【睡前故事】星の王子さま-星-31

星の王子さま-星-31
王子さまは,小惑星325、326、327、328,329、330の近くを通りかかった。/小王子途經(jīng)了,小行星325、326、327、328,329、330及其周邊。
そこで、仕事を探したり,見聞を広げるため,それらの小惑星を一つずつ訪ねることにした。/他一邊尋找工作,一邊也擴展見聞,逐個地去探訪了那些小行星。
最初の星には王様が住んでいた。/小王子到的第一個星球上住著皇帝。
緋色の衣に白點の毛皮(けがわ)を纏い,質(zhì)素だが,威厳のある玉座(ぎょくざ)に腰掛けていた。/他身著深紅色的衣服裹著白點的毛皮,很樸素,他正座在威嚴(yán)莊重的寶座上。
王様は自分の権威に執(zhí)著する,絶対君主であるばかりか,/皇帝并不是執(zhí)著于自己權(quán)威,至高無上的君主,
自分の星も、他の惑星も恒星(こうせい)も,全てを支配する宇宙の君主だった。/而是無論是自己的星球還是其它行星或恒星,都得受他支配的宇宙的君主。
しかし王子さまが夕日を見たいので,太陽に沈めと命令してほしいとお願いしても,/可是小王子因為想要看夕陽,就請求他下令讓太陽落山,
「権威はまず道理に基づく」などと,理屈や例え話ではぐらかすばかりで,何もしなかった。/可是皇帝盡說些“權(quán)威首先要依據(jù)事物存在的規(guī)律……”之類的話,用詭辯和比喻打著岔,卻什么也沒有做。
夕日を見ることも出來ず,退屈してきた王子さまが暇を告げると。/又看不了夕陽,漸漸開始覺得無聊的小王子宣布告辭。
王様は王子さまを法務(wù)大臣に任命して,ここに留まらせようとした。/皇帝就任命小王子為司法大臣,企圖將他留在這里。
しかし王子さまは,大臣の職を丁重(ていちょう)に斷って,結(jié)局、この星を後にした。/可是小王子,慎重地拒絕了大臣的職務(wù),最終還是離開了這顆星球。
溜息をつきながら去っていく王子さまに,王様は急いで叫んだ。/朝著邊嘆氣邊要離開的小王子,皇帝急忙地喊道。
「汝を吾が大使に任命する。」,皇帝正彰顯著他的威嚴(yán)。/「你是我任命的法務(wù)大使。」王様は威厳を漂わせていた。
「大人って、本當(dāng)に奇妙だな?!?「大人真是奇妙啊?!?/p>
王子さまは旅を続けながら、そう思った。/小王子一邊繼續(xù)著旅行一邊這樣想著。