天聲人語Vol.2 溺水事故
水の事故
溺水事故
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海に囲まれたこの國で、海水浴が始まったのは明治になってからだ。それまで海は、多くの人にとってそれほどなじみ深い場所ではなかった。漁師や船乗りが生活の糧を得る場であり、ときに海賊の跋扈(ばっこ)する場であったと畔柳(くろやなぎ)昭雄著『海水浴と日本人』にある。
畔柳昭雄著作的《海水浴與日本人》中寫道,這個(gè)國家被大海所環(huán)繞,明治時(shí)期開始流行起了海水浴。在那之前,對大多數(shù)人而言大海并不是一個(gè)熟悉的地方。大海,是漁民和水手賴以生存的福地,有時(shí)候也是海盜犯罪的溫床。
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當(dāng)初の海水浴は、西洋醫(yī)學(xué)にもとづく健康法であり、醫(yī)療行為だった。身體を波にさらすことを目的にしていた。海水浴の読み方も「カイスイヨク」ではなく、「ウミミズユアミ」だったという。
一開始的海水浴發(fā)展自西洋醫(yī)學(xué),是一種健身法,也是一種醫(yī)療行為。海水浴的目的便是將身體置于海波之中。當(dāng)時(shí)海水浴的讀音也并非現(xiàn)在的“kaisuiyoku”,而是“umimizuyuami”。
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時(shí)が流れて、泳ぐことを楽しむようになると、水の事故とも背中合わせになる。あまりにも暑い日が続いたこの夏も、不幸な事故が目立っている。幼い子どもの命が奪われたというニュースは、とりわけつらい。
時(shí)代發(fā)展,人們開始喜歡上了游泳,而溺水事故也伴隨而來。今年夏天高燒不斷,溺水悲劇也格外引人注目。每每看到新聞中孩子們失去幼小的生命都令我無比痛心。
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近くに水難救助員がいるかどうかを確かめ、さらにはライフジャケットを著用するよう求める聲もある。海での著用はまだ途上だが、川遊びではそれなりに進(jìn)んでいるようだ。流れが速く、急に深くなる川の怖さは、いくら注意してもしすぎることはない。
有人呼吁,下海游泳時(shí)要確認(rèn)附近有無救生員,并且還要身穿救生衣。下海游泳時(shí)穿救生衣尚未普及,不過下河游泳時(shí)穿救生衣已經(jīng)是很多人的共識(shí)了。河流的恐怖在于水流湍急,河水還會(huì)突然變深,因此不管留多少個(gè)心眼都不為過。
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海水浴と違い、川遊びはこの國で昔から行われてきた。各地にあるかっぱ伝説も関係があるのだろう?!杆肖摔い毪盲绚恕⒁脧垽贽zまれる」という恐ろしい言い伝えが、多くの事故を未然に防いできたのかもしれない。
同海水浴不同,在河邊玩耍是這個(gè)國家自古就有的傳統(tǒng)。或許流傳于各地的河童傳說也與這個(gè)習(xí)慣有關(guān)。“被河童拽入水中”這一可怖的傳說說不定無形中將許多事故消滅在了萌芽階段。
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〈汐?。à筏ⅳ樱─蚊弊哟螭荬呔婴搿岛S原溫亭。十分に休んで、疲れをとる。それも事故を防ぐこつであろう。子どもたちの夏休みも終盤となる。水辺の楽しさは、いい思い出にして持ち帰りたい。
條原溫庭有首俳句寫道:“海水浴,帽子大,放松身心”。意思是,在海水浴中充分休息,消除疲勞。也許這也是防止事故的秘訣。孩子們的暑假即將結(jié)束,祝愿他們在水邊玩耍時(shí)留下美好的回憶。