フィギュア世界選手権 男子シングル 宇野昌磨が大會2連覇
日本で開催されたフィギュアスケートの世界選手権は25日、男子シングル後半のフリーが行われ、前半首位の宇野昌磨選手がジャンプにミスが出たものの集中力を切らさず演じきり、フリーも全體トップの得點で大會2連覇を果たしました。男子シングルでの日本勢の大會連覇は初めてです。
4年ぶりに日本で開催されたフィギュアスケートの世界選手権は25日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで男子シングル後半のフリーが行われ、前半首位の宇野選手は出場選手中、最後に登場しました。
フリーは冒頭から4回転ジャンプが続き、最初のループを決めたあと続くサルコーは著氷が亂れましたが、3つ目のフリップは軽やかに跳んで出來栄え點は4點臺と高く評価されました。
演技後半の4回転トーループは回転不足をとられたものの冷靜にジャンプをこなし、3つのスピンやステップでは最高評価のレベルフォーを獲得したほか、演技構(gòu)成點でも高い評価を得ました。
宇野選手は最後まで質(zhì)の高い演技を見せてフリーの得點は全體トップの196.51、合計では唯一300點をこえる301.14で大會2連覇を果たしました。
男子シングルでの日本勢の大會連覇は初めてです。
友野一希選手は2本の4回転ジャンプを決めるなどミスの少ない會心の演技でフリーの得點は180.73、合計273.41とともに自己ベストを更新して6位に入りました。
初出場の山本草太選手はジャンプにミスが続きフリーは156.91、合計232.39で15位でした。
2位は韓國のチャ?ジュンファン選手、3位はアメリカのイリア?マリニン選手でした。
宇野昌磨「2連覇達成も満足せず」
宇野昌磨選手は「うれしいし、演技直後はほっとした。久々に練習(xí)以上を出さないといけないという気持ちだったので、地に足がつかない演技ではあったが、ほっとした」と安どした様子でした。
大會期間中に痛めた右足首については「試合中は集中しているので、問題なかった」と話しました。
また、2連覇を達成しながらもみずからのスケートには満足していないとして「僕がスケートをやるうえで求めているのは、結(jié)果以上に自分が自分の演技を見返したときにいいなと思える演技。いまは成績を目指したスケートになっている。悪いことではないが、僕がおもしろい、楽しい、高橋大輔選手のような憧れるスケートを今の僕が體現(xiàn)できているかといえばそうではない」と語りました。
そのうえで「來シーズンも競技會には出ると思う。一方でシーズンオフは、これまでは競技會に向けてどんなものをしたいか考えてアイスショーでも競技會のような演技をしてきたが、そうではなくてスケーターとしてこうなりたいというのを見つけていきたい」と話していました。
友野一?!袱猡盲趣猡盲瘸砷Lしないと」
友野一希選手は日本開催の世界選手権を振り返り「演技が終わった瞬間は最高だった。この光景は目に焼き付けるしかない、あの瞬間だけは自分だけのものなので、しっかりかみしめて帰ろうと決めていた」と充実した表情を見せました。
演技內(nèi)容については「あの緊張感の中だったら正直、十分。ジャンプのミスは悔しかったがそのあと切り替えてできたのは練習(xí)があったから。今までで最高の仕上がりだったのでもっと飛躍的に成長したいと思ったが、少しずつでも毎年成長できているのはすごいこと」と話していました。
そのうえで「日本男子のなかでは一番とはいかないので、もっともっと成長しないといけない」と今後を見據(jù)えていました。
山本草太「レベルアップにつながる試合になった」
山本草太選手は演技後、「ジャンプはダメでも思い切っていこうと思っていた。ミスは出たが、後半は気持ち良く滑れて笑顔で終えることができた?;冥筏そY(jié)果になったがレベルアップにつながる試合になった」と前を向いていました。
初出場の世界選手権が日本での開催だったことについて「本當(dāng)にすばらしい経験ができた。目標(biāo)の演技にはならなかったが、必ずまた強くなって世界選手権の舞臺に戻ってきたい」と話しました。
ファンに向けては「いいときも悪いときもずっと応援して下さっている。たくさんの応援のおかげで今の自分がいて、今シーズンもここまで走り抜けられた」と感謝していました。