（可左右滑動屏幕看下一話）

「我的人生為什么會變成這樣呢……」

深夜的辦公室內(nèi)我新浜心一郎向著空無一人的空間發(fā)問

映入眼簾的景象是仿佛從辦公桌上涌出般的堆積如山的工作

明顯已經(jīng)超過一個人能應(yīng)付的量了

這本來是上司的工作，那個人卻在快下班的時候以一句『明天之前做好送給我哦』，就這樣把工作推加給我

「哈哈……入社以來一直都是這樣的事啊……」



??高中畢業(yè)后迅速進(jìn)入的這家公司是一家完美的黑心企業(yè)、我一直在進(jìn)行著沒有加班費的福利加班、30天每月的連續(xù)出勤、頭腦有問題的顧客投訴應(yīng)對、有著荒唐截止日期的工作延綿不絕地被要求做著


相信著「努力工作的話總有一天會獲得回報」這樣的公司拿來騙傻子的話語，已經(jīng)30年了……工資廉價地要死完全沒法發(fā)跡、只是一味的被花光……

多虧了這份福報在這數(shù)年間頭暈和身體的顫抖次數(shù)在急劇上升

? 白發(fā)的數(shù)量增加了，也更加頻繁地做著噩夢


? 之所以還在這樣的公司繼續(xù)就職、只是單純的因為我沒有辭職的勇氣罷了



「陰暗、膽小、沒有自信卻又討厭努力……我真的從高中開始就沒有任何改變，還是維持原本陰角的樣子。再加上還是個童貞魔法師……啊啊、啊啊啊……」

忽然涌上的淚水從眼瞳中滲出

? 從步入社會算來已經(jīng)12年了……這已經(jīng)是第幾百次了我也不清楚、漆黑的絕望不停地向我的心頭涌來


? 為什么？為什么會變成這樣呢？

明明已經(jīng)清楚的不能再清楚是人生的選擇出了問題

　

但是我卻連承認(rèn)那份錯誤的堅強都沒有



? 但是在哪里？用什么辦法？……我才能成為有勇氣去不斷探求正確道路的自己呢？


「高中是最后的機會了嗎……」


? 操作著智能手機，將古老的集體合照放大來看
? 映照在照片上的是有著一襲黑色長發(fā)的美少女


「紫條院同學(xué)……」


　紫條院春華。是個美少女大小姐、但是卻十分溫柔――是我的高中時候憧憬的同班同學(xué)


? 同樣身為圖書委員的紫條院同學(xué)即使是面對我這樣的人也會平易近人地說話――和她一起度過的為數(shù)不多的時光是我人生中最美好的回憶。


「我是真的喜歡上了紫條院同學(xué)……但是我對自己沒有自信。也沒有向她告白的勇氣。明明明白無論會以怎樣的結(jié)果為這份戀情畫上句號都應(yīng)該鼓起勇氣告白的……結(jié)果卻是以一味的逃避下去的方式與這份戀情進(jìn)行了告別」



? 這份后悔、在幾年前從高中時候的唯一的朋友那里聽到了紫條院同學(xué)變成了“那樣”之后更加激烈地發(fā)酵著。
　

「結(jié)果高中的時候什么都沒改變、在那之后即使經(jīng)過了12年也還是維持原本的樣子。陰角到連想訴訟的話語都不敢訴說……一直維持陰角的樣子……！」

等待著這樣的我的是理所當(dāng)然的破滅的未來



「明明才30歲卻因為過勞內(nèi)臟到處都破損不堪！明明母親好不容易獨自一手撫養(yǎng)我長大，卻因為過度擔(dān)心在黑心企業(yè)中持續(xù)磨損的我而早早離世」



? 回憶不出一件得到的物品
? 我的那段12年只是單純地在一味失去罷了

「妹妹也因為母親的事故而討厭我到了和我絕緣的狀態(tài)！ ?如果連錢都沒有的話即使我死了也不會有為我悲傷的人吧！」



? 而且這種狀態(tài)大概今后也不會改變吧


? 只是一味的在改變自己的戰(zhàn)場上當(dāng)逃兵的我，從今往后隨著年紀(jì)的增長也只是會變得更加的卑屈而已


「…………好想回去……っ！　回到那段時光吧……っ！」


? 我像孩子般地哽咽著在空無一人的辦公室撕心裂肺的哭喊著


「現(xiàn)在的話……現(xiàn)在的話我明白了?。　∧嵌螘r光到底是多么的重要！　

如果想得到什么的話不去戰(zhàn)斗是不行的……在這個歲數(shù)我終于明白了啊！」



? 想回到那個時候重新開始
? 把那份失敗了的我的人生


? 如果有這份在胸口驅(qū)馳往復(fù)的像發(fā)瘋了一般的后悔的話、這次我的人生會――


「嗚……啊、嘎……??？」（難受想吐的聲音）



?突然間胸口仿佛被勒緊了一般痛苦，連呼吸都無法順利做到

（這、是、怎么回事……?。?br/>

? 盡管自從過勞以來已經(jīng)體驗許多次心絞痛、但是這次的卻完成沒有感受過


「ひゅ……あ、あ……ぎ……」
?(難受的擬聲詞)


? 只是知道熱量從身體里流逝，身體迅速地冷卻下來
? 在無法呼吸的情況下、全身仿佛在渴求氧氣一般發(fā)出悲鳴

（啊、啊啊……啊嘞、要死了嗎……）

從多次心絞痛和心律不齊的經(jīng)驗來看

? 這次可不是普通的發(fā)作


? 在慢慢變得朦朧的意識中、我終于意識到那被過度連續(xù)使用的身體終于要迎來終結(jié)了


? 在意識被黑暗溶解的過程中、最后映入視野的是辦公桌上的智能手機屏幕

于是那個、映照在屏幕上的紫條院同學(xué)的耀眼笑顏――



（啊、啊啊、最后、看到的、是、你真是太好了――）


? 把那個思考在最后――



??我的意識在深沉的黑暗中被吞噬殆盡


　



「…………嗯……唔…………？」　



? 從窗外射進(jìn)的太陽光喚醒了我的意識


　
? 麻雀啾啾的叫聲宣告著早晨的道來、我也從被窩里爬了出來


「啊嘞……？　我、確實……」

在宕機的腦袋里搜尋著記憶



? 我的名字是新浜心一郎、在黑心公司上班的30歲社畜
? 昨天確實是在直到深夜也扔懷抱著大量的工作進(jìn)行加班中――

「對、對了！　確實發(fā)生了像強烈的心臟病發(fā)作一般的事情……！」


? 回憶起那份痛苦和生命漸漸隕落的感覺、我已經(jīng)完全清醒了過來

雖然我已經(jīng)完全確信自己死了……但是建立在這之上的是我好像還活著這一事實。這么說這是醫(yī)院嗎？



「…………誒……這里是……？」


? 向周圍投去巡視的視線、這個房間明顯不是病房
? 而且也不是我公寓里的房間


「老家的……我的房間……？」


? 大量的游戲、動漫主人公的海報、已經(jīng)完全成為收納屋的書桌以及上面全是漫畫和輕小說的書架……絕對沒錯這是我學(xué)生時代的房間


「怎么可能……我是在做夢嗎……？」


? 我的老家在母親死后應(yīng)該就解體不復(fù)存在于這個世界上了
　

「到底發(fā)生了什么……?。俊?br/>

? 在把困惑的視線投向窗外時、我的大腦變得一片空白


? 要問為什么的話、映照在窗戶上的并不是疲憊的30歲的我――
　

「……年輕的……十幾歲時候的我……？」

以下為原文

「俺の人生……どうしてこうなったんだろう……」



　深夜のオフィスで俺こと新浜心一郎にいはましんいちろうは誰もいない空間へ問いかけた。



　目の前にあるのは機からはみ出すほどの仕事の山。

　明らかに一人で片付けられる量を越えている。



　これは本來上司の仕事なのだが、その本人が終業(yè)時間の間際に『明日までにやっておけよ』と俺に押しつけたのだ。



「はは……入社して以來こんなんばっかだな……」



　高校を卒業(yè)してすぐ入ったこの會社は完璧にブラック企業(yè)であり、俺は今まで殘業(yè)代の出ないサービス殘業(yè)、30連続出勤、頭のおかしいクレーマーの対応、無茶苦茶な納期の仕事などを延々やらされてきた。



「頑張ればいつか報われるなんて會社のアホな言葉を信じてもう30歳か……給料は死ぬほど安くて全然出世はしないで、ただただ使い潰されて……」



　おかげでここ數(shù)年は目眩や身體の震えが激しい。

　髪は白髪が増えているし、頻繁に悪夢を見てうなされている。



　そんな會社に勤め続けたのは、ただ単に辭める勇気がなかったからだ。



「暗くて臆病で意気地なしで努力嫌い……本當(dāng)に俺って高校の時から相変わらずの陰キャだよな。おまけに童貞で……はは、ははは……」



　不意にこみ上げてきた涙を瞳に滲ませる。

　社會に出てから12年……もう何百回目かわからない真っ黒な絶望が押し寄せてくる。



　どうしてだ？　どうしてこうなった？　



　選択を間違えたのはわかりきっている。

　そして俺は間違いを認(rèn)める強さすら持っていなかった。



　だけどどこをどうすれば……正しい道を探し続ける強い俺になれたんだ？



「高校が最後のチャンスだったのかな……」



　スマホを操作して、古い集合寫真を拡大して表示させる。

　そこに寫っているのは長い黒髪を持つ美しい少女だった。



「紫條院さん……」



　紫條院春華しじょういんはるか。美人でお嬢様で、けれどとても優(yōu)しくて――俺の憧れだった高校の時のクラスメイトだ。



　同じ図書委員だった紫條院さんは俺なんかにも気さくに話しかけてくれて――彼女と過ごしたその僅かな時間こそ俺の人生で一番美しい思い出だ。



「紫條院さんの事は本當(dāng)に好きだった……けど俺には自信がなかった。勇気がなかった。どんな結(jié)果に終わっても絶対に告白するべきだとわかっていたのに……結(jié)局逃げ続けて終わってしまった」



　この後悔は、數(shù)年前に高校時代の唯一の友人から紫條院さんが“あんなこと”になったと聞いた後でさらに激しくなった。

　

「結(jié)局高校生の時に何も変われなかったから、その後12年経ってもこのままなんだ。暗くて言いたいことも言えなくて……ずっと陰キャのままだ……！」



　そんな俺に待っていたのは、當(dāng)然のように破滅的な未來だった。



「まだ30歳なのに過労で內(nèi)臓はどこもボロボロ！　母さんは女手一つで俺を育ててくれたのに、ブラックで擦り切れていく俺を心配しすぎて早死にさせてしまった！」



　得られたものは全く思い浮かばない。

　俺のこの12年はただただ失っていくばかりだった。



「妹はそのことで俺を嫌って絶縁狀態(tài)！　金もなければ俺が死んで悲しむ奴だっていない！」



　そしてそれは、おそらくこの後もずっと変わらない。



　自分を変えたり戦うことから逃げてばかりいた俺は、これから歳をとっていけばさらに卑屈になっていくだろう?！?br/>


「…………戻りたい……っ！　あの頃に戻りてえよぉ……っ！」



　俺は子どものように泣きじゃくり無人のオフィスで叫んでいた。



「今なら……今ならわかるんだ！　あの頃の時間がどれだけ大切だったか！　

何かが欲しいなら戦わないといけないって……この歳でやっとわかったんだ！」



　あの頃からやり直したい。

　失敗だった俺の人生を。



　この胸に駆け巡る狂おしい後悔があれば、今度こそ俺の人生は――



「う……っあ、が……??？」



　不意に胸が締め付けられるように苦しくなり、上手く呼吸ができなくなる。



（な、んだ、これ……?。?br/>


　過労から來る心臓の痛みは何度も體験したけど、こんなのは知らない……！



「ひゅ……あ、あ……ぎ……」



　身體から熱が失せて急速に冷たくなっていくのがわかる。

　息ができずに、全身が酸素を求めて悲鳴を上げている。



（あ、ああ……おれ、しぬん、だ……）



　何度も狹心癥や不整脈を経験したからわかる。

　これは普通の発作じゃない。



　次第に朦朧となっていく意識の中、俺は酷使し続けた體の終わりを悟る。



　意識が闇に溶けていく中で、最後にデスクの上のスマホが視界に入る。



　そしてその、畫面上に寫る紫條院さんの眩しい笑顔が――



（は、はは、さいごに、みるの、が、きみでよかった――）



　その思考を最後に――



　俺の意識は深い闇の中に飲まれ消え去った。



　



「…………んっ……う…………？」　



　窓から差し込む太陽の光が俺の意識を覚醒させる。



　チュンチュンと雀の鳴く聲が朝を告げ、俺は布団から起き上がる。　



「あ……れ……？　俺は、確か……」



　ぼんやりした頭で記憶を探る。



　俺の名前は新浜心一郎で、ブラック企業(yè)に勤める社畜の30歳。

　昨日は確か深夜まで大量の仕事を抱えて殘業(yè)中で――



「そ、そうだ！　確かかなり強い心臓の発作みたいなのが來て……！」



　あの痛みと命がなくなっていく感覚を思い出し、俺は完全に目を覚ます。



　完全に死を確信したけれど……こうしている以上俺は生きているらしい。とすれば、ここは病院なのか？



「…………え……ここって……？」



　周囲に視線を巡らせると、この部屋が病室じゃないのは明らかだった。

　そして俺のアパートの部屋でもない?！?br/>


「実家の……俺の部屋……？」



　大量のゲーム、アニメ主人公のポスター、すっかり物置になっている勉強機に漫畫やラノベばかり入っている本棚……間違いなく俺の學(xué)生時代の部屋だ。



「そんな馬鹿な……俺は夢でも見ているのか……？」



　俺の実家は母さんの死後に解體されてこの世には存在しないはずだ。

　

「一體何がどうなって……っ??？」



　困惑する視線を部屋の窓に向けた時、俺は頭が真っ白になった?！?br/>


　何故ならそこに映っていた姿はくたびれた30歳の俺ではなく――

　

「……若い……10代の頃の俺……？」