徒然草 第69段 書寫の上人は、法華読誦の功積りて、?吉田兼好 日文念書

書寫の上人は:<しょしゃのしょうにんは>と読む。播磨の國(guó)(今の兵庫(kù)県) 姫路の天臺(tái)宗書寫山円教寺の住職性空<しょうくう>上人(910~1007)。
法華読誦の功積りて、六根浄にかなへる人なりけり:法華経を體得した人で、六根を清浄にした僧侶。6根はは眼耳鼻舌身意(げんにびぜつしんい)で煩悩の根源。
疎からぬ己れらしも、恨めしく、我をば煮て、辛き目を見するものかな:豆が豆殻の火で煮られているので、「身內(nèi)である豆殻のお前たちが、何の恨みあってのことか知らないが、私を煮て、熱くて辛い思いをさせるなぁ」
我が心よりすることかは。焼かるゝはいかばかり堪へ難けれども、力なき事なり。かくな恨み給ひそ:「わしらが本心から豆を煮るものか。 こうして火に焼かれる俺たちだって耐え難いのだが 、どうしようもないんだ。そう恨まないでおくれよ」と豆殻が言っているように、性空上人には聞こえた、という。実に優(yōu)しい人だ。
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