていたリリも実はすごいのでは……？

↑第１話の挿絵のモデルになったであろう、下りの巖場(chǎng)の一部分。よくさっきはこんなところを登ってきたなあ、とちょっと引くくらいの高度感があります。

↑こちらがその挿絵。巖場(chǎng)を見たリリが怯えまくり、叫びまくるのも納得です。この角度を下りるのは、なかなかに怖かった……！

わざわざ“勇者部”勧誘のためだけに謎解きを考え、正解を?qū)Г訾工长趣蛐扭袱讫埻跎裆绀丐鹊扦盲骏辚?。一度は違う場(chǎng)所に行きながらも、結(jié)局リリを探し出すために登った柚木。実際に行ってみて思ったのは、軽裝の２人にしては、あまりにハード過(guò)ぎる道のりですよこれ！　それゆえ、２人の出會(huì)いの瞬間は、お互いの印象に強(qiáng)く殘ったのではないでしょうか。

もし龍王神社を訪れる場(chǎng)合は、登山経験の有無(wú)や身體能力で所要時(shí)間が変わるため、朝早くに出発し、時(shí)間に余裕を持っておくことが大切かと思います。また、滑りにくい靴は當(dāng)然必須ですし、巖場(chǎng)があるので手袋も必須。安全のためにも、悪天候とその前後を避け、できるだけ複數(shù)人で行くことをオススメします。と、注意ばかりになってしまいましたが、それらを乗り越えて、登りきったあとに見られる神秘的な光景は本當(dāng)に素晴らしいです！　ひとり待っていたリリの心細(xì)さ、高さにおののく気持ちも體験できると思います。

本當(dāng)は、聲を大きくして一度は見ておくべき絶景！　というくらいにはオススメしたいのですが、道中を考えるとなかなか……行かれる場(chǎng)合は十分に気をつけて楽しんでください！

↑帰りもタクシーを使い、最後はヘトヘトになりながら乗り込んだ琴平電鉄。その中にあったさぬき弁マナー講座にちょっと癒やされました。

自分と同じ“友奈”の名前を持つ同級(jí)生、芙蓉?リリエンソール?友奈に興味を持ち、連絡(luò)を取った柚木友奈。ところが、電話口で伝えられたのは、自分の居場(chǎng)所を示す謎めく言葉だった。それを頼りに高屋神社へと登ってきた來(lái)たものの、肝心のリリの姿は見當(dāng)たらない。ふたたびそこで連絡(luò)を取ってみると、どうやら違う場(chǎng)所にいるらしい。休日をつぶしてまで謎かけにつきあっている自分を馬鹿らしく思いながらも、なぜか芙蓉のことが気になってしまう柚木。気がつけば謎解きのことを考えながら山を下り、電車へと乗り込んでいた。

思い當(dāng)たったもう１つの場(chǎng)所、龍王神社へ向かうために。電車を降りて長(zhǎng)い距離を歩いた先にあったのは、人の気配のない靜かな山。日が落ち始めていた中で、巖場(chǎng)もある急勾配の登山道をひとり登り、山頂へとたどり著いた柚木はついにリリを見つけるのだった――。

連載第３回へ続く──

龍王神社の登山をお屆けしましたが、いかがだったでしょうか？　危険もある大変な道のりですが、それ以上の神秘的な絶景が待っています！　次回もまた神世紀(jì)最初の“勇者部”が歩んだ道のりと、その舞臺(tái)のモデルとなった場(chǎng)所を紹介していきますので、ご期待ください！

『芙蓉友奈は勇者でない』の物語(yǔ)が気になった人は、全國(guó)の書店にて現(xiàn)在好評(píng)発売中の単行本『結(jié)城友奈は勇者である　勇者史外典』上下巻をぜひお手にとって見てくださいね！ 『芙蓉友奈は勇者でない』以外にも、『上里ひなたは巫女である』『烏丸久美子は巫女でない』という読み応えたっぷりの２作品に加え、書き下ろしノベル１話も収録されていますよ。

■結(jié)城友奈は勇者である　勇者史外典　上　

■結(jié)城友奈は勇者である　勇者史外典　下　

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